技能実習生、失踪したら賠償金 日本の監理団体が裏契約

 外国人の技能実習制度をめぐり、受け入れを担う日本側の監理団体がベトナムの送り出し機関との間で、実習生が失踪したら賠償金を支払わせるなどの裏契約を交わしていたことが法務省関係者への取材でわかった。出入国在留管理庁と厚生労働省は、不適切な報酬の受け取りを禁じる技能実習適正化法に違反したとして、千葉、埼玉両県の二つの監理団体の運営許可を近く取り消す。  入管庁は、賠償金などの原資は実習生が応募する際に送り出し機関に支払う費用に上乗せされる仕組みだったとみている。監理団体は9月末時点で全国に2700ある。今回の不正は実習生の入国前に発覚したが、同庁はこうした不正が横行している可能性があるとみて調査する。  関係者によると、千葉県の監理団体は昨年7月、ベトナムの送り出し機関と契約を締結。同時に「覚書」とした裏契約を交わし、実習生が1年目に失踪したら30万円、2年目以降は20万円の賠償金を受け取れるとした。正規の契約では、実習生1人あたり1万5千円を送り出し機関に支払うことになっていた講習委託の手数料も、無料とする取り決めもしていた。  埼玉県の監理団体も昨年5月、… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ノーベル賞に思う尿の臭い 福岡伸一が語る低酸素応答

 今年のノーベル医学生理学賞には細胞の低酸素応答について解明した、英米の3人の受賞が決まりました。生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一さんに研究の意義について解説してもらいました。  ノーベル医学生理学賞は文字どおり「メディスン」(医学)か「フィジオロジー」(生理学)が対象になっています。世の中に役に立つことに貢献した医学の研究と、生命現象全体の基礎的な仕組みを明らかにした生理学の研究が、割とバランスよく選ばれてきました。今年は生理学分野でした。  昨年の本庶佑・京都大特別教授と米国のジェームズ・アリソン博士の免疫チェックポイント阻害剤は医学、その前の体内時計や大隅良典・東京工大栄誉教授のオートファジーは生理学、大村智・北里大学特別栄誉教授は抗マラリア薬ということで医学分野でした。  生理学で比較的評価されることが多いのは細胞生物学です。なぜなら、細胞が生命の基本単位で、細胞は細胞からしか出来てこない。細胞の成り立ちや仕組みを明らかにするということが、まさに生理学の王道だからです。 酸素が少なくなると動き出すセンサー  今回の研究は、酸素が少なくなったとき、いかに細胞が対応するかを明らかにしたものです。HIFという酸素のセンサーとなっているたんぱく質が発見されました。しかし、HIFは酸素があるときでも常に生産され、常に分解されていました。一見すると無駄に見えます。  ところが、酸素が少なくなると… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日航に2度目の事業改善命令へ 国交省、飲酒不祥事で(共同通信)

 国土交通省は8日、乗務前のパイロットからアルコール検出が相次いでいる日航に、事業改善命令を出す方針を固めた。同社の飲酒不祥事を巡っては、昨年12月に続いて異例の2度目の同命令となる。日航は今年4月以降も、複数のアルコール検出が起きていた。 日航は昨年10月、英国の空港で乗務直前の副操縦士=懲戒解雇=が、自社の呼気アルコール検査をすり抜け、現地警察に多量のアルコール検出を理由に逮捕。11月に実刑判決を受けた。国交省は12月、安全管理態勢の構築を求めて事業改善命令を出した。 日航も、検査機器を精密なものにするなど対策を実施したが、その後も不祥事が続発した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

“表現の不自由展”8日午後再開へ 名古屋市長は「座り込み抗議」(中京テレビNEWS)

 「あいちトリエンナーレ」で中止となっていた企画展「表現の不自由展・その後」が8日午後から再開されることになりました。 愛知県の大村秀章知事が7日夜、記者会見を開き、表現の不自由展について運営の安全対策が整ったなどとして8日午後からの再開と、出展を中止していた国内外の作家15組の復帰を明らかにしました。 表現の不自由展をめぐっては、開催後すぐに1400件を超える抗議が殺到し、3日限りで中止されていました。 今後は開催期間中、金属探知機の整備やSNSによる拡散を防止するなどのセキュリティー対策を毎日点検するといいます。 一方、再開を反対していた名古屋市の河村たかし市長は、この決定に対して座り込みなど抗議活動を行うとしています。中京テレビNEWS Source : 国内 - Yahoo!ニュース

【あいちトリエンナーレ】アーティストが電凸を受けるコールセンターが始まる。「対話の可能性にかけたい」(ハフポスト日本版)

「表現の不自由展・その後」を含む「あいちトリエンナーレ2019」の全展示が10月8日から再開することになった。「表現の不自由展・その後」が脅迫や激しい抗議の電話で一時中止になったことを受けて、アーティスト自らが電話を受け付ける「Jアートコールセンター」も8日からスタートする。中心となって企画した高山明さんに、その理由や狙いを聞いた。コールセンターは、あいトリ出品作家のすべての展示再開を目指してきたアーティストが集う「ReFreedom_Aichi」のプロジェクトの一つ。「電話対応の法的・制度的な再設定を試みる」ことを目的としている。アーティストやキュレーターら30人ほどが、あいトリへの質問、意見、感想の電話を交代で受ける。あいトリ会期中の14日まで続ける。今後の芸術祭などでも継続することを念頭に会社を設立した。 ■アーティストが主体的に自らの意見も伝える 高山さんは、開幕から3日後に「表現の不自由展・その後」が中止になり、芸術監督の津田大介さんから手紙を受け取った。その中で、電話で問い合わせをする「電凸」が殺到したことが、職員に大きな精神的ダメージを与えていたことを知ったという。実は高山さん自身、かつて電話による激しい抗議を受けた経験がある。その時の恐怖や苦痛が蘇った。「意見には耳を傾けるべきです。でも、何時間も抗議を続ける電話を受けることが、いかに精神的なダメージになるか、僕自身が分かっていました。会って話すよりも、ずっと辛い。(不自由展への抗議電話を受ける)職員が大変な状況だと聞いて、代わってあげたいと思った」コールセンターの立ち上げにあたり、弁護士らから法的なアドバイスも受けた。対応の基本的なマニュアルは作成するが、電話を受けるアーティストらの判断を尊重する。電話相手に名乗るかどうかも、アーティストらの判断に委ねる。「職員は抗議電話に対して反論したり自分の意見を主張したりすることができません。でもアーティストならできる」相手の話す内容が意見ではなく、単に嫌がらせや不当な抗議の場合には、自身の判断で電話を切っても良いこととした。 次ページは:■生まれるかもしれない「対話」の可能性にかけたい 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

南海トラフなど想定し児童ら避難生活体験(産経新聞)

 南海トラフ地震など大規模災害発生後の避難生活を想定した体験訓練が、和歌山県有田市宮原町の市立宮原小学校で行われた。宮原小の児童と近くの市立文成中学校の生徒ら約300人が参加。訓練に協力したアウトドア用品会社の社員や自衛隊員から、避難生活時の調理方法や水害を防ぐ土嚢(どのう)の積み方などを学んだ。 宮原地域交流協議会が、災害時に地域住民が支え合う意識を育む目的で企画。自衛隊和歌山地方協力本部(和歌山市)やアウトドア用品会社「モンベル」(大阪市)、JAありだ女性会が協力し、参加者らにテントなどで避難生活を送る際の心得などを伝授した。 自衛隊員らは、土砂をスコップで袋に詰め、土嚢を積み上げて浸水を防ぐ方法や、竹材に毛布をかぶせた応急担架で負傷者を搬送する方法を説明。モンベルの社員らは、設営が簡単な小型テントや、川の水を濾過(ろか)し、飲料水として使えるアウトドア用品などを紹介した。 JAありだ女性会の会員らは、新聞紙を活用したスリッパと簡易トイレの作り方教室を開いた。 女性会の中田博子会長が「地震でガラスが散乱した屋内でも、その場で新聞紙のスリッパを作ってはけば、けがの予防になる」などと説明。参加者らは真剣な表情で作り方を学んでいた。 宮原小6年の喜多亜寿香さんは「災害時には自分ができるだけのことをして、周りの人たちと協力することの大切さが分かりました」と話していた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

野球賭博で六代目山口組三次団体の幹部逮捕(CBCテレビ)

 プロ野球公式戦の勝敗を客に予想させる「野球賭博」を行い利益を得たとして、六代目山口組三次団体の幹部の男が逮捕されました。 逮捕された六代目山口組三次団体の幹部、片岡憲孝容疑者(52)は去年4月から5月にかけて、愛知県やその周辺で客を募り、プロ野球公式戦の勝敗を予想させ、およそ4000万円を集めた賭博開帳図利の疑いが持たれています。 警察によりますと、1ヶ月で、客1人につき100万円から500万円を集めていて、片岡容疑者はおよそ140万円の利益を得ていたということです。片岡容疑者は調べに対し、黙秘しています。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

大阪・和泉山系で化石探しツアー、参加者募集(産経新聞)

 大阪で化石探しをしませんか-。子供たちに古代の体験学習を続けている「少年少女文化財教室」(辻尾榮市さん主宰)が、26日に開催する化石探し「ミステリアス・ツアー2019」の参加者を募集している。 舞台はこれまでアンモナイトなどの化石が採取されている和泉山系。具体的な場所を公表すると、化石荒らしの被害が考えられることから、集合場所を含めて参加者だけに知らせるという。 募集対象は小学生から高校生までで定員50人(申し込み多数の場合は抽選)。参加費は小学生2千円、中・高校生2600円(保険料、交通費、資料代含む)。申し込みは12日必着で、往復はがきに住所、名前、生年月日、学校名、学年、電話番号、保護者名、返信用の宛名を記入して、〒530-8692大阪中央郵便局私書箱254号、自然文化研究会内少年少女文化財教室へ。問い合わせは同教室(072・729・7318)。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

津田氏「一喜百憂が連日続いた」 不自由展再開で会見

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、中止となっていた企画展「表現の不自由展・その後」について、芸術祭実行委会長の大村秀章・愛知県知事は8日午後から企画展を再開する方針を発表した。津田大介芸術監督の記者会見での主な一問一答は以下の通り。  ――作家全員参加での再開について。  検討委と不自由展実行委が話し合って合意にたどり着いたことを大変喜ばしく感じている。重要なことは、再開と同時に、展示中断や展示の変更をした作家たちが明日から全員戻って来ること。本来の、完全な形で見てもらえる。非常に喜ばしい。  ――津田さんは協議から外れ、客観的に見ていたのでは。合意の決め手は。  一つではない。ゴールはみなさん共有できていたと思う。しかし、暴力的な抗議の形で3日で閉めたからには、二度と失敗は許されない。だからこそ慎重にやろうというところで、ゴールに向かうプロセスで一致できる、できないが表面化し、話し合いと調整を進めた。一つの決め手があって、ということではない。  ――抗議が激しくなるかもしれないが、どう対処するか。どう楽しんでもらうか。  具体的なセキュリティー対策に… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

関電問題と無関係なのに… 別の「吉田開発」に苦情殺到

 関西電力幹部らが福井県高浜町元助役の森山栄治氏(故人)から計3億2千万円分の金品を受け取っていた問題をめぐり、森山氏に資金提供した土木建築会社と社名が同じ会社にいわれのない苦情や抗議が殺到した。別の森山氏の関連会社についても無関係の会社名がニュースサイト上で誤って伝えられ、デマへの対応に苦慮している。  「記者会見を開くべきだ」。いわれなき「説明」を求められる電話が相次いだのは、福井市内の不動産会社だ。森山氏に約3億円を提供した高浜町の土木建築会社「吉田開発」と社名が同じで、間違って電話をかけてきたとみられる。  この不動産会社によると、電話は吉田開発の社名が報道され始めた9月29日ごろから始まり、10月4日までに約50件に上ったという。「説明が不十分」などと批判され、関電が改めて記者会見を開いた2日には約20件の電話が集中。無言電話も多く、同社は「非通知拒否」の設定などで対応したという。  ウェブサイトにはいたずらの書… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル