気温が上昇、花畑に「春」が到来 千葉・南房総の農家

 連日の好天で気温が上がり花畑に「春」が来た。  房総半島の南、千葉県南房総市千倉町白間津の集落では、農家が植えたストックやポピー、キンセンカなどが咲き誇っている。花畑のすぐ先は外房の太平洋で、潮風と花の香りが交ざりあっている。新鮮な花を自分で選んで切り取る「花摘み」を楽しむこともできる。  霜が降りにくい南房総は花の露地栽培が盛んだ。ただ近年は花農家も高齢化が進み数が減っているという。南房総市観光協会によると、見頃は3月中旬ごろまで。(迫和義) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

JO de Tokyo : « l’affaire Mori », révélatrice du mal-être des femmes japonaises

Le premier ministre, Yoshihide Suga et Yasuhiro Yamashita, président du Comité d’organisation des JO, refusent…

信号機を5万円で落札 「おじいちゃんの家に隠したい」

 佐賀市交通公園で6日、使用済みの信号機の入札会があった。信号機が売られるのは珍しいといい、ファンやその家族ら約10人が集まった。落札者がガッツポーズする場面もあった。  売られたのは車両用(縦約40センチ、横125センチ、重さ36キロ)四つと、歩行者用(縦約70センチ、横38センチ、重さ26キロ)八つ。子どもたちに交通ルールやマナーを学んでもらおうと約30年前に公園に設置された。老朽化に伴い昨年9月に撤去されたが、市民から譲ってほしいという要望が出ていた。  入札会では参加者が希望金額を紙に書いて職員に渡し、職員は最高金額の人を読み上げていった。この日の最高は車両用の6万円で、最低は歩行者用の3千円だった。  車両用一つ、歩行者用二つを計約5万円で落札したのは小学5年生の男の子(11)。3歳のころ、信号機の表示デザインの違いに興味を持って調べるうち、信号機の世界にのめり込んだ。父親とお金をためて参加したが、予定より二つも多く落札してしまったという。「置く場所がなく、お母さんに怒られる。おじいちゃんの家に隠したい」と話していた。  歩行者用を3万円で落札したパートの神崎拓さん(23)は全国の信号機を撮り歩いていて、集めた写真は6千枚以上という。「信号機を買うのは初めてで、心に残る時間だった」と感慨深げだった。家で眺めるという。  信号機は廃棄に5万円ほどかかるが、競売で約24万円が市に入る。市の担当者は「人が来るかどうか不安だったが、こんなに来ていただいてうれしい。インテリアとして使われるのではないか」と話していた。(松岡大将) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

復興するため模索する「新しい日本」 教訓を忘れないで

 東日本大震災で九死に一生を得た菊池由貴子さんは、「大槌新聞」を創刊、復興とその課題を書き続けています。「忘れてほしくないのは『悲しみ』ではない」と菊池さんは言います。  「震災を忘れない」って言いますが、被災者は何を忘れてほしくないと思いますか。家族や家や町を失った悲しみでしょうか。もちろんそういう方もおられるでしょう。  私がまず、忘れてほしくないのは「復興の理念」です。  東日本大震災復興基本法ってご存じですか。私は、その条文にある「基本理念」が大好きです。  「被害を受けた施設を原形に復旧すること等の単なる災害復旧にとどまらない活力ある日本の再生を視野に入れた抜本的な対策」  「新たな地域社会の構築がなさ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

みずほ銀行元行員逮捕 支店から5200万円窃取の疑い

 みずほ銀行の支店から現金約5200万円を窃取したとして、警視庁は7日、支店に勤務していた一関晴代容疑者(40)=東京都杉並区=を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。容疑をおおむね認め、「海外旅行や洋服の支払いに充てた」などと供述しているという。  麻布署によると、一関容疑者はみずほ銀行広尾支店(東京都港区)に勤務していた2017年12月下旬~19年4月中旬、行内のシステムを操作し、十数回にわたって支店長が管理する現金計約5200万円を引き出して盗んだ疑いがある。融資担当をしており、個人客から追加のローン申請があったとする虚偽の書類を作成し、上司から現金を引き出す許可を得ていたという。  銀行が不審な引き出しに気づき、19年10月に警視庁に相談した。一関容疑者は03年4月入行の正社員で、事件発覚後の19年10月に懲戒解雇されたという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自転車そのまま持って列車でGO 買い物や通院に住民も

 肥薩おれんじ鉄道(本社・熊本県八代市)は、列車内に自転車をそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を8日から運行する。ボックス席が多い車両の構造など制約が多いなか、一昨年秋の試験運行での検証を踏まえて本格実施に踏み切った。      ◇  自転車の持ち込みについては、現在も分解するなどして専用のバッグに入れれば乗車可能だが、沿線住民や自治体からは、日常の買い物や通院などでそのまま乗り込めるよう求める声があがっていた。専用バッグを持つ自転車愛好家からも「そのまま」への要望は強かった。  運行は通勤・通学で混雑する時間帯を避けて午前9時~午後3時で、週末や休日も同時間帯に限られる。また全28駅のうち川内駅だけはJR九州の駅構内にあるため除外される。自転車の持ち込みに伴う追加料金はない。  駅によっては構内移動に跨線橋(こせんきょう)を上り下りする必要があり、電動やかごつきなどの重い自転車については、駅員らの介助はなく、自ら運ぶしかない。同鉄道のホームページ(https://www.hs-orange.com/page75.html)では、乗降駅で跨線橋を使う必要があるかどうかが分かる時刻表を入手できる。  対応可能なのは1両あたり最大4台。座席の位置は限られ、一般客の乗車後に運転士が案内する。走行中に自転車を固定するバンドの貸し出しもあるが、自転車を常に手で支える必要があるため、「車内トイレはご利用いただけません」と同鉄道。また、汚れた自転車や三輪自転車、エンジンつき自転車は持ち込めず、車内混雑時には運転士が乗車を断る場合もある。  同鉄道は2019年11月に計11日間にわたってサイクルトレインを試験運行した。12月と翌年2月には自転車愛好家らを対象にモニターツアーを実施。体験した人たちからは本格運行を期待する声が多く寄せられ、事故やトラブルもなかったという。  本格運行にあたって同鉄道営業部は「利用条件はあるが、自転車と列車で日常生活の足としての利便性を高めるとともに、沿線のサイクリング観光も促して利用者増を図りたい」としている。(城戸康秀) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

信号機を5万円で落札 「おじいちゃん家に隠したい」

 佐賀市交通公園で6日、使用済みの信号機の入札会があった。信号機が売られるのは珍しいといい、ファンやその家族ら約10人が集まった。落札者がガッツポーズする場面もあった。  売られたのは車両用(縦約40センチ、横125センチ、重さ36キロ)四つと、歩行者用(縦約70センチ、横38センチ、重さ26キロ)八つ。子どもたちに交通ルールやマナーを学んでもらおうと約30年前に公園に設置された。老朽化に伴い昨年9月に撤去されたが、市民から譲ってほしいという要望が出ていた。  入札会では参加者が希望金額を紙に書いて職員に渡し、職員は最高金額の人を読み上げていった。この日の最高は車両用の6万円で、最低は歩行者用の3千円だった。  車両用一つ、歩行者用二つを計約5万円で落札したのは小学5年生の男の子(11)。3歳のころ、信号機の表示デザインの違いに興味を持って調べるうち、信号機の世界にのめり込んだ。父親とお金をためて参加したが、予定より二つも多く落札してしまったという。「置く場所がなく、お母さんに怒られる。おじいちゃんの家に隠したい」と話していた。  歩行者用を3万円で落札したパートの神崎拓さん(23)は全国の信号機を撮り歩いていて、集めた写真は6千枚以上という。「信号機を買うのは初めてで、心に残る時間だった」と感慨深げだった。家で眺めるという。  信号機は廃棄に5万円ほどかかるが、競売で約24万円が市に入る。市の担当者は「人が来るかどうか不安だったが、こんなに来ていただいてうれしい。インテリアとして使われるのではないか」と話していた。(松岡大将) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

夢の教員、息子は合格の矢先に もう一度声が聞きたくて

 ピッピッピッ……。ちょうど10回。リビングに置いた遺影のそばで、白い腕時計は今日も午後9時に鳴った。  「はいはい、待ってや」  京都府精華(せいか)町の鍋島すみれさん(60)が声をあげる。「おかん、ここにおるで!」。あの子に呼ばれているようで、すぐ反応してしまう。  おととしのクリスマス。すみれ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「一家支えるのは俺かも…」 涙こらえた小6の自分へ

 拝啓 10年前の私に伝えたいことがあります――。東日本大震災で大切な人を亡くしたり故郷を失ったりした人たちが、あの日の自分に手紙を書いた。壮絶な出来事が待ち受けていること、後悔と悲しみ、それでも信じ歩いてきたこと。過去にあてた伝言は「永訣(えいけつ)」という題で、新曜社(東京)から本になった。  宮城県石巻市雄勝町出身の牧野大輔さん(21)は、母まり子さん(当時40)が津波の犠牲になった。自宅も生まれ育ったまちも、流された。  当時は小学6年生。遺体と対面した時、公務員の父輝義さん(52)の安否もわかっていなかった。一家をこれから支えるのは、長男の俺かもしれない。そう思い、ぐっと涙をこらえた。  故郷を離れて家を再建。母のい… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

42年前航海、父の手づくり帆船に輝き再び 兵庫・芦屋

 42年前、ある男性が手づくりした小さな帆船が、最初で最後の航海に成功した。帆船はその後、兵庫・芦屋の小学校に展示されたが、長い年月とともに傷みが進んでいた。父の宝物を再び輝かせたい――。修復を申し出たのは、あのときの航海に同乗していた次男坊だった。  3本のマストを備えた真っ白な「天女丸」(全長・高さともに約5・5メートル、幅約1・3メートル、重さ約450キロ)。1977年、芦屋市の会社員だった故・細川美晴(よしはる)さんが46歳の時に作り上げた。  淡路島出身で、海運業の家に育った美晴さん。自作した船での航海を夢見ていたという。  この年の5月、天女丸の進水式を控えた美晴さんを朝日新聞が紹介していた。記事には「材料はふつうの木材店から買ってきた」「こつこつと六年間。休日の気分のよいときに集中的につくった」とある。  そして2年後の79年4月4日、初航海に臨んだ。  当時の朝日新聞の記事によると… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル