小池知事の「長年の相棒」が参院選で落選、「十分に知名度が…」

 東京都の小池百合子知事は11日午後、参院選の結果に関して報道陣の取材に答え、自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」代表の荒木千陽氏(40)が落選した要因について、「残念ながら十分に知名度が上がりきらなかった印象だ」という見方を示した。 小池氏は与党が改選過半数を大きく超える計76議席を得た結果について、「今日の株価を見ても安定して、好意的に受け止められている」と評価した。また、改憲論議に積極的な自民、公明、維新、国民民主の4党が改憲発議に必要な3分の2以上の議席を確保したことを念頭に、銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の名前を出して「安倍総理が訴えておられたこと、これを議会などで国会の方で(議論する)必要な態勢、環境が整ったというのは極めて感慨深い」とも述べた。 繰り返し応援演説した荒木氏…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

私に投票しなかった人たちへ 東京・杉並、女性区長の就任メッセージ

 6月19日の東京都杉並区長選で初当選した岸本聡子氏(47)が11日、区長に就任し、記者会見を開いた。公約とした「対話を大切にする区政」の実現を改めて掲げた。3期務めた前区長の田中良氏を破ったものの、187票という小差だった結果を重く受け止め、「私に投票しなかった人たちの思いをより意識的に聞いていく」と述べた。記事後半で「就任メッセージ」全文を紹介しています。 区長選の争点となった児童館など区立施設再編について、今年度中の再編対象もあるが、「計画ありきでなく、丁寧に話を聞いていく」。職員や利用者らを中心に、地域の事情と合わせて検討する考えを示した。JR西荻窪駅周辺の道路開発計画も、住民の意見などを探っていくとした。 情報公開を区政運営の要に位置づけ、「関係者が同じレベルで情報共有できないと対話にならない」と説明。区民や報道関係者がわざわざ情報公開請求せずとも済むような、「使い勝手のよい」アクセス方法を検討すると約束した。 環境問題への対応や多様性、ジェンダー平等の先進自治体をめざす取り組みの一つとして、「区職員の潜在能力の発掘」をあげた。現在、23ある部長職で女性はゼロだと指摘。働く環境整備を通じて、「将来的に女性の幹部職員を増やしていきたい」と述べた。 この会見は、YouTubeでライブ配信された。「開かれた記者会見」にしていくため、今後もフリーや海外記者らの参加を積極的に受け付けるという。 岸本氏は区長就任前、所属していた国際的なシンクタンク「トランスナショナル研究所」(オランダ)を退職したと明らかにした。(井上恵一朗)■就任メッセージ全文…この記事は有料会員記事です。残り2200文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「山は動いております」 コロナで出せなかった追悼の博多祇園山笠

 11日早朝に福岡市博多区内で行われた、博多祇園山笠の「朝山」。各流(ながれ)が区域内で山笠を舁(か)く行事で、今年の一番山笠・恵比寿流では、亡くなった功労者宅前に山笠を舁き入れて追悼する「追善(ついぜん)山笠」も同時に行われた。 今年追悼されたのは、博多祇園山笠振興会8代目会長を務め、2020年2月に亡くなった波多江五朗さん。綱場町から山笠に参加し、06年から2年間、振興会会長として、祭りの品格を守るため「博多祇園山笠」「博多山笠」の商標登録に尽力した。亡くなる2年前まで祭りに参加し続け、ハワイやオーストラリアへの海外遠征にも精力的に参加した。 追善山笠では前回の山笠から…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Fighters’ Kotaro Kiyomiya starting to move in right direction

Don’t look now, but Kotaro Kiyomiya is suddenly swinging a hot bat. The 23-year-old was…

【祇園祭5話】甲高く響く「コンチキチン」のお囃子、何のため?

日本三大祭りの一つで、毎年7月に開かれる京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行が3年ぶりに実施されます。動く美術館とも言われる絢爛豪華(けんらんごうか)な山鉾は見るだけでも圧倒的な存在感がありますが、より深く知ることで、京都の人々が山鉾に託してきた思いを知ることができます。 甲高く響く「鉦(かね)」の音で知られる「祇園囃子(ばやし)」。商店街でも流れる京都の夏の風物詩である「コンチキチン」のお囃子は何のためにあるのでしょうか? 祇園祭では、すべての山鉾がお囃子を演奏するわけではありません。全部で34ある山鉾のうち、14の山鉾だけです。 祇園祭は平安時代の疫病退散を祈る祭礼を起源としています。疫病の元とされる疫病神をおびき寄せるため、巡行でお囃子を奏でて誘い出し、山鉾町に持ち帰ります。お囃子は、かつて鉾の上で能や狂言を演じた名残という説もあります。 担い手は、「囃子方」と呼ばれるメンバーで、鉦、太鼓、横笛(能管)を使って演奏します。子どもが入会するとまず鉦を担当。その後、太鼓か笛を選んでいきます。 7月に入ると、京都市内の中…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「前日、宗教団体施設に向けて撃った」 容疑者、動作や威力確認か

 奈良市で参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相(67)が銃で撃たれて殺害された事件で、奈良県警は11日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した無職の山上徹也容疑者(41)が県警の調べに、「7日未明、奈良県内で宗教団体の施設に向かって銃を撃った」と供述していることを明らかにした。 7日は事件の前日。県警が押収した容疑者の軽自動車に似た車が同日未明に、この宗教団体施設の付近の防犯カメラに映っていたという。県警は、山上容疑者が自作の銃の動作や威力を確認した上で事件を起こした可能性があるとみている。 捜査関係者によると、山上容疑者は県警の調べに、この宗教団体の名を挙げ、「恨む気持ちがあった」と説明。その上で、「安倍元首相が(その団体と)近いので狙った」という趣旨の供述をしているという。近隣住民「大きな音を聞いた」 奈良市内にあるこの団体の関…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

せめて晴れ着を…姉の遺体と過ごした3日間 77年前の和歌山大空襲

 あの日、和歌山城のセミがうるさかったという人と鳴いていなかったという人がいる。1945年7月9日午後11時58分から10日午前1時48分にかけてあった和歌山大空襲の地をあるく企画が10日あった。50人が77年前の記憶をたどった。 文化団体わかやま楽落会が催し、体験者に聞きとりを重ねている和歌山市立博物館元副館長の高橋克伸さん(68)と、記録映画をつくっている和歌山大学教授の木川剛志さん(45)が道案内をした。 高橋さんによると、45年7月9日午後6時の和歌山市は晴れ、気温26・7度、北北東の風3メートルが吹いていた。あけて10日の空は焼けあとの煙で暗く、雨が降ったという人と降っていないという人がいる。 催しの集合地の汀公園は、あの日、避難していた748人が炎の旋風で亡くなったところだ。出発に際して参加者の細畠美鶴さん(59)が父清一さん(92)の体験を紹介した――。 清一さんは当時15歳。和歌…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

小1のちいちゃん、夏休みに1日だけのリサイクルショップ

 名古屋の7歳の女の子が、夏休みに1日だけのリサイクルショップを開店する。SDGs(国連が進める持続可能な開発目標)のことを学び、「自分でイベントを開きたい」と、母親や友だちの応援を受けて行動に移した。寄付されたおもちゃ、絵本などを販売し、売り上げを子ども食堂に寄付する計画だ。 南山大学付属小学校1年の佐藤千咲芸(ちさき)さん(7)は、小学校の朝のお祈りの時間に、助け合うことの大切さを教わり、自分も「困っている人を助けたい」と考えた。 これまで、母親で作曲家・ピアニストの竹之内奏(かな)さんが主催する音楽イベントを見たり、SDGsをテーマにしたイベントに参加したりしてきた。 千咲芸さんは「何かイベントをやってみたい。リサイクルショップを開けば、まだつかえるいらないものが、だれかの宝石になるかもしれない」と思った。 商品の寄付を呼びかけるチラ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

安倍氏銃撃「警備に問題あった認識と警察庁から報告」 松野官房長官

 松野博一官房長官は11日午前の記者会見で、安倍晋三元首相が演説中に銃撃を受け殺害された事件について、警察庁からは「今回の警護・警備には問題があったと認識している、との報告を受けている」ことを明らかにした。記者団から警備態勢への認識を問われて答えた。 松野氏によると、警察庁からは、地元警察だけでなく、全国警察を指導する立場にある警察庁の関与のあり方も含め、警護・警備態勢に問題があったとの認識が示されているという。 そのうえで、松野氏は「この…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

インドネシアで拘束、帰国の男らを再逮捕 コロナ給付金詐取事件

高嶋将之、山口啓太2022年7月11日 12時55分 新型コロナ対策の持続化給付金約10億円の不正受給にグループでかかわったとして、警視庁は11日、グループのリーダー格とされる会社役員の谷口光弘容疑者(48)と、仲介業の太田浩一朗容疑者(35)の2人を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。同庁は太田容疑者もグループの中核メンバーとみて調べている。 捜査2課によると2人の再逮捕容疑は、2020年7月ごろ、広告業小沢一真容疑者(34)=同じ容疑で10日に逮捕=の収入がコロナで減ったとする虚偽の内容で給付金を申請し、現金100万円を国からだまし取ったというもの。同課は谷口、太田両容疑者の認否を明らかにしていない。同課は、同じ容疑で谷口容疑者の元妻、梨恵容疑者(45)らも10日に再逮捕している。 谷口容疑者は先月、出国先のインドネシアで現地当局に不法滞在容疑で拘束され、日本へ移送された際に今回とは別の詐欺容疑で逮捕されていた。谷口容疑者らを中核とするグループの逮捕者は計6人。(高嶋将之、山口啓太)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル