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後輩バットでたたく、職場PCでチケット購入……横浜市職員4人処分

松沢奈々子2021年10月31日 8時03分 横浜市は29日、職員4人を同日付で懲戒処分したと発表した。瀬谷消防署の男性消防士(28)=停職4カ月=は2021年4月~8月、後輩職員4人にバットでたたくなどの暴力をふるった。青葉区福祉保健センターの男性職員(43)=減給10分の1(5カ月)=は20年10月、面識のない女性につきまとったなどとして警察からストーカー規制法に基づく警告を受けた。 中区総務部の男性職員(49)=減給10分の1(3カ月)=は、職場のパソコンでプロ野球のチケットを購入するなどした。鶴見消防署の男性消防士(43)=減給10分の1(1カ月)=は、消防車の誘導をする際に発生した物損事故の報告をしなかった。(松沢奈々子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

小学校の校庭に毒グモ?の卵 掲揚ポールに付着、児童が見つける

2021年10月31日 8時22分 神奈川県の大和市教育委員会は28日、特定外来生物に指定されている毒グモ「ハイイロゴケグモ」の卵と思われるものを市立大和小学校で発見したと発表した。男子児童が校庭の国旗などの掲揚ポールに2個付着しているのを見つけた。周辺を確認し、ほかに卵などは発見されなかった。市教委は市立全小中学校に注意喚起し、現場を消毒したという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「このままじゃ倒産」夜逃げも覚悟 社長は「イチかバチか」で動いた

「何もしなくても3300万の赤字」。情熱ダイニングの池原晃喜社長が資金繰りを振り返った資料。退職者が相次いだことも記されている 初めての緊急事態宣言が出されていた昨年5月。 神戸市内で飲食店を営む「情熱ダイニング」の池原晃喜(こうき)社長(54)は翌月からの現金の流れを計算し、頭を抱えた。 6月 ▲200万円 7月 ▲3300万円 8月 ▲6400万円 ▲印は赤字を示す。 1996年創業で、コロナ下で最も打撃を受ける宴会売り上げが7割を占めてきた。 結論は明らかだった。 「このままじゃ倒産する」社長が打ってでた 起死回生の策 眠れず、常に顔色は悪く、口数が少なくなった。 人と顔を合わすのがつらい。 政府系や民間の金融機関に融資を頼んだが、断られ続けた。 従業員が次々と辞めていった。 「夜逃げを覚悟しました」…この記事は有料会員記事です。残り1036文字有料会員になると続きをお読みいただけます。2021衆院選ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

89歳男をコンビニ強盗容疑で逮捕 74歳店員脅し、現金奪った疑い

高室杏子2021年10月31日 8時32分 千葉県警八千代署は29日、千葉県八千代市八千代台南1丁目のコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ八千代台南店」で女性店員(74)に刃物のようなものを突きつけて「レジを開けろ」と脅して現金8万円を奪ったとして、近所に住む自称無職岩永照儀容疑者(89)を強盗の疑いで現行犯逮捕し、発表した。署の調べに対して黙秘をしているという。 署によると、女性店員にけがはない。岩永容疑者が現金を手にした後に、女性店員と客の20代男性が岩永容疑者を取り押さえたという。(高室杏子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「助けて」川の流れを熟知した釣り仲間3人、おぼれた40代男性救う

富永鈴香2021年10月31日 8時59分 伏見区の宇治川で流されていた40代男性を救助したとして、京都府警伏見署は、山科区在住の大野裕貴さん(37)、宇治市在住の直江大樹さん(29)と中村勝則さん(34)に感謝状を贈った。川の流れや地形を熟知した釣り仲間3人の連係プレーが素早い救助につながった。 伏見署などによると、9月15日、会社の同僚でもある3人は勤務後、誘い合わせて近くの宇治川へ釣りに向かった。岸辺を歩いていると、直江さんが川で溺れている男性に気がついた。男性は頭だけ水面から出し、腕をばたつかせ、「助けて」とか細い声を出していた。 「この場所は反転流が起こり、上流方向の岸に男性が近づく瞬間がある」。直江さんと大野さんはそう予測。川の上流方向へと向かった。なんとか手が届く範囲に男性が流れ着き、腕をつかんで岸へ引き揚げた。 助かった男性は、立ち尽くしていた。なぜ落ちたのか聞いても反応はなかったが、2人は「ながされんでよかったな」と胸をなで下ろした。 ひきあげて数分後、パトカーが到着。中村さんが警察官らを誘導し、男性は無事救助された。直江さんは「救助できてよかったです。また溺れた人がいたら助けられる範囲で助けたい」と笑顔で話した。(富永鈴香)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

二つとして同じ闘病生活はない 魂の存在を確信した夫の他界

 〈最近、指輪してるんだね〉 夢に出てきた夫が私に語りかけたのは、亡くなって数日後。通夜と葬儀で、妻として最後の務めを立派に果たせるようにと、久しぶりに結婚指輪をはめていた。ちゃんと自分の葬儀は見ていたんだ、それもそんな細かいところまで……。魂は存在すると私は確信した。 2019年6月、夫は食道がんを宣告された。ステージ3。結婚して30年、週末は20キロのジョギングを欠かさず、体重は1キロも増えず、納豆と豆腐が大好物。健康そのものだと思っていた。手術は不可能といわれたが、放射線と抗がん剤が奏功し、一時は12キロも減った体重が翌20年のお正月には元に戻った。治療中に会社は2カ月ほど休んだが職場に復帰し、検査結果も良好だった。 ほっとしていた3月半ば、会…この記事は有料会員記事です。残り1164文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「744人の叫びを聞け」 東尋坊のパトロール コロナ禍で保護増加

黒い岩がそそり立つ景勝地・東尋坊。奥に見えるのは遊覧船。様々な事情を持った人が訪れる=2021年10月14日午後0時16分、福井県坂井市、小島弘之撮影 8月中旬の午後6時、人けのない福井県の景勝地・東尋坊。断崖絶壁の岩場に中年男性が腰掛けていた。「何をしているんや」。茂幸雄さん(77)は海側を遮るように座った。「死にに来たんか」。茂さんの問いかけに男性は無言でうなずいたという。 近くの事務所で話を聞いた。男性は関東在住。空港で働いていたが、コロナ禍で失業した。兄弟に借りた金を返せなくなり、思い詰めたという。話を聞き終えた茂さんは男性の兄弟に連絡を取り、警察に保護を依頼した。「我慢しても、1~2年で再出発できない人が来る」 今年保護した自殺企図者は40人を超え、すでに昨年1年間の33人を上回った。大災害後やコロナ禍に共通するのは「最初は我慢していても、1~2年経つと再出発できない人がやって来る」という現実だという。 警察官を退職後、2004年にNPO法人「心に響く文集・編集局」を設立し、理事長に。週6日、午前11時から日没までメンバーと交代で岩場をパトロールし、これまでに744人を保護した。原因が職場のパワハラなら上司のもとに、家庭の虐待なら親のもとに自ら出向いて直談判し、問題解決に努めてきた。 コロナ禍の昨年7月から電話やメールでの相談も始めた。「コロナ禍の休校明けに友達とうまく接せず、悪口を言われている」「上司によるパワハラで対人恐怖症になった」「精神科病院に入院して投薬を受けていた息子が自殺した」「家族からうつ病の理解が得られず、毎日つらい」。1日1件ほどのペースで、切実な声が寄せられる。東尋坊の岩場をパトロールする茂幸雄さん=2021年10月14日午後3時29分、福井県坂井市、小島弘之撮影 根底には「どこに行けば守ってくれるのか」という叫びがある。行政による支援は基本的に申請主義だし、医者からは薬が出ても根本療法を受けられない。弁護士ら専門家への相談には金がかかる。自殺企図者はそんな社会構造の「被害者」だ、と言う。 その悩みを素早く、無償で取り除き、再出発を支える仕組みが必要だと思う。だから、衆院選を前に訴えたい。「744人の叫び声に耳を傾けてほしい」。政治家たちが「国民の命と生活を守る」と言うならば、右も左も関係なく、超党派で国民の命を守れ、と。「できるものならもう一度再出発したい。そういう人たちばっかりなんや」(小島弘之)悩みのある人の相談先 よりそいホットライン(24時間)0120・279・338(※岩手、宮城、福島の3県は、0120・279・226) 24時間子供SOSダイヤル(24時間)0120・0・78310 いのちの電話(毎日午後4時~午後9時、毎月10日は午前8時~翌午前8時)0120・783・556 #いのちSOS(月曜は24時間、それ以外は午前10時~翌午前0時)0120・061・338 こころの健康相談統一ダイヤル(対応時間・曜日は都道府県により異なる)0570・064・556Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

行き先は「期日前投票」 路線バス内で一票 静岡・熱海

 行き先表示は「期日前投票」――。31日の衆院選投開票を前に、静岡県熱海市選挙管理委員会は30日、路線バスを使った移動期日前投票所を開いた。坂道の多い熱海市では高齢者の投票機会確保などのため、2019年参院選からバスを使った期日前投票を行っている。 276人の有権者が暮らす同市伊豆山の県営七尾団地に、市内で路線バスを運行する伊豆東海バスの低床バスが停車した。バスの車内には、記載台や投票箱などが設置されていて、午前10時に投票が始まった。立会人は後部座席などに座る。新型コロナの感染防止対策で、住民は一人ずつ車内に入って投票を済ませた。 団地の住民が31日当日の投票所に行くには、約700メートル坂を下る必要がある。高橋陽子さん(74)は「投票所へは、バスに乗らないといけないので、近くで投票できて助かります」と話した。 バスは午後に移動して、計2カ所で投票が行われる。(西畑志朗)2021衆院選ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ダイヤ裸石、12億円架空仕入れか 国税指摘、業者は不服申し立て

村上潤治2021年10月31日 6時00分 宝飾品や美容用品の卸売業者「APOLLON(アポロン)」(岐阜市)が名古屋国税局の税務調査を受け、ダイヤモンドルース(裸石)の仕入れを架空計上したとして、約12億円の所得隠しを指摘されたことがわかった。 追徴税額は重加算税を含め約4億8千万円。同社は課税を不服とし、名古屋国税不服審判所に審査を申し立てた。 関係者によると、同社は名古屋市内の貴金属輸出入会社(解散)からルースを仕入れ、東京のコンピューター会社に卸していた。2018年に国税局が無予告で税務調査に着手すると、登記上の所在地を愛知県大治町から那覇市、名古屋市、岐阜市へと移したという。 国税局は、同社が17年8~10月、計約12億円分のルースを現金で仕入れたと計上した分について、仕入れは架空で、その分の法人所得を少なく見せかけたと判断。18年5月期に約4億8千万円を追徴課税(更正処分)したという。 同社は国税局に「会社の現金勘定の残高がマイナスだったという理由で、現金取引の実態がないと指摘された。取引の実態はあった」と説明。現在、不服審判所で審査中という。 信用調査会社などによると、同社は1991年創業で、06年に法人化した。美容品や宝飾品の卸販売などを手がけている。所在地変える調査逃れに対策 税務調査を受けた会社が、意図的に会社の所在地を移転するケースがある。原則として納税地の国税局・税務署の職員だけが質問検査権を使うことができることを悪用した調査逃れで、対策が課題となっていた。 東京・銀座などで飲食店ビルを展開し、「銀座の不動産王」と呼ばれた経営者の脱税事件では、グループ企業が所在地や社名を次々と変更。経営者は「経営戦略」と主張したが、国税関係者は当時「所在地や商号が頻繁に変われば、担当税務署も変わり、資金の流れや帰属がつかみにくくなる」と話していた。 国税通則法の改正で、今年7月からは、会社が移転しても元の所在地を管轄する国税局・税務署の職員が法人税や消費税などの調査ができるようになった。(村上潤治)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

語られぬ五輪「ほんまにええんか」 ウガンダ選手団宿泊のホテル社長

 31日投開票の衆院選で、今夏の東京五輪・パラリンピックの検証や総括が争点になっていない。コロナ下での開催の是非を巡り世論を二分し、無観客で開催された大会から2カ月。五輪を様々に見つめてきた人たちは、語られぬ五輪をどう考え、投票に臨むのか。 「政治家にとって五輪は終わったことなのか」 社会福祉士の龍田章一さん(36)はいま、そう感じる。選挙戦で各候補の主張を聞くが、五輪については話題にならないからだ。神戸市でコロナ患者宅をまわった訪問看護ステーションを経営する龍田章一さん。入院できずに自宅で重症化する患者たちを目の当たりにした=2021年7月12日午後5時12分、神戸市西区、堀之内健史撮影「開催強行、理解に苦しむ」 神戸市西区の訪問看護ステーション「秋桜」を経営する。新型コロナの感染が広がった「第4波」の3~6月、兵庫県内のコロナ患者140人の自宅を訪問した。病床が埋まり、重症化しても入院できず、亡くなった人もいた。「危機的な状況で開催を強行したことは、今でも理解に苦しむ」 自身も車いすを利用し、車いすバスケの競技経験がある。代表チームには知人がおり、男子チームが銀メダルを取る快挙は生配信で見守った。 だが一方で、自宅療養の現場を見てきたからこそ、開催には反対してきた。国内の新規感染者数は五輪期間中に急増。開幕直前の7月22日には1日あたり約5千人だったが、8月中旬には2万人を超えた。感染急拡大の懸念があったなかで大会を中止しなかったことに、疑問が残る。衆院選で語られぬ五輪。記事の後半では、コロナ感染でホテル療養中に五輪観戦に熱中していった女性や、選手団から複数の陽性者が出た上、逃走者が出る騒動に巻き込まれたウガンダ選手団受け入れホテルの社長が、選挙戦への思いを語ります。 コロナが今後収束するか不透…この記事は会員記事です。残り1225文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。2021衆院選ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル