「残念」それとも「英断」 幻と消えた連続完全試合、球場のファンは

 1週間前に完全試合を達成したプロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、再び圧巻の快投を見せた。8回パーフェクトのままでの降板に、ファンの思いは交錯した。 本拠地のZOZOマリンスタジアム(千葉市)。佐々木投手の登板とあって、チケットは17日朝に完売となった。 バックネット裏2階席から観戦した千葉市の会社員、岩村健さん(44)は、佐々木投手が投じる一球一球に思わず声が出た。「生で見て、野球ってこんなに簡単に空振りが取れるものなのかと。それぐらい圧巻だった」 球速160キロ台の速球を武器に八回まで走者を一人も許さない。2試合連続完全試合という史上初の偉業を期待させたが降板した。球数は102球だった。 岩村さんは「せめてもう1回投げてほしかった。幻の完全試合となったのは残念」と悔しがった。 球場はイニングを重ねるごと…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「ひととき」投稿30年分をAI分析すると…「夫」に時代の空気感

メディア空間考 三橋麻子 思いを伝えるため、言葉を選んでつづられた投稿。1951年に始まり、七十余年を経て、今も生活面に連載中の投稿欄「ひととき」には、そのとき、そのときの女性たちの思いが蓄積されている。 であれば、その膨大な「蓄積」を単語ひとつひとつに分解して定量的に傾向を分析したら、社会の移ろいが見えるのではないか――。そんな試みに、エンジニア、記者などからなる社内外の横断チームが挑戦した。テキストマイニングと呼ばれる手法だ。題材としたのは平成30年間に掲載された約2万4千編の「ひととき」。これをデータベース化して単語ごとに分解し、10年ごとに前期・中期・後期にわけて傾向を調べた。 ほかの時期に比べて、その時期に使われることが多い「特徴語」は何か。【前期】人権、デモ、公害、体罰、冷夏、好景気、プリントシール【中期】認知症、パラサイト、ひきこもり、狂牛病、ミレニアム、ブログ【後期】スマホ、アラフォー、イクメン、サプライズ、放射能、筋トレ、ヘアドネーション……と世相を表す言葉が並んだ。 頻出する名詞と近くにある形容詞の間に、特徴的な関係があるものがないかも調べた。「子ども」「母親」など、いくつかの名詞を分析した中で、時代による移ろいが浮かんだのは「夫」。平成前期は「夫」の周囲に「寂しい」「遅い」「忙しい」などの形容詞が目立ったが、平成中・後期になると、前期では圏外だった「優しい」「おいしい」などが頻出した。 今回の調査は朝日新聞の魅力を伝えたいと考えたマーケティング戦略本部の提案から始まり、AIの活用などに取り組むメディア研究開発センターと投稿を担当する文化くらし報道部が分析にあたった。朝日新聞では、読者投稿の分析は初めて。社内の多ジャンルの部署がひとつの企画に取り組むことも珍しく、深夜までチャットでやりとりが続いた日もあった。 エンジニアとして分析にあたった浦川通さんは「頻出語としては母や娘など各時期を通して家族が登場するが、その一方で、社会のできごとも取り込まれている。読者の姿がみえて興味深かった」と話す。 3月まで「ひととき」欄の担当デスクだった足立朋子さんは「言語分析では30年前は家庭での夫の不在感が満載で、時代の空気のようなものが伝わってきた。言葉の選び方によって時代の変化がみえる場合と見えない場合があり、試行錯誤もあったが、記者とエンジニアの協力で分析を深めていきたいと感じた」という。 過去の膨大なストックは新聞社の大きな財産だ。これに最先端の技術を掛け合わせて何が生み出せるか。これからも挑戦を続けていきたい。 ひとときの分析の詳細は以下のページからご覧いただけます。ひととき分析ページ:https://info.asahi.com/choiyomi/hitotoki-ai/         ◇ みつはし・あさこ 朝日新聞文化部部長代理。記者、デスクとして主に事件・裁判取材に携わってきた。前職はコンテンツエディター。ツイッターは@mmmm_asakoSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

殺処分は16万羽超 北海道の鳥インフル、道が進捗状況を公表

中野龍三、神村正史2022年4月17日 18時00分 北海道白老町の養鶏場と網走市の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、道は17日、対策本部会議を開き、同日正午までに16万羽超を殺処分したことを明らかにした。 養鶏場の鶏約52万羽を殺処分する予定の白老町では、32%にあたる約16万5千羽を処分。大型鳥エミュー約500羽、鶏115羽が対象の網走市では、65%にあたるエミュー282羽、鶏115羽の処分を終えた。同市によると、エミューを押さえつける作業をしていた職員1人が右肩にけがを負ったという。 2016年に清水町で発生した高病原性鳥インフルエンザでは、約28万4千羽の殺処分に時間がかかった。今回は当時の教訓を踏まえた上、気象条件が良いこともあり、作業は順調という。殺処分や消毒などの防疫措置は、白老町で27日以降、網走市で18日以降に終わる見通しだ。 道によると、現場周辺の農場からは異常がある家禽の報告はないという。(中野龍三、神村正史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

鳴門で大きなうずうず 春の大潮にのり、観潮船から うずうず

柴田悠貴2022年4月17日 19時00分 兵庫・徳島県境の鳴門海峡では、渦潮が見ごろを迎えている。潮の干満により激しい潮流が起こることで発生する渦潮は最大で直径約15~20メートルにもなる。今は春の大潮の時期で、大きな渦潮が複数連なって現れる。その様子を観光客らが、観潮船から楽しんでいた。 旅客定員が500人と700人の観潮船2隻を持つ「ジョイポート南淡路」(兵庫県南あわじ市)は密を避けるため定員を半分に制限して運行。同社によると昨年4月の週末は1日約400人の乗船客数だったが、今年はコロナ前とほぼ同数の約千人でまで回復したという。 鳴門市うずしお観光協会は「昨年よりもお客さんの入りは見込めそう。大型連休中も見ごろが続くので感染対策をしてぜひ見に来て欲しい」と話す。(柴田悠貴)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Roki Sasaki’s second straight gem can’t prevent Marines’ defeat

Chiba – A week after throwing Japan’s first perfect game in 28 years, 20-year-old Roki…

「自分の目指したい所へ」 スケート高木姉妹、互いに送ったエール

 北京冬季五輪スピードスケートで活躍した北海道幕別町出身の高木菜那さん(29)と美帆さん(27)姉妹が17日、同町百年記念ホールで報告会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮した上で、地元のスケート少年団などの子どもたち約170人が参加し、オンラインでもライブ配信された。 報告会では、飯田晴義町長から2人に特別町民栄誉賞が贈られた。飯田町長は「2人の活躍を見て、本当に感動した。パシュート決勝後、日本チームの思いやりや絆の深さを見せてもらい、人間ってすばらしいと感動した」とたたえた。 引退を表明している菜那さん…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

パトカー追跡の車、宝石店に突っ込む 運転の少年ら2人けが 亀岡

原田達矢、富永鈴香2022年4月17日 16時00分 17日午前2時15分ごろ、京都府亀岡市追分町の宝石店に乗用車が突っ込み、鉄骨3階建ての建物から出火した。京都中部広域消防組合と亀岡署によると、約3時間後に消し止められたが、建物の1、2階が焼けた。車を運転していた専門学校生の少年(18)が指の痛みを訴え、助手席の少年(19)=ともに亀岡市=は胸部を打って重傷とみられるけがをした。事故当時、宝石店に人はいなかったという。 署によると、事故の数分前、同市篠町の国道9号交差点で署員が信号を無視した少年らの車を見つけ、停止を求めたところ逃走。パトカーは直線で約700メートルを追走後に見失い、通常走行に切り替えて走行中に事故を発見したという。署は「適正な職務執行だったと考えている」とコメントした。(原田達矢、富永鈴香)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

保育園の庭で直前まで遊んでいたか 広島の放水路で発見の5歳児 

黒田陸離、福冨旅史2022年4月17日 17時00分 16日に広島市西区の川で倒れているのが見つかり、死亡が確認された男児(5)は、行方不明になる直前まで近くの市立保育園の園庭で遊んでいたとみられることがわかった。広島県警は、園の門に鍵がかかっていたかどうかや、付近の防犯カメラの映像などから、男児が外に出た経緯を調べている。 県警によると、男児は16日午前から西区内の市立保育園に登園し、午後0時半ごろに園の職員から男児の姿が見えなくなったと110番通報があった。その約2時間後、園から100メートル余り離れた太田川放水路の川岸付近で倒れているのが見つかった。衣服はぬれた状態で、目立った外傷はなかったという。 園を運営する広島市によると、16日は男児を含め0~5歳の34人が登園し、保育士8人で対応。昼ごろになり、園庭での保育中に男児がいないことに職員が気づいたという。市こども未来局の山越重範次長は取材に、「園庭で遊んでいた時間帯に、園児のお迎えのため正門を開けて出入りする保護者もいた」と話した。(黒田陸離、福冨旅史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Shohei Ohtani hits third homer in Angels’ win over Rangers

Arlington, Texas – Two-way star Shohei Ohtani went deep for the second straight day Saturday,…

堀江謙一さん、ホノルル沖を通過 天候は?食事は?日記でたどる

 世界最高齢での単独無寄港太平洋横断をめざし、米サンフランシスコを出航した海洋冒険家の堀江謙一さん(83)=兵庫県芦屋市=が17日、予定より1週間ほど早く米ハワイを通過した。 ハワイのホノルル沖を航行したのは、日本時間の16日午前。接近したスタッフがその様子を撮影した。スタッフが別れ際に「気をつけて」と声をかけると、いつもと変わらない様子で「ありがとう」と手を振って応えるなど、元気な様子がうかがえる。航海は順調なのでしょうか?後半では、3月26日にサンフランシスコを出航してからの様子をお伝えします。 堀江さんは航海中、日本のス…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル