王将社長射殺、歩き方まで鑑定した最新技術 状況証拠を積み重ね起訴
上場企業トップが射殺された事件は9年近くに及ぶ捜査を経て、特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄容疑者(56)の起訴に至った。京都地検は、田中容疑者を実行役として殺人と銃刀法違反の罪に問えると判断した。 事件は2013年12月19日の早朝に起きた。犯人は逃走。目撃者や銃声を聞いた者は見つからず、付近の防犯カメラも犯行を捉えていなかったという。 捜査関係者によると、薬莢(やっきょう)や弾の特徴などから、凶器はイタリア製の自動式拳銃とみられる。「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)は至近距離から4発撃たれて失血死したが、拳銃は見つかっていないという。田中容疑者は調べに黙秘を続け、王将側との接点は確認できていない。 ただ、現場付近で採集された…この記事は有料記事です。残り1085文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル