卵の価格高止まり、品薄感も 鳥インフル拡大、殺処分の9割が採卵鶏

有料記事初見翔 杉山あかり2023年1月13日 22時00分 感染拡大が止まらない鳥インフルエンザ。殺処分の対象となったニワトリは過去最多の1100万羽を超えた。卵価も高止まりが続き、卵の供給にも影響を与えかねない事態だ。 鳥インフルエンザの拡大は卵価を押し上げ、供給にもじわりと影響を及ぼしている。防疫措置として殺処分されるニワトリの9割は採卵鶏で、全国の1億3729万羽(昨年2月)の7%を超える。 野村哲郎農林水産相は13日の閣議後会見で「国民に毎日食べられるもので、途切れないようにしなければいけない」と強調し、業界団体に10日付で、鶏卵の安定供給を要請する文書を送ったことを明らかにした。通例は1年半ほどで引退させるニワトリに産卵を続けさせたり、在庫分を家庭向けに出荷したりする取り組みの継続を求めたという。 農水省は、卵は毎日出荷される生鮮品で、買いだめが比較的難しいとみており、スーパーの棚から卵がなくなるような事態ではないと説明する。ただ、新年には落ち着くとみられた卵価は高止まりしており、専門商社「JA全農たまご」が扱う卸売価格の1月平均は、1キロ268円(Mサイズ、東京)で、業界関係者によると、約30年ぶりの高水準という。 卵のパック販売の一部には…この記事は有料記事です。残り579文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

JR東駅員、視覚障害の女性利用者に性的発言 「胸重くない?」

小川崇2023年1月13日 22時01分 JR東日本の男性駅員が、視覚障害のある女性利用者に性的な発言を繰り返していたことが13日、わかった。男性駅員は聞き取りに対して事実関係を認め、「何度も対応するうちに親しくなったと思い込んで、声かけがエスカレートしてしまった」と説明しているという。 JR東によると、男性駅員は昨年3月ごろから、都内の駅で視覚障害のある女性利用者の乗り降りの手伝いをしていた。昨秋ごろから1月にかけて、女性に対して「胸重くない?」「おんぶしてあげる」「家で待ってるね」などの言葉をかけた。また、食事に誘う趣旨の発言もあったという。 女性側が11日に申告して発覚した。同社はセクシュアルハラスメントの行為があったと認定し、「不快な思いをさせてしまったお客様に心よりおわび申し上げる。同じようなことがないよう社員の指導を徹底していきたい」とコメント。駅員の処分を検討しているという。(小川崇)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「もう防ぎようない」鳥インフル過去最悪 例年より大量のウイルスか

 高病原性が疑われる鳥インフルエンザの感染拡大が止まらない。殺処分の対象となったニワトリは過去最多の1100万羽を超え、卵価も高止まりが続き、卵の供給にも影響を与えかねない事態だ。政府は13日、関係閣僚会議を開き、予防と歯止めに取り組むことを確認したが、取れる対策は限られており、拡大をすぐに止める妙案はない。 「緊急消毒などの予防対策、迅速な防疫措置、鶏卵の安定的な生産の確保などを指示した」。松野博一官房長官は13日、首相官邸で鳥インフルエンザ関係閣僚会議を開き、強調した。 感染が疑われる事例は、同日朝に確認された新潟県上越市を含め、23道県で59件。殺処分対象は1102万羽で、過去最悪となった。政府は「高い緊張感をもって対応に万全を期す」(野村哲郎農林水産相)と、危機感を持つ。窓がない鶏舎でも 農水省が公表している疫学調…この記事は有料記事です。残り1806文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Bリーグオールスターが水戸に来た アンコウ料理店でつながった縁

 13日に始まったプロバスケットボールBリーグオールスター戦の開催地に水戸市が立候補したのは、2018年11月のことだった。それから4年を経て、ようやくたぐり寄せた「夢の球宴」。紆余(うよ)曲折の道のりについて、高橋靖市長(57)に聞いた。 「偶然が重なった結果です。15年、現在のBリーグ参入をめざしていたロボッツのホームタウンだったつくば市の住民投票で、5千人収容の体育館を含む総合運動公園の計画が白紙になりました。そこで、メインアリーナを水戸市にできないかと話がありました」 「そのころ、茨城県から移管を受けた東町運動公園の体育館を建て替えようとしていました。今のアダストリアみとアリーナです。水戸は人口が減る見込みで、街にも元気がなかった。スポーツを通じて、交流人口を増やしたいと考えました」 16年2月、水戸市中心部の…この記事は有料記事です。残り994文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福岡県の園児バス熱中症死 母親、当時の園長と園の運営法人を提訴

上月英興2023年1月13日 19時02分 福岡県中間市の双葉保育園で2021年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に取り残され熱中症で死亡した事件で、冬生ちゃんの母親(39)が、当時の園長(45)=業務上過失致死罪で執行猶予付きの禁錮刑が確定=と、園を運営する社会福祉法人「新星会」を相手取り、計約5400万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。昨年12月28日付。 訴状で母親は、当時の園長にはバス内を十分に確認せずにドアを施錠した過失があり、新星会には使用者責任があると主張している。 冬生ちゃんの祖父(69)は弁護士を通じ、「刑事判決に対しては、命の代償がこれほど軽いのかとショックを受けた。冬生のためにやれることは全てやっていく」とコメントを出した。一方、新星会は弁護士を通じ「訴状の内容を詳細に検討した上で適切に対応する」などとした。 事件をめぐっては、冬生ちゃんの父親も同様の訴訟を起こしている。(上月英興)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

女性初の東京高検検事長「性別より能力」 検事総長に次ぐナンバー2

植松敬2023年1月13日 19時16分 女性初となる東京高検検事長に10日付で就任した畝本直美氏(60)が13日に会見し、組織運営について「性別よりも個性や能力に着眼する必要がある」と述べた。法務・検察ナンバー2の東京高検検事長は、トップの検事総長に昇格する例が多い。 千葉県出身で1988年に任官した。同期の検事41人のうち女性は4人だったが、近年はほぼ半数は女性になった。「女性だからこれ、男性だからこれを担当するという時代ではない。偏りがあれば是正したい」と語った。 最高検公判部長や広島高検検事長などを歴任した。法務省保護局長として更生支援に携わった経験をふまえ、「再犯防止を実効性のあるものにするため、関係機関とどう力を合わせるのかも刑事司法では大切だ」とも話した。(植松敬)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「警官が発砲」と通報、男性が心肺停止 盗難車追跡中か 大阪・八尾

2023年1月13日 15時57分 13日午後1時20分ごろ、大阪府八尾市亀井町1丁目の路上で「警察官が発砲してけが人がいる。救急車来て下さい」と近くの工場の関係者から119番通報があった。同市消防によると、40代とみられる男性が腹部を撃たれたとみられ、病院に搬送されたが心肺停止の重体。 捜査関係者によると、盗難されたとみられる車を警察がパトカーで追跡していたところ、車が警察官に向かってきたため、警察官が発砲したとの情報があるという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「いただきます」をあなたと 1・17から28年 遺族と家ごはん

 今年もあなたと「いただきます」。平らげられないお皿でも。あの日から28年たっても。 1月13日放送の「かんさい熱視線」(NHK総合)は、1995年の阪神・淡路大震災のその後を伝える。テーマは食事。亡き家族を思って作り続ける料理を通し、震災から28年の現在地を描く。 ハンバーグ、ひじきの煮物、もつ鍋……。 カメラが切り取る食卓には、どこにでもありそうな料理が並ぶ。いなくても成長思う でも、「いただきます」と言ってくれた人はもういない。 当時5歳だった娘を亡くした女性は、娘の好物を今も時々作る。 ひじきの煮物。毎日じゃないのは、娘も成長していると思うから。食べることで、時間が進んでいく。喪失と向き合う遺族の日々を見つめます。 生きていれば30代。もう巣…この記事は有料記事です。残り442文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

オムツをトイレに流せたら…… ある女性官僚が描いた未来

経済部・三輪さち子記者 もしも、紙オムツをトイレに流せたら、家の中で臭いに悩まされることもなく、捨てる手間もなく、子育てや介護が少し楽になるんじゃないか――。 国土交通省にそんな構想がある。うちに赤ん坊はいないからもう関係ない? いやいや、年を取れば、オムツをつける日が来るかもしれない。そのオムツを誰が片付けるか、考えたことあるだろうか。ニュースレター「アナザーノート」アナザーノートは、紙面やデジタルでは公開していないオリジナル記事をメールで先行配信する新たなスタイルのニュースレターです。今回は1月8日第124号をWEB版でお届けします。レター未登録の方は文末のリンクから登録できます。 この構想の仕掛け人、国交省の女性技術者、阿部千雅さん(51)が「仲間」と出会ったのは今から約10年前のことだった。 40代にさしかかり、管理職の声がかかる頃。周囲の男性のように、昼も夜もなく働き、飲み会をしては人脈をつくる生活を自分もやっていくのだろうか。それと同じことはできないし、なんだか違うような……。そんなモヤモヤした気持ちを抱えていた。 上司に連れられ、下水道業界の人が集まる飲み会に参加した。同世代の女性たちが、同じように上司に連れられて参加していた。 後日、その日来ていた一人ひとりに声をかけた。 「勉強会でもしませんか」。集まったメンバーは7人。日頃の仕事のことからいったん離れ、一人の人間として話をしようと決めた。 「30年後、自分たちがどんな暮らしをしたい?」 それがテーマになった。意見が一致したのが、自分の「下の世話」を誰かにしてもらいたくないという問題だった。30年後、幸せな老後を過ごすために、何か準備できることはあるんだろうか。 特に盛り上がったのがオムツ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Alex Ramirez and Randy Bass voted into Japanese Baseball Hall of Fame

Two of the most celebrated foreign-born players in NPB history took their place among the…