「ダルビッシュなぜ故障」江本孟紀氏、投球数制限に異論

 夏の高校野球も大詰め。全国選手権大会開幕前から、岩手県大会の決勝では、準決勝で完封したにもかかわらず、それまでの投球数を考慮して大船渡高校が163キロ右腕、佐々木朗希(ろうき)投手(3年)の登板を回避させたことが話題になった。昨年準優勝した金足農業高校の吉田輝星(こうせい)投手(現日本ハム)も連投を重ねたこともあって、各方面で「投球数制限」の是非が議論されている。しかし、元プロ野球選手で今月「高校野球が10倍おもしろくなる本」(青志社、1404円)を出版した江本孟紀さん(72)は、「そういった制度を安易に設けるべきではない」と異を唱えている。  江本さんは、現在の日本では多くの人が根拠を検証することなく「新しいこと」=「正しいこと」と認識していると感じているという。高校野球で投球数制限を設けるべきだとの論もしかりで、危機感を覚えているという。よく引き合いに出されるのが、大リーグの「1試合100球」という目安だが、江本さんは「あれは球団と投手の代理人が金銭交渉をして出来たもの。科学的根拠ではなくカネを巡る争いの産物であり、それを日本の高校生に当てはめるなんてナンセンス」と説く。  「米国流」に対するやみくもな信仰についても懐疑的だ。「アメリカではこうだから、というだけで無条件に正しいと思っている。そもそも向こうには日本の高校野球のような全国大会はない。日本では、高校レベルの野球で子どもから大人まで夢中になれるし、選手は注目される。これだけでも、すごいこと」  大船渡高校の佐々木投手の起用… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

木造住宅が全焼し2人死亡、高齢夫婦か 名古屋市北区

 19日午後11時15分ごろ、名古屋市北区楠味鋺4丁目の無職林鋹治(としはる)さん(90)方から出火、木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡から性別不明の2人の遺体が見つかった。林さんと妻(85)の行方がわからなくなっており、愛知県警北署が遺体の身元の確認を進めている。  北署などによると、林さんは妻と長男夫婦との4人暮らし。出火当時、4人は家におり、長男夫婦にけがはなかった。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪西成の”あいりん地区”、生活保護受給を拒み「繋がり」を求めて生きる人々(AbemaTIMES)

 大阪・西成区の庄司賢一さん(67)は、およそ5年、住む家のない生活を送っている。「千円札1枚。あとは小銭が1000円ほどあるかな。大体1000円あったら1日いけるから。だから明日までいけるわな」。そして、手で首を締める動作をしながら、「ははは、これしなくて済む」と笑う。【動画】I link ... ~あいりんに取り残された労働者達~ 14歳の時に集団就職で長崎から大阪へ出た庄司さん。結婚もしたが、妻は早くに亡くなり、以来30年間、一人身だ。仕事を求めて流れ着いた西成で、5300円の清掃の仕事を週に2回している。寝る場所は地域のNPOが貸し出すベッドだが、無料とあって毎日夕方には多くの人が押しかける。みな、自分の居場所を探しながら、その日その日を過ごしているのだ。 ■“労働者のための建物“「あいりん総合センター」閉鎖に怒声  庄司さんが暮らす「あいりん地区」は、国内最大級の日雇い労働の町として知られ、高度経済成長の頃から、仕事を求め労働者達が全国から集まる。一方で、労働者達は社会への不満を度々爆発させてきた。また、賭博や薬物といった犯罪も横行、警察は治安対策として集中的に取り締まりを行ってきた。 そんな地区を象徴するのが、1970年に国や大阪府が日雇い仕事を取り纏めるために建てた「あいりん総合センター」だ。地上4階建てで、1階の“寄せ場“とよばれる場所には仕事を求める労働者が押し寄せ、多い時には年間180万人が利用した。上の階には市営住宅と病院も併設されており、まさに労働者のための建物だ。 この日も、労働者が仕事を求め寄せ場にやってきた。業者と合意できれば、そのまま現場へと向かうが、労働者の高齢化が進み、仕事にありつけない人も少なくない。まだ働ける労働者も必死で、夜勤明けで、「まだもう1本働く」と話す人もいた。  そしてセンターの3階は、仕事も家もない人の居場所となっていた。休んでいた労働者は「一般人の目がないし、寝てても何にも言われへんし、ある意味天国ですよね」と明かした。 しかし、建てられてからおよそ半世紀。建物は老朽化し、耐震性の問題が出てきため、今年3月をもって閉鎖されることが決まった。6年がかりの建て替えの間、寄せ場は隣の敷地に仮移転、労働者が体を休めるための場所も別に用意された。行政側は閉鎖を前にセンターで寝ている人に手をさしのべるが、支援や生活保護を受けようとせず、居残りを希望する人も少なくなかった。利用者の一人は「はっきり言って排除や。それは明白や」と苦笑していた。 そして迎えた3月31日。閉鎖に納得できない一部の労働者と、その支援者が反対運動を起こした。姿を現した大阪府の職員に、「帰れ!」「あんこ(労働者)のおっちゃいじめたらあかんで!」と怒声が飛んだ。この日、大阪府は建物を閉鎖することができなかった。 次ページは:■涙を拭って「生活保護には頼りたくない…」 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

『表現の不自由展・その後』について橋下氏「津田さんは“行政の中立性“をわかっていなかった」、三浦氏「津田さんと同じような政治的主張だった人たちが叩いている」(AbemaTIMES)

 相次ぐ脅迫を受けて、あいちトリエンナーレの「表現の不自由点・その後」の展示が中止された問題。15日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』で、橋下徹氏と国際政治学者の三浦瑠麗氏が、展示や作品の問題点について議論した。【映像】橋下氏と三浦氏の議論の模様 ■橋下氏「僕が作品を出したとしたら…」  まず、橋下氏は「表現の自由、という観点から名古屋市の河村市長の主張について愛知県の大村知事が“憲法違反に当たる“と反論したし、憲法問題にしている人もいるけれど、そうではない、ということを前提に議論しないといけないと思う」と問題提起。 「つまり、個人がやっていることに対して行政がダメだというなら表現の自由の問題になるけれど、“こういう方針で、こういうものを展示して、こういうところに注意してくださいね“と実行委員会が決めた『あいちトリエンナーレ』という事業の中で起きた話であって、それに沿っていないものはダメだと言われるのは当たり前のこと。例えば大阪万博のパビリオンで方針に反することした人に対して“やめてくださいよ“と言ったからといって、表現の自由を侵害したとは言えないはず。問題は、ちゃんとした権限に基づいてやったかどうかということと、そういった方針が無かったということではないか。大阪の場合は文化振興会議とアーツカウンシルという2段階のクッションを置いて、芸術の中身に政治家の意思が入らないような仕組みにしていた。『あいちトリエンナーレ』も実行委員会方式を取っているんだから、そこで議論した上でダメですよねとなったのだと思う。だからその判断が良いか悪いかは別にして、直ちに憲法違反の話になるようなことではないし、実行委員会としての津田監督に対する指揮命令であれば、公権力の行使ではない」と主張した。 そこで橋下氏は、ポイントは「行政の中立性」の問題だったと指摘する。 「みんな今回の作品について守れ守れと言うけれど、じゃあ僕がナチスドイツや権力者を崇めるような作品を出したとして、それは表現の自由なのだろうか。違うと思う。慰安婦が銀行の通帳を持ってにこやかにしている像を僕が出したら猛批判を食らうだろうし、津田さんや実行委員会の関係者で不慮の事故に遭った人の名前を使って“間抜けな日本人“というタイトルの作品を出したら、“そんなのダメでしょ“、ってなると思う。個人でやるなら同じような価値観の人しか来なかったかもしれないけれど、今回のように大規模にやれば、いろいろな人も見にくるはずだ。結局、政治的要素が入る展示に行政が関わるなら、ありとあらゆる要素の入った作品を認めるか、やらないならやらないという二者択一しかないと思う。個別に作品を判断していったら、都合のいいように作品を使うことに繋がる。逆に言えば、僕は“反日だから“と言って排除するのは一番嫌だし、そんなに恐ろしいことはない。今回の作品について騒いでいる人たちだって、権力者が変わった瞬間に自分が非難される立場になる可能性だってある。“反日“という、そんな曖昧基準で物の良し悪しを判断するのは良くないということ。政治的な主張に行政が偏った関与をしてしまうと、プロパガンダに使われてしまうかもしれないし、非常に危険。行政がお金を出しながらやるんだったら、中立性を保たないといけないといけないし、それは表現の自由の問題とは別だ」。 その上で橋下氏は「そういうところを監督するのが津田さんであり実行委員会であったはずだけれど、この“行政の中立性“をわかっていなかったんだと思う。津田さんは政治などについて評論をしていたけれど、政治の難しさ、実行する難しさを良くわかったと思う。ただ、津田さんに展示を継続しろというのは簡単だけど、京アニの事件もあったし、リスクを考えれば止めざるを得なかったと思う」と話した。 次ページは:■三浦氏「理解も共感も呼ばなかった」 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「プリント読めない」日本語できぬ親、学校の対応は? 就労拡大で同級生にも外国人(西日本新聞)

 「子どもの同級生の親は日本語ができない。学校が配布するプリントは読めず、配慮が足りないのでは」。福岡県久留米市の女性(53)から、特命取材班にそんな声が寄せられた。改正入管難民法が4月に施行され、外国人の就労拡大が見込まれる。家族を呼び寄せたり、日本で子どもをもうけたりするケースは今後さらに増える見通しだが、教育現場の環境整備は進んでいるのか。【グラフ】「移民流入」日本4位に 5年で12万人増 女性には小学3年の子どもがおり、昨秋、クラスにフィリピンから男児が転校してきた。今春、クラスのPTA役員決めの際、男児の母親が何も話せず困っているのに気付いた。「大事なことはきちんと伝えないと」と思い、母親と無料通信アプリLINE(ライン)の連絡先を交換した。 5月の金曜日。母親からLINEを通じて「子どもが明日学校があると言っている。本当か」と英語で聞かれた。土曜日は授業参観の予定で、プリントで案内されていたが母親は内容を理解していなかった。以後、女性は学校から配られるお知らせをスマートフォンの翻訳アプリで英訳し、LINEで母親に知らせるようになった。 女性は「先生たちは忙しく、これ以上負担を増やすのは難しい」と理解を示しつつ、「振り仮名を付けるだけでは配慮になっていない。理解できていないという現状を学校現場は理解してほしい」と願う。 日本語を話せない保護者への対応、追いつかず  文部科学省によると、日本語の指導が必要な児童生徒数は2016年5月の調査で4万3947人。前回14年調査から約6800人増えた。うち福岡県は小学生415人、中学生142人、高校生ゼロだった。 女性が住む久留米市の教育委員会に聞くと、8月14日現在、28小中学校に149人が在籍。10校に日本語指導担当教員13人を、地域で外国語を話せる人にサポートしてもらう非常勤の外国人児童等授業介助員も28校に配置している。 一方、日本語を話せない保護者への対応は追い付いていない。ようやく本年度から日本語指導担当教員がいる学校に翻訳機を導入し、家庭訪問の際に担任が持参している。 次ページは:在留外国人数は過去最多の約273万1千人 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

東京など首都圏は天気急変に注意(ウェザーニュース)

 今日20日(火)は、南から暖かく非常に湿った空気が流れ込んでいるため、全国的に不安定な天気になっています。 東京都心など首都圏でも、朝から局地的に強い雨となっているところがあります。 今の雨雲は東へ…ただ夜にかけて注意  都心などの雨雲は東に移動しているため、雨の降る時間は短い予想です。 ただ今後は、まだ雨雲のかかってない千葉や茨城でも一時的に雨が降る所がありそうです。 また、夜にかけて大気の不安定な状態が続くため、一旦雨が止んで日差しが出てきても油断せず、今日のお出かけには傘をお持ちください。ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

玉川徹氏、ガラケー女に間違われた女性のネット被害に「正義の名の下に行われたこと。僕は正義という言葉が嫌いです」(スポーツ報知)

 20日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、茨城県守谷市の常磐自動車道で今月10日、男性会社員(24)があおり運転を受け、車を停止させられた上、殴られた事件で、傷害容疑で茨城県警から指名手配された宮崎文夫容疑者(43)が18日に大阪市内の自宅マンション近くの駐車場で県警に身柄を確保され、逮捕された事件を特集した。【写真】あの人があおり運転&暴行の映像に「車から降りてくるスピード、M1の出てき方やね」 コメンテーターで同局の玉川徹氏は、宮崎容疑者の交際相手でともに逮捕された喜本奈津子容疑者(52)と間違われた女性がネット上で「ガラケー女」として大きな風評被害を受けた件に言及。女性の担当弁護士が法的措置を検討していることについて、「(情報を広めた人たちも)マスコミが(素性を)突き止める前に、あの女を懲らしめてやれと、正義という名の下にやっているでしょ。僕は正義という言葉が大嫌い。今まで正義という名の下にどんなにひどいことが行われてきたか」と声を荒らげた。 その上で「正義の方がたちが悪い。我々マスコミも裏を取ろうとして失敗を何度もして。そういう失敗を繰り返してきた歴史があるけど、(ネット上で情報を拡散する人は)ただ、正義でやっているだけ。あいちトリエンナーレにガソリン持ち込むぞと脅した人も、それはその人にとっての正義なのかも知れないし、テロリストにもテロリストの正義があるんでしょう」と続けた。 さらに「宮崎容疑者も正義の名の下にやっていたのかも知れない。正義は危ないし、僕は正義が嫌いです」と繰り返していた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

NZで巨大ペンギンの化石 体長160センチ、体重80キロ(共同通信)

 【シドニー共同】ニュージーランドのカンタベリー博物館などの研究チームは20日までに、同国南島クライストチャーチ近郊で見つかった動物の骨の化石を分析した結果、体長約160センチ、体重70~80キロと人間の成人ほどの巨大な新種のペンギンだったと発表した。 研究チームによると、6600万~5600万年前に生息していたとみられ、世界で最も古いペンギンの種の一つとなる。体長約120センチで現生最大のコウテイペンギンよりさらに大きい。化石は2018年に見つかった。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

悔恨・再軍備・南京…率直に語る昭和天皇 研究者も驚き

 初代宮内庁長官の田島道治が昭和天皇とのやりとりを記した「拝謁(はいえつ)記」からは、昭和天皇が戦争への「反省」をたびたび口にしていたことや、改憲による再軍備の主張を繰り返していたことがわかった。戦後間もない時期の率直な発言が記され、研究者は詳細な記録に驚いた。(中田絢子、編集委員・北野隆一)  今回見つかった「拝謁記」は、田島道治の遺族が長く保管していたものだ。昭和天皇との面会計613回のやりとりが記されている。そのうち、NHKは報道した範囲に限って資料を各社に公開した。 吉田首相の反対で「悔恨」封印  公開された範囲で、新たに判明した内容は主に三つある。  第一が、サンフランシスコ講和条約発効と憲法施行5周年を祝う1952(昭和27)年5月3日の式典でのおことばをめぐり、昭和天皇と田島、吉田茂首相のやりとりが詳細にわかったことだ。「声明メッセージには反省するといふ文句ハ(は)入れた方がよいと思ふ」(52年1月11日)、「私ハ反省といふのは私ニ(に)も沢山(たくさん)あるといへばある」(52年2月20日)。繰り返し「反省」の文言にこだわった。  その後、宮内庁内部で反対の声… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

長引く黒潮大蛇行、カツオうろうろ 漁業や気象に悪影響

 日本の太平洋側を流れる黒潮が大きく離岸し、また曲がって接岸する「黒潮大蛇行」が長期化している。気象庁が2017年8月に発生を確認してから2年。魚が取れなくなったり、高潮など自然環境に変化を及ぼしたりする要因になるが、いつまで続くのか。 気仙沼はカツオ激減、紀伊半島では…  22年連続で生鮮カツオの水揚げ量日本一を誇る宮城県・気仙沼漁港。7月1日、約1カ月半ぶりにカツオが水揚げされた。今季の水揚げ量は5月中旬~7月末で約3955トン。昨年同期と比べ、4割未満だ。6月は一度も水揚げがなく、斎藤徹夫組合長(64)は「気仙沼はカツオを中心に経済が回る。こんなに途切れたことは今までにない」と頭を抱える。  一方、和歌山県では豊漁だ。県内主要3漁港の水揚げ量(6月まで)は479・1トンとすでに昨年1年の356・3トンを上回った。  異変の要因とみられるのが大蛇行だ。九州南東で黒潮とぶつかる反時計回りの渦が原因とされ、渦は黒潮に乗って北上。紀伊半島南方の海底にある山にぶつかり、黒潮の流れを大きく曲げるという。気象庁によると、黒潮は現在、紀伊半島沖で南へ離岸。Uの字を描き、再び東海沖へ近づいている。大蛇行は過去に発生した5回とも、1年以上続いた。  日本列島の太平洋側を北上する… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル