感染者の個人情報誤掲載、弁護士ら第三者が検証へ 愛知

 愛知県が新型コロナウイルスの感染者延べ495人の非公開情報を県のウェブサイトに誤って掲載した問題で、大村秀章知事は8日の記者会見で、「個人情報を誤って載せたことはあってはならない。患者さんやご家族におわび申し上げたい」と謝罪した。弁護士などの第三者に事実関係の確認と検証をしてもらう考えも明らかにした。  県によると、今のところ転載や悪用は確認されていないが、苦情の電話が相次いでいる。氏名が掲載された感染者に連絡をとって謝罪しているが、一部の当事者からは損害賠償を求める声も出ているという。誤掲載した一覧表には、感染者の氏名のほか、職業や関係性について家族や同僚のほか、「愛人?」などと書き込んでいたことも認めた。  個人情報は5日午前9時半ごろから午前10時15分ごろまでの約45分間、県が新型コロナに関する情報を紹介するウェブサイト上に掲載された。再感染者5人を除く490人のうち396人の氏名などが閲覧できる状況になっていた。他の感染者についても入院先医療機関や入院日、退院日、クラスター(感染者集団)などの非公開情報のいずれかが見える状態になっていた。(小林圭) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

こんな時こそカーネーション 台風とコロナにめげず出荷

 5月10日の母の日を前に、昨年9月の台風15号の被災地、千葉県鋸南町でカーネーションの出荷がピークを迎えている。台風後に復旧できず栽培を諦めた農家もある中、新型コロナウイルス感染拡大による需要減のダブルショックに苦しんでいる。JA安房によると、出荷量は半減。加えて緊急事態宣言による出控えや花店の休業などの影響で供給がだぶつき、値が上がらないという。  鈴木直人さん(35)の温室では、台風で天井や壁のガラスが吹き飛ぶなど被害を受け、約2割の花がダメになった。「雪みたいに降り積もったガラスを片付けて、代わりにビニールを張って、ようやくこれから、というところでコロナが来た」と鈴木さんは話す。  イベントが多く花の需要が高まるはずの4月、緊急事態宣言が出た。売り上げは昨年に比べ7割減った。温室の修復費用がかさみ、先行きに不安は募る。それでも仕事中は心が和むという。「花の力かな。今は皆、ストレスを感じることが多いと思うけど、こんな時こそ花を飾ってほしいし、お母さんに感謝の気持ちを伝えてもらえれば」  花の生産や流通などの業界団体からなる「日本花き振興協議会」では、母の日に配送業者の負担が集中したり、店頭で「密」が起きたりするのを避けるため、5月を丸ごと「母の月」にしよう、と呼びかけている。(川村直子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

山梨大病院、すべての入院患者らにPCR検査 全員陰性

 山梨大医学部付属病院(山梨県中央市)は8日、すべての入院患者ら約370人に新型コロナウイルスのPCR検査をした結果、全員が陰性だったと発表した。  慶応大病院が新型コロナ以外の理由で来院した無症状者の患者にPCR検査をしたところ、約6%が陽性だったことが先月明らかになった。付属病院は院内感染を防ぐため、患者の少ない大型連休などに、あらかじめ同意を得て検査した。  山梨大の島田真路学長は「陽性者がいる場合も考え、(入院患者への検査を)先駆的に取り組んだ。全員が陰性となり、ほっとしている。入院患者へのPCR検査をやらないと安心できない。本来はすべての病院で積極的にやるべきだ」と語った。  県内では、県立中央病院(甲府市)が入院予定患者らにPCR検査を実施している。  一方、付属病院では8日、ドライブスルー方式のPCR検査が始まった。初日の検査数は3件で、いずれも陰性だったことも明らかにした。武田正之院長は「県や医師会と一緒に、検査数をだんだん増やしていきたい」と話した。(永沼仁) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

玉木氏は100兆円 枝野氏も50兆円…野党相次ぎ大型対策要求(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の期限が延長される中、野党は50兆~100兆円規模の追加対策と令和2年度第2次補正予算案の編成を求めている。外出自粛や休業要請の長期化で、失業や倒産の増加が懸念されるためだ。野党としては、家賃の支払い支援などと同様にいち早く方向性を示して議論を主導することで、政府・与党の対応の遅れや問題点を浮き彫りにする狙いもある。【図】今後の主な政治日程 「1次補正が視野に入れていたのは5月6日で緊急事態が解除されることだった。倍に延びているのだから相応の規模が必要だし、遅きに失している」 立憲民主党の枝野幸男代表は8日の記者会見でこう述べ、一刻も早い2次補正予算案の編成と成立が不可欠だと訴えた。枝野氏は休業補償や医療機関への支援など50兆円規模の財政支出を要求している。 100兆円規模の財政出動を求めるのは国民民主党の玉木雄一郎代表だ。4~6月期の成長率が年率換算でマイナス21%になるとのエコノミスト予測を踏まえ、「通常の国内総生産(GDP)の水準を維持するには100兆円足りない」と主張する。 財源に関しては、償還期間100年の「コロナ国債」の発行を提案した。100兆円規模の対策を求める自民党の若手らについて、「集団離党して連携してやりませんか、と呼びかけたい」と語るなど、鼻息は荒い。 政府は事業規模117兆円超の緊急経済対策をまとめたが、これは民間支出分なども含めており、1次補正の歳出総額は25兆円超。さらなる財政出動を求める声は与野党に根強い。 野党は、家賃支払い支援やPCR検査に向けた受診・相談の目安の見直しなど「自分たちが言ったことを政府が後追いでやり出した」(立民幹部)として政策提案に自信を深める。 ただ、野党が8日、政府・与党との連絡協議会で求めた経済的に苦しむ学生への支援策については、萩生田光一文部科学相が公明党の要請を受ける形で学生への現金給付に前向きな姿勢を示すなど、存在感を発揮するには限界も見える。(千田恒弥、田村龍彦) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

久保利明九段、関西トップ棋士対決に勝利 初の竜王挑戦へ本戦出場決定/将棋・竜王戦1組出場者決定戦(AbemaTIMES)

 将棋の竜王戦1組出場者決定戦が5月8日に行われ、久保利明九段(44)が稲葉陽八段(31)に117手で勝利した。久保九段は1組3位となり、上位5人までの本戦出場を決めた。【動画】関西の実力者同士の対決 タイトル7期、一般棋戦優勝6回を誇る久保九段は、勝てば本戦出場が決まる一局で、得意とする振り飛車の中から向かい飛車を採用。自身と同じ関西出身の実力者・稲葉八段に対し中盤以降、じわじわとリードを広げると逆転のきっかけを与えず、落ち着いた指し回しで押し切った。 タイトルをかけた番勝負には14回出場の経験がある久保九段だが、竜王戦においては挑戦の経験なし。本戦では2度勝てば挑戦者決定三番勝負まで到達する好位置からスタートする。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ソフトバンク孫会長が新型コロナ検査キットを確保 「希望する医療機関には無償寄付します」(スポニチアネックス)

 ソフトバンクグループの孫正義会長(62)が8日、自身のツイッターを更新し、新型コロナウイルスの感染を調べる2種類の検査キットを入手し、医療機関へ無償提供することを明らかにした。 孫正義会長はまず、検査キットの写真を掲載し「私の友人で感染者の場合、抗体テストでも陽性のラインが明確に出ました」と投稿。その2時間後に、今度は違う検査キットの写真を掲載。「先ほどの写真のキットとこのキットの2種類を確保しました。多くの医療機関から問合せが来ました。少しでもお役に立てるのであれば、希望する医療機関には無償寄付します。申込方法は準備中です」とつづり、医療機関への支援を約束した。 同会長はこれまでに、マスク製造ラインの確保や、サージカルマスク、医療用メガネなどの無利益提供を呼びかけるなど、サポート策を積極的に打ち出してきた。検査キットについても2日の時点で「ソフトバンクグループの社員と家族の全てに新型コロナ抗体テストを提供する方針決定。200万個発注完了」などと投稿しており、希望する医療関係者へ無利益での提供を約束していた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ラジオで癒やし 大津の地元FM局奮闘 「リスナーの気持ち、前向きに」(産経新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、先行きに不安を感じる「コロナ疲れ」を訴える声に応えようと、滋賀県全域をエリアに持つ地域ラジオ局、エフエム滋賀(大津市)が奮闘している。感染防止のため、スタッフの出勤やゲスト出演の制限がある一方、リスナーの数は増え、休校中の子供など、新しいリスナー層も獲得。童話の読み聞かせやオリジナルの手洗いソングを放送するなど、テレビにも、新聞にもないリスナーと番組を作るラジオならではの強みや役割を模索している。(花輪理徳)【図】専門家会議が提言! 感染を防ぐ「新しい生活様式」 ■揺れる制作現場 アナウンサーやスタッフの感染が取り沙汰されたテレビ局と同様、影響はラジオの現場にも及んでいる。 エフエム滋賀は感染拡大を受けて4月中旬以降、テレワーク(在宅勤務)を推進。約20人のスタッフが働く大津市内の本社も出勤しているのは5~6人。どうしても避けられないケースを除き、スタジオにゲストを呼ばない。パーソナリティーとのトークもタブレット端末ごしで行っている。 最も深刻なのは「ネタ探し」だ。紹介するイベントは軒並み中止。外出自粛が叫ばれる中、“鉄板”ともいえる地域のおでかけ情報が放送できなくなった。 ■読み聞かせ好評 そんな困難な状況に置かれても、制作陣にはラジオマンとしての、メディアとしての社会的責任を示さなければいけないとの矜持(きょうじ)があった。「コロナ関連の情報はテレビや新聞で十分。ラジオは気持ちが前向きになる場であってほしい」。そんな思いから始まったコーナーが、休校中の子供向けに物語を読み聞かせる「お話の時間」だった。 3~5分ほどの童話を元保育士のパーソナリティーが柔らかい声で音読する。読み上げる童話はあえて著作権が切れた古いものから選んでいるという。編成制作部の島原寛一リーダーは「マイナーな作品が多くて新鮮な上、古い日本語が美しいと評判です」と話す。 4月上旬にいったん終了を迎えたが、「子供とラジオを聴く時間ができた。やめないで」などというメールが多く寄せられたことから、再開が決まった。 4月上旬からはオリジナルの手洗いソングのCMも制作。「広く県民に定着を図りたい」(同部の糸井孝実部長)との狙いから、さまざまなバリエーションを展開し、1時間に1回程度流すことを目指している。 ■共感と笑いに ラジオの醍醐味(だいごみ)はリスナーとのやりとりで番組が作り上げられていくことだ。 4月24日午前、番組に一通のメッセージが届いた。「家にいる不満。言いたいけど、言う場所がない」。メッセージを受け取った女性パーソナリティーが「じゃあ、言っていこうよ。みんなも送ってきて」と呼び掛けると、数十通ものメールが寄せられた。台本ではなく、パーソナリティーの思い付きで即席のリスナーとの交流企画が始まった。 寄せられたメッセージの多くは子供や夫と家に居続けるストレスやしゅうとめへの不満だった。糸井部長は「文字で読むと、かなりきつい印象を感じたが、パーソナリティーの話し方で共感と笑いに変えられる。これが肉声の、ラジオの力だと思う」と胸を張る。 共有できるのは、悩みや愚痴だけではない。島原リーダーは「パーソナリティーも生活者。こういう生活の中だからこそ、どういう面白い話があるのか、リスナーと同じ目線で共有しながら、面白いラジオを作っていきたい」と強調する。 コロナ禍を機に、改めて役割が見直されつつあるラジオ。「コロナの影響と思うと複雑だが、リスナーは増えている」(糸井部長)といい、休校が始まって以降は中高生など新たなリスナー層からの投稿も目立つ。糸井部長は「テレビやネットにはない、ラジオの魅力を知ってもらいたい」と期待を寄せている。 コロナ禍が長期化する中で、ラジオはどのような役割を果たすべきか。エフエム滋賀で日々、リスナーと向き合っているパーソナリティーの仙石幸一さん(43)に聞いた。 --感染拡大が続く現在の状況をどう感じるか 「男子プロバスケットボールのBリーグ関連の仕事をしているので、リーグが中断した2月後半ごろから、『あれ、もしかしてこれ大変なことになるかもしれない』と感じた。自動車で通勤していても、外出自粛の影響か、交通量が普段とは全然違うと感じる」 --リスナーの反応は 「17歳の運動部の子供から『いつもなら、大型連休は部活で遠征に行く。今年は行けないし、インターハイもなくなったので、自分のゴールがないという感じになっていて残念です』という内容のメールが番組に届いた。普段なら平日昼の時間帯に学生がメッセージを送るのは難しい。こういう時だからこそ聞いていてくれているのかと思う」 --ラジオを通じてリスナーに届けたいことは 「情報を届けるというよりも、共有をしていきたいなと。リスナーから『家庭ではこういうことやってます』って来たら、『それいいですね』って共有していければいい。新型コロナウイルスとの長期戦を乗り切るためのツールとして情報のハブ(結節点)になれたらと考えている。ラジオは打てば返ってくるメディア。気になったことがあれば投げかけてほしい」Source : 国内 - Yahoo!ニュース

7月下旬まで休校なら夏・冬休みゼロも 大阪府が試算(産経新聞)

 政府が新型コロナウイルスの感染防止対策のため緊急事態宣言の期間を延長したことを受け、府立学校の休校期間を31日まで延長することを決めた大阪府教育庁は、授業再開時期によって夏休みなどの長期休暇の日数にどれだけの影響が出るのかを試算した。授業再開が7月21日以降までずれ込んだ場合、夏休みと冬休みをすべて取りやめ、授業に充てる可能性があるという。【表】もし「9月入学」になったら… 試算によると、たとえば6月8日に学校を再開した場合、夏休みと冬休みの短縮は高校では27日間、小中学校では、授業開始前などに行う短時間授業(モジュール授業)を行った上で16日間となっている。いずれも、土曜日の授業を実施する必要がある。 府内の多くの公立学校は3月2日から臨時休校となっている。府は休校期間の延長を府内の市町村教委にも要請し、各学校は児童生徒の数を分けて登校させる分散登校を実施するなど、対応に追われている。 今回の試算では、学校再開が遅れるほど、授業時間確保のために夏休みや冬休みを充てざるを得ないことが分かった。府の酒井隆行教育長は今月1日の定例記者会見で「2カ月の臨時休校という未曽有の事態で子供の負担増加は避けられない」と話した。 長引く休校に、学校現場も「子供たちが平穏な元の生活を取り戻すのにどれだけかかるか」と困惑の度合いを深めている。 大阪市内のある小学校では、教材や学習プリントを配布する際に保護者と面談し、定期的に電話をかけるなどして子供の様子を確かめてきた。 ある校長は「学校中心の生活から一度崩れてしまった生活リズムを立て直すのには相当な時間がかかるのでは。社会全体で子供を支えていくしかない」と不安を口にしていた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

コロナ終息も祈願、和歌山市・竈山神社で「雄誥祭」(産経新聞)

 神武天皇の長兄・彦五瀬命(ひこいせいのち)を祭る竈山(かまやま)神社(和歌山市和田)で8日、彦五瀬命の命日にちなむ「雄誥(おたび)祭」が営まれた。【図】専門家会議が提言! 感染を防ぐ「新しい生活様式」 神社によると、彦五瀬命ら4兄弟は宮崎・日向を出発して奈良・大和に向かう道中、人々に稲の作り方などを伝えた。畿内で豪族と戦いになり、流れ矢を受けた傷がもとで世を去り、葬られたのが神社のある地とされる。 祭りは、彦五瀬命が臨終の前に雄たけびを上げたことに由来。参拝者は順番に手を合わせるなどし、儀式の後、神社裏の墓にも移動して祈りを捧げた。 吉良義章宮司(61)は新型コロナウイルスの終息なども祈願したといい、「日本の国づくりの礎となられた彦五瀬命の生涯に思いをはせてほしい」。参拝した市内の西慈孝(じこう)さん(84)は「日本の国の歴史の深さを改めて知った思いです」と感慨深そうに話した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「大阪モデル」の運用スタート 初日は3指標ともクリア(産経新聞)

 大阪府は8日、新型コロナウイルス対策で事業者に出している休業要請を段階的に解除するための独自基準「大阪モデル」の運用を始めた。この日は、PCR検査における感染者数の割合を示す陽性率など3指標全てで基準をクリア。14日まで7日間連続で達成すれば、15日の対策本部会議で段階的解除を判断する。【画像】西村経済再生担当相と吉村知事の主な発言 3つの指標は(1)感染経路不明者数(直近1週間の平均値)(2)陽性率(同)(3)重症者用の病床使用率。 府のホームページで毎日公表する。基準値は(1)10人未満(2)7%未満(3)60%未満で、8日は(1)3・71人(2)2・7%(3)30・9%と、いずれも下回った。 達成状況を「見える化」するため、11日からは万博記念公園の太陽の塔(吹田市)と通天閣(大阪市浪速区)をライトアップ。3指標全てクリアしていれば、7日目までは黄色、段階的解除を判断できる8日目から緑とし、それまでに3指標の1つでもクリアしていなければ警戒レベルの赤とする。 8日は太陽の塔で試験点灯が行われ、3指標いずれもクリアしたことを示す黄色いライトなどが、塔を浮かび上がらせた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース