早生まれは保育園の入園で不利? 必要な「特別な配慮」と制度とは

 「早生まれ(1~3月生まれ)の子どもは保育園入園が不利」と言われます。なぜ不利なのでしょうか。乗り越える取り組みはあるのでしょうか。専門家は「園での生活でも課題がある」と言います。 「保育園を考える親の会」顧問の普光院亜紀さんは「認可保育園の入園選考の制度上、2、3月生まれだと、0歳児クラスの入園はどうしても不利になりがちだ」と指摘する。 認可保育園は、大半の子が4月に入園し、園も4月時点で定員を満たそうとする。 普光院さんによると、4月入園の申し込みの締め切りは前年の12月ごろの自治体が多い。その時点で生まれていなくても出産予定日に従って申し込めることが多いものの、出産後2カ月間は産休中だったり、預かる条件を生後何カ月以上と定めている園が多かったりし、2、3月生まれの子は4月入園に申し込めないことが多い。年度途中に空きがない場合は、親が育休を延長するなどしてさらに1年後を待たなければならない。 過去には同会に、「早生まれは入園が不利なので妊娠を躊躇している。第2子妊娠のタイミングを逃してしまいそうだ」といった相談も寄せられたという。普光院さんは、「年度途中でも十分に園に空きがあれば生じない問題ですが、まだまだそうでない園や自治体が多い」と話す。不平等なくす制度も こうした生まれ月による不平…この記事は有料記事です。残り740文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

前日は京都のネットカフェ宿泊 6歳児遺体事件、4人の足取り徐々に

有料記事杉山あかり 高木智也2023年6月26日 20時49分 神戸市西区の草むらでスーツケースに入った穂坂修(なお)君(6)の遺体が見つかった事件で、修君の祖母の女性(57)が「次男が他の3姉妹に遺体を隠すように指示した」という趣旨の説明をしていることが26日、捜査関係者への取材でわかった。 祖母の女性は、次男の穂坂大地容疑者(32)が3姉妹に指示するのをそばで聞いていたという。大地容疑者は、以前からあったスーツケースの中に入れるように指示もしていたという。 県警は女性への監禁、傷害事件で逮捕された女性の実子4人のうち、大地容疑者が修君の遺棄を主導したとみて捜査を続けている。 逮捕された4人は修君の遺体が見つかる前日の21日から22日にかけて、京都府内のインターネットカフェに泊まっていたことも新たにわかった。 県警は女性への監禁、傷害容疑で4人の行方を追い、捜査関係者によると22日午後、携帯電話の位置情報などをもとに神戸市内で4人を発見。その際の所持品から宿泊記録が見つかったという。 大地容疑者の他に逮捕されたのは、長女の沙喜(34)、双子で次女の朝美(30)と三女の朝華(30)の3容疑者。修君は沙喜容疑者の息子にあたる。 捜査関係者によると、修君が…この記事は有料記事です。残り269文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

司法試験がパソコン受験へ 26年に筆記から切り替え 予備試験も

 法務省は、2026年の司法試験から、パソコンを使って解答するCBT方式(コンピューター・ベースド・テスティング)を導入する方針を決めた。現状の筆記試験から切り替える。受験生の利便性を向上し、採点者の負担を減らす狙い。 法科大学院を修了しなくても、司法試験の受験資格を得られる「予備試験」にも適用する。 同省によると、不正防止などの観点から、当面はオンラインではなく、試験会場に用意するパソコンを使って受験する方式を想定している。同様の手法は、米国の弁護士試験などで導入されているという。 司法試験は、マークシートの短答形式と、「公法系」「民事系」などの科目で手書きで記述する論文形式の問題がある。 論文形式では、A4の用紙で…この記事は有料記事です。残り376文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

村上春樹さん、神宮外苑の再開発に「強く反対」「このまま残して」

土舘聡一2023年6月26日 21時10分 作家の村上春樹さんが25日夜のラジオ番組で、神宮球場と秩父宮ラグビー場を建て替える明治神宮外苑地区(東京都)の再開発事業について「個人的に強く反対しています」と述べた。「緑あふれる気持ちの良いジョギングコースを、すてきな神宮球場を、どうかこのまま残してください。一度壊した物ってね、もう元には戻りませんから」などと話した。 「神宮外苑の再開発が色々と話題を呼んでいますね」。村上さんは、25日午後7時から放送された自身がDJを務めるTOKYO FMの番組「村上RADIO」で切り出した。東京にいる時は、ファンであるプロ野球・ヤクルトが本拠を置く神宮球場に歩いていける所に住み、毎朝、外苑の周りをランニングしていたという。 顔見知りになったランナーとの交流も振り返りながら、「そういう思い出もいろいろあって、僕は神宮外苑の再開発には個人的に強く反対しています」と語った。 再開発事業は、都心の神宮外苑で球場やラグビー場を建て替えるほかに超高層ビル2棟なども新築する計画。837本を植樹する一方、700本以上の高木を伐採する計画に対して環境破壊や景観悪化を懸念する声が上がっている。音楽家の坂本龍一さんも3月に亡くなる直前、小池百合子都知事らに再開発の見直しを訴える手紙を送っていた。(土舘聡一)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

国交省航空局長を戒告処分 元次官らと会食時、利害関係者から飲食費

有料記事高島曜介 笹山大志2023年6月26日 21時32分 国家公務員倫理規程に違反したとして国土交通省は26日、久保田雅晴航空局長(58)を戒告の懲戒処分にし、発表した。久保田氏は、国交省OBの人事介入問題で企業に省OBの社長就任を求めていた元事務次官らと、一連の問題が報じられる前に会食をしていたが、この際に利害関係者から飲食の提供を受けていたという。国交省は「誠に遺憾」としている。 国交省によると、久保田氏は3月28日、元国交事務次官で東京地下鉄(東京メトロ)会長の本田勝氏(70)ら複数と会食をしていた。朝日新聞が本田氏の人事介入問題を報じる2日前だった。 会食について、斉藤鉄夫国交相は国会で「会費は払ったと報告を受けた」と説明していた。しかしその後の調査で、久保田氏が支払った会費は8千円で、実際にかかった費用は1人あたり1万9085円だったという。差額は会食に参加していた事業者側が負担していた。 また久保田氏は1080円の土産も業者側から受け取っていた。この事業者は、久保田氏が一昨年6月まで務めていた公共交通・物流政策審議官時代の利害関係者にあたるといい、利害関係者からの供応接待や物品の贈与を禁止する国家公務員倫理規程に違反すると判断した。 久保田氏は会食発覚後、省内の調査に対して会食の目的は「地域経済の状況や航空事情についての意見交換」であり「再就職のあっせんに関わる話はしていない」と説明したという。この会食について国交省は、内閣府の第三者機関である再就職等監視委員会に調査を申し入れている。■国交省の説明後に疑念次々…この記事は有料記事です。残り856文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大型トラックにはねられ、横断歩道を歩行中の10代?男女死傷 成田

宮坂奈津 杉江隼2023年6月26日 21時33分 26日午後2時20分ごろ、千葉県成田市飯仲の国道51号の横断歩道で、徒歩で横断中の男女2人が右から来た大型トラック(14トン)にはねられた。男女は10代とみられ、ともに病院に搬送されたがまもなく女性は死亡した。男性は重傷を負った。 県警成田署は、トラックを運転していた、自称運転手の男(63)=埼玉県久喜市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕し、容疑を同致死傷に切り替えて調べている。 署によると、現場は片側2車線の直線道路で、信号機がある交差点。男は「信号が赤だと気づくのが遅れた」と容疑を認めているという。署は男女の身元の確認を進めている。(宮坂奈津、杉江隼)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

北九州市立図書館で貸出冊数水増し 指定管理者「次の選定に危機感」

 北九州市教育委員会は26日、市立若松図書館の指定管理者「日本施設協会」が、昨年度の図書の貸出冊数を不正に水増ししていたと明らかにした。昨年11月末から今年3月末まで、職員ら39人分の図書館カードなどで貸し出しと返却の手続きを繰り返し、約2万冊増やしていた。同協会の社長は不正を認め、「2024年度からの選定に危機感をもった」などと説明しているという。 この日の市議会常任委員会で報告した。市教委によると、今年3月に公益通報があり調査したところ、1日に貸し出せる上限の10冊を連日のように借りている人が複数見つかった。12月から4カ月の貸出冊数は前年度の同時期と比べ、20~30%増加し、昨年度の年間貸出冊数は19万9千冊に上ったという。 同社は19年度から今年度末まで5年間の契約で若松図書館の指定を受けて管理を担っている。市教委は6月21日、文書で指導を行い、再発防止策などについて報告を求めた。 同社は昨年度まで門司図書館…この記事は有料記事です。残り314文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ネットモールの海外出品者、事故報告義務強化へ 法整備に向けて検討

 インターネットショッピングモールで消費者が海外から直接購入した製品が発火するなど重大事故が相次いでいることを受け、経済産業省が事故報告に関する規制強化に乗り出す。海外出品者に対して国への報告義務を強化するなどの法整備を検討している。 26日の製品安全に関する有識者検討会で方向性が示された。今後、詳細を詰めていくという。 国内で販売した製品で死亡事故や火災、30日以上の治療期間を要するけがなど重大製品事故が起きた場合、製造・輸入事業者は国へ報告しなければならない。だが、近年、ネットモールで増えている海外の出品者にはこうした規制が届きにくい現状がある。経産省が、国に報告された重大製品事故と消防庁からの事故報告を照らし合わせたところ、昨年度は100件程度の火災が事業者から報告されていないと見られることが分かった。多くが海外出品者の可能性があるという。 そこで経産省は、扇風機など…この記事は有料記事です。残り431文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

被告側の社長、「Dappi」投稿者名開示を拒否 10月16日判決

 匿名のツイッターアカウント「Dappi」の投稿で名誉を傷つけられたとして、国会議員2人が東京都内のウェブコンサルティング会社に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が26日、東京地裁(新谷祐子裁判長)であった。被告会社の社長と専務が尋問に応じたが、地裁が求めた投稿者名の開示は拒んだ。裁判は結審し、10月16日に判決が言い渡される。 アカウントを巡っては、原告側が「被告会社は業務として役員や従業員らにより投稿を行わせた」と主張し、投稿者名の開示を求めていた。被告会社側は、投稿が従業員によるもので、業務時間内の投稿もあったと認めたが、「業務と無関係の私的な投稿」として、会社や役員の関与を否定している。新谷裁判長が今年3月、投稿者名が入った給与明細を2週間以内に提出するよう命じる決定を出したが、会社側は応じていない。 26日の尋問で、社長は「会社名が開示されて以来、会社や自宅の電話が鳴りやまず、ネット上で脅迫もあった。投稿者名を明かせば嫌がらせも想定される」として、投稿者名の開示を拒否。裁判長は「正当な理由なく証言を拒絶すると、相手の主張を真実と認めることができる」と指摘したが、応じなかった。 このアカウントは2019年に投稿を始め、26日現在で16万7千のフォロワーがいる。ネット番組の動画や野党を批判する出演者の言葉を紹介したり、与党議員の発言を評価したりする投稿を繰り返していた。 立憲民主党の小西洋之、杉尾…この記事は有料記事です。残り118文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

Pacific League trio already facing critical juncture in playoff race

The Pacific League playoff race might already be nearing its end. The NPB season is…