事故発生数全国「ワースト」の交差点 返上のため全署員が動いた

 福岡県筑紫野市に、長年人身事故が多発し、地域住民から「魔の交差点」と呼ばれる場所がある。一時は事故件数が全国最悪にまでなったが、地元の県警筑紫野署員が総出で、制服姿の「見える警戒」を実施。昨年の事故は激減し、ワーストを返上した。 この「針摺(はりすり)交差点」は、大型ショッピングセンター「ゆめタウン筑紫野」の目の前にある変則5差路。中央分離帯には高架道路の橋脚があり、見通しは良くない。 制限速度は40~50キロ。車やバスがひっきりなしに通過する。署によると、1日に約3万8千台が通る。 なぜ事故が多発するのか。交…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

故郷に「フレスコ画」震えた 保存にかかわった洋画家の絹谷幸二さん

 高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)が描かれた技法は、壁に塗った漆喰(しっくい)の上に顔料で絵を描く西洋の「フレスコ画」と似ていた。壁画発見から1年半後の1973年、文化庁の要請で保存対策委員として調査した洋画家の絹谷幸二さん(79)はフレスコ画の第一人者だ。壁画の美術的価値や、当時考えた保存方法はどのようなものだったか。 ――壁画発見の時はイタリアにいましたね。どういう経緯で知ったのですか。 「東京芸術大学の大学院を修了した後、71年3月からフレスコ画を学ぶためベネチアへ留学しました。漆喰といえば日本では本格的な壁です。私は古都・奈良の生まれということもあって、歴史の厚さというものを感じたかったのです」フレスコ画(アフレスコ)とは西洋で古代から用いられている壁画の技法。壁に生乾きの漆喰を塗り、乾かないうちに顔料で絵を描く。乾燥する過程で顔料が吸収され、乾燥後に表面にガラスのコーティングのような層ができて顔料が閉じ込められる。長期間にわたって色あせない点も特徴。 「心置きなく勉強し、画廊などで作品の発表も続けていたところへ、突然、高松塚で極彩色壁画が見つかったという記事(72年3月27日付)が載った新聞が、日本から送られてきました。ニュースを知らせたかったのだろうと思います」 「大きな写真も出ていて『これはすごいものがでたな』と。もう、感動に震えました。当時、日本ではフレスコ画がほとんど知られておらず、私は道無き道を切り開くような、とても孤独な闘いをしていました。だから、私の応援団が、しかも故郷から現れたと思いましたね」 「発掘調査のチームに橿原考古学研究所の伊達宗泰さん(故人)がいました。伊達さんは私が奈良学芸大学(現奈良教育大)附属中学で理科を習った先生だったので『これは、ご縁があるなあ』と思いました」 ――ご自身も調査に参加することになります。 「それから3カ月ほどたって、日本の文化庁の課長さんがベネチアに来られて、修復・保存に協力してほしいと言われました。(イタリア国立の)ローマ中央修復研究所へ留学してほしいと。研究所にはいろんな科があり、フレスコ画の責任者はモーラ夫妻という研究者お二人でした」心から「力になりたい」 「高松塚の入室調査に向けて1年ばかり修復の仕方を勉強して、73年秋にモーラ夫妻と日本へ帰りました。お国のためにも故郷のためにも、力になりたいと心から思って。ヨーロッパで画家としてやっていける自信をつけていた時期で、個展の開催もいくつか決まっていました。高松塚の壁画が出ていなければ、帰国していなかったですよ」 ――73年10月、文化庁の現地調査でついに石室に入りました。 「中国や北朝鮮などで見た壁画は古墳自体がすごく大きくて、人物像は等身大より大きいくらいでした。ところが高松塚の人物の顔は、これぐらい小さい(人さし指と親指で円をつくって示す)。その中に目があって、まつ毛もまゆ毛もある。中国などの壁画にはないほど見事な筆遣いで描かれています」絵画として一級品 「似た絵はあるが、これほど絵画として配慮が行き届き、精緻(せいち)を極めた壁画は見たことがありませんでした。顔を一つひとつ見ると表情豊かで余韻もあって、『あ、これはうちのおばさんの顔に似ているな』と遺伝子のつながりのようなものさえ感じました。死者に対する慈愛に満ちている。絵画として一級品です」 ――どのようにして描いたのでしょうか。 「絵によって筆致が違うとこ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「3億円もらえる」「のど手術した」相次ぐ怪電話 店員らが被害防ぐ

高田純一2022年5月9日 9時24分 電話口で親族をよそおってきたり架空の請求をされたりしてお金をだまし取られる特殊詐欺の被害がなくならない。和歌山県警は昨年3月から被害防止の専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」(0120・508・878=これはわなや)を設置し、注意を呼びかけ続けている。 県警によると、2021年の1年間に認知した特殊詐欺の件数は20年より27件多い59件。被害総額は20年より6718万円少なかったが9066万円に上るという。専用フリーダイヤルに相談があり、阻止できたのは21年3月からの1年間で282件だった。 お金を振り込もうとした人がコンビニエンスストアや金融機関を訪れた際、店員らによって未然に防げた事例もある。 3月15日、ファミリーマート和歌山六十谷駅前店の店員が、高齢者の男性から「5千円のプリペイドカードを購入したら3億円振り込んでもらえるので購入の仕方を教えてほしい」と尋ねられた。同店のマネジャーは、以前にも同じような詐欺被害を防いだ経験があり、110番通報したことで防ぐことができた。3月31日にも別の男性の被害をくいとめたという。 3月30日には湯浅町の80代女性宅に息子を名乗る男から「のどの手術をしたので250万円が必要になった。スマホや財布を落とし、声の調子も悪い」と電話が入った。女性が訪れたきのくに信用金庫湯浅支店の職員は、つじつまが合わない言動に詐欺だと疑った。家族に連絡するよう助言すると女性は「急いできたのでスマホを家に置いてきた」という。そこで、別の職員が「家に戻って息子さんに連絡してからでも遅くないでしょう」と説得。一緒に女性宅へ行き、息子に連絡したところ詐欺だとわかった。 県警はこういった特殊詐欺を防いだ店員らに感謝状を贈っている。高齢者の自宅まで付き添って被害を防いだ湯浅町の件について、有田湯浅署の川本恭資・副署長は「一歩も二歩も踏み込んでくれた」と感謝した。県警の遠藤剛本部長は「架空請求料金などの詐欺は、耳元でしゃべり続けて暗示にかけるようにしてくるので、『トイレに行く』などと言って電話をいったん切って冷静になってほしい。その上で家族や専用ダイヤルに相談してください」と話した。(高田純一)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ぬくもりも乗せて走るよ広電は 運転士の卵が学ぶ「もう一つのこと」

【動画】「だから私は運転士になる」=遠藤真梨撮影 路面電車の街、広島。「広電」の愛称で親しまれる広島電鉄の運転士養成所を、昨年5月から8カ月間かけて取材させてもらった。 取材前の打ち合わせで、こんなエピソードを聞いた。広島出身の先輩カメラマン(40代)が幼い頃の話。運転席の真横で進行方向をじっと見つめていると、運転士さんが自分の横にある補助席に座らせて、運転席からの眺めを見せてくれたという。「あれだけは覚えているんだよね」。うれしそうに話す先輩に、広電の広報は「おおらかな時代だったのかもしれません」と苦笑した。 確かに、広電はおおらかな気がする。それに、公共交通機関という言葉ではおさまらない、人のぬくもりがある。【連載】広島電鉄物語広島の街をいつも黙々と走り続け、親しまれている広島電鉄(ひろでん)の路面電車。被爆電車をはじめ、その車両にちりばめられた様々な歴史や人の思いを伝えていきます。 信号が変わっても一向に電停から動かず、何事?と思えば、乗車したお年寄りが席に腰を下ろすまで待っていた。電停目がけて走って来る人がいれば、発車せずに待っていてくれることもある。いずれの話も、裁量は運転士にあるということだ。一体、どんな環境で運転士は育つんだろう?そんな思いで、養成所をのぞいた。「コーヒー飲もか?」教習生の心ほぐす1杯 開講式から2カ月後の7月、路上での運転訓練が始まった。車でいえば「仮免運転」だ。訓練車に乗り込むと、これまでの取材のときと、明らかに雰囲気が違う。教習生の顔がこわばっている。すると、「おーい、カメラ回っとるところで緊張すんなよー。教室のときの顔と違うでー」と教師が発破をかけた。どっと笑いが起こると、教習生たちはいつもの顔に戻った。 運転だけでも大変なのに、その上にカメラが入って緊張していることを察した計らいだった。 交代しながら運転が進み、こなれてくると、運転席に座る同期を冷やかすようになった。そこですかさず、「プレッシャーに負けちゃいけんけんね。悪いやつ多いからね」。冷やかしも笑いに変えて励ます。 講習を終えても、目配りは続く。教習生が養成所の事務所に顔を出すと、すかさず「コーヒーでも飲もか?」と呼び止める。返事を待たずに温かいコーヒーを入れ始め「調子はどんなや?」と近況を聞くと、教習生はぽつりぽつりと悩みを話しだした。 教師はいつも、先回りして教習生たちを包み込んでいた。 印象に残っている場面がある。12月、国家試験を翌週に控えた講習で、教習生の1人が試験結果に響く失敗をしてしまった。その時だ。「今日失敗して良かった。今日失敗するのはなんぼ失敗してもええんじゃけ。責任は養成所の先生が見る」。教師たちは温かく、懐も深い。こんな風に育てられているから、人にも温かく接することができるのだと納得した。他社の運転士も育てる理由 懐の深さと言えば、もうひとつある。他社の教習生も受け入れて育てていることだ。 今期は、2023年に開業す…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

血つながらなくても「お母さん」  虐待された子らに寄り添い20年

 2021年の暮れ、埼玉県東部の一軒家。この家に住む萩原タキ子さん(57)は、浴室で生後8カ月の赤ちゃんの体を洗う女性を見守っていた。 「この前より、手つきが安定している。練習したのね」と萩原さん。女性は「人形を使って、たくさんイメージトレーニングをしてきました」と答えた。 約4時間、おむつの替え方や離乳食の進め方など熱心にメモを取った女性。赤ちゃんを抱く萩原さんに見送られ、1人で帰った。 女性はこの赤ちゃんの受け入れを予定する里親だ。萩原さんは、養子縁組を前提に里親になろうとする人が、スムーズに赤ちゃんとの生活を始められるようサポートする活動をしている。 大半は乳児院を経ずに、産院から直接やってくる。児童相談所から連絡がくれば、いつでも赤ちゃんを預かる。自室のベッドの枕の近くにベビーベッドを並べ、赤ちゃんの世話をする。 萩原さんは言う。「赤ちゃんとの生活を熱望する人でも、突然それが現実になり、24時間ノンストップとなる負担は計り知れない」 里親が子どもを受け入れた後に関係がうまくいかず、関係を解消する「委託解除」も少なからずある。 そういった事態を防ぐため、赤ちゃんの様子や里親ののみ込みも考慮しながら、5~10回の交流を経て、里親宅への1泊の外泊、長期外泊とならしていく。萩原さんは17年からこの活動を始め、これまでに12人の赤ちゃんを里親につないできた。 18年2月からは虐待などで親元で暮らせない複数の子どもたちを預かるファミリーホーム(FH)も自宅に設け、「お母さん」として一緒に暮らしている。 昼夜を問わない子どもとの生活は、激務だ。だが、萩原さんはこう言って笑う。 「年を取って眠りが浅いから、夜のお世話も逆につらくないのよ」「コインロッカーベビー」に衝撃 血のつながらない子どもたちと過ごすようになったきっかけは、小学生だった1970年代。「コインロッカーベビー」として社会問題化した赤ちゃんの遺棄事件に衝撃を受けた。 保育士になり、2002年に里親に登録。実子3人は当時、小学4年から高校1年だった。でも、迷わなかったという。 保育士の仕事も続けながら…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

禁止令も出た奈良時代のボードゲーム復元 記者もやってみた

 奈良時代、全国の下級役人らを熱狂させたボードゲームがあった。名は「かりうち(樗蒲、加利宇知)」。夢中になるあまり国が傾くことを恐れたのか、当時禁止令が出されたレベル。古文書の記録や遺物がわずかに残るだけで謎に包まれていたやばいゲームを、奈良文化財研究所(奈良市)が現代によみがえらせてしまった。しかも、全国的な普及をもくろんでいる。平城京跡から穴の空いた皿、これは! かりうちは、平安時代の辞書「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」で、「樗蒲」の項目に「和名加利宇知」という遊びと紹介されている。万葉集では「切木四」「折木四」を「かり」と読み、棒の組み合わせを示すような言葉遊びも登場。「うつ」は投げるという意味があることから、「かり」と呼ばれる木の棒を使う遊びがあったのではと考えられていたが、詳細は不明だった。平安時代に編まれた、古代の法典の公的な解説書「令義解(りょうのぎげ)」では、かりうちはすごろくとともに賭博として禁止されている。政を地道に支える役人が盛り上がれる機会として、財産をつぎ込み身を持ち崩してしまうような事態があったのかもしれない。 復活への芽生えは2015年。土器研究が専門の小田裕樹・奈文研主任研究員(41)が平城京跡で発掘された、規則的に並んだ穴の開いた皿を「かりうちに使われた盤ではないか」と発表したことから始まった。 小田さんは、古代の食事作法を研究するため、箸の先が当たってついた傷を探してその皿を見た。とがった物で意図的に付けられたとみられる点が、円の周りと円を6等分するようなライン上に並んでいた。 同様の点が付けられた物が、秋田、三重、新潟など各県の出土品にもあることがわかった。小田さんは「なぜ違う場所で同じような物が見つかるのか?」と疑問を抱く。 そんなとき、箸の研究書の挿絵に、似た形を見つけた。韓国で現在も遊ばれる、棒を投げて進む数を決める、すごろくに似たボードゲーム「ユンノリ」の盤面だった。ユンノリの棒の組み合わせには名前がつけられ、万葉集の研究者の間では、万葉集の言葉遊びとの関連が注目されていた。例の皿は「かりうち」の盤面らしいという結論に達した。 研究所内で最初に発表したとき、小田さんは「これは遊びとして復元できます!」と高らかに宣言した。周囲は冗談と思って笑っていた。小田さんは本気だった。韓国で使われているユンノリの道具を買い集め、研究した。だが、ゲームをつくるノウハウがなく、かりうち復元にはなかなか至らなかった。 行き詰まっていた小田さんに時代の追い風が吹いた。18年に文化財保護法が改正され、保存、保護だけでなく「活用」も重視されるようになってきた。かりうち研究は奈文研内での実践例として、20年度からチームでの復元プロジェクトが始まった。奈良時代の人たちが夢中になった「かりうち」。でも、ルールの記録はありません。プロジェクトチームは知恵を絞り、ついに大会が開かれました。記事後半で紹介します。 かりうちプロジェクトチーム…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京・東村山で住宅火災 4人死亡、東京消防庁

2022年5月9日 5時46分 9日午前3時15分ごろ、東京都東村山市多摩湖町1丁目の2階建て住宅から出火、約80平方メートルが焼けた。東京消防庁によると、住宅の中から女性1人、男性3人が救助されたが、全員の死亡が確認された。 この家には成人とみられる4人が住んでいるがいずれも連絡がついておらず、警視庁が詳しく調べている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ウクライナから避難した両親、残った妹 思いが交錯した「母の日」

 ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか迎えた「母の日」の8日、横浜市に住むアマウリ・マリーナさん(39)は、日本に避難してきている母親のイリーナさん(61)に花束を渡した。「今のような幸せな暮らしがずっと続いてほしい」とマリーナさんが話すと、イリーナさんも「ありがとう。すごく幸せ」と返し、抱き合った。 ロシアからのウクライナ侵攻をニュースで知ったマリーナさんは、3月初旬から、家族や友人を日本に避難させるための募金活動を続けている。集まった資金で電子チケットを買い、3月末に両親を日本に避難させた。それ以降は、横浜市の自宅で両親とともに暮らしている。 マリーナさんの両親は、欧州…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「八王子なめんな」と因縁、男2人が車奪って逃走中 強盗事件で捜査

遠藤美波2022年5月8日 15時44分 8日午前10時10分ごろ、東京都八王子市中町の路上で、10代男性から「男2人に顔を殴られ、相手に車を盗まれた」と近くの交番に通報があった。男性は乗用車を奪われたといい、警視庁が強盗事件として逃げた2人の行方を追っている。 八王子署によると、男性がJR八王子駅近くの路上に車を止めて車外にいたところ、近づいてきた20代くらいの男2人に「クラクション鳴らしたよな。鍵をよこせ」「八王子なめんじゃねえぞ」などと因縁をつけられ、顔を数発殴られた。男性が車の鍵を差し出すと2人はそれを奪い、男性の車に乗って逃走した。男性は署に対し「クラクションは鳴らしていない」と説明しているという。 男性の車は約4時間半後の午後2時40分ごろ、八王子市内の路上で発見。逃走した2人とは別の男2人が乗車しており、署が経緯を詳しく聴いている。 署によると、逃走した2人のうち1人は茶髪で身長約165~170センチ。もう1人は黒髪で身長約180センチ。(遠藤美波)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

米軍の飛行機部品使い兄は弁当箱を 統治下でチャンプルーは広がった

 沖縄の日本復帰から5月15日で50年。復帰前、米軍統治下の暮らしはどのようなものだったのか。那覇市の琉球料理研究家、松本嘉代子さん(83)に聞きました。 沖縄戦で、町は戦場となりました。壊滅的な打撃を被り、焼け野原が広がっていました。 10坪ほどの小さな畑でジャガイモなどを育てましたが、それだけでは食料はとても足りません。 命綱は、週に何回かある米軍の配給。缶詰や粉ミルクなどが地域の集会所に届くのですが、それで飢えをしのぐ日々です。【特集】沖縄を語る、沖縄から考える2022年5月15日、わたしたちは沖縄の日本復帰から50年を迎えます。さまざまな人に聞きました。あなたにとって沖縄とは。沖縄を通じて思い、考える意味とは。 トラックで近くを通った米軍の兵士に、子どもたちが「ギブミー」と叫ぶと、よくお菓子を投げてくれました。中には手製の日本人形を渡し、食べ物と交換していた主婦も。配給や物々交換で暮らしが成り立っている時代でした。飛行機の部品から兄がつくってくれたのは ジュラルミン製の飛行機の部…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル