「丸刈り強制で不登校」 熊本・済々黌高元生徒が県提訴

 熊本県立済々黌(せいせいこう)高校の部活動で丸刈りを強制されたことなどが原因で不登校になり、転学することになったとして、元男子生徒が熊本県を相手取り、1円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こした。2日に第1回口頭弁論があり、県は請求の棄却を求めた。  訴状などによると、元生徒は2017年4月に同校に入学し、ソフトテニス部に入部。同月、部活の終了後に部室近くで3年生部員にバリカンで丸刈りにされた。さらに部活とは別に強制的に綱領を唱えさせられたり、校歌を歌わされたりしたこともあったという。元生徒は同年6月からうつ状態となり、不登校になって18年春に転学した。こうした行為を学校側が制止しておらず安全配慮義務違反があったと訴えている。  県は取材に、事実関係を調査中と回答。綱領を唱えさせたり校歌を歌わせたりすることは通常の学校行事とした上で、「元男子生徒の進路変更との因果関係は薄い」との立場を主張、全面的に争う姿勢を示した。  弁護人によると、丸刈りの際は身体的強制などはなかったが、断れない状況にあり心理的強制はあったとしている。同校は1879年創立の伝統校で「バンカラ」の校風でも知られる。(渡辺七海) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

室内で小4死亡、母も意識不明 児相の保護解除の7日後

 2日午前11時56分ごろ、島根県安来(やすぎ)市宮内町のアパートの一室で、この部屋に住む小学4年の男児(10)と母親の40代の女性が血を流して倒れているのを、警察官が見つけた。男児は死亡が確認され、母親は意識不明の重体。アパートには鍵がかかっており、警察官が窓を割って室内に入り、2人を発見したという。  県警などによると、男児は11月25日に児童相談所の一時保護が解除されたばかりだった。  男児が12月2日に登校しなかったことから、学校が市教育委員会に連絡。市の職員が男児のアパートを訪問したところ、応答がなかった。郵便受けから中をうかがうと、室内に血のようなものが見えたことから、警察に通報したという。  母子は父親との3人家族だが、父親は入院中のため2人で暮らしていたという。  島根県中央児童相談所(松江市)によると、安来市から9月10日、「母親による身体の虐待とネグレクト(育児放棄)の疑いがある」と通告を受け、翌日、男児を一時保護した。  児相は施設への入所を提案したが、母子ともに同意しなかったといい、「生命の危機が懸念されるほどではなかった」として11月25日に一時保護を解除したという。その後は電話をかけるなどしながらフォローしていた、としている。  近所の女性(71)は「(男児は)いつもニコニコあいさつしてくれていた」と話した。 児相「保護解除後も手厚い態勢」  島根県中央児童相談所は2日夜、県庁で会見を開いた。太田均所長は「事件は予見できなかった。保護を解除した後も手厚い態勢を取っていた。非常に残念で、対応は適切だったと考えている」と繰り返した。  母親は主にネグレクトがみられたといい、母親が食事の支度をしないときは、男児に1人でコンビニに弁当などを買いに行かせていたという。  保護当時、母親も精神的に不安定な状態だったが、男児は状態が落ち着いてからは自宅に帰りたがっていたという。身体的虐待については、太田所長は「男児から1回だけたたかれたと聞いたが、保護した当時、あざや傷はなく、生命に危険が及ぶような身体的暴力はほぼないと判断した」と説明した。 Source : 社会 -…

高円宮家の三女・守谷絢子さん長男、名前は「穣」

 宮内庁は2日、高円宮家の三女守谷絢子さん(29)の長男の名前が「穣(じょう)」に決まったと発表した。昨日命名したという。  絢子さんは11月17日に出産した。元皇室の女性に子どもが生まれるのは、故・三笠宮さまの次女千容子(まさこ)さんが次男を出産した1990年以来29年ぶり。  絢子さんは2018年10月、日本郵船社員の守谷慧(けい)さんと結婚し、皇族の身分を離れた。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「被害者の命、軽視されている」遺族が涙 大阪・南通り魔事件(産経新聞)

 大阪・心斎橋の路上で平成24年6月、通行人の男女2人を無差別に刺殺したとして殺人罪などに問われ、1審裁判員裁判の死刑判決が2審で破棄され無期懲役となった礒飛(いそひ)京三被告(44)の上告審判決で、無期懲役とした2審判決が確定することになった。最高裁判決を受け、犠牲となった南野信吾さんの妻、有紀さん(49)が2日、東京都内で会見し、「こんな判決を聞くために7年半も待っていたわけじゃない。なぜ被告の権利ばかりが主張され、被害者の命が軽視されないといけないのでしょうか」と涙を見せた。 バンド活動に青春をささげ、メジャーデビューも果たした南野さん。3人の娘に恵まれた幸せな生活は突然、断ち切られた。 1審大阪地裁の裁判員裁判。証人出廷した有紀さんは、夫の死を受け入れられないと胸中を明かし、「幸せな未来を奪った犯人を許せない。極刑を望みます」と涙ながらに述べた。判決公判で後回しにされた主文が法廷に響くと、遺族は静かに両手で顔を覆った。  だが、2審大阪高裁の控訴審で状況は一転した。 南野さんの父が被告人質問で控訴の理由を問うと、「死刑が怖くなった」と答えた被告。遺族は「1審判決に従ってもらうことがたった一つの望み」と強調したが、高裁は死刑回避を選択。最高裁も追認した。 有紀さんは「裁判員裁判が導入された意味があるのか非常に疑問。公平性の観点からいえば、落ち度のない2人の命を奪った被告は2度死ななければいけないと思う」と訴えた。 会見には中学2年の長女(14)も出席、「頑張って決めてくれた裁判員の人たちの気持ちが無駄になってしまった。私たちが大人になったときに同じことが繰り返されないように裁判員裁判の意味をもう一度考えてほしい」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

羽田空港の点検車両、滑走路に無断進入 ピーチ機が着陸中(Aviation Wire)

 羽田空港で11月30日午前1時ごろ、空港の点検車両が管制官の許可を得ずにA滑走路北側を通り抜けるトラブルが発生した。A滑走路の南側(RWY34L)には、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)のソウル(仁川)発羽田行きMM808便(エアバスA320型機、登録記号JA806P)が、管制官から着陸許可を得て進入していたことから、国土交通省航空局(JCAB)は12月2日、航空事故につながりかねない「重大インシデント」に認定した。MM808便の乗客乗員170人にけがはなかった。 JCABによると、管制の許可を得ずにA滑走路を通り抜けたのは滑走路の点検車両で、空港中心部から見て北西にあるB滑走路からA滑走路北側へ無断で進入したという。許可を得て着陸したMM808便の着陸地点からは、約3000メートル離れた地点を横切ったとみられる。 MM808便は乗客164人(幼児なし)と乗員6人(パイロット2人、客室乗務員4人)を乗せ、ソウルを定刻より20分遅れの29日午後11時に出発。羽田には8分遅れの30日午前1時3分に到着した。 今後は国の運輸安全委員会(JTSB)が調査を進める。Tadayuki YOSHIKAWA 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

県立高教諭に受託収賄容疑 スポーツ推薦入試で便宜 福岡県警が逮捕(西日本新聞)

 福岡県立八幡南高のサッカー部顧問としてスポーツ推薦入試に絡み、受験生に便宜を図った見返りに商品券などを受け取ったとして、福岡県警は2日、受託収賄の疑いで、高校教諭の男性容疑者(40)=同県直方市=を逮捕した。容疑を認めている。県教育委員会によると、入試を巡る汚職事件で教諭が逮捕されたのは「県内では聞いたことがない」としている。 逮捕容疑は、八幡南高の教諭でサッカー部顧問を務めていた2015年8月中旬ごろ、推薦入学を希望する中学生の父親から入試の顧問枠での推薦を依頼され、2万数千円の飲食接待を受けた。合格発表後の16年3月下旬ごろには、謝礼として2万数千円の飲食接待を受け、商品券10万円分を受け取った疑い。県警は同日、八幡南高を家宅捜索し、書庫から推薦入試に関する資料を押収した。 県警などによると、推薦入学の募集人員は53人(16年度)。学業と部活動の推薦枠がそれぞれあり、部活動の顧問にも一定の推薦枠が与えられていた。合否は作文や面接などを実施して校長が決定。県教委は顧問枠の制度や推薦の権限はなかったと説明しているが、県警は「顧問枠に推挙されれば、相当程度合否に有利に働く」としている。 贈賄側の父親は公訴時効が成立。父親は、県警の任意の事情聴取に事実関係を認めているという。県警は、父親から便宜を持ち掛けたとみており、知り合った経緯などを調べる。 同校や県教委によると、容疑者は08年に教員に採用され、14年4月から18年3月、八幡南高の保健体育教諭として勤務。同4月、別の県立高校に異動した。八幡南高の校長は2日夕、「教員としてあるまじき行為で申し訳ない」と謝罪した。 福岡県サッカー協会によると、容疑者は14、18年の国体に、サッカー少年男子チームの強化スタッフとして参加した。(梅沢平、金田達衣) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

イチロー氏、あえて文語めいた言葉で選考委員特別賞(日刊スポーツ)

年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、都内で発表された。【写真】草野球で先発し力投するイチロー氏大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(46)が、3月の引退会見で語った「後悔などあろうはずがありません」が選考委員特別賞に選ばれた。「日本語として研ぎ澄まされた話の上手な人が、あえて文語めいた言葉で返した表現」が評価されての選出となった。前日1日に神戸市内で草野球初戦を行ったイチロー氏は、都合があり表彰式は欠席した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

神戸ルミナリエ、試験点灯 震災追悼の光、25回目(共同通信)

 阪神大震災の犠牲者を追悼するため1995年から始まった光の祭典「神戸ルミナリエ」の試験点灯が2日夜、神戸市中央区の会場であった。今年は25回目で、テーマは「希望の光に導かれて、25年」。6日に開幕し15日まで。 主催者によると、発光ダイオード(LED)の電球など約50万個を使用。旧外国人居留地には約270メートルにわたって14基のアーチと、1回目の作品を再現した白熱電球の装飾を設置した。また公園「東遊園地」では初めて、ガス灯「1.17希望の灯り」を覆うように高さ4メートルのアーチを置いた。 平日は午後6時、土日は午後5時から。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「桜」招待ジャパンライフ被害者が生電話で被害訴え(日刊スポーツ)

2日、国会内で開かれた野党追及本部のヒアリングに、ジャパンライフの被害者男性2人が生電話で参加、同社がPRに使ったとされる「桜を見る会」の招待状を見て会社を信用し、結果的に被害に巻き込まれたと訴えた。【写真】勧誘に利用していたとされる、15年の「桜を見る会」の招待状首相名で出された山本元会長あての招待状を見て「安倍首相がバックについているなら大丈夫と、参加者は思う」などと訴えた。2人は、被害総額について家族も含めてそれぞれ約7000万円、約9200万円だと述べた。男性の1人は「(桜を見る会に招待されるような)すごい会社なんだと認識した。(その認識が)被害を拡大させたのは間違いない」と主張。セミナーに参加した際、桜を見る会に招待されたことが紹介されると、社員から拍手が起きることもあったと証言した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

1億円強盗容疑の女、一部無罪判決(産経新聞)

 元国会議員秘書と共謀し、京都市内の住宅から現金1億円を奪ったとして、強盗致傷などの罪に問われた無職、西谷真弓被告(60)の裁判員裁判の判決公判が2日、京都地裁で開かれた。入子光臣裁判長は「共謀を認めるには合理的な疑いが残る」として強盗致傷罪などを無罪としたうえで、強要未遂罪の幇(ほう)助(じょ)を認定、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役8年)を言い渡した。 西谷被告は平成22年9月、交際相手だった元国会議員秘書の上倉崇(たか)敬(ゆき)被告(45)=強盗致傷罪などで起訴済み=と共謀し、京都市左京区の会社役員の男性宅に侵入、妻の両手を縛り、金庫内の現金1億円を奪ったとして起訴された。 入子裁判長は判決理由で、強盗致傷罪などについて、犯行時に上倉被告を車で送迎するなどしたが、「犯行目的を知らなかった可能性を否定できない」として無罪を言い渡した。 一方、犯行後、転居した男性の妻に対し面会を強要する手紙を送ったとする強要未遂罪については「転居先を調べるなど(上倉被告に)犯行に不可欠な情報を提供した」と幇助を認めた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース