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札幌大通公園のビアガーデン中止へ 五輪PVも中止

佐藤亜季2021年6月19日 18時30分 札幌市の秋元克広市長は18日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の会見で、東京五輪・パラリンピックのパブリックビューイング(PV)の中止を決めたことを明らかにした。「大会組織委員会とも話をして中止ということで協議が調った」と語った。市中心部に会場に設けて競技中継やイベントなどを行う予定だったが、感染拡大を受け中止を検討していた。秋元市長は「今は人が集まって観戦するというのは難しいと思っている」とした。 また、毎夏恒例の大通公園のビアガーデンも中止する考えを示した。近く実行委員会が正式に中止を決定する見通し。昨年は規模を縮小して実施されていた。 札幌市は緊急事態宣言の解除後の21日からは「まん延防止等重点措置」の対象区域となり、飲食店の午後8時までの時短や酒類提供を午後7時までとすることなどが要請される。秋元市長は「酒類提供を限定する対応をお願いする中、小規模であっても開催を準備していける状況にはない」と述べた。(佐藤亜季)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

住吉会トップら6億円超支払う 詐欺被害上回る和解金

会員記事新屋絵理、村上友里2021年6月19日 19時00分 指定暴力団住吉会のトップらが、傘下の組員が関わった特殊詐欺の被害者らに対し、被害額を約3500万円上回る計約6億5200万円を和解金として支払った。被害者らが暴力団対策法の「代表者責任」に基づき同会トップらに損害賠償を求めた東京高裁での訴訟で、18日付で和解が成立した。 暴力団側と被害者の和解は初めてとみられる。原告側代理人は和解の意義について①早く確実に被害救済できる②暴力団の資金源に打撃を与える③特殊詐欺の抑止につながる――と評価指摘している。 訴訟は2016~17年に提起された。一審・東京地裁判決は、組員らが他のメンバーを従わせたのは、暴対法が定める「暴力団の威力を利用した資金を得る行為」にあたると判断。住吉会側に計約6億3千万円の支払いを命じた。暴力団側と被害者の双方が控訴していた。 稲川会や山口組のトップに対しても、被害者らが賠償を求めて訴訟を起こしている。「訴えるぞ」 何度も脅され…特殊被害の手口 「詐欺を見抜けなかった自責の念から一生逃れられない。生き地獄です」 原告の一人で、2千万円をだまし取られた女性(70)が取材に心情を明かした。 「あなたの名義を貸してほし…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:548文字/全文:1053文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ウガンダ選手団、PCR検査1人陽性 成田空港で判明

 東京五輪・パラリンピックに出場する東アフリカ・ウガンダの選手団9人が19日夕、成田空港に到着。このうちの1人が、空港での新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったことがわかった。内閣官房が明らかにした。来日した海外の五輪選手団で陽性が判明したのは初めて。 来日したのはボクシングや重量挙げ、水泳の選手とコーチら。内閣官房によると、全員が出国前にアストラゼネカ社製のワクチンを2回接種。出国96時間以内に2回のPCR検査を受け、陰性証明書を持っていたという。 選手団は19日午後6時すぎ、一般客約80人が降りた後、マスク姿で1列になって到着ゲートに姿を見せた。その後、空港検疫で唾液(だえき)による抗原検査を受けたが、1人は結果が出なかったためPCR検査を受けたところ、陽性だとわかった。残りの選手らは20日未明、事前合宿地の大阪府泉佐野市へ夜行の貸し切りバスで移動を始めた。 選手団の来日は群馬県太田市…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:20文字/全文:425文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

給食牛乳で集団食中毒、業者を営業禁止に 富山市保健所

井潟克弘2021年6月19日 19時30分 富山市の保育施設と小中学校で多数の児童・生徒らが下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた問題で、市保健所は19日、給食などで提供された牛乳が原因による集団食中毒と断定し、食品衛生法に基づき牛乳を納入していた「内田乳業」(富山市四方)を同日付で営業禁止処分にした。原因物質については調査中としている。 有症者が共通して同社が納品した牛乳を飲用していたことから、市保健所は「因果関係があった」と判断。立ち入り調査では、牛乳を流す配管の洗浄に不十分な点がみられたという。同社は指摘された不備を認めているというが、洗浄や消毒の徹底など再発防止のメドは立っていないという。 市保健所が4月に定期的な立ち入り調査をした際には、特に問題はなかったという。今回の調査では、14~16日にかけて6238人が飲み、うち0歳~50歳代の1212人が腹痛や下痢などの症状を訴えた。(井潟克弘)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

五輪ウガンダ選手、予定変更で成田に到着 陸路大阪へ 

青山祥子、河崎優子2021年6月19日 21時55分 東京五輪・パラリンピックに出場する東アフリカ・ウガンダの選手団9人が19日夕、成田空港に到着した。選手の行動ルールを定めた「プレーブック」の規定で公共交通機関が使えないため、事前合宿地の大阪府泉佐野市まで夜行の貸し切りバスで移動し、20日朝に到着する予定。7月19日まで市内に滞在する。 選手団の来日は群馬県太田市で合宿中の豪ソフトボールに次いで2例目。 市によると、来日したのはボクシングや重量挙げ、水泳の選手とコーチら。午後6時すぎ、一般客約80人が降りた後、マスク姿で1列になって姿を見せ、カタールのドーハから約10時間のフライトだったが、報道陣に笑顔で手を振っていた。この後、空港内で新型コロナウイルスの検査を受けるなどし、移動を始める。 ウガンダ側は当初、約20人がドバイ経由で16日に関空に到着すると市に伝えていた。しかし、国内での新型コロナウイルスの感染拡大によりドバイ経由の便が利用できなくなり、ルートを調整していた。(青山祥子、河崎優子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

新型コロナ、国内で1520人感染 重症者は35人減

2021年6月20日 0時02分 新型コロナウイルスの国内感染者は19日午後8時現在、新たに1520人が確認された。死者は28人だった。重症者は740人(18日時点)で、前日から35人減った。 東京都の新規感染者は388人。1週間平均の感染者数は377・7人で、前週比は96・6%だった。大阪府は111人で、入院中の重症患者は109人だった。沖縄県では新たに97人の感染が確認され、県の集計では直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は49・35人で全国最多。病床占有率は77・3%だった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

容疑者「女性と一緒に自分も死ぬ」 32時間個室で何が

 さいたま市大宮区のインターネットカフェで男が女性従業員を人質に立てこもった事件で、埼玉県警は18日深夜に住居不定、無職林一貴容疑者(40)を監禁の疑いで現行犯逮捕し、発表した。林容疑者は「ナイフを持っている」「女性と一緒に自分も死ぬ」と話していたといい、立てこもりは32時間余りに及んだ。 捜査1課によると、18日午後8時過ぎ、林容疑者が捜査員に「もう寝る」「休む」などと言った後に呼びかけに応じなくなったことから、県警は林容疑者が寝ていると判断し、鍵を特殊工具で破壊して突入。寝ていた林容疑者の身柄を確保し、女性を保護した。 逮捕容疑は6月17日午後2時25分ごろ~18日午後10時35分ごろ、さいたま市大宮区桜木町1丁目のネットカフェの個室に女性を監禁したというもの。容疑を認めているという。金銭などの具体的な要求はなかったことなどから、県警は詳しい動機を調べている。捜査関係者によると、個室からは刃物が見つかり、押収した。県警は林容疑者が女性を脅すために使ったとみている。鍵穴に細工か 報道を気にした容疑者     ◇ 立てこもりの間、何が起きて…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:1669文字/全文:2152文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

退店後1時間、ビル内にひそむ? 大阪のパブ経営者殺害

2021年6月19日 21時10分 大阪市北区のカラオケパブで経営者の稲田真優子(まゆこ)さん(25)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された客の会社員宮本浩志(ひろし)容疑者(56)が11日夜に店を出た後、店が入るビルから出たのが約1時間後だったことが捜査関係者への取材でわかった。その間にほかの店員は帰宅しており、大阪府警は、稲田さんが1人になる機会をうかがっていたとみて調べている。 府警は19日、宮本容疑者を大阪地検に送検した。11日午後9~10時ごろ、北区天神橋4丁目のビル5階の店で稲田さんを刃物で殺害した疑いがもたれている。宮本容疑者は「店には行ったが、やっていない」と否認しているという。 捜査関係者によると、宮本容疑者は11日に稲田さんの店を訪れ、午後9時ごろに稲田さんともう一人の店員に見送られて店を出た。だが、ビル1階の防犯カメラには、店員が帰宅する姿が先に映り、ビルを出る宮本容疑者が映ったのは午後10時ごろだったという。11日夜はビル内でほかに1店が営業していたが、府警の調べでは、宮本容疑者は来ていなかったという。 府警は、宮本容疑者が稲田さんの店を出た後、ビル内にとどまり、店員が帰宅するのを見届けてから店に戻ったとみて調べている。 11日の営業時に店の天井付近に設置されていたとみられる防犯カメラが、14日の遺体発見時には外された状態で下に置かれ、映像を記録するSDカードが入っていなかったこともわかった。犯行の様子が映っていた可能性があり、府警はそれを隠すために外したのでは、とみている。 宮本容疑者は兵庫県西宮市の集合住宅で妻子と4人で暮らし、大阪の機器メンテナンス会社に勤めている。約4年前に稲田さんが当時働いていた別の店に客として来るようになり、稲田さんが独立した今年1月以降は今の店を繰り返し訪れていたという。 近所の70代男性は「休日に車を運転し、家族と出かける姿をよく見かけた。仲の良い家族という印象があった」と話した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

旧大川小に聖火 次女を失った男性「犠牲忘れないで」

 東京五輪の聖火リレーが19日、宮城県内で始まった。東日本大震災で被災した沿岸部を中心に3日間で281人が聖火をつなぐ。 この日、聖火ランナーとして走り終えた宮城県石巻市の会社員鈴木典行さん(56)は夕方、その足で、津波で被災した旧大川小学校の前に立った。「走ってきたぞ」。次女真衣さん(当時12)があの日、自宅に置き忘れた名札を身につけ、トーチを掲げた。 東日本大震災の津波に襲われた旧大川小では、当時6年生だった真衣さんら児童74人が犠牲・行方不明になった。震災翌々日に保護者たちが土砂の中から子どもたちを運び出すなか、鈴木さん自身が山すそで真衣さんを見つけ出した。コーチを務めていたミニバスケットボールチームの子もいた。 鈴木さんはその後、「大川伝承の会」共同代表として他の遺族らとともに語り部活動を続け、防災意識の大切さを語っている。 ランナーに応募したのは、「子どもたちが犠牲になったことを忘れないでほしい」という思いからだ。 旧大川小はコースからそれてはいたが、「自分で行けばいい。真衣と子どもたちにトーチを見せ、みんなで走ろう」と考えた。 この日朝、真衣さんと一緒に…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:243文字/全文:739文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

神戸の真ん中、神々しいミスマッチ 小野八幡神社

拡大する朱色が映える小野八幡神社の本殿。背後には灰色のビル群がそびえる=神戸市中央区 「洋」の薫り漂う港町に、突如現れた赤い「和」の構造物。傍らに、高層マンションを従えているようにも見えるが――。 新緑の六甲山を背にした神戸・三宮。大規模な再開発で生まれ変わりつつある中心街に、2月、地上19階建ての高層マンションが完成した。 瀟洒(しょうしゃ)な外観。だけど、手前に赤い鳥居。ミスマッチ感も、また神々しい。敷地内に神社があるともいえるし、境内にマンションがあるともいえる。記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 鳥居をくぐると、静寂が漂う…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:1111文字/全文:1323文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル