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任意同行中の少年が警察署から逃走、強制わいせつ容疑 大阪・八尾

2021年10月28日 21時45分 大阪府警は28日、強制わいせつ容疑で逮捕状をとった少年(18)を八尾署(八尾市)へ任意同行したところ、少年が駐車場で逃走したと発表した。身長約165センチの細身で、黒いダウンジャケット、灰色のスウェットを着ていたという。府警は行方を追っている。 八尾署によると、28日午後3時20分ごろ、署員7人が府内の少年の親族宅へ赴き、事情を聴くために少年をパトカーに乗せて署に連れてきた。 署の北側の駐車場に着き、署員が両脇に立って少年を建物内に導こうとしたところ、少年が急に走り出し、高さ約2メートルの門を乗り越えて南方向へ走り去ったという。現金や携帯電話は持っていなかったとみられる。 友末慎一副署長は「逃走した被疑者の確保に向け、捜査を尽くします」とコメントした。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

撮影会で女児にわいせつ行為、容疑の男を再逮捕 同様の被害相談も

2021年10月28日 21時58分 幼児の写真を撮る「撮影会」を開き、スタジオで客の女児にわいせつな行為をしたとして、警視庁池袋署がイベント会社経営の志村正浩容疑者(49)=千葉県松戸市=を強制わいせつ容疑で再逮捕したことが28日、捜査関係者への取材でわかった。9月に別の女児に対する同様の事件で逮捕されていた。逮捕の報道を見て、複数の人が署に被害を名乗り出たという。 捜査関係者によると、志村容疑者は6月19日午後、東京都豊島区の貸しスタジオで、女児(5)の胸などを触った疑いがある。女児は志村容疑者が企画した「キッズモデル撮影会」の客だった。署は、待ち時間に「水塗り絵をしよう」と声をかけて無人の部屋に連れ込んだとみている。志村容疑者は容疑を否認し、「そんなことはしていない」などと話しているという。 警視庁にはこれまでに、同様の被害相談がほかにも5件寄せられているという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

部下の供述「信用できない」 不動産会社元社長に無罪 大阪地裁

松浦祥子、浪間新太2021年10月28日 22時00分 学校法人「明浄学院」(大阪府熊取町)の土地売却の手付金21億円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた不動産会社「プレサンスコーポレーション」(大阪市)元社長、山岸忍被告(58)の判決公判が28日、大阪地裁であった。坂口裕俊裁判長は、「(山岸元社長の)部下の供述は信用できず、横領の故意があったと認められない」と述べ、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。 山岸元社長は、法人が2017年に高校の敷地をプレ社に売却する契約を結んだ際、法人元理事長の大橋美枝子受刑者(63)=同罪で実刑判決が確定=らと共謀し、法人に振り込まれた手付金21億円を横領した事件に関わったとして、19年に大阪地検特捜部に逮捕、起訴された。 判決によると、大橋元理事長は法人の経営権を得るため、山岸元社長から個人的に借り入れた18億円を使って理事長に就任。法人が売却契約を結んだ際、プレ社側から振り込まれた手付金21億円を横領し、山岸元社長への返済にあてた。検察側は、山岸元社長の部下(56)=同罪で有罪判決が確定=が「大橋氏個人に貸すと説明した」と認めた供述などをもとに、山岸元社長が個人に貸した金を法人から返済してもらうことを認識しており、大橋元理事長らと共謀して横領に関与したと主張していた。 一方、山岸元社長は「一切関与していない」と無罪を主張していた。 判決は、特捜部の検察官が取り調べの際、この部下に「(プレ社の)評判をおとしめた大罪人。会社が被った損害を賠償できるのか。それを背負う覚悟で話しているのか」と発言したと指摘。この発言が「必要以上に強く責任を感じさせ、真実とは異なる供述に及ぶ強い動機を生じさせかねない」と述べ、「故意に虚偽の供述をしている可能性が高い」として部下の供述は信用できないと判断し、山岸元社長が横領に関与していないと結論づけた。 山岸元社長は判決後に会見し「(特捜部には)もっと丁寧な捜査をして頂きたかったという一言に尽きる」と話した。秋田真志弁護士は「客観的な証拠の分析が不十分なまま見立てに沿って捜査し、密室の取り調べで供述を作った」と述べた。ある検察幹部は取材に対し「もっと供述の裏付けをできなかったのか。検察官の言動が不適切とされた点など反省すべき所は反省する」と語った。大阪地検の八沢健三郎次席検事は「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応する」とのコメントを出した。 元刑事裁判官の水野智幸・法政大法科大学院教授は「無理やり供述を取るのではなく、状況証拠を積み重ねる姿勢を貫くべきだった」と指摘した。(松浦祥子、浪間新太)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

全国唯一の飲食店時短要請、今月末で解除へ 沖縄県

 沖縄県の玉城デニー知事は28日、全国で唯一継続している飲食店への営業時間短縮要請を今月末で解除すると発表した。11月の1カ月間は「リバウンド防止と社会経済活動の両立期間」とし、会食は「4人以下、2時間以内」などの協力を県民に引き続き求めていく。 飲食店への時短営業要請は4月に始まり、半年以上続いていた。玉城氏は記者会見で「県内の感染状況は最も抑制された状態だ。再拡大も起きていない」と解除の理由を説明した。 一方、これから感染症が流行しやすい冬を迎える。県は、市や保健所単位で人口10万人あたりの1週間の感染者数が25人を超えた場合に「注意報」を発出して警戒を呼びかけるなど感染再拡大の対策に取り組む。(寺本大蔵)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

最年少は2歳、157人の田中宏和さん 同姓同名の世界記録に挑む

数字は語る 一斉にゴミ拾いする人数や同時に論語を暗唱した人数など、ギネス世界記録のアイデアは無限大だ。東京都の会社員で一般社団法人「田中宏和の会」代表の田中宏和さん(52)も挑戦者の一人。「同姓同名の集い」の規模で世界記録「164人」に挑んでいる。 田中さんが同姓同名の人たちとつながり、交流を深める「田中宏和運動」を始めたのは1994年。プロ野球のドラフト会議の結果を伝えるニュースで「1位、田中宏和」と読み上げられた瞬間、「自分のことのように」うれしかった。そして思った。「同姓同名の人たちと会ってみたい」 本格的に「運動」の知名度を上げたのが、2002年に糸井重里さん主宰のネットメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」の一日編集長を務めたことだった。「知り合いに田中宏和がいる」などの情報が集まり、テレビでも紹介された。10年春に「全国大会」を開いたところ33人が集結。ギネス本部に問い合わせたら「カテゴリーを新設する。50人を超えたら登録を」と返答が届いた。 翌年、再び「全国大会」を開…この記事は会員記事です。残り537文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

小型フライパン傾きやけども 国民生活センターが注意呼びかけ

 小型のフライパンや片手鍋が、ガスコンロの上で傾いてやけどをする事故が相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。やけどの治療で1年以上かかるとされたケースもあった。 消費生活についての相談情報を蓄積している「全国消費生活情報ネットワークシステム」には、2016年4月~今年5月、フライパンや片手鍋の落下に関連するけがやヒヤリハットの事例が、129件寄せられている。軽量でバランス取りにくく 特に小型のフライパンや片手鍋は軽量のものが多く、傾いたり、バランスを取りにくかったりと注意が必要だ。 例えば、40代女性は、揚げ…この記事は会員記事です。残り704文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ひき逃げされた女性を救護した2人 命は助からず「悔しさしかない」

魚住あかり2021年10月28日 14時14分 ひき逃げ事故の現場で被害者を救護したとして、静岡県警清水署は27日、静岡市葵区の建設会社に勤務する山本達規さん(54)と江崎進一さん(50)に感謝状を贈った。 署によると、今年6月、同市清水区駒越西2丁目の国道で、路側帯を歩いていた女性(47)を乗用車がはね、そのまま走り去った。女性は病院で死亡が確認されたが、救急搬送されるまで山本さんらが救護にあたったという。 山本さんは事故現場から200メートルほど離れた道路改修作業の現場に向かう途中、倒れている女性を発見したという。急いで作業現場にいる江崎さんを呼び、近隣住民らと協力して救護にあたった。「『救急車早く来い』と叫びながら、とにかく必死に心臓マッサージをしました」と江崎さんは振り返る。事故現場に戻った被疑者の車を呼び止めるなど逮捕にも貢献した。 財津康署長は「逃亡を阻止し、遺族の無念に報いることができた」と感謝したが、2人は「被害者を助けられず、悔しい思いしかない」と声を落とした。「思い出すと涙が出てくる。家族から『助かって良かったです』と言ってもらいたかった」 2人は事故後、緊急時の応急処置などを学ぶ救命講習に申し込んだ。「もっと何かできなかったのかという思いが強い。知識があれば工事現場で何かあったときにも動けるかもしれない」と江崎さん。新型コロナの感染拡大により、講習は中止になってしまったが、今後も救命措置の勉強を続けるという。(魚住あかり)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

テレワーク、感染不安でお手入れお預け 客足戻らぬネイルサロン

 東京・吉祥寺のネイルサロン「エトワール」。ハロウィーンの飾り付けが施された店内に、施術台は三つ。いまは感染対策で、同時に複数の客を入れないようにしているという。客とネイリストの間には透明のパネルが置かれている。 「テレワークが増えて人と会う機会が減り、ネイルをやめた人も多いですね。感染防止のため来店を見合わせている常連さんもいます」と店長の星野優子さん(49)。大学卒業後、会社勤めを経てネイルの世界に飛び込んだ。吉祥寺と目黒の2店舗を切り盛りし、6人の従業員を抱える。 2019年にはネイルの技術を競う全国大会で優勝した腕の持ち主。ネイリスト育成の講師も務める。「化粧や髪形と異なり、鏡がなくてもいつでも自分で眺めて気分を上向きにできるお手入れ」と、やりがいを感じてきた。 昨春、東京に最初の緊急事態宣言が出る前後は、テレビの情報番組とにらめっこだった。ネイルサロンは休業要請の対象になるのか、補償はあるのか。日々新しい情報が飛び込むのに制度がまとめられたサイトはない。行政の電話相談もまったくつながらない。 結局、昨春の緊急事態宣言中…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「電子マネー30万円分を」高齢男性は2日後も来店 役立った連絡網

小西良昭2021年10月28日 15時22分 京都府警は9月28、30の両日、客の詐欺被害を防いだ信用金庫職員とドラッグストア従業員に感謝状を贈った。 宇治署によると、宇治市の京都中央信用金庫神明支店(細井敏信支店長)で8月23日、市内の女性(65)から還付金をATMで受け取る方法の相談があった。女性は市役所職員を名乗る犯人に「介護保険料が3万3600円返る。キャッシュカードを持って銀行へ行って」と電話で指示された。応対した武田真希係長(41)が詐欺を見抜き通報。ATMへ誘い出して「個人番号を入力して」と電話でだまし、犯人への振込金額を入力させる手口だったとみられる。 八幡市では、ドラッグユタカ八幡軸店(朝比奈孝行店長=当時)で9月11日、市内の80代男性が電子マネー30万円分を買うと来店。現金でしか買えないため販売しなかったが、詐欺を疑って声をかけた店員の山下優希さん(29)が店の連絡網に経緯を残した。男性は13日に再び来て30万円分を買おうとした。応対した藤平明日香さん(32)が11日の連絡を思い出し、山下さんを呼んで八幡署へ通報した。 署によると、男性は閲覧したサイトで「会員登録」の表示を見てサイトに書かれていた番号に電話。男に電子マネー60万円分をドラッグストアで買うよう指示された。コンビニより発覚しにくいドラッグストアを犯人が指定したと府警はみている。 府警によると、府内の特殊詐欺被害は1~9月に130件、計2億458万円。被害者130人のうち高齢者が約9割の116人。高齢女性が91人を占める。(小西良昭)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

女性の管理職が4割 活躍の鍵は「チームワーク」 ヒルトン名古屋

 外資系ホテルのヒルトン名古屋は、管理職(課長級以上)の約40%が女性だ。国内の民間企業は女性管理職が平均1割程度とも指摘されるなか、どうして可能なのか。答えの一つは、意外と身近なところにあるようだ。 「すばらしい仕事をありがとう!」。10月下旬、ホテル最上階の宴会場。インド出身のスニット・ラージャン総支配人(45)が、集まった従業員らに呼びかけた。四半期に一度、各部署で活躍した人をねぎらう「レコグニション(表彰)」だ。会場からは拍手がわき起こった。 ラージャンさんは女性活躍の鍵として「チームワーク」を挙げる。ヒルトン名古屋では、従業員が同僚への感謝の言葉をメールなどで伝える文化がある。7~9月はその強化期間で、期間中に1千通以上のメールが送られたという。部署の垣根をこえてスポーツやボランティア活動に積極的に参加するなど、コミュニケーションを円滑にするための工夫を凝らしている。「小さなことの積み重ねが、女性の活躍につながるのです」(ラージャンさん) ワーク・ライフ・バランスの…この記事は会員記事です。残り957文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル