洞穴にこもる伝統行事、存続危機「息子一人になっても」

 宮城県東松島市の宮戸島で200年以上続く「えんずのわり」という、豊作や無病息災を祈る行事がある。子どもたちが1月14日の小正月の夜に各戸を回り、害鳥を追い払う唱え事をする。国の重要無形民俗文化財にもなっているその伝統が、存続の危機にさらされている。  島の南の「月浜(つきはま)」という半農半漁の集落にある神社の前で昨年12月中旬、中学1年の山内紳太郎君と小学6年の小野佑真君が朝から鉈(なた)で竹を割り続けていた。えんずのわりの準備だ。  当日に備え、身を清めて「神の化身」となるため、神社の参道脇にある岩の洞穴に、この11日からこもる。かまどで飯を炊き、囲炉裏でみそ汁を作って6日間、共同生活をする。竹は薪をくべるのに使う。今回が7年目になる山内君は2年前、鍋に手を触れてやけどしたこともあったが、「毎晩、佑真と話ができる」と楽しみだ。  担い手は、小学1年から中学3年までの男子と決まっている。29世帯83人が暮らす月浜には山内君と小野君の2人しかいない。かつては岩屋に人が入りきらないため、各家から1人、年齢も「元服」前の小3から中1までと限った時代もあったが、子どもが徐々に減って対象者を広げた。  「昔は子どもたちだけで山に入って杉の木をノコギリで切って運んできた。子どもが自立する場でもあり、家にテレビもない時代だったから楽しかった。一番上の『大将』役が指示し、15人ぐらいで作業を分担していたけど2人じゃ大変さ」。先祖が神社の宮司だったとされ、集落で「神の家」と呼ばれる民宿経営の小野勝見さん(70)は言う。  震災で津波に襲われた集落は、… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【特集】不登校児たちに「眠る才能」…引き出されたのは何故? 異才発掘に挑む東大教授(関西テレビ)

約43万人。これは不登校、もしくは学校生活に馴染めない中学生の数です。なかには障害のためになじめなかったもののあるきっかけで眠っている才能が開花した子どもたちがいます。そこにはどんな秘密があったのでしょうか。 読み書き困難で不登校…今や青年実業家 自由自在にドローンを操る高梨智樹さん。17歳で日本チャンピオンになり、翌年、ドローンで撮影をする会社を起こした「青年実業家」です。 実は高梨さん、ある障害と診断されていました。【高梨さん】「書くのほとんど書けなくて、自分の名前もひらがなで書くのが精いっぱいなんです。読む方は『こんにちわ』とか、一言ぐらいなら読めますよ」読み書きが困難なディスレクシアという発達障害です。高梨さんが参加したのは毎年京都で開かれているATAC(エイタック)カンファレンスという研究会。 学びや生活に困難を抱える子供や親を支援するための技術や子供の才能を引き出した実例などを紹介してきました。 【中邑教授】「パソコンやスマホ使って大学入試受けたっていいじゃないか」 研究会の中心人物はこの人。東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授です。 【中邑教授】「道具はいっぱい持ってますよ」そういって紹介してくれたのは、タッチすることで教科書を読み上げてくれるリーディングペンという道具。【中邑教授】「こんなもんがあるなんて信じられないでしょ」中邑研究室では、子供たちにデジタル教材など「読み書き」を補うツールを紹介。学校にも「合理的配慮」としてツールの使用を認めさせることで子供たちの学びを取り戻してきました。 【中邑教授に支援された母親】「なんというか、神様というか。支えてもらいました。枠から外れたっていいじゃないかという安心をもらったりとか。外れてること楽しもうよと」 小学生の時読み書きができないことのストレスで不登校になった高梨さん。中学で中邑教授と出会ったことをきっかけに発達障害の診断を受け、「代読してもらう」という「合理的配慮」で高校受験に合格しました。 【関連記事】 Source : 国内 -…

「性犯罪者ばかり守られている」 児童買春の被害者支援団体が投げかける「恩赦」への疑問(弁護士ドットコム)

天皇陛下の即位を宣言する儀式「即位礼正殿の儀」(2019年10月22日)にあわせて、政府は、軽い犯罪で罰金刑を受けた医師など、資格制限された人を救済する「復権令」(政令恩赦)を公布・施行した。法務省によると、約55万人が対象となっている。今回の政令恩赦のあり方について、児童買春や児童ポルノの被害者を支援するNPO法人「ライトハウス」が異議を唱えている。ライトハウスは『即位の礼にあわせた恩赦から、子どもへの性犯罪者は除外してください』というオンライン署名を立ち上げた。はたして、どのような狙いで署名をはじめたのか。ライトハウス代表の藤原志帆子さんに聞いた。(ライター・玖保樹鈴)●「性犯罪で罰金刑を受けた人が含まれる」法務省のホームページによると、今回の復権令は、次の2つの条件を満たす人が対象となっている。(1)罰金刑のみ(複数の罰金刑となった人も含む) (2)刑の執行終了または執行の免除から、2019年10月22日の前日までに、3年以上を経過している刑事罰によって制限されていた資格取得へのハードルがなくなったり、公民権は回復したりするが、いわゆる「前科」(検察庁が管理している犯歴)が消えるわけではない。今回の復権令の対象の多くが、道交法違反者と報じられている。政府は内訳を公表していないが、藤原さんは、児童買春や児童ポルノなど、性犯罪で罰金刑を受けた人が含まれる可能性があることを問題視している。というのも、有罪判決によって、医師などの資格を失ったとしても、今回の復権令によって、ふたたび取得するチャンスを早めることは、被害者の心情を無視することにつながると見ているからだ。●「子どもへの犯罪を軽視している」児童ポルノ・児童買春に限らず、痴漢やストーカー、盗撮など、大人への性犯罪者も罰金刑だった場合は、制度上、復権令の対象になる。そもそも、刑法では、たとえ今回の復権令がなくても、5年が経過すれば、制限されていた資格が回復することになっている。復権令は3年に短縮することになるのだ。さらに、保育士の場合、児童買春・児童ポルノ禁止法違反で罰金刑になっても、執行終了や執行を受けることがなくなった日から起算して、2年が経過していれば、保育士登録がふたたび可能となっている。「児童買春や児童ポルノで逮捕された医師や保育士がいても、時間が経てば、ふたたび資格が取得できるというのは、子どもへの性犯罪をあまりに軽視していると思います。日本では、性暴力をする大人ばかりが守られ、被害を受けた子どもの人権が二の次になっていることには、大いに問題があります」(藤原さん)●「同じ罰金刑でも道交法違反と性犯罪はまったく違う」今回の恩赦には、もうひとつ「特別基準恩赦」という種類がある。法務省のホームページには次のように書かれている。(ⅰ)病気等で長期間刑の執行が停止されている人に対する刑の執行の免除 (ⅱ)刑を受けたことが社会生活上の障害となっている罰金刑の執行終了者に対する復権つまり、復権令の対象以外でも、本人の出願があれば、個別に審査されて、その結果、復権が認められることになる。すでに復権令はすでに施行されたが、特別基準恩赦は2020年1月21日まで出願できる。そのため、藤原さんは、(a)今回の特別基準恩赦が、子どもの性犯罪者に及ばないようにする、(b)次回政府がおこなう政令恩赦では、子どもの性犯罪者におこなわれないようにする――ことをうったえている。「恩赦という制度自体は否定していません。罪を犯した人を社会から排除することが目的でもありません。しかし、同じ罰金刑でも道交法違反と性犯罪ではまったく違います。性犯罪者に必要なのは、同じ仕事ができるチャンスではなく、治療や再犯防止プログラムへの参加だと思いますが、日本ではその取り組みが遅れています。政府は、被害者や被害を受けるかもしれない未来の子どもたちに対して影響を及ぼす、恩赦の内容を見直してほしいです」(藤原さん)●「社会感情を踏まえながら」法務省は「政令恩赦の内容は、そのときどきの内閣が考えて決めることだ。一回一回、丁寧に、総合的な事情を考慮して、対応すべきことだと考えている」とコメントした。また、特別基準恩赦については、「社会感情などを踏まえながら、(有識者でつくる)中央更生保護審査会が審査する」とした。藤原さんたちは1月16日、法務大臣あてに署名を提出する予定だ。・ライトハウスの署名キャンペーンhttps://www.change.org/p/法務大臣-即位の礼にあわせた恩赦から-子どもへの性犯罪者は除外してくださいSource : 国内 - Yahoo!ニュース

「養育費不払い」の立て替えや氏名公表、なぜ検討? 明石市・泉市長に聞く「ひとり親」支援策(弁護士ドットコム)

離婚前後における子どもの養育支援に取り組む兵庫県明石市が打ち出した、養育費確保のための支援策が、全国的に注目を集めている。正式な書類で養育費の額を決め、相手方に支払い能力があるにもかかわらず、養育費が支払われていないひとり親家庭に対して、養育費の立て替えや相手方への給料の差押え、氏名の公表も含めた対策を行う。「子どもに寄り添った支援をしたい」と話す泉房穂市長に2019年12月、話を聞いた。(ライター・南文枝)●養育費の受取率を5年以内に5割以上に明石市が検討しているのは、「養育費不払いによる泣き寝入りの救済」を行う制度だ。調停調書や公正証書など正式な書類で養育費の額を決めながら、支払われていないひとり親家庭に対して、いったん市が立て替えをする。その際、市が不払いの親の債務を肩代わりしたという形になるため、市は求償権を行使して不払いの親に相当額の支払いを求める。支払い能力があるにもかかわらず応じない場合は支払い命令を出し、命令に従わない場合は、過料の徴収や氏名公表も検討する。厚生労働省の2016年度の調査によると、母子家庭の養育費の受取率は24.3%。母子家庭の子どものうち4人に1人が養育費を受け取れておらず、このことが「子どもの貧困」の要因とも言われている。それを5年以内に、少なくとも半分以上の子どもたちが養育費を受け取れるようにするのが、明石市の狙いだ。2011年に泉市長が就任して以降、明石市は、離婚前後の両親に対し、養育費や面会交流の方法などを取り決める参考にする「こどもの養育に関する合意書」の配布や、面会交流の立ち会いや場所の提供、児童扶養手当の毎月の支給など、様々な支援策を行ってきた。2018年からは、市内のひとり親家庭を対象に、市が業務委託した民間の保証会社と保証契約を結ぶことで、養育費の不払いがあった場合に、保証会社から月5万円まで、1年間を上限に立て替え払い金を受け取れる事業を試験的に実施。現在18家庭がモニターとして参加している。そして2019年5月、改正民事執行法が成立し、裁判所を通じて、離婚相手の勤務先や預貯金口座などの情報が得やすくなり、裁判所に養育費不払いの強制執行を申し立てやすくなったのを機に、立て替え制度を含めた養育費をめぐるテーマについて条例化の検討を始めた。同年10月には大学教授や弁護士、NPO法人理事長らで構成する「こどもの養育費に関する検討会」をスタート。これまでに2回、会合が開かれた。今後は、市議会での条例案の提出を目標に、養育費の立て替えの範囲や条件、悪質なケースでの過料の徴収、子どもの同意を前提にした不払いの親の氏名公表など、施策の具体化に向けて検討する。●「子どもに寄り添った支援を進めたい」泉市長のインタビューでの主なやり取りは以下の通り。――もともとどのような問題意識があったのか。私は大学時代から、子どもの貧困や虐待などについて強い問題意識を持っていました。核家族化していく社会の中で、子どもを社会、まち全体で支えていかないと、日本に未来はないと考えていました。マスコミで働き、30歳を過ぎて弁護士になっても、その思いは変わりませんでした。離婚に関する依頼があった時は、可能な限り子どもの意見を聞くようにしました。子どもは離婚後にどうなるのだろうという不安を抱えながら、親に気を遣っています。しかし、親はほとんどの場合余裕がなく、なかなか子どもの気持ちに寄り添えない。弁護士や裁判所は、ほとんどそのことに興味がない。がく然として、他の国のケースを調べました。驚きました。日本以外の多くの国は、未成熟の子どもがいる離婚の場合は、行政か司法のいずれかが、養育費や生活保障、面会交流の取り決めなどを、子どもの立場に立って支援します。原則として、これらの取り決めがないと、なかなか離婚できません。それもせず、離婚届1枚で離婚を認めてしまうような国は日本ぐらいでした。約20年前のことです。そのころから、離婚による子どもの不利益を減らせないかと、2003~05年の衆議院議員時代を含め、離婚時に養育費や面会交流の取り決めを促す活動に取り組んできました。そして2011年に市長となり、14年から様々な支援策を進めてきました。それでもなかなか養育費の受け取り率が一気に上がるわけではないので、今回、総合的に検討を始めたのです。●「養育費の立て替えありきではなく、普通に払ってほしいだけ」――今回の支援制度のポイントは。誤解されることが多いのですが、市が養育費を立て替えることが前提ではないんです。立て替えたいわけではなく、普通に払ってほしいんです。まず離婚の時に、子どものその後のことに関心を持つように促します。そして、養育費や面会交流の取り決めをして、正式な書類に残す。明石市はこれらを順番に支援して、支払い能力がありながら、正当な理由なく支払われない状況の時に、強制執行のお手伝いをするという流れです。ちゃんと本来の手続きにのっとって養育費が支払われるよう支援したうえで、それでも支払われない場合に、市が立て替えて、同額を本来支払うべき方から回収を図ることになります。立て替えの場合には税金を使いますから、市民の理解が必要です。この制度に対して、どれだけ市民、市民の代表である議会の理解が得られるかが課題となります。――行政による養育費の立て替えが注目されていますね。どうしてもそちらが目立ちますが、立て替えありきではありません。不払いの親の氏名公表をしたいわけでもありません。養育費を普通に払ってほしいだけです。市としては、立て替えを制度化する場合、その効果について期待しています。立て替えの前提となる債務名義として、調停調書などの正式な書類が必要になりますよね。離婚時に正式な書類を作成するケースはまだまだ少ないですが、明石に立て替え制度があれば、書類を作る動機が生まれます。養育費や面会交流を取り決める書類を作る動きにつながるんです。また、市が延々と立て替え続けることもありません。立て替えの際に不払いの人の勤務先や、強制執行できる状況が分かれば、行政がかかわらなくても、正式な書類を裁判所に提出すれば強制執行できます。第三者がかかわることによって、不払いをしていた人が開き直れなくなるという形で払う動機が生まれることもポイントです。これらの点で、立て替え制度の効果は大きいと思っています。●養育費をめぐる国民的な議論にも期待――条例化を検討する理由は。今回の支援策は、条例を作らないとできないわけではありません。しかし、私が市長でなくなった後も、これまでに行ってきた子どもの養育支援を安定的な制度として続けてほしいですので、条例化した方がいいと思いました。また、条例化の議論の過程で、市民や市議会の理解を得るとともに、他の自治体も参考にしてほしいです。私は他の自治体でもぜひやってほしいし、こういった支援は本来、国がやるべきだと考えています。明石市の取り組みが注目されることで、養育費について、国民的な議論が活発になることを強く望んでいます。<プロフィール>泉房穂(いずみ・ふさほ) 1963年、兵庫県明石市生まれ。東京大学卒業後、NHKディレクターなどを経て1997年から弁護士。2003~05年は衆議院議員を務めた。07年に社会福祉士の資格を取得し、2011年の明石市長選で初当選。現在3期目。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「駅も無ければ、マックも無え!」“自虐”あるある本が大賞に 大分県豊後高田市(西日本新聞)

「地域プロモーション大賞」パンフレット部門  自治体のプロモーション活動を表彰する「地域プロモーション大賞」(一般財団法人地域活性化センター主催)のパンフレット部門で、大分県豊後高田市の冊子「豊後高田!あるある本」が大賞に選ばれた。地域の“あるある”ネタを軽妙なイラストなどで紹介し、ユニークな内容が評価された。【写真】幻想的な風景 干潟を染める夕日 豊後高田市 市地域活力創造課によると、地域の特徴を分かりやすく知ってもらおうと2018年に制作。ネタを募集し、移住者らでつくる市民グループ「楽しい暮らしサポーターズ事務局」がイラストを描いた。移住希望者らに配布したり、市のホームページで公開したりして活用している。 冊子では「駅も無ければ、マック(マクドナルド)も無え!」「貝掘りと言ったら、アサリじゃなくて、マテ貝!」などと“自虐”気味に紹介。「小奇麗じゃないが、思わず話に引き込まれる魅力がある」「豊後高田を知らない方を、一目で引きつける」「底知れぬパワーを感じた」と高く評価された。 同課は「市民が常識と思っていることが移住者には理解できないギャップの面白さに着目した。豊後高田の魅力に触れ、暮らしをイメージしてほしい」としている。 また動画部門では、県のPR動画「Welcome Oita Wonders~“Heavenly Hell” OITA」が優秀賞に選ばれた。西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

稲垣吾郎さんと香取慎吾さん注目のパラアスリートは? 競技実演に「感激した」と大興奮(ハフポスト日本版)

激しいタックルによる「ゴツン」と鈍い音に続いて車いすが倒れ、足の指でセットでした矢は吸い込まれるように的の中央を捉えた。車いすバスケやアーチェリーなどのトップパラアスリートが1月11日、パラリンピックの競技体験ができるイベントで競技デモンストレーションを披露した。イベントは東京都内で開かれた「NO LIMITS SPECIAL 2020」。小池百合子東京都知事や、国際パラリンピック委員会特別親善大使の稲垣吾郎さんと香取慎吾さんも駆けつけ、トークセッションや競技鑑賞をした。 稲垣さん、香取さんの注目選手は? 稲垣さんの注目種目はボート、カヌー、自転車競技、ゴールボール。トークセッションで司会から注目選手を聞かれると、ゴールボールの浦田理恵選手を挙げ「北京大会から3大会連続で出場してるベテラン選手なので、チームを引っ張る闘志に期待したい」と添えた。香取さんが注目するのはブラインドマラソンの道下美里選手で、「お会いしたこともあるのですが、笑顔が素敵で、一番に帰ってくるとおっしゃっていたので期待したい」と語った。トークセッションにはアーチェリーロンドンパラリンピック銀メダリストのマット スタッツマン選手も加わり、大会への意気込みについて「おかしくなるほどトレーニングをしています。本当に楽しみで、東京パラリンピックに出場して、大会レコード更新はもちろん、金メダルを持ち帰りたい」と語った。 パラアスリートの華麗なる技の数々 競技のデモンストレーションに参加したのは、スタッツマン選手や東京パラリンピック出場が決まった陸上の兎澤朋美選手をはじめ、車いすバスケや車いすラグビー、テコンドーなどのパラアスリート。義足での跳躍や、車いすバスケでは滑らかなボールさばきを披露した。車いすラグビーではタックルを披露し、車いす同士が激しく衝突する場面も。「ゴツン」と鈍い音がした後、選手は勢いで車椅子ごと倒れた。「コート上の格闘技」とも呼ばれる競技の激しさを見せつけた。大トリを務めたスタッツマン選手。欠損した両腕の代わりに、足の指を使って矢をセットし、放たれた矢は的のど真ん中を貫いた。デモンストレーションを目の当たりにした稲垣さんと香取さんは「最高」「感激しました」と興奮を抑えられない様子だった。浜田理央 / ハフポスト日本版 【関連記事】 Source : 国内…

関口宏、レバノンで会見したゴーン被告の逃亡事件に「日本にいたら不利っていう感覚で逃げたんじゃないか」(スポーツ報知)

 12日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)で、金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が首都ベイルートで記者会見したことを報じた。【写真】玉川徹氏に異論続出!!ゴーン氏の問題と伊藤詩織さんの裁判を重ねたコメントに女性コメンテーターから「背任と女性レイプの話を同じステージで語ってはいけない」 会見で同氏は「身の潔白を確信している」と主張するとともに、「自身と家族を守るためだった」と日本からの逃亡を正当化し、身ぶり手ぶりを交えながら日本の司法制度を批判した。 今回の会見に、司会の関口宏は「私なんか素人だけど」とした上で「逃げるっていうことは日本にいたら不利だっていう、そういう感覚で逃げたんじゃないかなって根底にありますが」と指摘していた。 番組では、レバノンの情勢についてスタジオで解説し、関口は「レバノンは政情不安なところですから、これでゴーンさんも安心っていうわけにはいかないんじゃないかっていう気がちょっとしています」とコメントしていた。報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

性別表現の自由を尊重、条例改正案提出へ 東京・港区

 体と、自認する性が異なるトランスジェンダーなどの性的少数者が、本人の望む性に適した制服などを選択する「性別表現の自由」を尊重することを盛り込んだ条例改正案を、東京都港区が2月の区議会定例会に提出する。区によると、こうした内容を明記した条例は全国初という。4月の施行を目指している。  性別表現は、服装や言葉遣い、振る舞いから社会に対して性別を表すこと。性表現ともいう。区によると、特にトランスジェンダーの人は自認する性と学校の制服などで割り当てられる性が異なり、悩む人が多い。  区は男女平等参画条例を改正し、職場や学校などで、本人が望む性での性別表現をする自由の尊重を明示する方針。罰則規定は設けない。対象は区民と区内にある事業者も対象となる。今後、学校などで説明の機会をつくり理解を求める。  担当者によると、これまでも区立の中学校ではトランスジェンダーの生徒から申し出があった場合、ズボンやスカートなど本人が望む標準服(制服)を選ぶことができたが、最終的な判断は校長にゆだねられていた。担当者は「条例を制定することで学校側は法的根拠をもって個別対応ができる。トランスジェンダーの方の生きづらさの解消につなげたい」と話す。 … 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

デザイナーベビーが現実に? 進む受精卵のゲノム編集

 遺伝子を編集されて生まれる赤ちゃんはフィクションの世界で、「デザイナーベビー」としてたびたび描かれてきました。近年、ゲノム編集技術が進歩し、現実味を帯びつつあります。身体能力や知能の強化だけでなく、遺伝病を防げるかもしれません。とはいえ、問題点も多く、できたとしても許容されるものなのでしょうか。  少し唐突感があるかもしれません。ただ、こうしたことが昨年、厚生労働省の専門委員会で議論されてきました。  きっかけは2018年秋、香港であった国際会議です。出席した中国人の研究者が、ゲノム編集した受精卵から双子が生まれた、と発表しました。世界初とされるデザイナーベビーの試みに懸念や批判が相次ぎました。中国の裁判所は昨年末、この研究者に懲役3年の実刑と罰金を言い渡しました。  ゲノムとは細胞の中にある遺伝情報のことです。「生きものの設計図」とも言われ、ゲノムのわずかな違いが体つきの違いにあらわれることもあります。  2012年、狙った部分の遺伝子をピンポイントで書き換えられる「CRISPR(クリスパー)/Cas(キャス)9」というゲノム編集技術が登場しました。パソコンで文章を修正するとき、直したい場所にカーソルを動かして言葉を消したり、新しい文字を挿入したりしますが、それが細胞の中で行われるイメージです。使い勝手のよさから一気に広まり、農水産物の品種改良や病気の治療法開発に使われています。  この技術を人間の受精卵に使ったのが中国の事例でした。体外受精した受精卵をゲノム編集し、HIV(エイズウイルス)にかかりにくくした、というものです。 ■身体能力や知能… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

消防隊の絆、G-SHOCKに デザインに消防車の赤色

 仙台市消防局と神戸市消防局がデザインに協力した腕時計「G―SHOCK(ショック)」をカシオ計算機が6月に発売する。震災で全国各地の消防機関から応援を受けた両消防局がコラボすることで、隊員らの絆の大切さをアピールする。  発売されるのは「GW―9400NFST」で、本体の大きさは縦55・2ミリ、横53・5ミリ。仙台消防の防火服に使われている黒色を基調として、消防車の赤色をアクセントに採り入れた。ボタンリングには防火服の反射材をイメージした黄色を、裏ぶたには両消防局のロゴをあしらった。  1995年の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、大規模災害時に全国の消防隊員が管轄を超えて援助し合う「緊急消防援助隊」制度が創設された。2011年の東日本大震災では多くの隊員が派遣され、被災地で活動した。今年で制度創設から25年を迎えるのを機に、商品が発売されることになった。  仙台市消防局管理課の佐藤恵主幹は「東日本大震災で各地から応援に駆けつけてくれた時の心強さは忘れられない。緊急消防援助隊は全国の消防の仲間たちの絆の象徴で、多くの人たちに知ってもらいたい」と期待する。メーカー希望小売価格は税込み5万5千円。全国で販売される。(徳島慎也) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル