約13億人の信者がいるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が23日、来日しました。日本訪問は1981年以来、38年ぶり2回目。被爆地の広島と長崎などを訪れます。教皇のスピーチなど、タイムラインでお伝えします。 15:15教皇は広島へ ローマ教皇が長崎でのミサを終え、次の訪問地の広島に向かった。 この日、教皇が長崎で訪れた三つの場所の周辺を中心に、あるものが消えた。 午前中、長崎市中心部では激しい雨が降った。しかし、3カ所の会場内では、警備上の理由から傘が差せない。そのため、コンビニやスーパーで軒並みカッパが売り切れた。 西坂公園に近いローソン長崎駅前通店や西友長崎駅店では、23日夜からレインコートが売れ始め、午前中には完売したという。ファミリーマートJR長崎駅店ではレインコートが完売した23日夜、急きょ、ほかの店舗からポンチョをかき集め、段ボールに入れたまま入り口付近に置いた。 爆心地公園に近いファミリーマート長崎松山店の店長の女性は、この事態を「見越していた」。24日の雨の予報が出ていると知った2日前、レインコートのLとMの両サイズを180着ずつ追加で発注した。 ただ、少し売れ残った。教皇がミサを開く県営野球場に移動する前に、雨がやんで晴れだしたからだ。 在庫を抱えることになったが、店長は「長崎にとって特別な日だから、晴れますようにってお店のみんなで祈ってたんです。雨がやんで、本当によかった」。 15:10教皇専用のオープンカー「パパモービレ」 長崎県営野球場でのミサでフランシスコ教皇が乗っていたオープンカーは、トヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」をベースに作られた教皇専用車だった。環境問題を重視する教皇の意向に沿って製作されたという。25日の東京ドームのミサでも使われる予定だ。 教皇は大規模ミサの際、「パパモービレ」と呼ばれる教皇専用車で会場を回る。MIRAIは燃料の水素を空気中の酸素と反応させて生み出す電気でモーターを回して走り、二酸化炭素や排ガスを出さない。 14:00ミサに3万人参列 長崎県営野球場ではミサがあり、約3万人が参列した。フランシスコ教皇は「長崎はその魂に、癒やしがたい傷を負っています。その傷は、多くの罪なき者の、筆舌に尽くしがたい苦しみによるしるしです」、「今ここで、一つの祈りとして、私たちも声を上げましょう」などと述べた。 フランシスコ教皇は「パパモービレ」と呼ばれるオープンカーに乗ってグラウンドに登場し、アリーナ席を周回。参列した信徒に笑顔で手を振って応えた。…
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