万博「ミャクミャク」像に複数の傷 大阪府警が器物損壊容疑で捜査

原田達矢2024年3月13日 16時14分 大阪市役所の玄関前に置かれている2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像に、傷が付けられていたことが13日、わかった。大阪府警は府・市でつくる万博推進局から被害届を受け、器物損壊事件として調べている。 像は高さ約2・5メートル、重さ約1トンの強化プラスチック製。市によると、最大15センチメートルほどの傷が3カ所、ミャクミャクの顔の側面につけられていた。市役所の警備員が12日午後11時ごろに巡回した際には異常はなかったが、13日午前6時ごろに傷を見つけたという。市は像と同じ色のテープを貼って補修した。 ミャクミャク像は昨年12月に設置。笑顔で寝そべり、道行く人に手を振っている姿を撮影しようとする人も少なくない。横山英幸市長は13日、報道陣に「非常に残念。警察と連携して厳正に対処していきたい」と述べた。(原田達矢)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「クソ野郎」は名誉毀損になる?ならない? れいわ大石氏が逆転勝訴

 ツイッター(現X)の投稿で名誉を傷つけられたとして、元TBS記者の山口敬之氏が、れいわ新選組の大石晃子衆院議員に損害賠償などを求めた訴訟で、東京高裁(相沢真木裁判長)は13日、大石氏に22万円の賠償などを命じた一審・東京地裁判決を取り消し、山口氏の請求を棄却する判決を言い渡した。一、二審の判断を分けたのは「クソ野郎」という言葉に対する評価だった。高裁はどう判断したのか。 問題になったのは、大石氏が議員になる前の2019年12月に投稿された2件のツイートだ。 1件目では、山口氏がジャーナリストの女性に「計画的な強姦(ごうかん)を行った」と投稿。2件目では「1億円超のスラップ訴訟を仕掛けた」とし、激しく非難する言葉とともに「クソ野郎」とも書いた。 一審・東京地裁の判決は、2件のツイートは「重要部分が真実か、そう信じた相当な理由がある」などと認定した。だが、「クソ野郎」を含む2件目の投稿は「攻撃的かつ激しい侮辱」と指摘。「人身攻撃に及んでおり、意見・論評の域を超えている」として、大石氏に賠償を命じた。高裁「クソ」表現を詳細に検討 この日の高裁判決も、事実関…この記事は有料記事です。残り397文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

Intelligence artificielle : « Comment conjuguer conservatisme, nationalisme, voire xénophobie, et technophilie ? »

Il aura fallu deux trimestres d’affilée de boom de la productivité aux Etats-Unis pour que…

さいたま赤十字が入院時に違法な患者対応 さいたま市が是正求め指導

 さいたま市中央区の「さいたま赤十字病院」が、患者の入院時に精神保健福祉法違反の対応をしたとして、同市から文書で是正を求める行政指導を受けていたことが、12日分かった。病院は「大変重く受け止める」としている。 市によると、昨年4月上旬、患者に同法に抵触する対応をしているとの情報が寄せられ、市が12月下旬までに計4回、実地指導として立ち入り検査を実施し、資料確認などをした。その結果、患者本人の同意がない「医療保護入院」で、法が義務付ける精神保健指定医の診断やカルテへ記載がない事例の計2件があり、市は2月1日、人権侵害の恐れがあるとして文書で指導したという。 病院は改善計画を提出して是正に努めているというが、取材に、原因や背景について「現時点でコメントできない」としている。(岩堀滋)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

給食業務をめぐる贈収賄、大阪・東大阪の元市議に有罪判決 大阪地裁

山本逸生2024年3月13日 12時26分 大阪府東大阪市の学校給食の配送業務を巡り、入札情報を教える見返りに現金100万円の賄賂を受け取ったとして、収賄罪に問われた元市議の樽本丞史(じょうじ)被告(56)の判決が13日、大阪地裁であった。中川綾子裁判長は「職務の公正への信頼を害した」と述べ、懲役1年6カ月執行猶予3年、100万円の没収(求刑懲役1年6カ月、100万円の没収)を言い渡した。 また、贈賄側の運送会社元代表、杉原幸太郎被告(90)は懲役1年4カ月執行猶予3年(同懲役1年4カ月)とした。 判決によると、樽本被告は市議だった2021年12月、公表されていない配送業務の一般競争入札の予算額を教えるなどし、その謝礼の趣旨と知りながら、杉原被告の子どもから現金100万円を受け取った。 両被告側は現金の授受を認めた一方、「職務とは関係のない行為への謝礼」などと無罪を主張したが、判決は、入札情報を教えた時期と近いころに現金の授受が行われたことから、賄賂性の認識があったと判断した。 樽本被告は市議を4期務め、起訴後の2023年9月の市議選で落選した。(山本逸生)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

村上隆さんの金の巨大彫刻「お花の親子」 京都東山を背景に設置

 京都市京セラ美術館(京都市左京区)に巨大な彫刻「お花の親子」が完成し、12日にお披露目された。同館は「村上隆 もののけ 京都」展を開催中で、巨大彫刻は村上隆さん(62)とルイ・ヴィトンとのコラボレーションで無料エリアの日本庭園に設置された。 金色に輝く彫刻は、ヴィトンのトランク部分も含めて約13メートルの高さがある。コロナ禍のなか2020年に東京で初公開された作品が、京都の東山を背景にそそり立った。 擬人化した花は村上作品に繰り返し登場するモチーフ。村上さんは「高いビルが背景だった東京と違って大変見通しがよく、巨大感が表現されていて自分としても大変満足している」と話した。「お花の親子」の展示は展覧会と同じく9月1日まで。(西田健作)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「学びのおすそ分け」島育ちの高校生、作文・スピーチで相次ぎ最高賞

 瀬戸内海に浮かぶ弓削島(愛媛県上島町)で育った若者が、全国の高校生を対象にした作文やスピーチのコンテストで相次いで「最高賞」を手にしている。 県立松山東高校の兼頭(かねとう)玄(はじめ)さん(2年)。世界の課題に目を向けたアイデアの数々は、島から得られた学びの「おすそ分け」だという。 《「マカンブブル(おかゆをお食べ)」 故郷の島にいるような安心感に涙が出た。数日前から酷(ひど)い下痢に苦しんでいた。ダガット村のホストマザー自慢の川魚の料理も本当は食べる自信がなかった。英語も通じぬ状況に絶望しかけた。でも彼女は僕の気持ちが見えるみたいに一番望む環境を提供してくれた。ご馳走(ちそう)を用意していたはずなのに。》 兼頭さんが書いた作文「信じる力」は、今年度の「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」の高校生の部で応募2万153点から最優秀賞に輝いた。副賞で今夏の海外研修の権利を得た。 審査員長の俳優・エッセイストの星野知子さんは「かけがえのない自然と農園開発の間で揺れるボルネオ島民の葛藤を我がことのように悩み、人の善意を信じて前に進もうという真剣な思いが伝わった」と評価した。スケールのでっかい挫折 2月17日、東京都渋谷区のJICA東京であった授賞式では、中学生の部の審査員長の教育評論家・尾木直樹さんから「こぢんまりしちゃダメ。スケールでっかくやらなきゃ」と励まされ、星野さんには「何か挫折したことある? 早めに体験した方がいいわよ」と冷やかされた。 兼頭さんは2人のエールに笑…この記事は有料記事です。残り1164文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

小型ロケット「カイロス」きょう午前打ち上げへ 延期受け再挑戦

 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)の小型ロケット「カイロス」初号機が13日午前11時1分ごろ、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられる。計画によると、機体はエンジンを燃焼させて高度約500キロへ上昇し、打ち上げの約51分後、内閣官房の人工衛星1機を軌道に投入する予定。 9日の予定だった打ち上げは、発射場近くの警戒区域に船舶が入って延期になったため、同社は警戒する船を増やすなどして改めて挑戦する。 衛星の軌道投入は、国内の民間ロケットとして初挑戦。スペースワンは自前のロケットと発射場による「宇宙宅配便」を掲げ、衛星打ち上げビジネスへの参入をめざしている。阿部耕三執行役員は1日の会見で「打ち上げ実績を得れば全世界にデビューできる」と語り、成否が注目されている。■「ホリエモンロケット」が宇…この記事は有料記事です。残り1011文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

滋賀の書道作品、なぜ個性全開 「手本まねるだけでは」70年の歴史

 弾ける個性、生き生きとした筆づかい。滋賀の子どもたちの書の作品は、半紙から、はみ出しそうな勢いだ。その理由を探ってみると、約70年におよぶ歴史があった。独特の書教育に込められた思いとは。(才本淳子) 書道の授業は、手本をおいて同じ文字を一斉に書き、手本のような字ほど評価される――。そんな印象だろう。だが、滋賀県では違う。 高島市のマキノ南小学校図工室。昨年、書き初めの練習をする小学4年生の授業をのぞいた。 子どもたちの前に手本はない。先生が朱色で直すこともない。文字は、「笑」「龍」「福」などの候補から、自分が好きなものを選ぶ。 担任の上田慎也教諭(35)は、児童と一緒に、筆の下ろし方や脇をしめずにひじを張って書くなど身体の動かし方を説明。そして、黒板に今日のテーマ「黒VS白」と書いた。 「黒(墨)が白(半紙)に勝…この記事は有料記事です。残り1485文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

袴田さん「無罪」見ずに逝った弁護団長 思いを引き継ぐ「生徒」たち

有料記事村上友里 小山裕一 本間久志 田中美保2024年3月13日 7時00分 1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さん(88)の裁判をやり直す「再審」開始を認めた東京高裁決定から、13日で1年を迎えた。再審公判で検察側が有罪主張を続ける中、弁護団長の西嶋勝彦弁護士が今年1月に82歳で亡くなった。数々の冤罪(えんざい)事件に捧げた半生を、「西嶋学校の生徒」らが引き継ぐ。 「なんとか袴田さんの死刑執行を食い止めたいと必死だった」。西嶋さんは昨年5月の取材で、90年に弁護団に加わった当時を振り返った。拘置所で面会した袴田さんはすでに拘禁反応で意思疎通が難しくなっていたという。 41年、福岡市生まれ。4男2女の四男で、長兄はシベリア抑留を経験し、次兄は駅で米軍の機銃掃射を受けて亡くなった。自身は養子に出され、奨学金を頼って上京した。中央大学を卒業し、労働事件や刑事弁護に関わりたいと65年に弁護士登録した。「弁護士は正義の味方」 最初に働いた弁護士事務所に…この記事は有料記事です。残り2039文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル