「武蔵小杉の悲劇」タワマンに住まずとも知っておくべき不動産の実情(47NEWS)

 東日本を襲った「数十年に一度」といわれる台風19号の上陸から1か月余りが経過した。今回の台風で深刻だったのは水害。中でも注目されたのはJR・東急武蔵小杉駅(川崎市中原区)周辺のタワーマンション(タワマン)が停電した問題だ。あるタワマンでは、エレベーターやトイレが使えなくなるなどし、「タワマンリスクが顕在化した」と騒がれた。しかし、不動産コンサルタントの長嶋修氏は、そういった事態に警鐘を鳴らす。 ▽完全復旧には「かなりの時間」 東日本を中心とした各地に多大な風水害をもたらした台風15号、そして台風19号ではタワマンが立ち並ぶ「セレブの街」、武蔵小杉の被害に注目が集まった。川の氾濫によるものではなく、雨水などが下水道から逆流するいわゆる「内水氾濫」だった。 すでに報じられているが、あるタワマンは、配電盤のある地下が浸水。住戸や共用施設が停電するなどの「大被害」を受けた。 一般にタワマンの電気設備などは地下階にあることが多く、そこに水が流れ込むと建物全体の電気系統が機能不全に陥る。  今回は、トイレの水も流せないといった事態にも陥った。エレベーターも停止し、住民の一部は、高層階を階段で上り下りする負担を強いられた。関係者によると「今も設備は完全復旧しておらず、かなりの時間を要する」という。 ▽修繕のコストは… 大規模地震に備え、地震の揺れを受け流す「免震構造」や、揺れを吸収する「制震構造」、「高強度コンクリート」の使用といった対策が施されたタワマンは「災害に強い」といったイメージがあった。しかし、あくまで地震に強いというだけで、水害に対しては脆弱であることが判明した。 修繕のコストも莫大なものになりそうだ。電気系統の設備はとりわけ水に弱く、仮に修理できても、一度浸水した設備をそのまま長期的に使用できるかどうかは不透明だからだ。 水没のコストについて、火災保険の「水災補償」で賄えるかどうかは、所有者で構成するマンションの管理組合が、どのような保険に加入しているかによる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

在職老齢年金、現状維持へ 「高所得者優遇」批判抗し切れず(産経新聞)

 在職老齢年金制度の65歳以上の減額基準について、政府は現行の月収「47万円超」を引き上げることで高齢者の就労促進につなげる狙いがあった。しかし、与野党双方から沸き起こった「高所得者優遇」批判で、政府はじわりと追い詰められていった。制度の改正は事実上頓挫した格好で、全世代型社会保障制度改革に暗雲が垂れ込めている。 厚生労働省は先月、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会に「47万円超」を「62万円超」に引き上げる案を提示した。だが、野党ばかりか与党からも「減額基準が高すぎる」(自民党厚労族)との批判が続出した。これを受け、厚労省は現役世代の平均的な賃金と平均的な年金(報酬比例部分)の合計額を基に「51万円超」に修正。 これで決着するとみられたが、公明党は「51万円でも高い」(幹部)などと納得することはなかった。 そもそも、減額基準を引き上げたところで、高齢者就労が促進されるかは不明との見方は強く、政府サイドは「就労促進というよりは、就労意欲の阻害要因を取り除くのが狙い」(厚労省幹部)と微妙に言い回しを変えていった。 引き上げには年金財政から追加支出が必要になることから、将来世代への影響も懸念されていた。減額基準引き上げに対する世論の影響が読み切れない中、政府は制度の改正から早々と手を引くことで社会保障制度改革全体に与える影響を最小限に食い止めたかったとみられる。(坂井広志) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ホームドア設置工事に潜む危険 思わぬ「死角」で死亡事故も(J-CASTニュース)

 人身事故防止のため、鉄道各社で駅へのホームドア設置が進んでいる。しかし、設置工事の間のわずかな「死角」が事故への引き金になるおそれがある。 2019年11月22日深夜1時頃、京急本線上大岡駅(横浜市港南区)で、男性が発車する列車とホームドアの間に巻き込まれ、死亡する事故が発生した。上大岡駅はホームドア設置工事中だったが、ドアそのものは未稼働の状態で、列車との接触を防ぐことはできなかった。本格稼働前のホームドアは決して安全でなく、むしろ余分な死角をつくる恐れがあり、工事中は安全対策が不可欠なほどだ。■ドア部分の稼働前は、死角が増える 駅でのホームドア設置は、通常戸袋部分にあたる「筐体(きょうたい)」をホームに設置し、その後開閉するドア部分が稼働するプロセスで進む。したがって工事期間中には、ホームに筐体が置かれるだけで、ドアは開閉せず開口部が放置される時期がある。事故が起きた京急上大岡駅でも9月には筐体が設置され始めていたが、ホームドアの稼働は11月30日から(1・2番線のみ)の予定だった。この約2か月間、ホームに筐体があるといってもそれはただの「壁」でしかなく、本来のホームドアの機能とは程遠い。 ホームドアは乗客の挟み込みや、列車とドアの間に乗客が取り残されたのを感知するセンサーも備えて安全を確保しているが、ドア稼働前はこれらのセンサーも未稼働。車掌側から見ると、ホームドア筐体の設置で見えない「死角」が増え、閉扉時の挟み込み等を見落とす恐れがある。しかもホーム側のドア部分は開いたままなので転落や接触の恐れがあることは筐体設置前と変わらない。筐体による死角がある分、設置前より危険ともいえる。 ホームドア設置工事中の乗客の安全のために、鉄道会社ではホーム上の警備員や駅係員を増員して監視を強化するのが一般的だ。ホームドアの脇に立って安全確認している警備員の姿を覚えている人も多いのではないだろうか。 次ページは:安全のための人員配置基準は 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

利用者増える加熱式たばこ 一方で子どもの誤飲事故も・・・(ITmedia ビジネスオンライン)

 加熱式たばこの誤飲事故増加を受け、日本中毒情報センターがたばこの保管や片付けについて注意を呼びかけている。紙巻きたばこと加熱式たばこの誤飲事故件数の推移(月別)。加熱式たばこの相談が寄せられたのは2015年9月が初めて 同センターの電話相談サービス「中毒110番」の受信集計(2018年1月~12月)によれば、市民から寄せられた相談3万1493件のうち、最も多いのはたばこや洗剤といった家庭用品による事故(57%)で、たばこに関する相談だけで2290件に上る。そのうち加熱式たばこによる事故の相談は1265件と、半数以上を占めた。 加熱式たばこは、たばこ葉が入ったカートリッジを専用の加熱用器具にセットして、発生した蒸気を吸引するたばこ。日本国内では2016年から大手たばこメーカーが本格的に販売に乗り出しており、16年4月には米Philip Morris International(PMI)が「IQOS」の全国販売をスタート。同年6月に日本たばこ産業(JT)も「Ploom TECH」の全国販売を開始し、11月にはブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)が、加熱式たばこブランド「glo」を立ち上げている。 日本中毒情報センターによれば、加熱式たばこの相談件数も16年4月から増加しており、17年10月以降、紙巻きたばこを上回り続けているという。18年の受信集計でも、紙巻きたばこの相談が978件だったのに対し、加熱式たばこは1265件と300件ほど多い。 中でも目立ったのが、5歳以下の子どもによる誤飲事故だ。紙巻きたばこと違い、加熱式たばこは火を使わないため、使用済みのカートリッジをそのままごみ箱に捨てる人もおり、「子どもがカートリッジを拾って口にする」といった事故が起きているという。 こうした現状を受け、日本中毒情報センターは18年8月からWebサイトで啓発資料を公開。依然として加熱式たばこに関する相談は増えているが、「たばこの箱は子どもの手の届かない場所に保管する」「使用後の器具やカートリッジは、すぐに子どもの手の届かない場所へ片付ける」といった工夫をするよう、継続的に注意を呼びかける方針だ。 中毒110番は、日本中毒情報センターの電話相談サービス。「たばこや薬などを誤飲した」「洗剤や殺虫剤などが目に入った」「キノコやフグなどを食べて症状が出た」など、化学物質や動植物の毒などによる急性中毒について情報提供を行っており、1年間にどんな相談があったかを集計した報告資料を、Webサイトなどに掲載している。ITmedia ビジネスオンライン 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「進次郎の世論」初登場1位だった「次の総裁」 入閣後に「失速」? 父・純一郎氏との違いは……(withnews)

【連載:○○の世論】滝川クリステルさんとの電撃婚や環境大臣就任など、何かとネットやメディアをざわつかせる政治家・小泉進次郎氏。将来の首相候補として期待を集める一方で、最近の言動には批判も出ています。そんな進次郎氏が「次の自民党総裁としてふさわしい」人物として、世論調査で初めて名前が挙がったのが2018年10月でした。最新の調査でもトップ。とはいえその間の世論調査の数字の動きを見ると、進次郎氏の「勢い」にはやや陰りがあるようです。小泉進次郎氏の世論、1年間の変化と父・純一郎氏との違いを探りました。(朝日新聞記者・磯部佳孝)【画像】そっとおなかに手を……首相官邸で結婚発表する滝川クリステルさんが見せた「しぐさ」 「ポスト安倍」トップでデビュー 朝日新聞の世論調査では、次の首相・総裁候補、いわゆる「ポスト安倍」にだれがふさわしいのかを定期的に尋ねています。初めて名前が出た2018年10月の調査では、進次郎氏は石破茂氏を引き離しトップでした。     ◇■あなたは、次の自民党総裁として、だれがふさわしいと思いますか(2018年10月)小泉進次郎(28%)石破茂(22%)河野太郎(6%)岸田文雄(5%)野田聖子(4%)この中にはいない(28%)※その他・答えないは省略 7カ月後、さらに引き離す 2019年5月の調査では進次郎氏はさらに差を広げました。     ◇■あなたは、次の自民党総裁として、だれがふさわしいと思いますか(2019年5月)小泉進次郎(29%)石破茂(17%)菅義偉(6%)岸田文雄(4%)野田聖子(4%)河野太郎(4%)この中にはいない(26%) 入閣後に「風向き」変わる? 環境大臣として初入閣した直後の2019年9月調査で、進次郎氏を含む7人の候補から選んでもらったところ、結果はこうなりました。     ◇■あなたは、次の自民党総裁として、だれがふさわしいと思いますか(2019年9月)小泉進次郎(22%)石破茂(18%)河野太郎(8%)菅義偉(8%)岸田文雄(6%)茂木敏充(3%)加藤勝信(1%)この中にはいない(27%)調査時期によって顔ぶれが変わっているため単純な比較はできませんが、初入閣して政治家としてステップアップした進次郎氏の数字が若干下がっています。 次ページは:父親、純一郎氏の場合は…… 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

不適切溶接で3人死亡、失火容疑の作業員を書類送検

 「マルハニチロ物流」の城南島物流センター(東京都大田区)で3人が死亡した2月の火災で、警視庁は25日、現場で溶接作業中だった自営業の男(64)=横浜市港北区=を業務上過失致死と業務上失火容疑で書類送検し、発表した。男は容疑を一部否認している。  同庁は、溶接用の電気が本来想定されていない建物内の回路に流れたことで出火したと判断。男が事前に適切な回路をつくるのを怠ったと結論づけたという。  火災は2月12日午後1時半ごろ、冷凍食材や水産物を保管する5階建て倉庫で、冷凍機の入れ替え作業中に発生。5階の約660平方メートルが焼け、作業員の40~50代の男性3人が煙を吸うなどして死亡した。  捜査1課によると、男は当時、屋上で冷凍機の配管の溶接をしていた。その際、事前に「渡り」と呼ばれる金属製の棒を設置し、建物内の回路に電気が流れないようにすれば出火を防げたのに、設置を怠って回路のビニール管を過熱させ、ウレタンに引火させて死亡火災を引き起こした疑いがある。調べに「渡りを置き忘れた可能性がある」と供述しているという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大麻、包んでのんで密輸容疑 X線検査で胃や腸から発見

 液状にした大麻が入ったストローをラップで包み、それをのんで密輸したとして、福岡県警は25日、熊本市東区のRKK熊本放送契約社員、本村栄基容疑者(35)を大麻取締法違反(営利目的密輸)の疑いで逮捕し、発表した。  福岡空港署と門司税関福岡空港税関支署によると、本村容疑者は10月27日に観光目的で渡米。合法な州で購入した液状の大麻を長さ約1・5センチに切ったストローに入れ、ラップで包んだ70個(1個あたり大麻約0・5グラム)を全てのみ、31日~11月1日、米国から韓国経由で国内に密輸した疑いがある。エックス線検査で胃や腸などから見つかった。入国後に排泄(はいせつ)するつもりだったとみられ、容疑を認めている。  液状の大麻は電子たばこのように気化させて吸う。税関は25日、関税法違反(輸入してはならない貨物の輸入未遂など)の疑いで本村容疑者を福岡地検に告発した。RKKによると、本村容疑者は昨年8月から報道部でカメラマンのアシスタントとして働いていたという。(棚橋咲月、井岡諒) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「もう会えないかも」 女児不明の6日間、母が振り返る

 17日から行方不明になり栃木県小山市で保護された大阪市住吉区の小学6年の女児(12)の母親(38)が25日夕、報道各社の取材に応じた。行方がわからなかった6日間について、「『もう会えないかもしれない』という考えが頭をよぎった。生きた心地がしなかった」と心境を語った。  2人が7日ぶりに再会したのは、大阪府警本部の一室。母親が戸惑う女児を抱きしめると、抱きしめ返してくれたという。「けがしてない?」「おなかはすいてない?」。とっさに口をついて出たのは、我が子を気遣う言葉だった。一緒にお菓子を食べると、女児から笑みがこぼれたという。  女児は23日、靴を履かずに逃げ出し、助けを求めて約1キロ離れた交番まで歩いた。再会した時も、女児は足の裏の痛みで靴が履けず、足を引きずって歩いていたという。母親は「よく頑張った。今まで以上に愛情を持って育てていこうと思う」と涙ながらに語った。(野崎智也) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

氷河期枠の宝塚市職員が会見「最後まで市民を支援する」

 「就職氷河期世代」とされる30代半ばから40代半ばの人を対象に兵庫県宝塚市が実施した正規職員の採用試験で、合格した4人のうち3人が25日、市役所で記者会見した。合格の喜びとともに、責任の大きさも感じていた。  会見には同市内の女性(45)と神戸市の男性(44)、中国地方の女性(40)が出席。中国地方の女性は大学卒業前に就職予定の企業から内定を取り消された。その後、派遣社員や正社員、契約社員として職を転々とし、これまでの勤務先は6カ所に上る。正社員でも突然、解雇を通知されることもあったという。  昨年、住んでいる地域が豪雨災害に遭い、ボランティア活動をした。「社会の役に立つ仕事を」と宝塚市の採用試験を受験。合格を「ありがたい」と思った一方、試験で受験者たちの熱意に接してきただけに重く感じたという。「市民たちに頼られ、最後まで支援できる職員になりたい」と力を込めた。(太田康夫) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

市販薬品を電気分解して劇物生成、男を起訴 名古屋地検

 爆発性のある劇物や放射性物質を違法に所持したとして名古屋市の会社員の男が愛知県警に逮捕された事件で、男が市販されている薬品を購入し、自宅で劇物を生成していたことが捜査関係者への取材で分かった。名古屋地検は25日、男を毒劇物取締法違反などの罪で起訴した。  起訴状などによると、男は市川貴紀容疑者(34)=名古屋市守山区守山3丁目。自宅アパートで4月、劇物「塩素酸カリウム」157グラムと、放射性物質「アメリシウム241」が密封された容器8個を無許可で所持したとされる。  捜査関係者によると、市川容疑者は市販されている塩化カリウムを購入し、電気分解して塩素酸カリウムを生成したという。アメリシウムは海外から輸入したとみられている。  市川容疑者のものとみられるツ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル