「アップルTVプラス」始動 月600円でネトフリ対抗

 米アップルが1日、独自の動画などを配信するサービス「アップルTVプラス」を米国など世界100カ国以上でスタートさせた。月額4・99ドル(約540円)と先行するライバルより抑えた価格で追いかける。日本では月額600円で2日からサービスを始める。  人気女優のジェニファー・アニストンさんらが出演する「ザ・モーニングショー」など様々な独自作品をそろえた。米国で人気の俳優陣や、スヌーピーなどの人気キャラクターを使った作品のほか、女性を主人公にした独自ドラマなどで、ファミリー層への浸透を狙っているのが特徴だ。  「月4・99ドルでこの品質のコンテンツを見られるのは、素晴らしいことだ」  アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先月30日、決算発表の際の会見で強調した。  アップルが動画配信に参入するのは、世界で1億5800万人に上る有料会員を抱える米動画配信大手「ネットフリックス」や、米アマゾンの動画配信サービス「プライム・ビデオ」に対抗する意味合いが大きい。若い世代を中心に動画配信サービスの独自コンテンツの視聴が広がっており、アップルは、ネットフリックスが米国で設定した最低月額8・99ドルの半額近い料金設定に踏み切った。  iPhone(アイフォーン)… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「言いなりなんて…」東京がっかり 札幌「ウェルカム」

 2020年東京五輪のマラソン・競歩の開催地が東京都から札幌市に移ることになった。東京開催を楽しみにしていた人たちは怒りや落胆の声を上げた。一方、札幌では歓迎ムードが広がる。  「暑さなんて前からわかっていたこと。国際オリンピック委員会(IOC)の言いなりなんて……」。千葉県船橋市の中川迪生(みちお)さん(85)は憤る。1964年東京五輪でマラソンを沿道で観戦。月給の5倍したカメラを手に、大阪から夜行列車で駆けつけた。夢中でシャッターを切り、アベベの走りに見とれた。来年のマラソンでも写真を撮ろうと、9月に都内であった男女マラソン代表選考会も下見。五輪の男子マラソンのチケットを購入し、新国立競技場で選手を迎えるのを楽しみにしていた。「払い戻しをすればいい、という話ではない」  東京・浅草の雷門付近ではこの夏、東京都台東区がアサガオでマラソンコースの景観を良くしようと、つるを巻き付かせる大小八つの竹のオブジェを設置した。依頼を受けた別府竹製品協同組合(大分県別府市)の職人たちが10カ月かけて作ったもので、男女マラソン代表選考会で中継画面に映ると、みんなで喜んだ。岩尾一郎理事長(64)は「海外に発信され、多くの人が目にしてくれると思っていたのに」と残念がる。  選手が計3回通る予定だった「… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大学入試問題に現役高校生も厳しい意見「中止して」(日刊スポーツ)

大学入試をめぐる問題は終息したわけではない。大学入学共通テストの英語民間検定試験が延期になったことを受けて、野党4党は緊急集会を開催した。立憲民主党の枝野代表は「声を上げれば政治は動く。民主主義の本来の姿を久々に取り戻せた」と話し、延期中止を求めて活動してきた現役高校生や教職員、野党議員の健闘を称え、連係を強調した。しかし、これを第1歩ととらえ、気を引き締めることも忘れていなかった。制度の欠陥を指摘してきた人々は、民間試験活用の完全な中止や、共通テストの国語や数学の一部に導入される記述式問題の中止などを強く求めている。記述式問題の採点は、約61億円で落札したベネッセグループの学力評価研究機構が担当する。時間がない中の採点のため、約1万人のアルバイトが必要との情報もある。50万人分を短時間に公正に採点できるのか。採点のブレをなくすためには限られた言葉、制限された言葉に誘導するような問題になりかねない。マークシートをマス目に替えただけになりかねず、思考力、表現力を問う目的からかけ離れ、形骸化するのではないかなどの指摘が出ている。またプレテストでは、自己採点と実際の採点結果との一致率が低く、受験生の2次試験の学校選択に影響があるのではないかとの懸念も出た。この日、野党4党が開催した「第2回英語民間試験の延期を求める会」に参加した現役高校生からは「民間に丸投げするのではなく、中止してほしい」「見直す過程では現場、若者なども入れて意見を聞いてほしい」「記述式問題は各大学でやればいい」など厳しい意見や注文が相次いでいた。一方、衆院文部科学委員会は5日、参考人質疑を実施する。最も受験生が多いとみられながら沈黙を続けた試験「GTEC(ジーテック)」を実施するベネッセコーポーレーション、延期を要望した全国高等学校長協会、実施を要望した日本私立中学高等学校連合会の代表者と、制度の欠陥を指摘してきた京都工芸繊維大の羽藤由美教授が招致されている。羽藤氏は「根本的見直しが必要と訴えていきたい。構造的欠陥があり、このままでは維持できない」と話している。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

農地「石の畑」状態も 台風19号被害(産経新聞)

 台風19号の豪雨による長野県内の農地に対する被害状況が明らかになってきた。県農政部の取りまとめ(10月31日現在)によると、県内の10地域振興局別では、レタスなどの葉物野菜や稲作中心の佐久で、約28億3000万円と被害額が最も大きかった。同地区の一部では河川の氾濫で畑に大量の石が流れ込み、「石の畑」のような状態になる被害も発生した。 次いで主にリンゴ畑に被害が出た長野が約9億9600万円、稲作のほかブドウなどの果樹が扱われている北信が約8億2200万円、稲作農家が大半を占める上田の約4億1400万円-などとなっている。 県農政部は、葉物野菜や稲作の農地被害について、「豪雨被害の出た時期が収穫後だったのは救いだが、早期に復旧しないと、来年の収穫に響く」としている。 佐久が所管する南部地域は、高原野菜の産地として知られ、7~9月のレタス出荷量が全国の約8割を占めている。同地域に位置する川上村の一部では、千曲川の支流が氾濫して川底の石などが流れ込み、一面が「石の畑」のような状態になった。小海町の田んぼでも、斜面が崩れる被害があった。 県は今後、被災自治体に対し、国が復旧費用の2分の1を負担する災害復旧事業補助制度の活用を働きかける方針だ。各自治体は、被害額を取りまとめたうえで復旧に向けた作業費用を算出し、補助を申請。農林水産省などが査定する。補助の最終決定は来年1月になる見込みだ。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

埼玉県が全壊世帯などに支援金 台風19号(産経新聞)

 埼玉県は1日、台風19号で100世帯以上の住宅が全壊する被害が発生したため、「被災者生活再建支援法」を適用したと発表した。県内市町村の全壊や半壊した世帯などに対し、支援金を給付する。県内ではこれまで、平成23年3月の東日本大震災、25年9月の熊谷市や越谷市などの竜巻被害で同法が適用されており、今回で3例目。 県消防防災課によると、支援金は全壊や半壊のためやむを得ず解体した世帯の場合、建設・購入で300万円、補修で200万円、賃貸で150万円が給付される。大規模半壊世帯の場合、建設・購入で250万円、補修で150万円、賃貸で50万円。単身世帯の給付額は4分の3となる。 被災者は関係自治体の窓口で申請する。基礎支援金は罹災(りさい)証明書、住民票など、加算支援金は購入や賃貸の契約書などの提出が必要。申請期間は基礎支援金が災害発生日から13カ月以内、加算支援金は37カ月以内となっている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

上野公園で自然エネルギーのライトアップ 4日まで(産経新聞)

 自然エネルギーを使ったライトアップイベント「創エネ・あかりパーク2019」(実行委員会主催、経済産業省、国土交通省共催)が台東区の上野恩賜公園で開かれ、1日、開催記念セレモニーが行われた。 イベントの目玉は国立科学博物館の壁面に投影される水素エネルギーを使った光と音のプロジェクション。噴水広場でのライトアップのほか、地熱、風力など新エネルギーを紹介する体験型ブースもある。 セレモニーで総合プロデューサーの照明デザイナー、石井幹子さん(81)は「優しく美しいあかりを楽しんでほしい」と話した。 開催時間は3日までは午後1~8時、4日は同1~6時で、夕方からライトアップを行う。問い合わせは実行委員会事務局(石井幹子デザイン事務所、03・3353・5311)。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

菅氏、首里城再建を「全面支援」 会談で沖縄知事に(共同通信)

 菅義偉官房長官は1日、首相官邸で沖縄県の玉城デニー知事と会談した。火災で正殿などが焼失した首里城(那覇市)の再建に向けた協力要請を受け「財政的な措置も含め、全面的に支援する」と伝達した。 玉城氏は「首里城は沖縄の歴史と文化の象徴であり、県民の心のよりどころだ」と説明。専門家の知見活用や新技術導入などの面で政府の支援を求めた。 菅氏は「知事や沖縄県と緊密に連携して一日も早い再建に全力で取り組む」と強調。既に関係省庁の職員を現地に派遣し、最新の状況を確認していると語った。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「エエッ」「予約金は?」「そもそも不信感」試験延期に衝撃(産経新聞)

 来年度からの大学入学共通テストに導入予定だった英語の民間検定試験。文部科学省が1日、突然延期を発表したことに、高校現場では衝撃が走った。試験日程や会場が決まらないなど準備不足が指摘されていたこともあり、高校生や教員からは「振り回された」「ほっとした」などの声が上がった。 「朝のニュースで流れたとたん、職員室内が『ええっ』とどよめいた」 鹿児島県の県立高校の男性教諭(45)は、出勤直後に延期を知った。「嘘でしょ」とつぶやく教諭もいたといい、「昨日まで生徒に英検などの説明をしてきたのに」と動揺する。 1日は受験に必要な「共通ID」申し込みの開始日だった。英語教育に力を入れる大阪府内の私立高校の英語教諭(55)は「きちんと準備をしてきたのにこんな結果になるとは…」と戸惑いを隠せない。 一方、延期を評価する声もある。大手予備校の駿台予備校の担当者は「より良い制度設計のためにもやむを得ない」と話す。東京都立進学校の英語教諭(45)も、「延期を無駄にせず、授業研究を重ねなければ」と前向きにとらえる。 受験予定だった高校2年生や保護者からも、賛否の声が上がっている。 来年度の英検を予約した東京都内の私立高2年生(17)は、「勉強してきたことは無駄にならないけれど、受験準備をゼロから考え直している同級生もいる。英検の予約金の返金がどうなるのか知りたい」。大阪府内の私立高2年生の母親(49)は「娘も私も振り回された」と話しつつ、「全体の仕組みが決まらないのに話だけ進んでいるように見えた。まずはほっとした」と胸をなで下ろした。都内の私立高2年生の母親(53)も「そもそもの仕組みに不信感があった。見送りでよかった」と決定を歓迎した。 これに対し、準備を進めてきた民間試験の実施団体は、突然の延期決定に動揺を隠せないようだ。 英検などを運営する日本英語検定協会の担当者は、「今後、文科省から事情説明を受けて協議する必要がある。文科省には対象となる受験者が戸惑わないような対応を願うばかりだ」と求めた。「GTEC(ジーテック)」の試験会場の設置地域を10月31日に発表したばかりのベネッセコーポレーションも、「来年度の開始に向け準備を進めてきたので、非常に残念」とコメントを出した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

沖縄戦で焼失、そしてまた… 琉球の象徴、首里城の歩み

【動画】「首里城」が火災に見舞われました。沖縄戦で焼失し、復元された琉球の象徴。その歩みを動画で解説します。  一夜にして焼失した那覇市の首里城。玉座のあった正殿や北殿、南殿・番所が全焼しました。正殿は1992年に復元され、沖縄を象徴する建物でした。これまでの歩みを動画で解説します。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

震災で再評価された「身の丈」、でも若者は 斎藤孝さん

 本来、格差を是正すべき文科省のトップにある萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言が波紋を広げ、英語民間試験の延期が表明されました。「声に出して読みたい日本語」などの著書でも知られる明治大学教授の斎藤孝さんによると、「身の丈」という言葉は、その時代の空気を映し出す言葉だそうです。      ◇  「身の丈に合わせて」という言葉は現在、「その人の経済力や能力、状況に応じて」という意味で使われています。ただ、あまり現代的でない古い表現だと思います。  大学入学共通テストのような公的な入試制度では「公平性」がもっとも重要です。にもかかわらず、受験者によって条件が異なることを容認していると受け取られかねない萩生田大臣の「身の丈」発言は、ちょっとそぐわない使い方でしたね。特に新制度の公平性が議論となっている渦中でしたから。大臣は使う文脈を間違えてしまったと思います。  「身の丈」という言葉は、自分… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル