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コスモス迷路「気分転換に楽しんで」 奈良の安倍文殊院で2年ぶり

米田千佐子2021年9月17日 15時00分 5体の像からなる渡海文殊群像(国宝)で知られる安倍文殊院(奈良県桜井市阿部)で16日、2年ぶりにコスモス迷路が開園した。同日午前、飛鳥学院保育所の4歳児約70人が楽しんだ。 迷路は500平方メートル。職員が育てた27種のコスモスが次々と花を咲かせる。 この日、薄ピンクや黄、白など色とりどりのコスモスが咲いた迷路に、園児らは「行き止まり」「こっち」などと知恵を絞って挑んだ。子どもたちは「迷路全体が楽しかった」などと喜んでいた。 植田俊應(しゅんのう)貫主(63)は「新型コロナで閉じこもりがち。気分転換にゆっくり花を楽しんで」と話した。 10月末まで。問い合わせは安倍文殊院(0744・43・0002)。(米田千佐子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ゲノム編集マダイ、食卓へ 同じエサ量でも1.2倍肉付きよく

神宮司実玲2021年9月17日 15時08分 京都大発のバイオ企業「リージョナルフィッシュ」が17日、ねらった遺伝子を改変するゲノム編集技術を使って肉付きをよくしたマダイを、「ゲノム編集食品」として国に届け出た。厚生労働省のこの日の会議で、安全性の審査は不要と判断された。ゲノム編集食品の届け出は昨年12月、血圧上昇を抑える効果などがあるとされる「GABA(ギャバ)」の蓄積量を通常より約5倍高めたトマトに続いて2例目。 京都大や近畿大などが筋肉の成長を抑えている遺伝子「ミオスタチン」をはたらかないようにし、肉厚のマダイを開発した。同じえさで、食べられる身が1・2倍になる。養殖の効率が上がることが期待されている。 ゲノム編集食品は、遺伝子組み換え技術のように外部の遺伝子を入れない場合は、従来の品種改良と変わらないとして安全性の審査はせず、事業者に対し、任意の届け出を求めている。 ゲノム編集は、ねらった遺伝子をこわしたり、新たに入れたりする技術。開発者が昨年ノーベル化学賞を受賞した「CRISPR(クリスパー)/Cas(キャス)9」によって、より容易にできるようになった。この技術を使うと効率的な品種改良が可能になるとして、収穫量が増えるイネなどの開発も進んでいる。トマトは15日からインターネット上で販売が始まった。(神宮司実玲)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

原爆投下の広島、調査団襲った台風 記憶伝える京大・花谷会館が解体

 広島に原爆が投下された翌月、現地調査をしていた京都大学(当時は京都帝国大)の教授や学生らが「枕崎台風」に遭い、11人が命を落とした。追悼のため、遺族が大学構内に木造の建物を建てたが、老朽化により、今夏に取り壊された。「花谷(はなたに)会館」。犠牲者の一人、大学院生の花谷暉一さんの名前が付けられた建物だった。枕崎台風の上陸から、17日で76年となった。 花谷さんは、日本の原子核物理学の第一人者だった荒勝文策・理学部教授の研究室に所属していた。 荒勝教授は戦前、海軍の依頼で原爆研究に極秘で取り組んでいたことで知られる。その研究は「fission(核分裂)」の頭文字を取って「F研究」と呼ばれていた。俳優・柳楽優弥さんが若き研究員役で主演する映画「太陽の子」などの題材にもなった。 荒勝教授の報告によると、花…この記事は会員記事です。残り927文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

京都・木津川の住宅火災 焼け跡から3遺体 夫婦・次男と連絡取れず

2021年9月17日 12時00分【動画】京都府木津川市の住宅火災=読者提供、朝日放送テレビ撮影 16日午後9時40分ごろ、京都府木津川市相楽台7丁目の住宅付近から出火している、と近くの住民から119番があった。火は約3時間半後に消し止められたが、木造2階建て住宅がほぼ全焼した。府警によると、焼け跡から性別不明の3人の遺体が見つかった。 木津署によると、住宅は夫(71)と妻(66)、長男(38)、次男(35)の4人暮らしで、出火当時は全員が在宅していたという。長男は2階から飛び降りて軽傷を負い、病院に搬送された。夫婦と次男の計3人と連絡が取れなくなっており、署などが捜索を続けるとともに、出火の原因や、遺体の身元の確認を進めている。 近所に住む女性は「夜中に消防車が何台も集まっていて目が覚めた。火の勢いがすごく、煙が家の周りに充満していた」と話していた。 現場は、京都府と奈良県の府県境付近で、近鉄京都線の高の原駅から東に約1キロの住宅街。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日テレ社員を逮捕、地下鉄で痴漢の疑い 「眠っていた」容疑を否認

2021年9月17日 12時09分 地下鉄の車内で女性の体を触ったとして、警視庁が日本テレビ社員の平野実(まこと)容疑者(48)=東京都練馬区=を都迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕していたことが17日、同庁への取材で分かった。平野容疑者は調べに対し、同社で技術統括局の副部長をしていると説明。「眠っていたので触っていない」と容疑を否認しているという。 同庁によると、逮捕容疑は16日午後9時50分ごろ、練馬区内を走行していた都営大江戸線の車内で、隣に座っていた20代女性の太ももを触ったというもの。終点の光が丘駅で、女性が平野容疑者を連れて駅事務所に行き、被害を訴えたという。 日本テレビ社長室広報部は取材に対し、「当社の社員が逮捕されたことは誠に遺憾。今後の捜査を見守るとともに、事実関係を確認の上厳正に対処いたします」とコメントした。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

台風14号、夕方にも九州上陸 あすにかけ東日本にも 広範囲に大雨

2021年9月17日 12時17分 台風14号は17日夕から夜のはじめごろ、九州北部に上陸する見通し。気象庁によると、18日にかけて四国や近畿などを通過し、東日本の太平洋側を進むとみられる。西日本から北日本の広い範囲で大雨となるおそれがある。 17日午前10時現在、長崎県五島市の西北西約110キロを東北東へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。西日本から東日本の広範囲で18日にかけて非常に強い風が吹き、予想される最大風速は九州北部25メートル、中国、四国、近畿23メートル、九州南部、東海、関東甲信、北海道で20メートル。 また、台風と前線の影響で西日本では17日、東日本では18日を中心に非常に激しい雨となる見込み。18日正午までの24時間で予想される雨量は、多いところで四国300ミリ、東海250ミリ、近畿、関東甲信200ミリ。19日正午までの24時間では東海100~200ミリ、関東甲信100~150ミリ。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

母乳を捨てた日も 我が子に会えず搾乳を続けた母の思い、支えたのは

 コロナ禍で感染予防のため、新生児集中治療室(NICU)に入院する赤ちゃんとの面会が制限される状況が続いている。早産や低体重で生まれたり、重い病気があったりする我が子に会えず、寂しさを感じる母親たちも少なくない。そんな中、オンラインで親子をつなごうという取り組みも始まっている。 「病院に命をつないでいただいているありがたさはあります。でも、我が子なのに自由に会えないのはつらい」。関東地方に住む双子を出産したばかりの母親(36)は涙声で言った。 経産婦で経過は順調だったが、8月20日に32週1日で突然、自宅で破水し、急きょ帝王切開で出産した。早産のために双子ともに1300グラムと1700グラムと低体重で、院内のNICUに移され、気管挿管、胃へのカテーテルなどの緊急措置を受けた。 母親ですら子供との面会は制限され、様子を見に行くこともままならない。わずかな対面時間に、保育器の中に手を入れて体に触れた。自身の退院までに面会できたのは4回だけで、今もNICUに残る双子への面会は数日に1回、15分に限られる。父親は双子の誕生後、一度も面会できていないという。 出産初期にはより栄養価の高…この記事は会員記事です。残り1021文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東日本大震災伝承施設の来館者、昨年27%減 4~5月は1割台も

 岩手、宮城、福島3県にある東日本大震災の伝承施設や伝承団体に、活動の現状や課題を聞いた2020年の調査報告が、まとまった。施設の来館者数は、合計69万5千人で前年から27%減。語り部や現地案内などの震災学習プログラム参加者数は、6万5千人で59%減と、コロナ禍の影響を大きく受けている。 公益社団法人3・11みらいサポート(石巻市)が、28の伝承施設の運営団体、27の学習プログラム実施団体に聞き取りをしてまとめた。施設の一部で震災関連展示をしているところを含む。20年に新設された施設も数カ所ある。 伝承施設は震災後、各地に新設され、来館者数の合計は年々増えた。19年に95万6千人に達したが、20年3月以降は毎月前年割れが続き、特に4、5月は1割台に激減。8月以降は、7~9割程度まで回復している。昨年最も多かったのは岩手県陸前高田市の東日本大震災津波伝承館(いわてTSUNAMIメモリアル)で、約19万人が訪れた。 一方、震災学習プログラムの参加者数のピークは震災2年後の13年で、25万7千人。その後年々減っていたところに、コロナ禍が襲った。20年3~6月は前年の1割未満~1割台だったが、10、11月には8割台に回復し、12月は前年を上回った。 昨年は、修学旅行を延期し、行き先も首都圏などから近隣地に切り替えた学校が多かった。その結果、これまで少なかった冬の移動先として、被災地の語り部学習などが選ばれたようだという。 多くの団体が今後の継続に不安があるとし、国や自治体の財源を期待する声もあった。 調査では、伝承施設への改善要望も聞いた。行政の展示施設に対し、事前の防災や発災対応などの「失敗や反省の発信追加」「子ども向けの展示の工夫」を求める団体や、地域の展示施設に「地域の語り部を支援・育成する機能」「学校教育での活用」を望む団体が多かった。(石橋英昭)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

通学路85カ所にガードレールなど設置 児童5人死傷事故受けて群馬

松田果穂、角津栄一2021年9月17日 9時18分 通学路の安全対策として、群馬県は年度内に県道や国道の85カ所でガードレールの設置などを進める。6月に千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷した事故を受けたもので、同様の取り組みは県内の自治体でも始まっている。 県道路管理課によると、通学路の安全点検は県や学校関係者らで毎年行ってきたが、千葉での事故後に県や県警、学校関係者らが緊急の合同点検を実施。保護者や小学校のPTAから自治体の教育委員会へ寄せられた意見をもとに、点検項目を強化した。その結果、8月までに県内の県道や国道の85カ所で、危険な場所が見つかった。 高崎市立城東小(同市江木町)近くの信号がある県道の十字路も、その一つだ。道路の幅が狭く交通量が多いが、ガードレールはない。今回の点検でも「車の右左折時に信号待ちをしている子どもが巻き込まれる危険性が高い」と指摘された。県は応急処置として、反射材がついたラバーポールを交差点の四隅に設置。今後、ガードレールが設置される予定という。 県はガードレールを設けることに加え、運転手の注意喚起のため路面を緑色に塗る「グリーンベルト」、「横断注意」の道路標示の整備なども進め、通学路の安全を高める方針。9月の一般会計補正予算で1億円を計上するほか、今後も点検を進め、必要に応じて安全策を講じる予定だ。県の担当者は「予算が成立し次第、速やかに対策工事を行い、通学路の安全確保に努めたい」と話している。 県内ではこのほか87カ所で、横断歩道の白線が塗り替えられる。県警も、持ち運びができる速度違反自動取り締まり装置(可搬式オービス)などでの取り締まりの強化を進める。 市町村が管理する道路でも、各自治体が対策を行っている。 藤岡市は通学路の点検で危険箇所と確認された170カ所以上について、対策工事を10月から始める。市によると、路面の標示の書き直しや設置が50カ所、注意を呼びかける標識の設置20カ所、破損した側溝ふたの交換など100カ所で工事を実施。他に、路上の車道と歩行者エリアを区分する白線など総延長約40キロの書き直しや傷んだ舗装の補修をする。費用は約1億2600万円で、9月補正予算に計上した。(松田果穂、角津栄一)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

石川県で最大震度5弱、M5・2の地震 震源は石川県能登地方

2021年9月16日 19時07分 16日午後6時42分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県珠洲市で最大震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・1と推定される。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル