隣に座らない…「これは無理」 夜の街、ルール作り苦悩

 緊急事態宣言の解除を受けて経済活動が段階的に再開しつつあるなかで、地域によっては再開の道筋が見通しにくい業種もある。クラスター(感染者集団)が一時発生した「夜の街」の接待を伴う飲食店もその一つだ。業界団体は指針をつくり、感染を防ごうとするが、接客ぶりを左右するだけに頭を悩ませている。 客も店員もマスク、なるべく動き回らない――  「お客さまの近くに座って会話を楽しむのがサービスの根幹。果たして受け入れてもらえるのか」。ナイトクラブやスナック、バーなどの約1万9千事業者が加盟する全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会(全社連、東京都港区)の高橋信夫事務局次長は悩む。政府の求めに応じて、業界で指針をつくる考えだが、厚生労働省が示した原案が厳しすぎると思えるからだ。  高橋さんが最も懸念を示すのが… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

京アニ放火、青葉容疑者の今後は 刑事責任能力が焦点に

 京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件の発生から10カ月あまり。自らやけどを負った青葉真司容疑者(42)は一時、命の危険もあったが、皮膚移植手術を繰り返し受けて回復し、逮捕、勾留された。今後の取り調べで、何を語るのか。 春ごろから体調は安定  防犯カメラがとらえていた赤いTシャツ姿とは、まるで別人だった。入院先の京都市内の病院から伏見署に移された青葉容疑者は、白い布のようなものにくるまれて担架に乗せられ、顔や腕が赤くただれていた。皮膚の状況を踏まえ、手錠もしていなかった。ブルーシートのすき間から見えた一瞬の姿が、36人の命を奪った火災のすさまじさを物語っていた。  昨年7月18日。第1スタジオの南約100メートルで身柄を確保された。「(小説を)パクりやがって」。怒った様子で周囲に叫んだ。全身に負ったやけどの治療のため、京都市内の病院へ。意識不明の重篤な状態が続き、事件2日後、高度なやけど治療を受けられる大阪府内の病院に移った。  やけどの深さは、大部分が皮下組織まで達する「3度」と診断された。筋肉まで損傷した部分もあった。焼けなかった自分の皮膚を培養し、移植する手術を重ね、介助があれば体を起こせるほどに回復。昨年11月に京都市内の病院へ戻り、リハビリを続けてきた。高熱が出ることもあったが「春ごろから発熱の回数が減り、安定した」(京都府警幹部)という。 逮捕時、火災の全容知った容疑者は  「小説をパクられた」「爆発物もって京アニ突っ込む」「最初から原稿を叩(たた)き落とし裏切る気だった」  インターネットの掲示板には2… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

eスポーツと北海道の意外な関係 次は高齢者も取り込め

 広大な北海道で「eスポーツ」? 仮想現実でのゲームがスポーツになったときから、北海道はその先端にいる。eスポーツと北海道の意外な関係とは――。 リアルスポーツのプロチームが初参戦  プロバスケットボール・B1リーグ「レバンガ北海道」。eスポーツのプロチーム「LEVANGA☆SAPPORO」を立ち上げて3季目を迎えた。  対戦型カードゲームの「シャドウバース」のプロリーグが始まったのが2018年。その年、レバンガはプロスポーツチームとして初めて参入し、さっそくシーズン優勝を果たした。 拡大するリーグ初年度の大会で優勝したレバンガの選手たち=LEVANGA☆SAPPORO提供 脱サラして挑戦  きょうま選手(27)は、1年目からチームに所属する「脱サラ」選手だ。大学生の頃、このゲームに出会った。サラリーマンだった2018年1月、大会に出場してトップを取った。賞金は100万円だった。 拡大するプロとして活動するきょうま選手。チームユニホームにはスポンサー名が入る=LEVANGA☆SAPPORO提供  そんな頃、プロリーグが発足した。レバンガの公募に応じた。勤務先の上司に退社を告げると、「プロゲーマーって何だよ?」。  囲碁はアマ5段の腕前。「上には上がいた」と、囲碁では届かなかった「プロ」という夢。「勝負の世界で試合をできるのは楽しい」 拡大するeスポーツの「シャドウバース」をプレーするきょうま選手=LEVANGA☆SAPPORO提供 レバンガ、参戦のワケ  バスケットという、リアルなスポーツチームであるレバンガがeスポーツに参入したのはなぜか。  横田陽CEOの説明は明快だ。… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら…

徳光和夫さん、専門家会議の議事録を作成しない政府に疑問…「何か理由があるんではないか?それは一体なんなんだ…」(スポーツ報知)

 フリーアナウンサーの徳光和夫さんが30日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜・前5時)に生出演した。 徳光さんは、緊急事態宣言が全国で全面解除されたことに触れ、解除はされたが新型コロナウイルスに「いまだに目に見えない恐怖があり続けている」などと指摘した。さらに「いろいろ安倍さんの発言を聞いておりましても、何だろうな、日本は成功したかのような形でおっしゃっていますけど、あれは、ぜひ政治家のみなさんにも専門家のお医者さんにも知って頂きたいのは、国民性だよね。日本人の国民性がお上のいうことを守っている。言うことは守りましょうと脅威を感じている一方で抗しているのではないのかなと思います」と指摘した。 続けて政府が新型コロナウイルスに関する専門家会議で発言者を明示した議事録を作成せず、議事概要にとどめていたことに、「(議事録が)今後の方針を決定する際に過去の検証が生きてくるはず」とした上で、議事録を残さなかったことに「これちょっと信じられないことだと思えてならない。議事録を残さないと決めたからには、何か理由があるんではないかなと思えてならないわけであります。それは一体なんなんだと。これこそ残しておかなければいけないわけであります」と疑問を投げかけた。 その上で議事録を残さなかったことに「一応、簡単に、容易に想像できますのは、専門家会議が打ち出した方針でありますとか対策であるとか後々、検証で批判の対象になることを恐れたからじゃないかなということを勘ぐってしまう。といいますのは、これまでのありとあらゆるスキャンダル、不祥事に関して記録を隠蔽(いんぺい)したというふうに疑われてきた安倍政権じゃないですか。なんかいかにも発想しそうな手段だなと思えてならない」と指摘していた。 続けて今回の問題が「これは今週のニュースの中でそんなに大きく取り上げないといないんですが、どうしてもっと取り上げないのかなと思いました」と話していた報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「自粛のファシズム」と「修正グローバリズム」 新型コロナウイルス論議の反省と展望(THE PAGE)

 4月7日に7都府県で出された後、全国に広がった緊急事態宣言が5月25日 、すべての都道府県で解除されました。しかし、以前の生活にすんなりと戻れるわけではありません。むしろ、世界はこれを機に大きく変わるかもしれません。 建築家で、文化論に関する多数の著書で知られる名古屋工業大学名誉教授・若山滋氏は、「問題点を反省し、今後の展望をひらく必要性を感じる」といいます。日本で本格的に新型コロナウイルスが話題になり始めた2月からのおよそ3カ月間を若山氏が独自の視点で振り返りつつ、これから先の世界の姿について論じます。 「大したことない」から「大変だ」への変化  少し落ち着いてきた。ここで主としてテレビ番組における、新型コロナウイルスに関するこれまでの議論を整理して、その問題点を反省し、今後の展望をひらく必要性を感じる。結果がよければ原因を追究しないというのでは、また同じ危機に陥るだろう。 2月から3月初旬までの初期の段階では、多くの論者=コメンテーターから「さほど恐れることはない」「むしろ感染が疑われる人(中国からの帰国者など)に対する偏見がよくない」といった発言が聞かれた。専門家の中にも「恐れすぎるな」という意味を込めて「正しく恐れるべきだ」という人が結構いた。検査と隔離の強制にも、人権上の抵抗が感じられた。 しかし3月中旬以後、欧米での感染拡大が伝えられてから、旗色が一挙に変わった。イタリアから欧州全土、そしてアメリカで、あっというまに感染が広がり死者が急増するのを知って、同じコメンテーターが「大変だ」といいはじめ、政府の対応が遅くて生ぬるいと批判するようになった。ワイドショーばかりでなく、本格的な報道番組でも見られたことだ。 事実と情報が変化するのだから仕方ないともいえる。しかし専門家が自分の意見を主張しそれが結果的に間違っていたとしても理解できるが、専門家でない者が、よく分からない事象を、しかも国民の命にかかわることを、その場の空気で発言するのは無責任というべきだろう。こういった言論が、習近平主席の来日や東京オリンピックなどとともに、政府の水際対策が後手にまわる要因となったとすれば問題である。 次ページは:「経済との二者択一」はまちがっている 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

東京22人感染も6月1日から「ステップ2」へ 小池知事、直近7日間1日平均20人未満で移行は「妥当」(スポーツ報知)

 東京都の小池百合子知事は29日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請を3段階で緩和する「ロードマップ(行程表)」について、6月1日午前0時に「ステップ2」へ移行すると発表した。週明けから、劇場やスポーツジムなどが営業再開可能となる。一方で、都内では29日、22人の新規感染者が確認され、15日ぶりの20人超えとなった。小池氏は新たな標語として「ウィズコロナ(コロナと共に)」と掲げ、「第2波への警戒は高まっている。営業再開に当たり、感染防止対策を徹底してほしい」と呼び掛けた。 経済活動の本格的な再始動と共にスタートする「ウィズコロナ」生活は、感染の“第2波”への警戒と隣り合わせとなりそうだ。 小池氏はこの日、休業要請などの緩和措置を、現段階の「ステップ1」から「ステップ2」へ、6月1日に移行することを発表した。映画館やスポーツジム、これまで生活必需品売り場のみの営業だったショッピングモールなどが緩和対象となる。都立学校も、週明けから分散通学で再開する。 都はこれまで、30日に「ステップ2」への移行を検討していたが、当初案より2日後ろ倒しとなった。小池氏は「この週末を、ガイドラインの再確認や、感染防止対策の徹底に利用してもらうためだ」と説明。また、「ステップ3」への移行は「臨機応変に対応する」とし、観察目安となる2週間を待たずに移行する可能性にも言及した。 各業界で営業再開の動きが高まる一方で、緊急事態宣言が25日に解除されて以降、都内の新規感染者数は微増傾向にある。29日の都内の感染者数は22人に上り、14日の30人以来、15日ぶりの20人超に。また、都が緩和を判断する7つの指標のうち、直近7日間の新規陽性者中で感染経路不明の割合は、3日連続で目安の50%を超えている。 感染の“第2波”が懸念される中での、今回のステップ移行について、小池氏は「経路不明については、夜の繁華街との関連が判明したケースを除けば50%を下回る」と説明。直近7日間の新規陽性者数が基準の「1日平均20人未満」を下回っていることに触れ、「専門家からは、次のステップへ進むのは『妥当』とのご意見を頂戴した」と説明した。 小池氏は、「現在もなお一定数の新規陽性者が発生いたしているのも事実。ウイルスと共存する『ウィズコロナ』の考え方で、引き続きマスクの着用や、都県境を越えた不要不急の移動は控えてほしい」と呼び掛けた。 ◆2か月ぶりマスク外し会見 口紅忘れた○…小池氏は会見開始から約40分過ぎた終盤、「ひょっとして私、口紅忘れてる?」と、報道陣に笑いながら問いかける一幕があった。3月30日の会見以来、約2か月ぶりにマスクを外しての会見となったが、「特に意味はありませんが、(報道陣が)2メートル以上離れてらっしゃるし。ただ、私はすごいと思うんですよ。わざわざ印をつけなくてもみんなソーシャルディスタンスを守ってる」と、“リップサービス”で会見場を後にした。 ◆感染者数4日連続2桁 死者は300人超え 東京都では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに22人確認され、うち経路不明は13人だった。累計の感染者数は5217人。1日あたりの感染者数が2桁となるのは4日連続。この日は3人の死亡が報告され、累計の死者数は302人となった。直近7日間の1日当たり平均の新規陽性者数は約11・7人となり、やや増える傾向が出ている。都とは別に、武蔵野中央病院(小金井市)は、新たに患者7人の感染を確認したと発表した。既に感染が分かっていた9人と合わせ、同病院での感染者は計16人になった。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

30日 関東など局地的な雷雨 激しく降る所も(tenki.jp)

きょう30日は、北海道から東北は大体晴れ。関東や東海と北陸では、昼頃から所々で雨や雷雨。近畿や中国、四国は晴れるが、九州から下り坂。沖縄では梅雨空。関東では雨の季節を代表する紫陽花が色づき始めた。 きょうの天気 大気不安定な所 梅雨前線の動向は 【気圧配置】きょう30日土曜日は、北海道から東北は移動性高気圧に緩やかに覆われるでしょう。本州も高気圧に覆われますが、上空に冷たい空気があるため、日中晴れて昇温するにつれて地上付近との温度差が大きくなり、大気の状態は不安定になる見込みです。九州には、前線上に低気圧が発生して夜にかけて近づくでしょう。沖縄は梅雨前線が停滞し、ゆっくり北上する見込みです。 きょうの天気 沖縄は梅雨空 九州から近畿下り坂 沖縄や奄美では、梅雨前線の影響で雨が降りやすいでしょう。雷を伴う所や激しく降る所がある見込みです。九州では、日中から雲が多く天気が下り坂に向かうでしょう。南部では夕方から、北部でも夜は雨が降り出す見込みです。日中は晴れる四国や中国地方と近畿でも次第に曇って、夜は雨の降る所がある見込みです。 きょうの天気 関東、東海、北陸 天気急変 東北、北海道 五月晴れ 北陸と東海や関東、それに東北南部の一部では、日中は多くの所で晴れますが、昼前後から夜にかけては突然の天気変化に要注意です。空が急に暗くなって、にわか雨の発生する所があるでしょう。きのうまでのようにモクモクと雲が発達して雷を伴うくらいの所がありそうです。急な雨や落雷、ヒョウ、突風などに、ご注意下さい。空が急に暗くなることのほか、遠くで雷鳴が聞こえだしたときや急に冷たい風が吹き始めたら危険サインです。頑丈な建物などに避難して、あなたやご家族の身の安全確保に務めてください。東北地方のほとんどの所と北海道は晴れの一日になるでしょう。東北の日本海側と北海道の道東では濃霧の発生する所がありますから、車を運転される方や沿岸漁業に従事される方などは要注意です。 きょうの気温 全国的に高め 北海道で真夏日も きょう30日は、全国の多くの所で、きのうと同じか高くなる見込みです。全国的に25度以上の夏日になる所が多く、30度を超える所や30度に迫る所があるでしょう。大阪は今年初めて30度以上の真夏日になると予想されます。北海道内でも気温が高く、札幌は今年初めて25度以上の夏日になる予想で、オホーツク海側の北見や東部の帯広などでは30度以上の真夏日が予想されています。季節外れの暑さになるでしょう。5月のこの時期は、日本中の多くの方々の体が暑さに慣れていない頃です。こまめな水分補給や適度な塩分、ミネラルの補給、意識的な休憩タイムなどに心がけて、熱中症にかからないよう、ご注意下さい。図中にも、ご案内がありますが、小さなお子様やご高齢の方は、暑さや水分不足に気づきにくいとされていますから、周囲の方々が気を配ってください。遠くのご両親やおじいちゃん、おばあちゃんに電話やアプリを通じて呼びかけるのもよいでしょう。日本気象協会 本社 高橋 則雄 【関連記事】 Source : 国内…

地域公共交通の感染防止対策—支援費を計上、2020年度第2次補正予算(レスポンス)

国土交通省は5月27日、政府が閣議決定した2020年度第2次補正予算に、地域公共交通における感染拡大防止対策138億500万円が計上されたと発表した。関連画像を見る第2次補正予算は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大防止策を図るための必要な経費が計上された。地域公共交通での感染拡大防止策は、地域の生活や経済活動を支えるために機能の確保が求められている公共交通について、地域公共交通事業者が十分な感染拡大防止対策を実施できるよう、駅や車両などの衛生対策、車内の密度を上げないよう配慮した運行などの実証事業を支援するもの。また、新型コロナウイルス感染拡大防止を図りながら、国土交通省の業務継続を確保することで、防災・減災や領海警備などの体制を確保するため、国土交通本省、地方支分部局、気象庁、海上保安庁でのテレワーク環境を整備する費用31億2000万円も計上された。レスポンス レスポンス編集部 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

【動画】30日の天気 – 東日本は雷雨に注意 沖縄や九州も次第に雨(30日7時更新)(ウェザーマップ)

ウェザーマップ  きょう30日(土)は日中は晴れる所が多いですが、東日本ではにわか雨や雷雨に注意が必要です。 また、沖縄や九州も次第に雨が降り、夜は四国でも雨の範囲が広がるでしょう。 きょうも東日本を中心に大気の状態が不安定になっており、昼前から関東甲信で雷の発生する確率が高くなっています。 午後は東海や北陸、福島でも確率の高くなっている所があり、こういった地域では局地的にザっと降る強い雨や落雷、突風にお気をつけください。 昼前から関東甲信では雨の降る可能性がありますが、午後になると東海や北陸、福島あたりでも所々で雨が降り出してきそうです。 近畿南部でも雨の降る所があるでしょう。 また沖縄や九州も次第に雨が降り、夜は四国でも雨の範囲が広がる見込みです。 土日の最高気温は、北海道から九州にかけて25℃を超える所がほとんどでしょう。 きょうは名古屋や大阪で30℃近くまで上がり、札幌は2日連続で27℃以上と真夏並みの暑さが予想されています。 マスクによる熱中症など、十分お気をつけください。(気象予報士・佐藤温子) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

通夜まだなのに…誤って火葬 市営火葬場、遺体取り違え

 大阪府和泉市は29日、市営火葬場で、通夜を終える前の遺体を誤って火葬してしまうミスがあったと発表した。市が葬儀業務を委託している市内の葬儀会社の社員が、遺体を取り違えて火葬してしまったという。  市や同社によると、市営火葬場「いずみ霊園」で今月22日、遺族が霊安室の隣室で遺体と面会後、社員がひつぎを霊安室に移すのを失念。隣室にひつぎを置き忘れたまま帰宅した。  翌23日、本来は霊安室に安置されていた別の遺体を火葬予定だったが、この社員が隣室に置かれたままの遺体を誤って火葬した。この社員が通夜の準備中、取り違えに気付いたという。  普段はひつぎに貼られた名札で遺体の身元を確認しているが、誤って火葬されたひつぎの名札ははがれ落ちており、社員もしっかり遺体の身元を確認していなかったという。  市と同社は両方の遺族に謝罪。辻宏康市長は「あってはならない事故が二度と起こらないよう委託会社への指導を徹底する」とのコメントを出した。(山本逸生) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル