「内部の人には無理だ」NHK会長、また外部登用 背景に「値下げ」

 3年に一度訪れるNHK会長人事は毎回注目を集める。公共放送のトップとして大きな責任と権限を持つとともに、選ばれる仕組みや予算の上で政治との関係も避けられないからだ。 会長を選ぶのはNHK経営委員会だ。委員12人のうち、9人の賛同がなければ就任できないと放送法で定められている。 「NHK内部の人や、元NHKの人を会長にすることは、現時点ではないだろう」。今回の会長人事にあたり、10日ほど前にある経営委員はそう明かした。なぜか。NHKを長く取材してきた編集委員が、経営委員会・委員長と、執行部・会長にガバナンスが分かれたNHKならではの力関係と、会長に本当に求められることについて読み解きます。 NHKは来年秋、受信契約の…この記事は有料記事です。残り996文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

議長の公用車、センチュリーからアルファードへ 月13万円→7万円

 千葉県議会議長が使う公用車(議長車)の車種が1日から、高級ミニバン「アルファード」(トヨタ)に変わった。これまでは最高級セダン「センチュリー」(同)だったが、費用の低減などが考慮された。リース契約で使用する。 アルファードのリース期間は今月から7年間で、費用は月額7万4580円。センチュリーは同13万2千円だった。県議会事務局によると、費用面のほか、他県の状況や乗りやすさ、知事の公用車がセンチュリーからアルファードになったことを踏まえた。昨年度、当時議長だった信田光保県議と協議し、変更を決めたという。信田県議は「議長車にセンチュリーという時代ではない。このご時世、県民からすると超高級車というイメージがある」と話す。近隣都県の議長車は 副議長車は「クラウン」(同…この記事は有料記事です。残り128文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

1600万年前のクジラは新種だった 日本初の首長竜発見者が発掘

 福島県いわき市教育文化事業団は11月、市内で27年前に発見されていたヒゲクジラの化石が新種と判明したと発表した。1600万年前の前期中新世のもので、県内で新種とされた哺乳類化石のなかで最古となる。発掘したのは54年前、同市内で日本初の首長竜・フタバスズキリュウの化石を発見した鈴木直さん(71)で、新種と突き止めた論文の共同執筆者も務めた。 クジラの化石は1995年9月、県立いわき光洋高校近くの道路工事現場で見つかった。たまたま化石愛好家だった測量会社員が、一部を掘り出して同事業団の主任研究員だった鈴木さんに持ち込んだ。これを見た鈴木さんはすぐにヒゲクジラの下あごの一部だとわかり、「なんて保存状態がいいんだ」と驚いて現場へ駆けつけた。 3日間かけて掘り出したが、上下のあごの骨以外の部分は、周囲の土と一体化してブロック状の岩になっていた。サメの歯も一緒に見つかり、骨に食い込んだものもあったこと、頭骨が裏返しになっていたことなどから、サメに襲われて死んだか、死後に食べられた可能性もあるという。 岩盤から骨の部分を一つずつ取り出すクリーニング作業に7年かかった。見つかった骨格には尾の部分などがなかったが、7メートル余りの推定体長のうち、頭など約4・5メートル分があった。昔の地層の名前といわき光洋高校から「ナカヤマコウヨウクジラ」と命名された。 頭骨、背骨、肩の骨、あばら骨。クリーニングしながら鈴木さんは「これほどそろっているとは」と武者震いしながら、「新種かもしれない」との確信を深めたという。鼻骨が長く長方形で、下あご骨の長く角張った部分が特徴的だった。 クジラ化石を専門とする木村敏之・群馬県立自然史博物館生物研究係長らと論文を共同執筆し、古生物学会誌に採用された。現在のナガスクジラに至る進化の過程を考える上で貴重な発見という。記事後半では、ドラえもん「のび太の恐竜」に登場する「フタバスズキリュウ」を見つけた鈴木さんの思いを紹介します。 「あれが人生を決めた原点」…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

開発した特製ドリンクをプロ選手に提供したい 中高生がクラファン

 スポーツ選手向けの飲み物を開発したさいたま市立学校の子どもたちが、クラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。目標金額は100万円。集まった資金を製造費などにあて、開発に協力したプロスポーツチームの選手らに提供する予定だ。 飲料開発はさいたま市教委と日本薬科大(伊奈町)の連携プロジェクトの一環で、5月から始まった。市内の中学生や高校生計16人が参加し、ラベルデザインや生産などの班に分かれて活動してきた。 子どもたちが開発した飲料は…この記事は有料記事です。残り535文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

皇后雅子さま、9日で59歳に 皇室予定12月5日~12月11日

 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。  宮内庁は12月5~11日の予定を発表した。皇后さまは9日、59歳の誕生日を迎える(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 12/5(月) 秋篠宮ご夫妻 宮邸(赴任カンボジア大使との面会) 12/6(火) 紀子さま 東京国際フォーラム(「第22回国際栄養学会議開会式」に出席) 12/7(水) 秋篠宮ご夫妻 国立オリンピック記念青少年総合センター(「統計150年記念式典」に出席) 常陸宮家 12/7(水) 華子さま 常陸宮邸(公益財団法人日本いけばな芸術協会会長らとの面会) 三笠宮家 12/5(月) 信子さま 警察大学校(令和4年度警察柔道選手権大会)…

「出世払い」奨学金に期待と懸念 大学ファンドには格差拡大不安

 政府が近年、高等教育分野で巨額の予算を投じる制度を次々と作っている。朝日新聞と河合塾の共同調査は今回、大学生らへの経済的な支援の拡充や、大学の研究力強化を推進する仕組みについて、学長に考えを聞いた。大学の規模や教育分野などによって、評価が分かれる制度もあった。(編集委員・増谷文生) 2020年度に低所得層の学生向けに始まった修学支援新制度の対象を拡大し、大学院生には新たに「出世払い」奨学金を導入する――。いずれも、学生が経済力に左右されずに学べるようにと、岸田文雄首相が議長を務める政府の「教育未来創造会議」が、5月の提言に盛り込んだ。 24年度からの適用をめざして文科省が有識者会議を立ち上げ、制度の詳細を詰めている。 共同調査ではまず、中間所得層の3人以上の多子世帯や、理工系・農学系の学部学生らを修学支援制度の対象に加えることについて、賛否を聞いた。この質問に回答した646大学のうち、81%の学長が賛成し、反対は3%にとどまった。 「賛成」した前橋工科大は「…この記事は有料記事です。残り2381文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「世界の中心」は千葉・四街道 中古自動車部品のヤードの中に入った

 中古自動車部品の輸出業界で「世界の中心」と呼ばれる場所が千葉県にある。県北部の四街道市だ。国道51号と東関東自動車道が横断し、都心まで約40キロの場所に位置する。ここで誰が、どんなビジネスをしているのか。市内のヤードを訪ねた。ヤード自動車などの解体や保管、コンテナ詰めをする作業場。内部の実態が把握しにくく、一部のヤードでは盗難車が不正に処分されたり、外国人が不法就労したりする問題が指摘されている。銀色の壁の向こうには… 市中心部から3キロほど離れた東関東自動車道沿いの一角に、目的地はあった。鋼板だろうか。銀色の壁で覆われている。周囲に住宅は少ない。車で向かう途中、何度も同じような施設を見かけた。 ヤードに入り、事務所を訪ねると、えんじ色の服を着た大柄な男性が迎え入れてくれた。モハメット・ザカリヤさん(47)。アフガニスタンの少数民族ハザラ人で、現在はトルコ国籍を取得している。1999年の来日以来、千葉県佐倉市や四街道市で中古車部品の輸出ビジネスをしてきた。 「一番売れるのはエンジン。日本のエンジンは良い。性能も良いし、値段も安い」 ザカリヤさんの案内で、3500坪の広大な敷地を歩いた。車から取り出した大量のエンジンがこれでもか、とばかりに置かれている。辺りを見渡すと、真っ二つに切られた車や3メートルほどに積み上がったタイヤが視界に入った。「どんな部品でも役に立たないものはないから」とザカリヤさんが言った。なぜ、ヤードは千葉県、中でも四街道市に集中するのでしょうか。記事の後半では、専門家にも話を聞きました。解体した部品はどこから来てどこへ行く いずれもオークションで仕入れた中古車を解体し、取り出した部品だ。オークションは栃木県小山市などで開催されている。 「自分たちがやっているのは…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

激レアな東京の仁丹表示版、奇跡的に発見 「ひげ男性」のおかげ

 100年以上前に民家の壁に設置されたとみられる木製の町名表示板が、東京都内で見つかった。関東大震災や空襲をくぐり抜けた末に忘れられていたが、奇跡的に再び見いだされたのは、「ひげの男性」のおかげだった。 見つかったのは文京区。根津神社の近くの路地にたたずむ民家の、雨戸の戸袋に取り付けられていた。 雨風や日光に長年さらされ、町名を読み取るのは少し難しくなっていたが、黒い字でこう書かれていた。 「根津須賀町四番地」 その上には「本郷區」と記されていた。 根津須賀町は1869(明治2)年にできた町名で、1965(昭和40)年に根津1丁目に編入され、今は存在しない。また、本郷区は1878(明治11)年にできた区で、1947(昭和22)年に小石川区と合併して文京区になった。 つまり、今回の町名表示板が設置されたのは、本郷区が存在した1878年から1947年までの間だ。 現地を訪れて確認したのは、京都市内を拠点に活動する市民団体「京都仁丹樂會(がっかい)」(立花滋代表)のメンバーたち。 京都の人たちが、なぜ東京で?9万枚のなかの「奇跡の1枚」 その理由は団体名の仁丹にある。 順を追って説明しよう…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

PCR無料検査は「知事の要請」必要? 滋賀県、指摘受け申込書修正

 PCR無料検査を受けるのに「知事の要請」が必要?――。新型コロナウイルスの感染に不安を持つ無症状の住民を対象とするPCR無料検査について、滋賀県は11月下旬に検査申込書を修正した。「検査目的」の項目に「都道府県知事から要請を受けて」とあり、戸惑う利用者がいるとの指摘を受けたためだ。 「検査目的」の欄には「本日の検査目的について、下記より1つ選択」とあり、「1.都道県知事から要請を受けて、感染不安があるため」と「2.その他→無料検査事業をご利用いただけません」から選ぶことになっていた。無料検査は「都道府県対策本部長(知事)の要請」とする特措法に基づくため、こうした表現になったという。 この表現について、黄野瀬明子県議(共産)が11月16日、三日月大造知事との政策協議の場で「誰でも受けられる制度なのに、ハードルになっているのではないか」と指摘した。県は翌17日付で修正。「感染不安を感じる県民の皆様に対して……特措法に基づき検査受検を要請しています」との説明を加えた。 黄野瀬県議は「これでもわかりにくい。そもそもこの項目は不要では」と話している。(武部真明)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「なんじゃこれは」別府の湯の中から60年ぶり発見 謎多き巻き貝

【動画】別府で見つかった温泉のなかでくらす貝、オンセンゴマツボ=北九州・魚部提供 まちのあちこちで源泉が湧く大分・別府市。 観光客でにぎわう血の池地獄などの「地獄めぐり」から車で10分ほど離れると、細い路地に民家が立ち並ぶ。一見、なんの変哲も無い住宅街だ。 ここをフィールドのひとつに水辺の生きものと人の暮らしのかかわりを調査しているNPO法人「北九州・魚部」理事長の井上大輔さん(52)は5月、側溝の水面の下に見慣れない小さな貝がいるのに気づいた。 「なんじゃこれは」 貝がつかる水は温かい。 別府では自宅に温泉を引く家庭が多く、その温かい水が水路にも流れ込んでいるためだ。 川で見られるミズゴマツボの仲間ではないかと思ったが、知っている種とはどうも違うようだった。 思いあたる貝はほかにもあったが、その貝はここではいなくなったはず……。 井上さんは県に連絡し、6月に県のレッドデータブックの調査員とともに現地を訪れた。 すると、おんせん県・大分の固有種とされる巻き貝「オンセンゴマツボ」と確認された。オンセンゴマツボとはどのような貝で、なぜ側溝で見つかったのか。専門家は、近縁の種も含めて謎が多い貝であると指摘します。 オンセンゴマツボは殻長4ミ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル