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熱海の老舗旅館をモンブランで改革 半年で5万食超を売った大人の味

 蛇口をひねると、温泉がヒノキの風呂に注がれた。 熱海の市街地で200年以上続く老舗「古屋旅館」が客室を改装してつくった「室内露天風呂」付きの部屋。17代目当主の内田宗一郎さん(49)は「コロナ禍で客室風呂への需要が高まった。伝統を守りながら、時代に沿った変化をしていきたい」と話す。 客室数は26。2021年に離れ棟の4室、昨秋は本館の6室を「露天風呂」を備えた客室に改修した。 部屋にいながら、同館が単独所有する名湯で熱海七湯の一つ「清左衛門(せいざえもん)の湯」の源泉かけ流しの風呂を楽しむことができる。稼働率が9割を超えるなど好評だ。創業200年超の宿が打ち出し続けた新戦略 新型コロナウイルスの影響で、熱海では予約のキャンセルが相次いだ。熱海市によると、2020年度の宿泊客数は149万人で、コロナ禍以前の19年度比で約50%も減少。記録が残る1958年度以降で最少に落ち込んだ。同館も20年は19年比で3割ほど減少したという。そんな中でも、内田さんは新戦略を打ち出し続けてきた。 20年夏には旅館業の人材確…この記事は有料記事です。残り963文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

忘れられた竹久夢二、ブームにしたのは?仕掛け人の旧蔵品、企画展に

 憂いのある女性を描き、一世を風靡(ふうび)した竹久夢二(1884~1934)。没後はしばらく世間から忘れられたが、再び脚光を浴びるきっかけを作ったのが東京都千代田区にある小さな出版社だった。夢二ブームの原点に焦点を当てた企画展が、同区立日比谷図書文化館で開かれている。 夢二は大正ロマンを象徴する画家で、美人画で知られるが、書籍や雑誌、楽譜のデザインなど幅広く創作活動を繰り広げた。夢二の名を冠する美術館は国内にいくつもあり、展覧会も数多く開催されるなど、根強い人気を誇っている。 だが、「日本が戦争に突入していく中で、夢二は忘れられていった」と同区の学芸員の山田将之さん。そんな中、区内の出版社「龍星閣(りゅうせいかく)」を興した故・沢田伊四郎氏は昭和40、50年代に夢二の作品を精力的に収集。作品集をまとめて世に送り出し、いまにつながる夢二ブームを生み出した。 企画展は「龍星閣旧蔵竹久夢…この記事は有料記事です。残り353文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【更新中】日本郵便、大阪や京都宛ての荷物引き受け停止 寒波の影響

【動画】新名神高速道路で立ち往生が発生=朝日放送テレビ撮影 この冬一番の最強寒波は25日も引き続き、日本列島に到来し、各地に影響をもたらしています。交通障害や生活への影響などを、タイムラインでお届けします。■■■1月25日■■■06:30新名神の立ち往生が解消 25日未明から車の立ち往生が続いていた新名神高速の三重県から滋賀県にまたがる区間では、最後まで立ち往生が続いていた下り線の菰野インターチェンジ(IC)―甲賀土山IC間で、26日午前6時半ごろまでに車が動き出した。中日本高速道路(NEXCO中日本)は当初、25日深夜の解消をめざした。だが、降雪が多く、職員らがスコップで1台ずつ車の周りの雪を掘り出すなどしていたため、ずれ込んだという。■■■1月25日■■■22:50立ち往生の新名神 女性1人を搬送 甲賀広域行政組合消防本部(滋賀県甲賀市)によると、25日午前9時半ごろ、車の立ち往生が発生していた新名神高速下り線の甲賀土山インターチェンジ(IC)―甲南IC間で、「体調が悪くなった」と119番通報があり、20代の女性1人を同市内の病院に搬送した。女性は命に別条はないという。新名神では同本部に対し、ほかに2件の救急要請があったが、体調が回復したため搬送はしていないという。21:00新名神、除雪車稼働できず 手作業で除雪 中日本高速道路(NEXCO中日本)によると、新名神高速の菰野インターチェンジ(IC)―甲賀土山ICまでの下り線約28キロで、25日午前3時50分ごろから断続的に複数の箇所で車の立ち往生が発生している。除雪車が稼働できず、現場のスタッフらが手作業で除雪にあたっている。同社では、ドライバーらに食料など必要な支援物資を届けた。 また、四日市ジャンクション(JCT)―亀山西JCTまでの上下線のそれぞれ約29キロ、亀山JCT―甲賀土山ICまでの下り線約19キロで、通行止めが続いている。21:00大分県中津市で給水制限 水道管の凍結・破裂が相次ぐ 大分県中津市は、寒波による水道管漏水のため、25日午後9時から給水制限を行うと発表した。市内の中津地区と三光地区の住宅や事業所約2万8千件で水が出にくくなる。復旧の見込みはたっていないという。 市上下水道部によると、市内では25日昼すぎから「水が出ない」「漏水している」といった問い合わせが相次いだ。寒さで凍った水道管が破裂し、漏水が多発しているという。これにより、浄水場の配水池の水位が最低値を下回る見込みとなったことから、給水制限を決めた。 市職員らは同日午後から各家庭を訪問し、漏水の調査や止水作業をしている。24時間の給水拠点を市上下水道部庁舎に設けたほか、26日午前7時以降はダイハツ九州スタジアム駐車場や市役所駐車場など6カ所でも給水を行う予定という。20:45岡山県で80代男性1人が心肺停止 岡山県によると、25日午後0時半ごろ、同県真庭市内の80代の男性が、自宅付近に止まっていた車の近くで倒れているのが見つかった。男性は心肺停止の状態だった。男性は24日夜、この車が雪で立ち往生したため、いったん自宅に戻った後に外出したまま行方が分からなくなっていたという。19:50日本郵便、26日から大阪や京都で荷物の引き受けを一時停止へ 日本郵便は25日、大阪や京都、兵庫などでゆうパックなどの荷物の引き受けを26日から当面の間停止すると発表した。県外からこれらの地域宛ての荷物の引き受けも停止する。滋賀、奈良、和歌山、鳥取、島根、香川、徳島、高知、愛媛でも同様の対応を取る(四国内から四国内への荷物は引き受ける)。 一方、25日に荷物の引き受けを停止していた新潟では26日から引き受けを再開する。寒波の影響で、全国の広い範囲で郵便物やゆうパックなどの配達に遅れが出ているという。18:30札幌市で車5台が絡む玉突き事故発生、3人が軽傷 25日午後2時50分ごろ、札幌市東区丘珠町の道道で車5台が絡む玉突き事故が発生した。北海道警札幌東署によると3人が軽傷を負った。現場周辺は地吹雪が発生しており、視界が悪かったという。17:20成田で航空事故 スリップ原因か 成田空港で25日朝、地上を走行していた全日空の貨物機が、貨物の積み下ろしをするために地上機材と接触した事故について、国土交通省は25日、航空事故と認定した。国の運輸安全委員会は事故調査官4人を空港に派遣した。 全日空によると、凍結によるスリップが原因とみられ、乗っていたパイロット2人を含め、人的被害はなかった。16:00大雪で死者1人、関連調査中の死者2人、心肺停止が2人 磯崎仁彦官房副長官は25日午後の記者会見で、寒波に伴う24日からの被害状況について、25日午後3時時点で死者1人(大分県)、災害との関係を調査中の死者2人(いずれも新潟県)、心肺停止が2人(いずれも岡山県)、軽傷者が2人(青森県と島根県)いた、と公表した。 磯崎氏は「政府は、大雪への備えに万全を期すため、降雪前から警戒態勢の確保に努めてきた。現在も、自治体や関係機関と連携した除雪作業や負傷者の救急対応などに懸命に取り組んでいる。引き続き緊張感を持って政府一体で対応に当たっていきたい」と述べた。15:00計1700校以上が休みに 文部科学省のまとめによると、寒波の影響で、25日午前11時時点で29道府県の小中高校や大学など計1725校が休校となり、23道府県の862校が授業を短縮した。奈良県では児童生徒計14人が登校中に転倒し、負傷した。14:00北海道・当別町の国道で車9台絡む事故 3人軽傷 25日午前9時55分ごろ、北海道当別町ビトエの国道337号で「多重事故が発生した」と119番通報があった。道警札幌北署や消防によると車9台が絡み、男女3人が軽傷。事故当時、町内は猛吹雪で視界不良となる「ホワイトアウト」の状態になっていたという。14:00岐阜県内で203件のスリップ事故、人身事故は10件でいずれも軽傷 岐阜県警によると、24日午後5時~25日正午に県内で発生した積雪や凍結によるスリップでの交通事故は203件だった。そのうち人身事故は10件。10人がけがをしたが、いずれも軽傷という。13:20立ち往生の車列から救急搬送要請 三重県の亀山市消防本部によると、25日午前11時ごろ、新名神高速の滋賀県内で、雪による立ち往生の車列にはまった車の男性運転手から、「通行止めで動けない。気分が悪い」との救急搬送要請があった。午後1時20分時点で、現場に救急車が向かっており、容体は不明。男性のほかに同乗者はいないという。現場は滋賀県内だが、消防の管轄は同消防本部になっている。 中日本高速道路(NEXCO中日本)によると、新名神高速の四日市ジャンクション(JCT)―亀山西JCTの上下線、亀山JCT―甲賀土山インターチェンジ(IC)の下り線は、25日午前3時50分から通行止めが続き、大型トラックなど、多数の車両が立ち往生しているという。12:40秋田市内では横殴りの雪で視界が悪くなる「ホワイトアウト」が発生 暴風雪警報が発令中の秋田市内では、25日正午前から時折吹雪が強まった。 秋田市茨島では午後0時40分ごろ、横殴りの雪で視界が悪くなる「ホワイトアウト」が発生。行き交う車はライトを点灯して徐行したり、いったん停止をしたりした。市中心部にある秋田県庁周辺でも、吹雪のなか、車両がライトをつけて走行した。12:00札幌でマイナス12.8度、道内34地点で今季最低 北海道内は25日、冬型の気圧配置が続き、上空に今冬一番の強い寒気が流れ込んだ影響で、札幌で零下12・8度を記録するなど、各地で今冬最も低い気温を観測した。日本海側と太平洋側を中心に暴風雪に見舞われた。暴風雪は夜にかけ、オホーツク側にも広がる見込み。札幌管区気象台は見通しのきかない猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響に警戒するよう呼びかけている。 気象台によると、25日午前10時までに、道内の全174観測地点のうち、計34地点で今季最低気温を観測。低い順に陸別(零下26・9度)▽大樹(同26・5度)▽厚真(同26・4度)などと、計16地点で零下20度を下回った。 気象台は日本海側と太平洋側西部に暴風雪警報、日高地方に暴風警報を出した。25日夜には、オホーツク海側と太平洋側東部にも暴風雪警報を発表する見込み。荒天は26日昼ごろまで続くという。11:30北海道で列車運休や道路通行止め相次ぐ 北海道の25日午前9時現在のまとめによると、暴風雪の影響で小平町の住宅1棟で壁の一部がはがれる被害があった。 道路では、札樽道や道央道など高速道路6路線7区間で通行止めとなった。国道は238号が、道道は14路線15区間で通行止めになっている。 交通機関は25日、JRで特急や普通列車など242本が運休。空の便は新千歳空港で62便、函館空港26便、旭川空港14便などが欠航となった。 学校は道内の公立小中高など159校で臨時休校の措置をとった。11:00松野官房長官「死者1人、関連調査中2人」 松野博一官房長官は25日午前の記者会見で、日本列島を襲った寒波に伴う大雪の被害は9時半現在、死者1人、災害との関連を調査中の死者2人、軽傷者1人だと明らかにした。このほか、鉄道が駅と駅の間で停車したり、道路での車両渋滞などが各地で発生したりしたという。 松野氏は、西日本を含めた広い範囲で大雪のピークは過ぎつつある一方で、北日本や東日本の日本海側では26日にかけて局地的に大雪となる可能性があるとして、「引き続き最新の気象情報や交通関係の情報に十分注意し、不要不急の外出は控えてもらいたい」と呼びかけた。11:00三重の新名神で多数の車が立ち往生 三重県山間部に大雪が降っている影響で、新名神高速の四日市ジャンクション(JCT)―亀山西JCTの上下線、亀山JCT―甲賀土山インターチェンジ(IC)の下り線は、25日午前3時50分から通行止めとなっている。ネクスコ中日本によると、この区間内に大型トラックなど多数の車両が雪の立ち往生しているといい、食料や水、携帯用のトイレなど支援物資を提供しているという。11:00名神高速で渋滞47キロ NEXCO西日本によると、名神高速道路上り線では25日午前11時現在、雪の影響で滋賀県の瀬田東インターチェンジ(IC)を先頭に47キロの渋滞が発生している。24日夜には、下り線でも一時63キロ渋滞した時間帯もあったという。10:30長崎の国道で67台立ち往生 長崎県諫早市の国道207号で25日午前10時半現在、67台の車が立ち往生したり、放置されたりしている。 県によると、現場は諫早市多良見町木床―多良見町舟津の片側1車線の9キロ区間。28台には運転手が乗っており、健康被害はない。運転手が乗っていない39台については県や県警が調べていて、連絡がとれない場合、県が災害対策基本法に基づき、車を移動させる。10:27茨城県内でスリップ事故89件 気象庁によると、茨城県内の最低気温は、北茨城市で零下7・3度、鉾田市で零下7度など観測地点14カ所のうち6カ所で今季最低を記録した。水戸市内では25日朝、24日夕方から降った雪が深さ4センチほど残り、一部路面が凍結した。 茨城県警によると、24日午後6時~25日午前8時の間に、県内で89件のスリップ事故が発生した。また茨城県によると、凍結した路面で転倒するなどした6人が救急搬送された。10:00水道管破裂か、奈良市で建物から水が吹き出す 町家が多く残る奈良市の「ならまち」では、寒波の影響で水道管が凍結、破裂したのか、建物から噴水のように水があふれていた。アメダスによると、市内では午前7時36分にマイナス3.9度を観測した。10:00三重の高校が入試開始時間を変更 雪の影響で、皇学館高校(三重県伊勢市)では、25日の入学試験の開始時間を1時間遅らせ、午前10時に変更した。伊勢市や津市の会場で午前9時から国語の試験が始まる予定だったという。学校によると伊勢会場では朝、送迎用のグラウンド駐車場が使えなくなったという。09:30鹿児島の路面電車が運転見合わせ 鹿児島市交通局は大雪の影響で、市内を走る路面電車の運転を25日の始発から見あわせている。午前9時半ごろには試運転を始めているが、担当者は「線路のポイント凍結や、ブレーキが凍った車両もあり、運転再開のめどはたっていない」と話す。09:30近鉄が運転見合わせ 南海は順次再開 降雪の影響で、午前9時半現在、近畿日本鉄道の鳥羽・志摩線の五十鈴川―白木間で運転を見合わせている。南海電鉄は、南海線や加太線など複数の路線の一部区間で始発から運転を見合わせたが、順次運転を再開している。09:00全国的に過去10年で最低気温に近い寒さ 25日朝は南西諸島を除き全国的に過去10年の最低気温に近い寒さとなった。気象庁の午前9時の発表によると、午前7時までの最低気温は東京で零下2・9度、名古屋で零下3・8度、大阪で零下2・0度、福岡で零下2・5度を記録した。26日も引き続き低温への注意が必要と呼びかけている。【動画】東京・日比谷公園の「鶴の噴水」につらら=小玉重隆撮影09:00 中部空港(愛知県常滑市)は午前9時過ぎから除雪作業を行っているため、滑走路を閉鎖している。午前10時過ぎの再開を目指しているが、中部空港会社によると、「午前9時40分現在も横殴りの雪で視界は良くない」という。滑走路の閉鎖や全国的な雪の影響で国内線計23便が欠航した。08:30津市内の小中68校が臨時休校 大雪警報を受けて、津市は市内の小・中学校など計68校を臨時休校した。幼稚園も休園した。津市では統計開始以来、1月としては最も多い11センチの積雪となっている。08:30久留米市の路線バス、全路線で運休 福岡県久留米市内を走る西鉄の路線バスは25日始発から、全路線で運休した。いつもは通勤や通学の客で混雑する西鉄久留米駅のバス乗り場も閑散とし、近くのタクシー乗り場には長い列ができていた。市内の会社に向かう途中だった男性(55)は「普段は自家用車で通勤するのですが、今日は電車とバスを使おうと思って来ました。まさかバスが運休とは。会社の同僚が車で迎えに来てくれるというので待っています」と寒そうに話した。07:38全日空の貨物機がスリップ、機材と接触事故 25日午前7時38分ごろ、成田空港で地上を走行していた全日空の貨物機が、貨物地区に駐機する際、貨物の積み下ろしを行うための地上機材「メインデッキローダー」と接触する事故が起きた。 全日空によると、凍結によるスリップが原因とみられ、人的被害はない。貨物機は香港発で、成田空港に午前7時半過ぎに到着後、駐機のため、地上を走行していた。07:30救急車がスリップ、側溝に転落 25日午前7時半ごろ、京都府八幡市内里長部代の府道で、119番通報で救急出動した市消防本部の救急車が、現場に向かう途中にスリップして前輪が脇の田んぼに、後輪の一部が側溝に落ちる事故が起きた。搬送者はおらず、乗っていた隊員3人にけがはなかった。119番通報はその数分前に起きた自転車事故を受けてのもので、現場には別の救急車が向かって軽傷の男性を病院へ搬送した。07:2024日、近畿エリアで14万人の足に影響 JR西日本は25日、大雪の影響で、24日だけで近畿エリアでは特急を含む計約600本に運休や遅れが発生し、約14万人に影響が出たと発表した。 JR西によると、京都線や琵琶湖線、山陽線で、24日午後8時から9時にかけて、乗客を乗せたままの列車が駅と駅の間で動けなくなった。乗客は降車して線路を歩いて駅などに向かった。京都線と琵琶湖線は複数の駅でポイントが動かなくなったことが原因という。 25日も複数の路線で始発から運転を見合わせており、午前4時25分現在で特急は計83本を運休するという。07:00JR日光線で運転見合わせ 車輪が空転 午前7時ごろ、JR日光線今市駅―日光駅間で、下り列車の車輪が空転したため、上下線とも運転を見合わせた。JR東日本大宮支社によると、空転の原因は雪の影響とみられる。06:00津市で11センチの積雪 1月では最多の積雪 冬型の気圧配置が強まり、この冬一番の寒気が流れ込んだ影響で、三重県内では大雪となった。津市では午前6時現在で積雪が11センチとなっており、統計を始めた1889年以来、1月としては最も多い積雪となっている。 このあとも雪は続きそうで、津地方気象台は25日午前6時からの24時間で、いずれも多いところで北中部で15センチ、南部で10センチの積雪を予想している。05:00 東日本高速道路によると、長野県北部の上信越道下り線の豊田飯山IC(インターチェンジ)―信濃町IC間で、大雪のため、車約80台が24日夕方から一時動けなくなっていたが、25日午前2時までに立ち往生は解消した。 この区間を含む上信越道で続いていた通行止めも午前5時に解除したという。02:00 鳥取県は大雪被害で同県智頭町に災害救助法の適用を発表した。同県危機管理政策課によると、24日夜、町内の国道373号で車数十台が一時立ち往生するなどしたため。今回の寒波での災害救助法適用は全国初。01:00JR京都線など、列車16本が乗客を乗せたまま駅間で立ち往生 JR西日本によると、24日午後8時ごろからJR京都線と琵琶湖線が、午後9時ごろからは山陽線がそれぞれ大雪の影響で運転を見合わせている。乗客を乗せたまま計16本の列車が駅と駅の間で動けなくなった。 うち3本の列車については乗客が降車し、最寄り駅などに歩いて移動した。残り13本には乗客が乗ったままで、京都市消防局によると、3人が体調不良を訴えて病院に運ばれたという。【動画】京都ー山科間で立ち往生した列車から降り、最寄りの山科駅へ歩く乗客ら=乗客提供■■■1月24日■■■22:00上信越道で車40台が立ち往生 東日本高速道路によると、長野県北部の上信越道下りの信濃町IC―豊田飯山IC間で、24日午後5時ごろから車約80台が動けなくなり、午後10時の時点で約40台が立ち往生している。 道をふさぐ形で止まった車両があり、後続の車が身動きできない状態になったという。22:00JR西日本、25日の特急37本の運休を発表 JR西日本は24日、雪の影響で、大阪・京都と北陸・山陰を結ぶ特急の「はまかぜ」や「スーパーはくと」など、京阪神エリアを発着する25日の特急列車計37本を運休すると発表した。22:00近鉄や南海で遅延や運休、山陽新幹線で一時運転見合わせ 近畿日本鉄道によると、午後6時ごろから降雪の影響で京都線などで一部列車の運休や遅延が発生。午後8時50分ごろには大阪上本町発榛原行き準急が大和朝倉―長谷寺間を走行中にスリップして動かなくなり、約1時間にわたって停止した。 南海電鉄は午後8時20分ごろから南海本線、空港線、加太線の全線と高野線の一部区間で運転を見合わせた。 JR西日本によると、午後8時ごろ、相生駅で信号トラブルが発生。山陽新幹線の新大阪―岡山間の運転を一時見合わせたが午後10時に再開した。現地調査の結果、雪が線路の切り替え部分に挟まっていたことが判明したという。20:50全日空が25日の85便の欠航を発表 全日空は25日に稚内、函館、大館能代の各空港に発着するすべての便と、東北や北陸など日本海側の空港に発着する一部の便、計85便の欠航を決めた。 24日の欠航は94便に及び、約4100人に影響した。20:00 気象庁は24日、東京都心で初雪を観測したと発表した。東京管区気象台の職員が同日午後8時ごろ、目視で確認した。平年より21日遅く、昨冬より29日遅かった。20:00名阪国道が通行止め 初の計画規制 亀山―天理間 名阪国道(三重県亀山市―奈良県天理市)が24日午後7時から大雪で全面通行止めになった。事故回避の観点から事前の計画的な通行止めに初めて踏み切った。全面通行止めも初めてという。解除のめどはたっていない。 三重県側を管理する国土交通省北勢国道事務所によると、雪による本格的な交通規制は2017年1月以来。降雪による事故の報告は24日午後8時時点ではないが、奈良県側で大型トラック数台がチェーンを装着するために停車し、後続車両などがノロノロ運転になっているという。事務所では「効果的な除雪作業をして早期再開をめざす」としている。19:10岡山県で顕著な大雪 岡山地方気象台は、岡山県真庭市で24日午後7時までの6時間に41センチの顕著な大雪を観測したと発表した。強い雪は25日朝にかけて続く見込みで、深刻な交通障害が発生する恐れが高まっていると注意を呼びかけている。18:30新潟県全域でゆうパックの引き受け停止 日本郵便は25日から、新潟県全域で荷物の引き受けを当面停止すると24日発表した。他都道府県から新潟に送る荷物の引き受けも当面停止する。ゆうパックやゆうパケット、ゆうメールが対象となる。また交通規制などの影響で、日本海側を中心とした地域で郵便物やゆうパックなどの配達に遅れが出ている。 郵便局の窓口業務にも影響が出ており、24日午後6時現在、新潟県や山口県、香川県などの16郵便局で窓口業務を休止している。18:00近畿の高速道路で通行止め始まる 雪の影響で、ネクスコ西日本管内の高速道路では、午後6時ごろから、京滋バイパスや第二京阪道路、京都縦貫道、京奈和道などで通行止めを開始した。17:00長野県の上信越道で一時70台が立ち往生 東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、24日午後5時前、長野県北部の上信越道下り信濃町IC―豊田飯山IC付近で車約70台が一時、立ち往生した。滞留した車両のうち20台あまりは5時20分時点で動き出したことが確認され、その後も徐々に解消されたとみられるという。17:00路面凍結でスリップ、トンネル内で6台絡む事故 福岡 福岡県筑紫野市の県道トンネル内で、軽貨物車やトラックなど6台が絡む追突事故が発生した、と福岡県警が発表した。トンネル内は凍結した状態だったという。 筑紫野署によると、24日午後2時ごろ、先頭の軽貨物車がスリップして横転。後続の乗用車もスリップし、普通貨物車が乗用車に追突するなど、後続車が次々とぶつかったとみられる。運転手ら数人が搬送されたが、いずれも打撲などの軽傷という。18:30名古屋でも雪 気象台注意呼びかけ 名古屋市中心部でも午後6時過ぎから断続的に雪が降り始めた。名古屋地方気象台によると、午後6時半現在の名古屋市の気温は零下0・6度。同気象台は「短い時間でも雪が降り積もる可能性がある。路面の凍結や事故に気をつけてほしい」と呼びかけている。18:00金沢市の兼六園は入園者半減 金沢市の兼六園でも園内の木々が雪化粧していた。管理事務所によると、24日の入園者数は1461人で、前日の半分以下だったという。 担当者は「午前中は外国の方が中心に訪れたが、午後から強い風が吹き始めて入園者が一気に減った」。25日の開園に向け、枝に積もった雪を落としたり園路の除雪をしたりするという。16:00阪神高速湾岸線が強風で通行止め 阪神高速4号湾岸線の泉佐野南―りんくうジャンクション間が、強風のため午後4時から上下線とも通行止めになった。17:30山形新幹線、あす区間運休へ 福島-新庄間 JR東日本によると、25日は大雪が予想されるため、山形新幹線の福島―新庄間で終日運転を見合わせる。また、東京―福島間でも運休や行き先変更などの可能性があるという。【動画】山形でも降雪強まる=小川尭洋撮影15:00福岡県内の一部の学校、あす臨時休校へ 北九州市教育委員会は24日、すべての市立学校を25日に臨時休校すると決めた。大雪の影響で、通学時の安全確保が難しくなるおそれがあると判断した。小学校128校、中学校62校、特別支援学校8校、幼稚園4園、市立高校と戸畑高等専修学校。 24日も、一部の学校で下校時間を早めたり、全中学校で部活動を中止したりする。 福岡市内では24日午後3時時点で市立学校2校が臨時休校し、19校が下校時間を繰り上げた。25日は、特別支援学校全8校と小中2校が休校を決めたほか、16校が登校時間の繰り下げを予定している。13:45山形県内の国道112号の月山道路が通行止めに 山形県内の国道112号の月山道路(西川町~鶴岡市)が、吹雪による視界不良で全面通行止めに。13:30西日本を中心に約2240戸が停電 経済産業省によると、雪の影響で西日本を中心に約2240戸が停電した。24日午後1時半時点で、中部電力約660戸▽関西電力約30戸▽中国電力約580戸▽四国電力約700戸▽九州電力約240戸の停電を確認している。 各電力会社は発電機車を出し、対応にあたっている。経産省では20日午後3時に災害連絡室を設置している。13:30九州内の高速道路、午後から予防的通行止め 西日本高速道路 西日本高速道路は午後2時以降、大雪に備えて、九州内の高速道路の一部を予防的に通行止めにする。 午後1時半時点で通行止めとなっているのは、九州道の福岡インターチェンジ(IC)―小倉東ICの上下線、東九州道の中津IC―北九州ジャンクション(JCT)の上下線など。 このほか、午後2時からは、九州道や長崎道、西九州道や大分道の一部区間と、長崎バイパスの全線を通行止めにするという。 また、福岡北九州高速道路公社によると、北九州都市高速道路は24日午後0時40分過ぎから、1~5号線が全線で通行止めになった。積雪や路面凍結、見通し不良のためという。12:15日本海側、24日夕方から降雪強く 短時間で積雪急増も 気象庁 気象庁は24日正午過ぎ、大雪の見通しを更新し、発表した。昨日から大きな変化はないが、期間や範囲を変更した。 それによると、広範囲の大雪は25日まで、局地的な大雪は26日まで続く見通し。 日本海側ではすでに広い範囲で雪が降っている。特に24日夕方から25日昼前は東日本と西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、積雪が短時間に急激に増える所がある。 24日夕方から夜にかけて普段降雪が少ない関東南部の平野部でも雪が降り、積雪となる所がある。気温は引き続き全国的にかなり寒くなり、10年に一度ほどの低温となる。11:55倒れてきた木が当たり男性死亡 大分県別府市 24日午前11時55分ごろ、大分県別府市南畑の路上で、同市内の団体職員、高原重伸さん(62)の頭部に倒れてきた木が当たり、高原さんは病院に運ばれたが約1時間後に重症頭部外傷で死亡した。 県警別府署によると、高原さんが路上の倒木を動かそうと車から外へ出たところ、新たに2本の木が倒れてきたという。同乗者が事故を目撃していた。 付近は当時風が強かったといい、別府市防災危機管理課は「事故原因は調査中だが、寒波による強風の影響で木が倒れた可能性がある」として、災害による人的被害と発表した。10:00大阪環状線や京都・神戸線など運休の可能性 JR西日本 JR西日本は、強い冬型の気圧配置による大雪に備えて、京都・神戸線や大阪環状線、奈良線などの京阪神の路線で、24日中に運休の可能性があると発表した(午前10時現在)。JR西は最新の情報に注意するよう呼びかけている。 JR西近畿統括本部によると、近畿北部の山陰線や舞鶴線などの一部区間については、この日午前中から順次運休を始めた。「こうのとり」や「スーパーはくと」など特急列車も計33本が運休する。 25日も運休の可能性がある。最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。8:30日本海側の空の便に影響 日本航空は北陸など日本海側を発着する62便を欠航する。全日空も43便の欠航を決めた。8:00新幹線、運休や大きな遅れはなし JR東海とJR東日本、JR西日本、JR九州によると、管内の新幹線に運休や大きな遅れは出ていない。    ◇ この冬一番の強い寒気が日本の上空に流れ込む影響で、24日から26日にかけて北日本から西日本の日本海側では大雪となり、太平洋側の平地でも雪が降る見通しだ。気温も全国的に「10年に一度」の寒さが予想されるとして、気象庁が警戒を呼びかけているほか、国土交通省も不要不急の外出を控えるよう求めている。 気象庁によると、25日午前6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、北陸90センチ▽関東甲信、近畿、中国70センチ▽東北、東海60センチ▽北海道、九州北部40センチ▽四国30センチ▽九州南部20センチとなっている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大雪で臨時休校の生徒へ 教師らがSNSで「雪の結晶」エール送る

小西良昭2023年1月25日 20時45分 この冬一番の寒波で大雪となった25日朝、臨時休校した京都翔英高校(京都府宇治市)の教師たちが、生徒に向けて雪のメッセージをSNSで送った。 動画で伝えたのは、雪一面の学校駐車場に足跡をつけて描いた雪の結晶。教師らが手をつないでコンパスのように動き、きれいな形をつくりあげた。 「自宅で学習に励んでいるであろう皆さんに」との言葉を添えた投稿には、生徒や保護者が「いいね」。教師の一人は「ほっこりしてくれたら」。(小西良昭)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

一票の格差、広がったのに判断は甘く 「ほぼ2倍」なら今後も合憲?

 「一票の格差」が最大で2・08倍だった2021年10月の衆院選について、二つの弁護士グループが「選挙区で投票価値が違うのは憲法違反だ」として、選挙の無効を求めた計16件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、「合憲」とする判断を示し、弁護士らの上告を棄却した。 15人の裁判官のうち14人の多数意見。行政法学者出身の宇賀克也裁判官だけが「違憲」とする反対意見を示した。 一票の格差は、議員1人あたりの有権者数が選挙区ごとに違うために投票価値に差が生じる問題。大法廷は09、12、14年の衆院選を3回連続で「違憲状態」として国会に是正を求めたが、最大格差が1・98倍だった17年衆院選は18年の判決で「合憲」としていた。「今後是正される」 この日の判決も、前回と同様、国会が16年の法改正で議員定数を人口に応じて増減させる「アダムズ方式」の導入を決めたことを重視。今回の選挙時の格差は「新たな制度での是正が予定されている」とした。 格差が拡大しても、投票価値の平等の要求に反する新たな事情や、著しい格差拡大がない限り、合憲とする考え方を示した上で、今回の格差は「自然的な人口移動以外で拡大したという事情はうかがわれず、程度も著しいとはいえない」として、合憲と結論づけた。 宇賀裁判官は反対意見で、17年選挙も今回の選挙も違憲状態を脱していなかったとした上で、「選挙時点で定数配分や選挙区割りが客観的に違憲状態にあった以上、公職選挙法の区割り規定が違憲といってよいと考える」と述べた。 今回の衆院選は、有権者数が最少の鳥取1区(約23万人)と最多の東京13区(約48万人)で2・08倍の差が生じ、2倍を超えた選挙区は29に上った。訴訟は16件起こされ、全国の高裁・支部の判断は「合憲」が9件、「違憲状態」が7件とほぼ二分されていた。(根岸拓朗) 「国会議員は同じ数の国民を代表すべきだ」。こうした考えから「一票の格差」訴訟は繰り返されてきた。合憲だから、「もう解決」なのか。記事の後半では、裁判を起こした弁護士や与野党の国会議員、憲法学者の受け止めをお伝えします。 17年衆院選は最大格差が1…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

佳子さま、元車いすテニス選手の国枝さんに予定外の声かけ 記念式典

 すごく応援していました――。 秋篠宮家の次女佳子さまが、長年、車いすテニスを牽引(けんいん)してきた国枝慎吾さんと言葉を交わした。25日、東京都内のホテルで開かれた「日本テニス協会創立100周年記念式典」に、同協会の名誉総裁として出席した。 国枝さんは、シングルスの4大大会で計28度、パラリンピックで3度の優勝を誇る。昨年7月、ウィンブルドン選手権で初優勝を果たし、4大大会の全てとパラリンピックを制する「生涯ゴールデンスラム」を達成した。 今月22日に自身のツイッターで引退を表明したばかりの国枝さんに、式典で花束が贈られた。 国枝さんによると、佳子さまは式典終了後、国枝さんのテニスの試合を長年見ていたことを明かし、「次はどうされるんですか」と質問したという。 国枝さんは「具体的には僕自身も決まっていません。ただ、やはり今までテニスから受け取ったものはたくさんあるので、その分のエネルギーを恩返しという形で費やしていきたいと伝えさせて頂きました」と報道陣に明かした。 当初、佳子さまが国枝さんに声をかける予定はなかったといい、国枝さんは「本当に光栄な気持ちでいっぱい」と話した。 式典では、佳子さまがあいさつで、「テニピン」と呼ばれるゲームで使われる手製のラケットを披露し、会場がわく場面もあった。 テニピンは、段ボールやスポンジで作られたラケットを手のひらにはめて、スポンジのボールを打ち合うゲーム。佳子さまは、「私もラケットを作成して『テニピン』を楽しみました」と話した。(多田晃子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

職質現場近くの住宅で窓ガラス割られ侵入被害 強盗容疑者の関連捜査

2023年1月25日 21時01分 東京都中野区で昨年12月にあった強盗傷害事件で逮捕された男(21)が今月20日に職務質問を受けた現場近くの住宅で、前日から当日にかけて窓ガラスを割られて何者かに侵入される被害が出ていたことがわかった。男が使っていたとされるレンタカーに残された携帯電話にはこの地域の住所が記録され、被害のあった住宅には前日に資産状況を尋ねる「アポ電」がかかっていたという。 警視庁はこの住宅被害と中野区や東京都狛江市などで発生している一連の強盗事件との関連を調べる。 逮捕された男は永田陸人容疑者(21)。20日午後1時40分ごろ、東京都足立区内の路上で不審な動きをしているレンタカーがあるとの通報を受けた警察官が、レンタカーの近くにあるベンチに座る永田容疑者を発見。昨年12月に中野区の住宅から約3千万円が奪われた事件に関わった疑いがあるとして逮捕した。 捜査関係者によると、職質の前日にあたる19日の日中、警察官をかたって資産状況を聞き出す「アポ電」が職質現場近くの住宅にあった。住人はこれに応じたものの不審に思って警視庁に相談。同庁は強盗などの被害に遭う可能性があるとして同日中に避難させた。 その後、永田容疑者が職質を受けるまでの間に何者かがこの住宅のガラスを割って侵入したが、住人は避難していたため、犯人と鉢合わせることはなかった。 不審なレンタカーは永田容疑者が使っていたとされ、車内にあった携帯電話には19日に東京都狛江市で発生した強盗殺人事件に関する情報のほか、足立区内にある2カ所の地域の住所が記録されていた。このうちの1カ所が、侵入被害のあった住宅の住所と一致していたという。残る1カ所では被害は確認されていない。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

普通列車が立ち往生、そのときどうする? 簡易トイレ準備のエリアも

寒波小川崇2023年1月25日 21時18分 今回の寒波では関西で列車の立ち往生が相次いだ。雪で列車が立ち往生したとき、鉄道会社はどのような対策をとっているのか。 JR東日本新潟支社によると、寒さをしのぐ場所があるかどうかや、足元が安定しているかなど条件に応じて、乗客を降車させるか判断する。駅間で停車が長引くと予想される場合は、主要駅で備蓄している水や非常食を配りに行く。 2018年1月、大雪に見舞われた新潟県内で、約430人を乗せたJR信越線の列車が立ち往生した。周囲の道路も積雪が多く、乗客を降ろすことができず、15時間半ほど一部の乗客が車内に閉じ込められた。救急車で運ばれる乗客もいた。 これを受け、降雪状況を確認できるカメラを増設するなどし、計画的な運休の判断に生かしている。担当者は「駅間で停車させないことが最優先だが、自然が相手のため、そうなった場合の対策はしている」と話す。 首都圏でも、駅間が短い山手線を除いて、トイレが設置されていない主要な在来線の普通列車には、簡易トイレを準備しているという。(小川崇)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「最強寒波」、北日本でも猛威 秋田で5棟屋根はがれ事故100件超

 「最強寒波」の影響は25日も続き、秋田県内は大荒れとなった。転倒による軽傷者が確認されたほか、建物への被害も出た。気温も一段と下がり、各地でこの冬一番の寒さを記録した。 気象庁によると、25日午後4時までの最低気温は、鹿角市八幡平で零下14・0度、湯沢市湯の岱で零下11・1度、秋田市中心部で零下8・6度など、県内26観測点のうち、21地点でこの冬一番の冷え込みとなった。八峰町八森とにかほ市では1月の観測史上最低を記録した。 最大瞬間風速は八峰町八森で29・2メートル、能代市で24・7メートル、にかほ市で24・2メートル、秋田市中心部で21・7メートルなどを観測した。 にかほ市消防本部によると、同市象潟町で24日午前10時ごろ、70代の女性が自宅前で風にあおられて転倒し、軽傷を負った。また、25日午後5時までに、秋田市の住宅2棟と、同市と潟上市の空き家など計3棟で屋根がはがれるといった被害が確認された。 交通事故も増えた。県警によると、25日午前0時から午後4時までに、県内では人身事故が5件、物損事故が103件発生。うち路面凍結によるスリップ事故は、人身事故3件、物損事故41件だった。 県内ではJRの特急いなほがすべて運休になったほか、羽越線、奥羽線、北上線などで運休や区間運休が相次いだ。秋田新幹線は大雪の影響で遅れが出た。また、秋田空港発着の日本航空、全日空便は25日、すべて欠航となった。 学校の休校も相次ぎ、県教育委員会によると、高校10校などが休校したほか、各地の小中高校で授業を短縮する措置をとった。 秋田地方気象台によると、強い冬型の気圧配置は26日にかけて続く見込みで、予想される最大瞬間風速は沿岸で30メートル、内陸で25メートル。26日午後6時までの24時間の積雪は多いところで、山沿い40センチ、平野部で30センチになる見込み。(井上怜 北上田剛)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

外苑再開発の環境アセスは「非科学的」 専門家ら、都に再審議を要請

2023年1月25日 21時26分 明治神宮外苑地区の再開発計画の環境影響評価(アセスメント)の評価書について、文化遺産保存の専門家らでつくる日本イコモス国内委員会が25日、記者会見し、「評価書の樹木調査は非科学的。誤った認識で生態系が損なわれる」と主張した。環境影響評価審議会での再審を求め、小池百合子知事らに要請文を送ったことを明らかにした。 同委員会は、再開発の事業者による樹木調査は手法が不適切なため、記載データが不正確で生態系への影響予測が非科学的と主張している。同委員会理事で中央大の石川幹子教授は「環境アセスは科学的かつ検証可能な方法で調査や予測、評価をするもの。評価書はそうなっておらず、これまでの審議会の指摘や小池知事の意見にも適切に対応していない」と話した。 都によると、評価書の見直しは、事業者からの計画変更の届け出以外では事例がないという。今回の要請については「内容を確認し、対応を検討する」としている。事業者の三井不動産は「調査は適切な手法で行われている」としている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル