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全国で2278人感染 都のデルタ株新規感染が最多に

 新型コロナウイルスの国内感染者は9日、午後8時現在で新たに2278人が確認された。死者は20人だった。 東京都で822人、大阪府で143人の感染が新たに確認された。沖縄県は55人、愛知県は66人の感染が確認された。 東京都ではインドで見つかった変異株(デルタ株)への感染者167人が確認され、1日当たりで最多となった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

使用済み注射器を誤使用か 福岡市のワクチン接種で

山崎毅朗2021年7月10日 0時44分 福岡市は9日、中央区に設けた新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、使用済みの空の注射器を誤って別の人に使用した疑いがあると発表した。 市によると、5日午後5時半~同45分ごろ、中央区赤坂2丁目の中央体育館で12人に接種した際、接種した人の予診票に貼り付けるシールと、使用済みの注射器の数が合わないことがわかった。ワクチンを接種するスタッフが使用後の注射器を廃棄し忘れて、他の1人にも使った疑いがあるという。 市は12人に対し、約2週間後に感染症の検査や、新型コロナウイルスの抗体の有無を調べる。抗体ができていなかった場合は本人の意向を確認し、追加でワクチンを接種するという。 市保健福祉局は「再発防止を徹底したい」とコメント。今後は、接種ブース内に注射器の破棄を確認するスタッフを追加配置するとしている。(山崎毅朗)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「おおきにビル」を告発 2億円脱税容疑で大阪国税局

徳永猛城2021年7月9日 21時00分 大阪国税局は9日、虚偽の申告をして消費税など約2億円を脱税したとして、不動産売買業「おおきにビル」(大阪市中央区)など関連会社計7社と、グループ企業の実質的な経営者の植松俊之氏(44)を消費税法違反容疑などで大阪地検に告発し、発表した。 関係者によると、植松氏は不動産を購入した際、消費税の課税対象となる建物の価額を水増しする一方、非課税の土地の価額を減らすことで、仕入れ時の消費税額が増えたように装うなどして納付額を少なくした疑いがある。脱税や不正還付を受けた額は、2019年8月期までの約4年間で約1億円に上るという。 植松氏は、グループ企業を使って架空の修繕費を計上するなどして所得計約4億3千万円を隠し、法人税約1億円を脱税した疑いもある。重加算税を含む追徴税額は約2億8千万円。大半は納付済みとみられる。 植松氏が経営する「おおきにグループ」は約50社あり、年間の売上額は100億円以上に上るという。おおきにビルの関連会社はホームページに「多大なるご迷惑とご心配をおかけして深くおわび申し上げる」とするコメントを出した。(徳永猛城)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「高速PAで昼食時に飲酒」と供述 八街事故の運転手

2021年7月9日 21時29分 千葉県八街(やちまた)市でトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故で、呼気から基準値を上回るアルコールが検出されたトラック運転手の梅沢洋容疑者(60)=自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷容疑で送検=が「家で飲むためにコンビニで酒を買い、高速道路のパーキングエリアに止めた車内で昼食時に飲んだ」との趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。県警は事実関係を確認している。 捜査関係者によると、車内からは空になった焼酎の容器(カップ)が見つかっている。また、梅沢容疑者が事故当日の6月28日、東京都内の建設現場に資材を運んで八街市内の勤務先に帰る途中、都内のコンビニで焼酎を購入していたことが判明したという。 梅沢容疑者は、勤務先に帰る際に高速道路を利用し、京葉道路下り線の幕張パーキングエリア(千葉市)に立ち寄ったと説明。「昼食を食べている時に、つい飲みたくなって車内で(都内のコンビニで買った酒を)飲んだ」との趣旨の供述をしているという。 事故当時の状況については、小学生の列が「見えなかった」とも説明。県警は、居眠り運転をしていた可能性もあるとみて経緯を詳しく調べている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「施設停止は一方的」不自由展主催者らが名古屋市に抗議

2021年7月9日 22時00分 名古屋市中区栄4丁目の市施設「市民ギャラリー栄」に届いた郵便物が破裂した事件で、施設職員が封筒をハサミで開けようとした際に破裂したとみられることが捜査関係者への取材でわかった。破裂は爆竹によるものとみられる。封筒は速達で届き、関西地方の消印、「USB在中」と書かれていたという。愛知県警が威力業務妨害容疑で捜査している。 施設では、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で一時中止になった企画展「表現の不自由展・その後」出展作品の展覧会が6~11日の日程で開かれていた。捜査関係者によると、封筒には展覧会の中止を求める一文が添えられ、差出人に右翼団体とみられる名前があり、同ギャラリー宛てだった。ハサミで開封した際、中の仕掛けが起動した可能性があるという。 中署によると、事件があったのはギャラリーを管理する市文化振興事業団の事務室のある施設の7階で、展覧会会場は施設の8階。茶封筒(縦約23センチ、横約12センチ)を職員が開封したところ、破裂音が10回ほど続いた。職員のほかに会場警備の警察官もいたが、けが人はなかった。 一方で、展覧会主催団体は9日、名古屋市に展示再開を求めた。事件を受け、市が施設を11日まで臨時休館にし、事実上の展示中止となったことに抗議した。 市に出した文書では、市の対応を「正確な情報提供もなく一方的に施設利用の停止を通告した」「差し迫った明らかな危険があるかは不明確だ」と指摘し、「憲法で定められた表現の自由を侵害している」と抗議。すぐ施設利用を認めるよう要望した。 主催団体の高橋良平事務局長は記者会見し、「休館にせず継続できるか市は具体的な検討をせず、主催者の表現の自由を守るために行うべき当然の責務を果たしていない」と批判した。 文書の提出に先立ち、高橋さんらは支援者らと約20人で市役所前で抗議活動をした。市担当者とも協議し、県警に警備強化を要請することも求めたが、市は「不確定要素が多く、安全確保ができない」と方針を変えなかったという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

上野 双子のパンダの赤ちゃんはオスとメス 元気に成長

池上桃子2021年7月9日 18時38分 上野動物園(東京都台東区)でジャイアントパンダ「シンシン」が出産した双子の赤ちゃんの性別について、一頭はオスで、もう一頭はメスだと明らかになった。東京都の小池百合子知事が9日の記者会見で明らかにした。 オスは8日時点で331グラム、メスは6日時点で319グラムで、それぞれ健康状態は良好で、黒い模様がはっきりとしてきているという。 パンダの名前は一般からアイデアを募って決めるという。小池知事は会見で「親しみやすい名前をつけたい。お披露目できるのを楽しみにしている」と話した。(池上桃子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熱海土砂災害現場 警視庁からさらに100人派遣 

2021年7月9日 18時41分土砂を掘り起こすための重機を載せたトラック=2021年7月9日午後3時25分、東京都立川市、鶴信吾撮影 静岡県熱海市で発生した土石流災害で、警視庁は9日、行方不明者の捜索活動などにあたるため、機動隊員らでつくる広域緊急援助隊などの計約100人を被災地に派遣した。同庁からの派遣は2回目で、14日までの予定という。 同日午後3時半、東京都立川市の第4機動隊庁舎から、土砂を掘り起こす重機を載せた車や隊員らを乗せた車が列をなして被災地に向けて出発した。同庁ではこれまですでに約170人を現地に派遣している。 出発にあたり、同隊の鶴薗利弘隊長は「一人でも多く、早く救助する活動を展開してもらいたい」と訓示した。 この土石流災害では9日午前現在で、死者9人、21人が安否不明となっている。広域緊急援助隊の出発式。後ろに並ぶ車に乗り込んで出発した=2021年7月9日午後3時22分、東京都立川市、鶴信吾撮影Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「飯塚事件」2度目の再審請求申し立て 「新証拠ある」

布田一樹2021年7月9日 18時43分 福岡県飯塚市で女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などの有罪が確定し2008年に死刑執行された久間三千年(くまみちとし)・元死刑囚(当時70)の妻が9日、2度目となる再審請求を福岡地裁に申し立てた。 確定判決によると、元死刑囚は1992年2月、登校中の小学1年の女児2人をワゴン車に乗せ、首を絞めて殺害。山中に遺棄した。妻が09年に再審請求を申し立てたが、最高裁は今年4月に請求を棄却した。 弁護団によると、今回の第2次請求では、女児が行方不明になったとされる時間帯の後、遺体遺棄現場から十数キロ離れた場所で女児2人を乗せた車を目撃した、との「新証言」を示す。証言者によると、車内にはランドセルがあり、運転していた男は体格や髪形などの特徴が元死刑囚と異なっていたとしている。 弁護団は「(新証言は)元死刑囚が犯人ではないことを立証している」と主張している。 第1次再審請求審では、証拠とされた付着物のDNA型鑑定が、再審無罪となった「足利事件」と同じ30年前の手法であったため、その信用性が最大の争点となった。最高裁決定は「鑑定を除いても、犯人であることの高度の立証がされている」との判断を示した。(布田一樹)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「掃除きりがない」 漂着ごみ集まる離島で海水浴場が幕

 海水浴シーズンを前に、伊勢湾に浮かぶ離島の海水浴場がひっそりと幕を閉じた。理由は漂着ごみ。運営していた男性は「まるで賽(さい)の河原。きりがなかった」と説明する。 三重県鳥羽市の答志島。大間(おおま)の浜海水浴場は、市営定期船が発着する和具港から500メートルほどのところにある。近くで旅館を営む中村吉次さん(63)が例年7月半ばから9月初めにかけて開設、運営していた。 答志島は鳥羽市のマリンターミナルから定期船で15分ほど。1980年代は幅約80メートルの浜辺を埋め尽くすほどの客でにぎわっていたという。 当初はほかの旅館と共同で運営していたが、近くに別の海水浴場ができたこともあり、20年以上前からは中村さんだけになった。 漂着ごみは多かった。海開き…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:661文字/全文:994文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「覆面ラッパー」活動も 覚醒剤所持容疑で組員を逮捕

2021年7月9日 15時12分 覚醒剤や大麻を所持していたとして、警視庁は、指定暴力団住吉会系組員、古関健容疑者(31)=東京都福生市福生=を覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで現行犯逮捕し、9日発表した。古関容疑者は、覆面姿のラッパー「KENNY―G」として活動していたという。調べに対し「今は言えません」などと話しているという。 また同庁は、共犯として知人の住所職業不詳、手塚敏明容疑者(31)も同容疑で現行犯逮捕した。「私のものではありません」と、容疑を否認しているという。 組織犯罪対策5課によると、2人の逮捕容疑は7日午前1時ごろ、共謀して古関容疑者の自宅内で覚醒剤1袋(約0・9グラム)、乾燥大麻1袋(約1・6グラム)を保管していたというもの。同じ部屋からは使用済みとみられる吸引用のガラスパイプや「大麻リキッド」なども見つかったという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル