【速報】名人が反撃、追い越したか ただ残り時間は3分
豊島将之名人(30)=竜王とあわせ二冠=に渡辺明三冠(36)が挑戦している第78期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局は11日午前9時に再開された。 1日目の10日に豊島名人が要所に角を据え、これに対して渡辺挑戦者が56手目を封じた。再開後は、午後0時30分から1時間の昼食休憩、午後6時から30分の休憩をはさんで夜までに終局する見込みだ。(村上耕司) 20:55渡辺三冠が勝利 144手で後手の渡辺挑戦者が勝利した。 20:43終局間近か 形勢の針が大きく揺れ動いているようだ。杉本八段は「渡辺三冠の勝ちになったと思います」。終局間近か。 20:10名人が盛り返す 渡辺三冠が好調に攻めているように見えたが、豊島名人が盛り返している。▲1四歩(111手目)が厳しい攻めだ。渡辺三冠は考え込んでいる。副立会人の杉本八段は「豊島名人が追いつき、追い越したかもしれません」と分析する。 ただ、名人は残り時間が3分しかない。挑戦者は40分近くある。この差も勝敗のカギを握るかもしれない。(村瀬信也) 19:42アクリル板を立てる 渡辺三冠が△1二玉に26分使い、持ち時間が残り58分になった。豊島名人は次の▲1五歩に8分を投入。こちらは残り9分になった。 秒読みの開始に伴い、記録係の高田明浩三段(17)が顔の前にアクリル板を立てた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための配慮だ。(村瀬信也) 19:30局面は終盤に 局面は終盤に差しかかってきた。渡辺はここで手を止めている。玉をどこにかわすか悩ましいところだ。豊島はフェイシャルペーパーで顔を拭う。(日本将棋連盟の棋譜中継から) 18:30対局再開…