兵庫・尼崎の刺殺事件、被害者の元夫を殺人容疑で逮捕

2021年10月16日 23時20分 兵庫県尼崎市昭和通4丁目のマンション敷地内で15日夜、女性が刺されて死亡した事件で、兵庫県警は16日、女性の元夫で会社員の森本恭平容疑者(33)=同県西宮市甲子園八番町=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。「殺すつもりで刺しました」と容疑を認めているという。 捜査1課によると、逮捕容疑は15日午後8時20分ごろ、住人で医療系事務員の森本彩加さん(28)をマンション駐輪場で刃物で刺し、殺害したというもの。彩加さんは駐輪場そばの通路でうつぶせに倒れており、背中に複数の刺し傷があった。 マンションを訪れた宅配業者が、通路へ入ったところで男が女性を刺しているのを目撃して通報した。 県警が付近の防犯カメラ映像を確認したところ、通報時間の前後に、黒っぽい上下の服を着た男がマンションの方へ出入りする様子が映っていた。男はマンション前に止めてあったバイクで、国道2号を西の方向へ走り去ったという。 特徴がよく似ているバイクが恭平容疑者の自宅近くで見つかり、車体には血が付いていた。恭平容疑者がふだん乗っているバイクと同じタイプだった。 現場付近の防犯カメラに映った男の特徴が恭平容疑者に似ていることなども踏まえ、県警は事件に関わった疑いが強まったと判断。16日午後4時半過ぎ、西宮市内の自宅で任意同行を求めた。 その後、捜査本部のある尼崎南署で事情聴取し、容疑が固まったため逮捕に踏み切った。恭平容疑者の自宅から血の付いた包丁を押収したという。 恭平容疑者が住むマンションの住民男性によると、恭平容疑者とみられる住人は半年ほど前に引っ越してきたという。他の人の出入りはなく一人暮らしとみられ、尼崎市ナンバーのバイクに乗って毎朝出かけていたという。男性は「おとなしい印象だった」と話した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

結婚報道、週刊誌が小室家追う理由 「公人性高い」「国民の関心事」

 秋篠宮家の眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐって週刊誌の報道が過熱している。小室家の私生活に踏み込み、バッシングととれる報道もあった。なぜ過熱したのか。問題は無いのか。(赤田康和、杉浦達朗、貞国聖子) 2人の交際が明らかになった2017年春以降、女性週刊誌3誌は関連記事を数多く掲載してきた。 同年12月、「週刊女性」が「秋篠宮家激震! 結婚に“黄信号”」と題して小室さんの母・佳代さんが元婚約者から受け取った計400万円をめぐって対立が生じていると報道。その後、各誌で、この金銭トラブルの報道のほか、小室さん親子の私生活の暴露や親子への非難ともとれる報道が目立つようになった。 「女性セブン」は19年4月、当時、米国留学中だった小室さんの「金銭面の不安」を指摘し、「セレブニート生活」と報道。「女性自身」は20年1月、佳代さんの指輪やクリスマスイブの行動を報じ、「金満潜伏を支える『恋人の存在』」と見出しに掲げた。「週刊女性」は今年4月、小室さんが公表した金銭トラブルの説明文書を「マザコン白書」と酷評した。 一般週刊誌では発行部数が多い4誌の中で「週刊新潮」と「週刊文春」が小室さん関連の記事を多く載せてきた。「週刊新潮」は今年9月、「小室圭さん虚飾の全記録」と特集。「週刊文春」は20年12月、小室さんがインターナショナルスクール時代に同級生の女子をいじめていたと、女子の証言を元に報じた。 各誌はなぜ力を入れるのか。「週刊新潮」の宮本太一編集長は取材に「お二人のご結婚は注目される国民的イベント。タブーなしに国民の関心事に切り込むのは我々、週刊誌ジャーナリズムの重要な仕事」と強調。眞子さまの弟悠仁さまが将来の皇位継承者であることを踏まえ、「小室さんが将来の天皇の義理の兄としてふさわしい方なのか、読者には懸念を抱く人が多く、我々の報道に対しても批判より賛同の声が多い」と話す。 「週刊文春」の加藤晃彦編集長も「小室さんは公人性が極めて高く、どんな方なのか、伝える意義は大きい」と指摘。「不利益な過去の問題を報じる際も、当事者の証言や証拠となる音声やメールなど、あくまでも事実に基づいて報道している」と話した。 また、加藤氏は「昭和から平成、令和へと時代が移るにつれて、皇室や皇族にとっても『公』の領域が小さくなり『私』の領域が大きくなっている。特に、眞子さまたち若い世代にとって、結婚そのものが『私』の領域、プライベートな事柄に属すると考えておられるのだと思う」と分析する。 その上で「一方、国民の中には、皇族の結婚は、税金が投入される可能性があることや皇室のあり方に関わることから、まさに『公』の問題だと考えている人も少なくない。国民の中で、皇族の『公』『私』の線引きをめぐる考え方に分断が生まれている」と指摘し、「どこまでが報じる価値のある『公』の領域といえるのか、日々悩みながら誌面を作っている」とも話した。 女性誌3誌は取材に応じなかった。過熱する報道「批判的な記事、よく売れる」 なぜここまで報道が過熱したのか。ある週刊誌の編集者は「小室さん親子に関する特集を載せた号はよく売れる。特に『疑惑』など批判的な記事が載った号はいい」と話す。別の記者も編集会議でお二人に関わる記事を常に求められると明かした。 宮内庁の対応も影響したとみる向きがある。同庁は皇室報道で虚偽や誤認があると判断した場合、出版社への抗議や公式サイトで問題点の指摘をしてきたが、小室さん親子に関する報道は事実上静観してきた。「民間人であり、報道内容について宮内庁が真偽を調べることは難しく、コメントする立場にない」(関係者)というスタンスだ。 18年5月には「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」と題した見解を発表したが、その際も、問題視したのは上皇ご夫妻に関する報道で、小室さん親子に関する報道には言及しなかった。 週刊誌の記事はヤフーニュースに転載され、コメント欄に投稿が集まった。目立つのは結婚への反対や、結婚時に支給される予定だった一時金など税金が使われることへの批判だ。同庁は今月1日、眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたと公表。記者会見に同席した医師は「誹謗(ひぼう)中傷と感じる出来事」に「週刊誌報道」と「ネット上のコメント」が含まれると述べた。 過熱する報道をめぐって皇室には苦い経験がある。1993年、皇后美智子さま(当時)は自身へのバッシング報道が週刊誌などで続く中で倒れ、声が出なくなった。美智子さまは当時、「事実でない報道には大きな悲しみと戸惑いを覚えます。批判の許されない社会であってはなりませんが、事実に基づかない批判が繰り返し許される社会であって欲しくはありません」とコメントした。 当時を知る関係者は「週刊誌の大きな見出しとともに報じられることで根拠不明の情報が確定した事実のように大量に流通し、目にした人から批判の声が届くのは当時と同じ構図だ。今はSNSなどで拡散されて誤認が広まりやすい分、より危機的だ」と話す。朝日新聞出版は 朝日新聞出版の週刊誌なども報じてきた。編集方針はどうだったのか。 「週刊朝日」は小室さんについて女性を魅了する「ヤバめの男」の空気があると評し、理由を考察するフリージャーナリストの記事などを掲載した。小室さんが金銭問題を説明する28枚の文書を公表したことについて「執拗(しつよう)ともいえる自己主張と、繰り広げられる正義」と論評した。渡部薫編集長は「皇族の結婚相手とその家族については国民の関心が高く、詳しく報じる必要があると考えている。ヒートアップする『疑惑』で読者をミスリードしないよう冷静な報道を心がけている。真実を伝えるという公益性と、報道される側の人権の保護の両方を検討し、私人につきまとったりメディアスクラムに加担したりしないよう配慮している」とした。 「AERA」は「(小室さんの公表)文書から透けて見えるのは昭和的な野望と高いプライド、そして強い自己主張」とする記事などを掲載。片桐圭子編集長は「親子についてあまり報じないのは、皇族の結婚相手と家族であっても一般市民でプライバシーへの配慮が必要との考え方を重視しているため」とした。 2誌の記事と独自記事を掲載するサイト「AERA dot.(アエラドット)」は結婚についてネット上でアンケートをし、何度でも回答できる形で約3万5千件を集計。「祝福する気持ちがない」が大半を占めたとし、「国民に対して説明責任を放棄しているから」といった意見も紹介した。小室さんの経済力を懸念する記事も掲載した。佳代さんが元婚約者にメールでトイレットペーパーの購入を依頼したとする記事では「小室さん親子のズレた金銭感覚」という見出しを掲げた。 森下香枝編集長は「アンケート記事では祝福の声を多く紹介し、バランスを十分にとっている。小室さん親子に対しても節度をもって取材している。眞子さまと小室さんの結婚は社会の関心が高く、皇族の結婚という公益性のあるテーマゆえに多様な意見があることから、誹謗(ひぼう)中傷ではない宮内庁OBや官邸関係者、識者の意見や感想は紹介している」と説明した。曽我部真裕・京都大教授(憲法・情報法)の話 皇族の結婚相手に一定の条件が求められると考える国民がいることは否定できない。小室さん親子の金銭トラブルなど過去の問題は、この条件に関わるテーマで、報じることに一定の公共性があるといわざるをえない。 ただ、一連の報道には、小室さんを「ジゴロ」「世間が嫌悪を催した青年」「髪結いの亭主」、佳代さんを「姑息(こそく)」「噓(うそ)と見栄(みえ)」と評するなど悪意があるとしか思えない表現が散見される。公共性のあるテーマに関する記事でも限度を超えた論評は違法となりえる。 小室さんが訴訟を起こせばかえって世間の反発を呼ぶ恐れがあり、批判的な報道は相手が反論できない中でされている面がある。その点に大きな問題がある。 国民のやじ馬的関心に際限なく応えていけば、公共性を逸脱していくことになる。報道機関には自らを律する倫理が求められる。眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐる経緯2017年9月 2人が婚約内定の記者会見   12月 週刊誌が小室さんの母佳代さんと元婚約者の「金銭トラブル」を報じる 18年2月 宮内庁が結納にあたる「納采(のうさい)の儀」と結婚式の延期を発表   11月 秋篠宮さまが会見で「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ納采の儀を行うことはできない」「それ相応の対応をするべきだ」と問題解決を求める発言 19年1月 小室さんが「(金銭問題は)解決済みの事柄と理解していた」とする文書を公表 20年11月 宮内庁、眞子さまが記した「お気持ち」を文書で公表 21年4月 小室さんが金銭トラブルの経緯を説明する28枚の文書を公表   10月 宮内庁が2人の結婚を発表。眞子さまが複雑性PTSDと診断されていたと明かすSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「強く胸に刻む」震災後初の成人式に46人の笑顔 福島県大熊町

飯島啓史2021年10月16日 21時44分 東京電力福島第一原発事故の避難指示が2年前に一部で解除された福島県大熊町で16日、震災後初となる町内での成人式が行われた。当時、小学4年生だった新成人46人が全国各地から故郷に集まり、再会を喜んだ。 震災後、町の成人式は町外で行い、今年も1月に町外で開催予定だった。しかし、コロナ禍で2度延期され、今回は建設中だった町の新たな交流施設の完成に合わせ、10年ぶりに地元で開催した。 新成人代表の新潟大3年の遠藤瞭さん(21)は「10年前の震災と現在のコロナ禍で、私たちの日常生活は当たり前ではないと2度も実感した。大人の仲間入りをする私たちも、当たり前の生活のため役割を果たせるよう、強く胸に刻んでいきたい」とあいさつした。将来は福島第一原発の廃炉問題に取り組みたいという。(飯島啓史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

2年ぶりの都合唱コンクール 大学職場一般、4団体が全国決める

 第76回東京都合唱コンクール(都合唱連盟、朝日新聞社主催)の大学職場一般部門が16日、北区の北とぴあであった。四つの部門に計32団体が出場、11月に岡山市のシンフォニーホールで開かれる全国大会に出場する4団体が決まった。4団体の他に、一昨年の全国大会で文部科学大臣賞を受賞したCombinir di Coristaがシードで出場する。 コンクールは2年ぶり。出場者は久しぶりにステージを楽しむように、歌声を響かせた。結果は次の通り(◎は都代表で、都合唱連盟理事長賞も受賞)。 【室内】金賞 ◎女声合唱団…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

アレフ施設に放火しようとした男、警察官に暴行容疑で逮捕

2021年10月16日 17時30分 警察官に抵抗してけがを負わせたとして、警視庁は16日、東京都江戸川区が拠点の右翼団体顧問で土建業大舘守容疑者(55)=同区大杉5丁目=を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 同容疑者はオウム真理教の後継団体「アレフ」の施設に放火しようとして、警戒中の警察官に取り押さえられたという。「金に困って死のうと思ったが、死ぬくらいなら逮捕されようと思った。逮捕されるなら世直しのため火を付けようと思った」などと説明しているという。 公安部によると、逮捕容疑は16日午前8時ごろ、東京都足立区入谷9丁目のアレフの道場が入るビルの前で、大舘容疑者が新聞紙にライターで火を付けようとするのを見つけて制止した50代の警察官に対して、両腕を振り払うなどして暴行を加えたというもの。警察官は指を擦りむくなどのけがを負った。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

兵庫・尼崎の刺殺事件、被害者の元夫を事情聴取 殺人容疑

2021年10月16日 17時44分 兵庫県尼崎市昭和通4丁目のマンション敷地内で15日夜、女性が刺されて死亡した事件で、兵庫県警は16日夕、女性の元夫に任意同行を求めた。殺人容疑で事情聴取し、容疑が固まれば逮捕する方針。捜査関係者への取材でわかった。 捜査1課によると、亡くなったのは、このマンションの住人で事務員の森本彩加さん(28)。屋外の駐輪場そばの通路でうつぶせに倒れており、背中に複数の刺し傷があった。 15日午後8時ごろ、マンションを訪れた宅配業者が、通路へ入ったところで男が女性を刺しているのを目撃して通報した。 県警が付近の防犯カメラ映像を確認したところ、通報時間の前後に、黒っぽい上下の服を着た男がマンションの方へ出入りする様子が映っていた。男はマンション前に止めてあったスクータータイプのオートバイで、国道2号を西の方向へ走り去ったという。 県警はその後の捜査で、兵庫県内にある元夫の自宅近くで特徴のよく似たオートバイを押収。車体には血が付いており、元夫が事件に関与した疑いがあると判断した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

乳幼児向けの同じパンで窒息事故2件、1人死亡 近く公表へ

 乳幼児向けに販売されている同一のパンを食べた生後10カ月と11カ月の男児2人が窒息する事故が起きていたことが、国民生活センターへの取材で分かった。このうち10カ月の男児は死亡した。同センターは商品の大きさや硬さに問題があったとして、消費者への注意喚起のため近く公表する。製造会社は、事故を受けて対象年齢を10カ月ごろから1歳以上へと改めており、今後、パンを軟らかくしたり、一口で口に入れられない大きさに変更したりする。 事故が起きたのは、大阪府河内長野市のカネ増製菓が製造した「かぼちゃとにんじんのやさいパン」。同社によると、一口大のパン(縦約2・5センチ、横約3・5センチ、厚さ約2センチ)が45グラム分入った商品や、70グラム分入った商品などがある。2商品で2020年は計約190万袋出荷したという。 センターなどによると、昨年3月、沖縄県で生後10カ月の男児がパンをのどに詰まらせて窒息し、病院に運ばれたが死亡した。保護者が目を離したすきに自分でパンをつかみ丸ごと口に入れたとみられる。ふやけたパンがのどの奥まで詰まっていたという。また、今年6月には静岡県で11カ月の男児がのどに詰まらせたがはき出し、命に別条はなかった。 同社の説明によると、45グラム入りパッケージには最初の事故当時、表に対象月齢を「10カ月頃から」と記載し、裏には、「お願い」事項として、のどに詰まらせないために子どもが横になっているときやおんぶしているときは与えないこと、「月齢はあくまで目安」「うまく飲み込めないことがありますので、(中略)必ず大人の方が注意してあげてください」などと書かれていた。乳幼児以外にも食べてほしいとして、70グラム入りの商品にはこれらを記載しなかったという。 しかし、死亡事故を受け、今年2月の製造以降、表に対象月齢を表記せず、「かみきる力の弱い乳幼児や高齢者の方などが、1個丸ごと口に入れた場合に『のど』に詰まらせるおそれがありますのでご注意ください」と記載。また裏面の「お願い」も赤字に変えて、「1歳頃からご使用いただけますが、月齢はあくまで目安」「上手く飲み込めないこともありますので、飲み込み終わるまで必ず注意して見守ってあげてください」などとした。商品は現在も全国のベビー用品を扱う店や通販サイトで販売されている。 センターは調査結果として「ほかの製品と比べ、硬さや大きさの面でのどに詰まるリスクが高かった」。調査に関わった、武蔵野赤十字病院口腔外科の道脇幸博歯科医師も「口の中にいれると唾液(だえき)を吸ってふくらみ、とけにくかった。硬く弾力性もあり、歯が生えそろっていない乳児がかむには難しい製品だった」と指摘する。 厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」は、生後9~11カ月の乳児に与える食事の目安を「歯ぐきでつぶせるかたさ」としている。消費者庁によると、乳児向け食品の形状などに関する国の基準はないという。 同社は、昨年6月に日本小児科学会から死亡事故の指摘を受け、事態を把握。2件目の事故発生後にセンターから聞き取りや商品の問題点の指摘があったと説明している。社長は「子どもの成長具合や近くの保育園の園児らに食べてもらうなどの確認をして販売した。お子さんが一個丸ごと食べることは想定していなかった。うちの商品でそういう事故が起こったことは、かなり厳しいことかなと思う。申し訳ない」と話す。 同社は来年1月にも、パンを軟らかくし、1個の大きさを縦約3・5センチ、横約6センチに変更し、「口の中に1個丸ごと入らないサイズにする」という。また小さく千切るための切れ目も深く長く入れるとする。従来品の賞味期限は45グラム入りが180日、70グラム入りが90日だが、回収はせず、順次新商品に切り替えるという。(前田朱莉亜、小林未来)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Shohei Ohtani’s mentor Hideki Kuriyama to step down as Fighters manager

Sapporo – Nippon Ham Fighters manager Hideki Kuriyama, who orchestrated Shohei Ohtani’s development as a…

Hirokazu Sawamura flat in MLB playoff debut as Astros beat Red Sox

Houston – Japanese right-hander Hirokazu Sawamura made his major league postseason debut for the Boston…

双子パンダ、早かった名前発表 「上野の法則」をひもとくと

 シャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)。上野動物園(東京都台東区)で6月に生まれた双子のジャイアントパンダの名前が今月上旬、発表された。予定より少し早めの発表に、地元・上野では街を挙げての命名祝いの準備が急ピッチで進んでいる。(本間ほのみ)「パンダ効果」に乗りたい上野 2頭の名前が発表された8日、上野の商店主らでつくる上野観光連盟の理事長二木忠男さん(68)は予想していた発表日より早いニュースに驚いた。名前発表は10月中旬以降と聞いていた。「2頭の名前を大切に、上野の街を盛り上げたい」と、街に掲げる双子パンダの名前入りペナントやポスターを急ピッチで制作中だ。パンダによる経済波及効果は大きいといい、「コロナで今上野は沈んでいる。パンダ効果に乗っていきたい。年末に向けて盛り上げていく」と意気込む。ペナントやポスターは今月末までには街に飾りたい、としている。 松坂屋上野店では8日の名前発表直後から2頭の名前を印字したパネルを店頭に飾り、双子の「2」にちなんで「20%オフ」や「20グラム増量」といったセールを始めた。9月下旬から婦人服売り場の一角にパンダグッズを集めたコーナーを作り、名前発表のその日に向け、準備を進めていた。 名前発表直後の週末となった9、10日は、緊急事態宣言が解除されていたこともあり、多くの来客があったという。広報担当者は「名前は上野のみんなが心待ちにしていたこと。この盛り上がりをもっと継続させていきたい。長くゆっくりお祝いしたい」と喜ぶ。 松坂屋上野店地下1階。ファンの間で「パンダ案内所」とも呼ばれる「上野案内所」は、約180点のパンダグッズが並ぶ。名前発表当日は普段の4倍にもなる来客数があり、スタッフの人手が足りなくなったという。案内所店長の桜井智子さん(37)は「上野の街に笑顔が戻ってきたようだった」と話す。 9月に上野駅近くにオープンしたパン屋「米よりパンだ!?」は発表当日の夜、店の看板に2頭の名前を入れた。翌日には双子パンダをモチーフにしたちぎりパンに名前を刻印して販売。土日で用意した200個が完売した。老舗西洋料理店「上野精養軒」でも9日から命名を記念したデザートを用意した。 双子パンダの「熱風」は上野の周辺にも吹いている。台東区浅草橋の老舗人形店「吉徳」ではパンダのぬいぐるみ「シンフーパンダ(幸福大熊猫)」を製造、販売している。10年以上のロングセラーとなっているこのぬいぐるみ、10月初旬ごろには注文数は右肩上がりとなり、名前が発表されると、通常時の5倍ほどにふくれあがった。歴代パンダの名前の付け方、見えてきた共通点 時に社会現象にもなる上野動…この記事は有料会員記事です。残り911文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル