産廃の爪痕 豊島の処理事業は最終盤に 遮水壁の撤去スタート

 国内最悪とされる91万トンもの産業廃棄物の不法投棄事件が起きた豊島(てしま、香川県土庄町)で、汚染された地下水が海へ流出するのを防ぐために設置していた「遮水壁」の撤去作業が1日朝始まる。島内にあった産廃を運び出し、地下水の浄化や汚染土壌の除去作業はすでに完了。県と住民との間で成立した公害調停から20年以上が経過し、処理事業は最終盤を迎えている。現場には局所的に有害物質の値が高い「ホットスポット」が残る=2021年12月、香川県土庄町、紙谷あかり撮影 豊島は小豆島の西約4キロにあり、面積約14平方キロの離島。不法投棄の現場は島西側の28・5ヘクタールで、遮水壁はその北の海岸沿いに2001年に設置された。344メートルにわたり、護岸工事などで使われる「鋼矢板(こうやいた)」が861枚、15、16年には東西両端の計93メートルに226枚が追加で打ち込まれた。最も深いもので15メートル地中に打ち込まれている。 1日は朝から、大型クレーン車の先に取り付けられた「バイブロハンマー」と呼ばれる重機を使い、地盤に振動を与えながら1枚ずつ引き抜く作業を始める。豊島の遮水壁引き抜き作業のイメージ■現場に複数残る「ホットスポ…この記事は有料会員記事です。残り1758文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

NPB teams prepare to start camp amid wave of COVID-19 infections

Amid the fury of the sixth wave of the coronavirus pandemic, Japan’s 12 NPB teams…

Les mines de Sado ravivent les tensions entre le Japon et la Corée du Sud

Mines d’or et d’argent de l’île de Sado, au Japon, le 19 août 2021. KYODO…

新居をすぐさらされ、また引っ越し ネットで一変した「部落差別」

現場へ! いま、部落差別は①被差別部落の地名リストの出版差し止め訴訟の判決後、「勝訴」などと書かれた紙を掲げる原告側弁護士ら=2021年9月27日、東京・霞が関の東京地裁前、北野隆一撮影 2020年7月、関西のある町でフリーペーパーが発刊された。 タイトルは「生まれる場所を選ばなかったすべてのモノへ」。 クリーム色の紙に青いインクで手書きの詩が載っている。 「すべてのモノはそこに生ま…この記事は有料会員記事です。残り1770文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

手足を固定された男性が自宅で死亡 逮捕監禁容疑で同居家族3人逮捕

 川崎市内の自宅で約4カ月にわたって長男(当時37)を拘束したとして、神奈川県警麻生署は31日、両親や妹ら家族3人を逮捕監禁容疑で逮捕し、発表した。監禁されていた場所は排泄(はいせつ)物も処理されなかったという。長男は昨年9月に死亡しており、司法解剖の結果、死因は排泄物に含まれる細菌による感染症だった。同署は保護責任者遺棄致死容疑を視野に捜査している。 亡くなったのは川崎市麻生区栗木台5丁目の無職、横山雄一郎さん。逮捕されたのは父親の直樹容疑者(70)、母親の順子容疑者(65)、妹(36)のいずれも同居していた無職の3人で、直樹容疑者は容疑を認め、順子容疑者と妹は否認しているという。 署によると、3人は昨年5月4日ごろから同9月6日まで、雄一郎さんの両手両足を手錠などで固定するなどして自宅内に閉じ込めた疑いがある。9月6日に直樹容疑者から「息子が亡くなった」と同署に通報があり、署員が駆けつけたところ、雄一郎さんは自宅1階の階段付近で服を着ず手錠と足錠をつけて倒れていたという。 容疑者らは調べに対し、雄一…この記事は有料会員記事です。残り299文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「アベノマスク」に2億8千万枚分の応募 在庫は8千万枚、配布検討

 厚生労働省は31日、政府が大量に保管している「アベノマスク」を含む布マスクについて、約8千万枚の在庫に対し、無料配布を希望する人から約37万件、推計で計2億8千万枚以上の申し込みがあったと発表した。正確な集計と配布方法の検討を進め、3月上旬をめどに配送を始めるという。 昨年12月24日から申し込みを受け付けた。今月6日時点で約8万5千件の申し込みがあり、当初の予想よりも多かったことから、予定を2週間延長して今月28日まで受け付けた。 2億8千万枚という数字は、受付期間中の数日間のサンプル調査にもとづいた推計で、実数は集計中だ。厚労省の担当者は「推計は堅めの数字。1人で1億枚など明らかにおかしな申請は除外した」とする。申請フォームの希望枚数欄に電話番号を誤記したとみられる例もあり、「精査が必要だが、実数が推計を下回ることはないと思う」と話す。 在庫を上回る配布希望があったため、配布方法は1カ月ほどかけて検討するという。先着順にはせず、1人あたりの配布枚数に上限を設ける案などがある。 布マスクは2020年4月…この記事は有料会員記事です。残り263文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「あの鳴き声は…」違法飼育、気付いたのは通りかかった警察官

角詠之2022年1月31日 12時20分 メジロなどの希少な野鳥を捕獲して自宅で違法に飼育したとして、警視庁光が丘署は31日、東京都練馬区の男(78)を鳥獣保護法違反の疑いで書類送検し、発表した。 メジロ17羽を始め、飼育が禁じられた鳥を5種類、計22羽飼っており、「可愛かったので飼育した」と話しているという。こうした事件の捜査を担当する署員が、近くを通りかかった際に鳴き声に気づき、発覚したという。 メジロの飼育について、かつては許可を取れば1世帯あたり1羽だけ飼うことができた。ただ、鳥獣保護法の指針が改正され、2012年4月以降は新たな捕獲・飼育が禁じられた。 署によると、男性は1月19日、飼育が原則禁じられたメジロやヤマガラ、アオジ、ウソ、ルリビタキの計22羽を自宅の庭先で飼育した疑いがある。供述から、20年9月~今年1月の間、自宅に「落としカゴ」と呼ばれるわなを使い、捕獲した疑いもあるという。 こうした鳥の違法捕獲・飼育の罰則は、捕獲が1年以下の懲役または100万円以下の罰金、飼育は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金。(角詠之)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

あえて名乗る「ママアスリート」 ハードル・寺田明日香さんの闘い

 陸上界のトップを走る寺田明日香さんは、あえて「ママアスリート」を名乗ってきました。昨年は女子100メートル障害の日本記録を塗り替え、オリンピックにも出場。子育てをしながら競技で結果を残す姿勢には、社会へのメッセージが込められています。【動画】ママになっても現役選手というメッセージを発信する寺田明日香さん=佐藤峻一さん提供てらだ・あすか 1990年、北海道生まれ。2021年に陸上女子100メートル障害で12秒87を出し、日本記録を更新。東京五輪では準決勝に進出した。「パパアスリート」とは言わないけれど 「ママアスリートと呼ばれることに違和感はないの?」。多くの人から聞かれます。たしかに、パパアスリートとは言わないですからね。 東京五輪に出場し、マネジャーの夫や娘の果緒(かお)(7)といっしょに、「ママアスリート」として取材を受けてきました。この肩書は、いつかなくなってほしい。 ただ、今の日本では出産後も…この記事は有料会員記事です。残り1715文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「解体業の収入激減」と偽書類 暴力団幹部、貸付金だまし取った疑い

 コロナ禍で収入が減った世帯向けの「総合支援資金」を東京都からだまし取ったなどとして、警視庁は指定暴力団極東会傘下の幹部組員の朝日伸一容疑者(60)=東京都港区麻布台2丁目=を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。「申請内容は正当だった」と容疑を否認しているという。 総合支援資金は保証人が不要で、無利子で貸し付けを受けられる。 捜査関係者によると、逮捕容疑は昨年5~7月、組員であることを隠したうえで、解体業の収入がコロナ禍で激減したとする虚偽の書類を都社会福祉協議会に提出し、総合支援資金計45万円をだまし取ったというもの。同庁は、朝日容疑者が福島県からも同様の支援金65万円を詐取した疑いもあるとみて調べている。 国や地方自治体によるコロナ禍の支援・給付金をめぐっては、暴力団組員や周辺者が関与したとされる詐欺事件の摘発が相次いでいる。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

車がバス停に乗り上げ男性はねる 80代とみられる男性運転、神奈川

黒田陸離、小寺陽一郎2022年1月31日 11時33分 31日午前9時25分ごろ、神奈川県逗子市逗子1丁目のJR逗子駅前のロータリーで、乗用車が歩行者をはねたと110番通報があった。逗子市消防本部によると、80代とみられる男性運転の乗用車が、ロータリーの路面から高低差があるバス停に乗り上げ、60代とみられる男性をはねたという。 同消防本部によると、はねられた男性は全身打撲で病院に搬送されたが、その際に意識はあったという。 県警は乗用車を運転していた男性が、アクセルとブレーキを踏み間違えるなどした可能性もあるとみて、原因を調べる。(黒田陸離、小寺陽一郎)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル