入所者の90代女性にわいせつ容疑 介護職員2人逮捕 広島・庄原署

2021年11月15日 19時51分 勤務先の介護施設に入所している90代の女性にわいせつな行為をしたとして、広島県警庄原署は15日、いずれも介護職員の宇津宮卓也容疑者(27)=同県三次市十日市南3丁目=と池田瑠里子容疑者(37)=同県庄原市宮内町=を準強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。宇津宮容疑者は容疑を認め、池田容疑者は「覚えていないけどやったかもしれない」と供述しているという。 2人の逮捕容疑は9月25日午前3時15分ごろ、庄原市内の介護施設で、入所者の女性に宇津宮容疑者の下半身を手で触らせたというもの。庄原署は10月25日、この介護施設の女子更衣室に無断で入ったとして宇津宮容疑者を建造物侵入の疑いで逮捕=11月15日に処分保留で釈放=し、その際に押収した証拠品から今回の容疑が浮上したという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

原爆ドーム前で「爆心地鎮魂薪能」 被爆前の日常と文化に思いをはせ

 原爆ドーム(広島市中区)前で15日夜、「爆心地鎮魂薪能」があった。原爆ドームが世界遺産登録から12月で25年を迎えるのに合わせ、この地域に息づいていた文化を知ってもらおうと、被爆前に近くに自宅があった住民らが初めて企画した。ひのき舞台が設けられ、2曲が上演された。 ドームの前身、広島県産業奨励館は爆心地から北西約160メートルにあり、一帯は「猿楽町(さるがくちょう)」や「細工町(さいくまち)」と呼ばれていた。江戸時代に能楽師や楽器の細工師らが多く住んだことに由来する。戦時中も日常的に謡曲や能のはやしが聞こえてくる城下町の風情漂う町だった。 約400世帯が暮らしていた両町には、格子戸を備えた2階建ての家屋が軒を連ね、駄菓子店や釣具店、陶器店などが並んでいた。 しかし、人々のそんな穏やか…この記事は会員記事です。残り271文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

禅寺に燃ゆる紅色 樹齢160年のドウダンツツジが見頃

田辺拓也2021年11月15日 17時00分 兵庫県豊岡市の安国禅寺で、ドウダンツツジが見頃を迎えている。樹齢は約160年で境内の斜面約10メートル四方に枝を伸ばす。 昨年は新型コロナウイルスの影響で一般公開は中止となった。2年ぶりに多くの参拝客が訪れて、カメラを手に紅葉狩りを楽しんでいた。平日の午前8時~午後5時で拝観料は300円。19日まで。(田辺拓也)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

難病の妹の世話、ほめられる言葉がプレッシャーに 周囲に話せぬ悩み

 夕方、大学やアルバイトなどから帰宅すると、弟(18)や妹の分も食事を準備して一緒に食べる。大学から出された課題で机に向かう時も、独り言を話す弟を気にかける。 大阪府の大学4年、清崎鈴乃(りんの)さん(21)は、幼い時から知的障害と自閉症のある弟の陽斗(はると)さんを支えてきた。 母と清崎さん、陽斗さん、高校1年の妹の4人家族。「母も仕事で忙しいから、周りの子と違っても、私が家事や弟の世話をするのはうちでは当たり前だった」 周りになじめないこともあった。陽斗さんは周囲の刺激で不安を感じて大声を出すこともあり、人が集まる場や遠出は気を使う。家族で遊びに出かけることは数少なかった。「家族とバーベキューしたとか、テーマパークに行ったとか友達が話す時は、会話に加わりづらかった」就職後はどうする? 家族のバランス崩れると心配する人も 学校と家の両立は楽ではなか…この記事は有料会員記事です。残り1428文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

沖縄県の新規感染者1年4カ月ぶりにゼロ 米軍の感染者もゼロ

 沖縄県は15日、新たな感染者がゼロだったと発表した。県によると、県内の新規感染者がゼロになるのは昨年7月18日以来、約1年4カ月ぶりで、県内の感染確認者は延べ5万299人のまま。 県の集計では、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は1・28人で、全国で8番目に多い。 在沖米軍からは、14日と15日は新たな感染者はいなかったと、15日に報告があった。県のまとめでは、在沖米軍関連の感染者は計2833人。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Shohei Ohtani already looking ahead after historic campaign

For Shohei Ohtani, out of all of the jaw-dropping, historic moments he created during his…

都心を緊急走行中の警察車両とワゴン車が衝突、男性が大けが

2021年11月15日 12時41分 15日午前7時半ごろ、東京都中央区京橋2丁目の交差点で、警視庁の捜査車両がワゴン車とぶつかった。捜査車両は緊急走行中で、事故の衝撃で近くの歩道に乗り上げた。警視庁や東京消防庁によると、ワゴン車に乗っていた成人男性が大けがをしたとみられ、救急搬送された。意識はあり、命に別条はないという。付近の歩行者や警察官にけがはなかった。 中央署によると、現場は信号機のある交差点。北進していた警視庁高速隊のワゴンタイプの「事故処理車」と、東進していたワゴン車がぶつかった。署が、当時の信号機の状態などを調べている。 現場は都営地下鉄浅草線の宝町駅の近く。 警視庁は「同種事案の再発防止に努める」とコメントしている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

給付金8千万円詐取か、容疑の男2人逮捕 ペーパーカンパニー悪用?

田中紳顕2021年11月15日 12時46分 ペーパーカンパニーを悪用し、新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金をだまし取ったとして、警視庁は、ともに職業不詳の天野宏(65)=東京都世田谷区赤堤1丁目=と磯辺裕樹(58)=東京都港区高輪2丁目=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕し、15日発表した。2人が昨年7月以降、複数のペーパーカンパニーを使って給付金の申請を約40件繰り返し、計約8千万円を詐取したとみている。 組織犯罪対策3課によると、2人は共謀して昨年11月下旬、コロナ禍で売り上げが大幅に減った中小企業の関係者を装い、持続化給付金を申請。3月中旬に国から200万円を受け取って詐取した疑いがある。会社は、約10年間にわたって営業実態のないペーパーカンパニーだったという。 同課はこれまでの捜査から、2人が中心になり、約10人の詐欺グループを作っていたと判断。ほかのメンバーの特定を進めるほか、役割や関与の度合いなどについて調べる。(田中紳顕)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

山手線の駅前にタワマン計画 区画整理された地区で「なぜ再開発?」

現場へ! 再開発 追われる地権者① 首都圏が最大震度5強の地震に襲われた10月7日、東京都荒川区のJR西日暮里(にっぽり)駅近くの一戸建てに住む松本恒信(94)は、都内各地に続々と建っているタワーマンションの被害が気になった。 西日暮里駅はJR山手線・京浜東北線や地下鉄千代田線、日暮里・舎人(とねり)ライナーが通る。隣の日暮里駅は成田空港にもつながる京成電鉄が利用できる便利な場所だ。その駅前で再開発計画が進んでいる。 松本ら地権者80人弱の地区(約2万3千平方メートル)で、容積率を大幅に緩和し、高さ170メートル・47階建てのタワマン(1千戸)や、商業棟を建てる計画だ。再開発後も計画地に残る地権者は、タワマンに住むことになる。 松本はこの計画に反対する「…この記事は有料会員記事です。残り1169文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

めぐみさん拉致44年「本当に耐えられない」 早紀江さん嘆きと憤り

津田六平2021年11月15日 6時00分 新潟市の中学1年だった横田めぐみさん(当時13)が北朝鮮に拉致されて15日で44年になるのに合わせ、母の早紀江さん(85)が記者会見し、子どもを返してと言い続ける日が40年以上にわたることに触れ、「本当に耐えられない」と訴えた。 早紀江さんは会見で、めぐみさんが小学6年のときの書き初めを紹介。とめ、はねに納得するまで繰り返し書いていたと明かして「年末が近くなると、そんな一所懸命だった娘の姿を思い出す」と懐かしんだ。 旅先でペンダントをハンドメイドするなど、もの作りが好きだったことにも触れ、「日本にいたら、どんな仕事をしていたのかと考えてしまう」と話した。めぐみさんは10月、57歳の誕生日を迎えた。 夫の滋さんを昨年亡くした。早紀江さんも最近、食欲がなく疲れやすくなった。残された時間は少ないと話し「子どもを返して、と言い続ける毎日はたまらない」と吐露した。拉致問題に進展が見えない現状については「政府がやり抜かないといけないことなのに、何も動かない」と憤った。 一方、拉致被害者の家族や支援者らは13日、東京都で集会を開催。岸田文雄首相が出席し「私の手で必ず解決しなければならない」と決意を述べた。早紀江さんも参加し「(めぐみさんを)13年間しか育ててあげられなかったことが悔しい。1人の母として、もう恥も外聞もない」と声を震わせながら支援を訴えた。 政府が拉致被害者と認定するのは17人。うち5人が2002年に帰国して以降は、めぐみさんら12人は帰ってこられていない。(津田六平)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル