東京の感染は落ち着いた? 宣言3週間、数字を見ると…

 新型コロナウイルスの感染急拡大が続いていた東京都で、「減少の兆し」がみえ始めている。1月初旬には1日あたりの感染者数が連日2千人を超えたが、その後は増加には転じず、24日には12日ぶりに1千人を下回り、25日には618人まで減った。国の緊急事態宣言からまもなく3週間。都内の感染はこのまま落ち着いていくのか。  感染者数は、前日と増減を比べても傾向は見えづらい。検査・医療機関や保健所は土日は休日体制で、受診・検査件数が少なくなることから、曜日ごとに報告数にムラが出るからだ。傾向をつかむ上で大切なのが「曜日ごとの前週比」だ。  金曜日~月曜日の1週間前と直近の感染者数を比較してみた。  15日(金)2001人→22日1175人。  16日(土)1809人→23日1070人。  17日(日)1592人→24日986人。  18日(月)1204人→25日618人。  明らかに減少しているのがわかる。週平均で見ても17日時点は1503・7人だったが、24日時点は1202・9人と大きく減っている。25日の618人は1月に入って最少だ。  感染状況を判断する指標の一つ… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

亀井静香氏の元秘書も現金受領 克行氏から計300万円

 2019年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相で衆院議員・河井克行被告(57)の公判が25日、東京地裁であり、亀井静香・元金融相の元秘書の男性が証言した。現金を受け取ったとされる100人のうち最高額の計300万円の受領を認め、「公選法に抵触する恐れがあると思った」と述べた。  証言によると、元秘書は19年5月、克行議員から「助けてください」と言われ100万円を渡された。同年7月にも、企業訪問の依頼とともに200万円入りの封筒を差し出された。  多額だったことから「異常だ」と述べ、趣旨については「(案里議員の)選挙支援の依頼と思った」と説明した。ただ、克行議員に後援会の顧問役を打診された経緯から「顧問料」とも考えたという。昨年5月に検察の家宅捜索を受け、金を返そうと考え克行議員に電話したが、「色々と騒々しいから」とかわされ電話を切られたとも話した。  元秘書は、亀井氏の了解を得て参院議員の案里被告(47)を個人的に支援。亀井氏は野党候補を応援していた。亀井氏に現金を受け取ったことを伝えると「馬鹿者」と叱られたという。(新屋絵理、松島研人) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

男性にエアガン数十発撃った疑い、同居人ら3人を逮捕

 大阪市浪速区で昨年12月29日、全身にけがをした男性がマンションから救急搬送され、死亡した事件があり、大阪府警は25日、この前日に男性をエアガンで撃ったとして、同居していた男ら無職の3人を傷害の疑いで逮捕し、発表した。  捜査1課によると、死亡したのは同区恵美須西1丁目の奥村大輔さん(33)。逮捕されたのは、奥村さんと同居していた上杉竜也容疑者(34)と布巻良太容疑者(32)、同区下寺1丁目の榊(さかき)大地容疑者(28)。  3人は共謀し、12月28日ごろ、榊容疑者宅で奥村さんにエアガン数十発を撃ち、胸や腹にけがをさせた疑いがある。上杉容疑者は黙秘し、布巻容疑者は容疑を認め、榊容疑者は「エアガンは自分の物だが撃っていない」と話しているという。奥村さんの死因はやけどによる敗血症で、府警は今月4日、シャワーで熱湯をかけたなどとして、上杉容疑者を傷害致死容疑で逮捕していた。府警は生活上のトラブルが背景にあったとみている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

冬季国体、11自治体が不参加 6自治体が「検討中」

 愛知、岐阜両県で27日に開幕する冬季国体で、愛知県は25日、少なくとも11自治体が選手団派遣をとりやめるほか、6自治体が対応を「検討中」としていることを明らかにした。新型コロナウイルスの感染防止が理由で、両県には緊急事態宣言が出ている。  愛知県によると、日本スポーツ協会が参加予定だった43自治体に意向調査した結果だという。ただ、参加するかは各競技の監督会議で決まるため、参加自治体数は変わる可能性がある。  大会は感染対策を徹底した上で無観客で開く。大会の様子は公式サイトでライブ配信する。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ワクチン用冷凍庫、検品急ピッチ 零下70度の低温保存

 新型コロナウイルスのワクチンを保管する超低温冷凍庫の検品作業が、相模原市南区の業務用冷凍庫を扱うカノウ冷機で進んでいる。政府はワクチンが承認されれば、2月下旬から医療従事者への接種を始めるとしている。政府や全国の医療機関から発注が相次ぎ、一台でも多くの出荷を目指す。  冷凍庫は、同社がデンマークの企業に発注し製造したもの。90リットルの大きさで、米ファイザー社の新型コロナワクチンの保管で必要とされる零下70度での低温保存が可能。4人態勢で冷凍庫に傷やゆがみなどが無いか確認し、電源を入れて低温になるかを検証する。現在、検品作業は1日約40台だが、多くの発注に対応するため、2月下旬以降、作業員を6人増やし、近くに、空き倉庫を借りて検品作業を増強する予定だ。  カノウ冷機の叶伸一社長は「全社一丸となって、安心して国民のみなさまがワクチンを接種できるよう、出来るだけ早く納品していく」と話した。(杉本康弘) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

心愛さん虐待「気付けず…」 父娘知る女性の悔恨と出発

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死した事件から24日で2年がたった。父親の勇一郎被告(43)=傷害致死罪などで懲役16年の実刑判決、控訴=の元同僚の女性は、「なぜ気づけなかったのか」と自分を責めてきた。もう悲劇は繰り返させない――。女性は、地域の子どもたちを支える活動を始めようとしている。  女性は、勇一郎被告と同じ沖縄県の職場で働いていた。2人と一緒に買い物や遊びに行ったこともある。被告は心愛さんの洋服を楽しそうに選び、2人はおどけるように笑い合っていた。被告は子煩悩な父に、2人は仲の良い父娘に見えた。  最後に心愛さんに会ったのは、父娘が野田市に転居する前の2017年の夏ごろ。いつもと変わらず、明るく人懐っこい笑顔を見せていた。その後もSNSなどで送られてきた笑顔の写真を見て、家族で楽しく暮らしていると思っていた。  「うそでしょ」。19年1月、… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

市内飲食店の3分の1がカレー提供 知られざる街の名は

 東京都稲城市が「知られざるカレーの街」だとPRしている。市内の3分の1を超す飲食店にカレーのメニューがある。そば屋やカフェなど様々な店を巡れるのが魅力らしい。1月末までスタンプラリーを開催中で、全店制覇した認定証「稲城マスター・オブ・カレー」はまだ、9人しかもらっていないという。      ◇  「なぜかカレーの店が多いんですよ」。同市でフリーペーパーを発行する種田匡延さん(55)は、市内の観光関係者らでつくる「カレーで稲城を盛り上げる会」の代表だ。同会の調べでは、市内にある飲食店約250店のうち約90店にカレーのメニューがある。  種田さんは「稲城にはカレーを受け入れる土壌がある」と分析する。かつては養鶏が盛んで、鶏の骨でダシを取るカレーが家庭料理としてよく食べられてきたという。  稲城は住民が「若い」という特徴もある。都の統計によると、市の住民の平均年齢は43・7歳で、都全体(45・02歳)や23区全体(44・56歳)より若く、都内26市の中では最も若い。市経済観光課は「子育て世代が多い。お店を出すなら、家族連れに受け入れやすいカレーをメニューに入れるのでは」。  種田さんらは2018年、市内のカレーを集めた「カレー・フェスタ」を開催。その後もカレー店が徐々に増えた。今年はコロナ禍で一堂に人を集めるイベントはできないが、感染防止策をとるお店を回るスタンプラリーにしたという。  JR南武線稲城長沼駅近くのそば屋「更科京屋」は、創業した1984年からカレーライスを出す。2代目店主の松山孝之さん(47)が3日間煮込んで作る「牛すじカレー」(税込み750円)。そばつゆが香る一品だ。「作るのが大変なんで、あんまりたのんで欲しくないけど」と笑う。  南武線の矢野口駅前に一昨年オープンしたカフェ「NiNiGi CAFE(ニニギ カフェ)」の売りも、カレーだ。経営者の川瀧敏彦さん(55)が独自に12種類のスパイスを調合し、「キーマナスカレー」(税抜き1100円)などを出す。「カレーは廃れない。カレーの街に貢献できてうれしい」  「カレーで稲城を盛り上げる会」の顧問でもある高橋勝浩市長(57)は、市内のカレーを食べ歩いている。「思いがけず、新しい味に出会える」という。  スタンプラリーの台紙は稲城長沼駅前のアンテナショップ「ペアテラス」で。対象は21店舗で、3店、7店、15店分集めるごとに、景品ももらえる。(前川浩之) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

お正月の食卓にまさかのサメ?フカヒレの残りは伝統食に

 ひと月ほど前、新潟県上越地方のスーパーや鮮魚店で年末年始用として並んだ食材がある。サメ肉だ。ピンクがかった白っぽさがきれいだと感じたが、信州育ちの記者には食べ方が想像できない。専門家に取材した。  サメの競りがあると聞いて、先月27日早朝に出かけたのは上越魚市場(上越市)。サメは通年で入荷するが、毎年この日に年末年始用の食材としてまとまった競りをするという。この日は、地元で「モウカザメ」と呼ばれるネズミザメ23匹が並んだ。体長は1・5メートルほど、重さ50~95キロだが、なぜか尾やひれがなかった。  「中華料理向けのフカヒレを取り去った残りさ」。上越魚市場の尾崎徹社長が教えてくれた。サメ肉は、江戸時代から高田地域(いまの上越市)を中心に山間部でも食べられた伝統食。かつては上越沖でも捕れたそうだが、近年は宮城産が主流という。  「サメの競りで年末を感じる。“年取り魚”として煮付けや煮こごり、雑煮にも入れた。昔は丸ごと一本売りして、魚屋の店頭で切り売りしたもんだ」と懐かしむ。学校給食にも登場するサメ肉だが、消費量は年々減っているそうだ。かつては安くて身近な食材だったが、今では100グラム当たり150円前後で売られるようになった。  その競りを、サメのアクセサリー付きの帽子をかぶった上越市の料理研究家、井部真理さんが見つめていた。サメ食文化や郷土食の研究を重ね、競りを「年に1回のお祭り」という。その井部さんも富山市出身で、上越市に住むまでサメ食を知らなかったそうだ。「サメを食べる文化が残っているのは、県内では上越くらい。広島県三次(みよし)市など全国でも数えるほどしかありません。最もサメを多く食べるのは上越地方の人たち」と話す。  井部さんにサメ料理を作ってもらった。たたきのような「ぬた」はピンク色で見た目もきれい。サメを魚類だと改めて認識するほどあっさりしているが、ふわっとした脂身とうまみが口の中で溶け合って思わず箸が進む。煮こごりは皮近くにあるコラーゲンが凝固剤の役目を果たし、ゼリーのような食感と一緒に煮込んだ皮の食感のハーモニーがたまらない。サメカツは、知らずに食べた人が「ヒレ肉のとんかつ?」と勘違いするほど柔らかく、しつこさがない。和洋どちらのソースにも合いそうだ。  「小骨がなく、お年寄りや子どもも食べやすい。コラーゲン、コンドロイチン、ビタミンA、D、Eが豊富で体にもうれしい食材」と井部さん。サメの刺し身は「マグロをしのぐおいしさ」という愛好家もいるほどだ。  市公文書センターや井部さんの研究によると、江戸時代は上越沖で捕れたサメのひれを長崎経由で中国に輸出したとされ、残った肉が庶民の冬の食べ物として重宝されたらしい。今の妙高市のほか、国の境を越えて信州まで運ばれた記録があるという。歯はお守りや装飾品に、皮は刀のさやに、脂は照明の燃料に用いるなど捨てるところがなかったそうだ。  井部さんによると、頭部もエラを煮こごりの材料にしたり、ほほ肉を塩焼きにしたりするなど年配の人たちしか知らない「地元ならではの食べ方、味わいがある」という。古老から聞き取った「ぬたにするなら、(売り物ではない)しっぽ近くの細い部分」との伝説もある。レンコンとサメの煮付けが武家料理だったともされる。  井部さんは、サメ食に合う調味料「みそてり」を醸造会社と開発したほか、気軽にサメを味わってもらおうと棒状にしたカツ串も考案。高田城址での観桜会や地元の道の駅で販売し、好評だ。「サメにまつわる物語や歴史は多いのに、すたれてしまうのはもったいない。子どもや若い人にサメのおいしさを再発見してほしいんです」  サメ食といえば上越――。そんなイメージが定着し、サメを食べに人が集まるのが目標であり、夢だ。(松本英仁)      ◇  〈サメ料理〉 上越市立水族博物館「うみがたり」内のレストランでは、「サメのたれカツ丼」(みそ汁付き、税込み1050円)を2月末までの期間限定で販売中。道の駅マリンドーム能生(新潟県糸魚川市)ではシャーク串カツ(税込み300円)を販売する。新潟市中央区のレストラン「ジョイアミーア」は30日、洋風仕立てのサメ料理のフルコースを味わう「鮫(さめ)肉を囲む会」(ドリンクフリー、1人税込み8千円)を計画している。 サメ料理の作り方  《サメの煮こごり》 サメの皮……

元SMAPの森且行選手が骨盤骨折 レース中に事故

 アイドルグループ「SMAP」の元メンバーでオートレーサーの森且行選手(46)が、24日に福岡県で行われたレース中に事故に遭い、骨盤骨折の大けがをしたことがわかった。福岡県内の病院に入院しており、復帰時期は不明という。  競輪やオートレースを統括する公益財団法人JKAによると、事故は24日午後、飯塚オートレース場(福岡県飯塚市)での第11レースで起きた。森選手はスタート直後の第1コーナーで他の選手と接触し、バイクから落ちたという。意識はあり、搬送先の病院で骨盤骨折と診断されたが、詳しい容体はまだ分からないという。  森選手はSMAPのメンバーだったが、1996年に脱退してオートレーサーに転身。昨年11月にはスーパーグレードレースのひとつ、日本選手権で初優勝した。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ネット売買、出品者呼び出し高級時計奪った疑い 男逮捕

 ネットオークションの出品者を「現物が見たい」と呼び出し、商品の高級腕時計を奪ったとして、大阪府警は25日、名古屋市名東区の会社員、佐藤創(はじめ)容疑者(28)を強盗致傷の疑いで24日に現行犯逮捕したと発表した。佐藤容疑者は容疑を認め、「借金を返すためだった」と話しているという。  南署によると、佐藤容疑者は24日午後6時15分ごろ、大阪市中央区難波5丁目の商業施設内の通路で、40代の男性会社員の顔にスプレーを噴射し、男性が持っていたドイツの「A・ランゲ&ゾーネ」社製の腕時計(290万円相当)を奪った疑いがある。  男性は目に軽傷を負ったが、逃げようとした佐藤容疑者を取り押さえ、通報で駆けつけた南署員に引き渡した。ネットオークションに腕時計を出品したところ、佐藤容疑者から「買う前に現物を見たい」と言われ、待ち合わせていた。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル