【共通テスト速報】九大のリスニング、1人に機器不具合
初めてとなる大学入学共通テストが16、17の両日に実施されます。コロナ禍で11都府県に緊急事態宣言が出る異例の状況のなか、挑むのは全国で約53万5千人。各地の動きをタイムラインで伝えます。 九州大でリスニング試験のトラブル 1人に機器不具合 九州大伊都キャンパス(福岡市)では、英語のリスニングでトラブルがあった。九大によると、受験生1人が試験開始後に機器の不具合を訴え、その場で中断したという。 この受験生は、新しい機器で試験を再開。時間を繰り下げて実施した。 18:30試験を終えた受験生「緊張感はあったが、リラックスして臨めた」 名古屋大東山キャンパス(名古屋市千種区)では、午後6時半前ごろから英語リスニングの試験を終えた受験生らが続々と会場から出てきた。最寄りの地下鉄・名古屋大学駅出入り口には混雑が発生していた。 東海高校3年の阿部竜也さん(18)は一橋大経済学部を志望。コロナ禍で特に首都圏の大学ではオンライン授業が続く傾向にあるが、「東京で学びたいという気持ちは揺らがなかった」という。 試験内容については「各予備校が予想問題や傾向と対策を示していたけれど、英語の問題はどことも違っていた。自分は大丈夫だったが、リスニングでの1回読みも含め、『やばかった』と言っている人も多かった」と語った。「英語ではスマートフォンのチャットで返答することを想定した問題があり、実用的で新しい内容を出していると感じた」 「1科目ごとに換気するので少し寒かったが、暖かい格好をしていたので問題はなかった。暑くて頭がボーッとするよりはよかったと思う」。昼食については「食べたらすぐマスクを付けるようにし、皆守っていたと思う。朝からマスクを着けっぱなしなので、少し息苦しさがあった」。休み時間のトイレは少し過密と感じたというが、大きなトラブルはなく、「戸惑うことなく実力を出せたと思う。明日は数学と理科を頑張りたい」と話した。 愛知県立中村高校の女子生徒(18)は、リハビリテーションを学べる学部・学科を志望。「緊張感はあったが、それでもリラックスして試験に臨めたと思う」。「英語では長文読解の時間が足りないなど、全体としてセンター試験より難易度が上がったと感じた」という。「会場の換気や消毒など、こまめに対策してくれているのを感じて、それほど不安はなかった。トイレ休憩もある程度分散していて、特別過密とは感じなかった」という。 岐阜大(岐阜市)で試験を終えた私立富田高校3年のリマ・ヒデキさん(18)は英語について「グラフが出て、これまで解いたことがない問題なので驚いた」。県立長良高校3年の小原光貴さん(18)は「地理に目新しいグラフが出てきて考えさせられた。英語も問題の量が多くて焦った」と話した。同高3年の別の男子生徒(18)は「世界史はグラフの読み取りが多くて、センター試験と傾向が変わったと思った。知識を前提にして考えないといけないと思った」と話した。 16:15JR常磐線で遅延、受験生4人が影響 大学入試センターは午後4時15分、茨城県日立市内のJR常磐線で遅延が起きたため、午後3時10分から始まる外国語の試験を受ける予定だった4人が影響を受けたと発表した。3人は遅れて会場の茨城キリスト教大学(同市)に到着し、別室で63分の繰り下げ受験となった。1人は受験を取り下げたという。 がんばれ受験生! 駅に応援メッセージ 大阪大に近い大阪モノレール山田駅(大阪府吹田市)で、受験生への応援メッセージが書かれた手作りのボードを見つけた。…