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山積み生ビールに貼られた「3中」 酒類提供緩和に希望

柴田悠貴2021年6月19日 17時30分 21日に緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行する大阪、京都、兵庫の関西3府県。酒類提供の緩和策が決まり、飲食店や卸売業者には期待が広がる一方、感染の再拡大など先行きの見えない不安も抱える。 酒類の提供制限で大きな打撃を受けた兵庫県尼崎市の酒類業務用卸売会社「越山酒販」の倉庫には5リットルから20リットルの生ビールなどのたるの在庫が山積みとなっていて、出荷を待っている。 積み上がっているのはどれも売れ筋の商品。約4メートルの高さまで積み上げられたたるの側面には、製造日の3月中旬を示す「3中」などと書かれたテープが貼られている。「人気商品が(製造日の)翌月まで在庫で残るなんてコロナ前は考えられなかった」と同社の越山裕之社長。 コロナ禍以降、休業する店などが相次ぎ、取引先の飲食店は約2500店から約1500店に激減。4月25日からの酒類提供の制限により、5月の売り上げは2019年比で約10分の1になったという。 「お酒を売るのが『悪』と言われているようで、ずっときつかった。ようやく、希望の光が見えてきた気がする。まだ、ワクチン接種が広がるまで気は抜けないが、飲食店に活気が戻るのを期待している」(柴田悠貴)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

コロナ対策すり抜け浜辺に上陸 ロシア人逮捕 容疑否認

2021年6月19日 18時17分 福岡市の砂浜に不法に上陸したとして、福岡海上保安部は19日、ロシア国籍の男2人を出入国管理法違反(不法上陸など)の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「覚えていない」と容疑を否認している。 逮捕されたのはいずれも住居不定で、自称船員のベリコホットゥコ・アレキサンダー容疑者(44)と自称船舶代理店業のクチン・アンドレイ容疑者(46)。2人は17日夜から18日未明にかけて、新型コロナウイルスの感染防止のため上陸が許されていないにもかかわらず、福岡市西区の海浜公園からゴムボートで上陸した疑いがある。 海保によると2人は今月17日、別のロシア人男性4人とロシアへのヨット輸出のため、福岡市西区の「西福岡マリーナマリノア」にヨットで入港。2人がヨットに搭載していたゴムボートで上陸し、その数時間後にヨットに戻ってきたのを監視中の海保が見つけた。 外務省は新型コロナの水際対策の一環として、ロシアを含む海外に滞在していた外国人の上陸を原則拒否している。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ウザくてもダサくても 父の日に読む「ひととき」名作選

朝日新聞ポッドキャスト 父の日に読むひととき(前編) 6月20日は父の日。70年の歴史がある朝日新聞生活面の投稿欄「ひととき」から、「父」にまつわる印象深い作品を、朗読を交えてご紹介します。投稿を選んだ担当記者の佐藤啓介(東京本社)と松尾由紀(大阪本社)に、MC大野由衣が、その理由などを聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。Apple PodcastやSpotifyなどで配信しています。音声プレーヤーの右上にある「i」の右上にあるボタン(購読)でリンクが表示されます。        ◇「オジサン」でいいんだョ 私は今17歳。難しい年ごろ。お父さんとは、あまり積極的に話さないね。 でもお父さんはそんな私の気を引きたいのか、今どきの流行やアイドルを知ろうと必死だね。でも、しょせんオジサンはオジサン。やはり若者にはついていけないのだよ。 テレビを見ていて俳優の反町隆史と竹野内豊の区別がつかない。歌手の鈴木あみと浜崎あゆみを反対に覚えてしまう。それでも私のアイドル雑誌を真剣に読んで、わけのわからない言葉だらけでも、とりあえず暗記して私の会話に合わせようとする。 いいんだってば、そんな無理しなくても。嫌いで話さないんじゃないんだから。 そういう年ごろなの! いいじゃない、「ダサイオジサン」でも「超ウザーイ」とコギャルに言われても。私たち若者が生きていく土台を作ってくれたのは、おじいさんや「オジサン」たちなのだから。 私がこうして生活していけるのも、お父さんが一生懸命働いてくれているから。本当に感謝しています。 でもね、ふろ上がりにカーテンも閉めず裸でいるのはどうだろう。寝る前にお父さんの腹が出た裸見てもね。ちょっと夢見が悪いのだよ。 それと、新聞はほかの人も読むのだからクシャクシャにしないで、きれいに読んでよね。まったく、やせるために散歩して、その後にビール飲んでたら意味ないでしょ? 本当にお酒はほどほどにしてよね! お母さんも心配してるよ。 生意気な娘より。(千葉県 高校生 17歳)「がんばっている」お父さん大野:2000年1月の投稿です。 父の日というと、実は私は子どもの頃、複雑な気持ちで迎えていました。というのも、私の誕生日が近くて、父の日と一緒にお祝いされてしまう。一緒だと喜んでいた時期もありましたが、だんだん反発心をもちはじめたのが中高生のころ。ちょうどこの投稿があった2000年、私は15歳でした。投稿者は17歳で、「『オジサン』でいいんだョ」なんて言えるのは、ちょっとお姉さんだからなんだろうなと思いました。佐藤:ギャル言葉みたいなのがいっぱい入っていて、文章で読んでも面白かったんですが、朗読で聞いてもいいですね。松尾:「超ウザーイ」とか「コギャル」とか。最近では聞かなくなりましたね。大野:折々の投稿にこういった「イマドキの言葉」が入ってきますよね。そういった流行の言葉を使おうとして、アイドル雑誌を読み込んで、なんとか娘と話そうとするお父さんたちって、今もいるんだろうなと。佐藤:同性目線としては、「お父さんがんばってるな」と思います。松尾:今だとキンプリとかBTSとか。大野:「全員一緒の顔に見える」と私の世代でも思うんですけど、きっと今のお父さんたちもがんばってらっしゃる方はいるはず。松尾:そして17歳でこれを送ってくださった素敵な娘さん。文章も上手で。大野:朗読を担当したのですが、読んでいても楽しかったです。松尾:「新聞をクシャクシャに」してとありますが、その新聞に娘の投稿が載っているのを発見したお父さんはどうだったでしょうね。佐藤:こっぱずかしいのと、もしかしたら、ちょっぴりうれしいのと。大野:続いても、多感な時期の娘と何とか交流しようという、いとおしいお父さんの姿を描いた投稿です。佐藤:1997年3月の投稿で「父との旅行」というタイトルです。父との旅行 毎年この時期になると思い出すことがある。 もう30年近くも前、私は高…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

誰から始める?職場での接種 課題は山積、重ねる議論

 新型コロナウイルスのワクチンを職場などで打つ職域接種が、21日から本格的に始まる。目前に迫る本番を前に、各職場は、突然の接種業務の準備をどう進めているのか。課題にはどう向き合っているのか。グループ全体で約3万人の従業員を抱える東京ガス(東京都港区)の会議に同席し、議論を聞いた。 「ワクチンは決まった量が定期的に届くのか」「ワクチンを保管する冷凍庫の容量は足りるのか」 11日午前8時、東京都港区の東ガス本社会議室。アクリル板が置かれたテーブルを囲み、人事部の幹部ら6人と産業医1人が議論を交わしていた。社内にもうけた職域接種事務局のメンバーで開く「朝会」だ。8日から毎日、接種を進めるための議論を続けてきた。山積する課題 「ワクチン接種で従業員に安心して働いてもらうのが、私たちの役割。スピード感のある接種をめざしたい」。事務局のひとり、吉村恒(こう)・人事部長は話した。 東ガスによる接種の対象は…この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。残り:806文字/全文:1214文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

危険なブロック塀減らして 事故から3年、塾講師の願い

 大阪北部地震は18日に発生から3年となった。登校中に倒れてきたブロック塀の下敷きになり亡くなった高槻市立寿栄小4年生の三宅璃奈(りな)さん(当時9)を知る関係者も追悼し、「事故を風化させてはいけない。危険なブロック塀を少しでも減らしてほしい」と訴えた。 同市の元学習塾講師の女性(82)は、地震が発生した午前7時58分ごろに自宅で黙禱(もくとう)を捧げた。「あの日」以降、三宅さんを思い出しては、「天国でどう過ごしてるの」と心の中で語りかける日々を過ごす。「過去形で璃奈ちゃんのことを語るのが悲しい。忘れ得ない存在です」と語る。「色んなことにちょうせんしたいです」 女性は、学習塾で三宅さんを幼稚園の年中から小学3年生まで、計5年間教えた。「とにかくのみ込みが早い子。小学3年生のときに中学レベルの問題集に取り組んでいた」と振り返る。そばで「問題が分からない」と言って泣いている児童に、「ゆっくりやったら」と優しく励ます姿が印象に残っているという。 「4年生になったら委員会が…この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。残り:662文字/全文:1106文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

名ドラマに名曲あり おちょやん聞き納め 19日総集編

 名ドラマに名曲あり。朝ドラ「おちょやん」の場合、それはのこぎりだった。「お~ま~え~は~あ~ほ~か~」だけとはちゃう哀愁の音色。総集編で聞き納めです。6月19日に総集編おちょやんの総集編はNHK総合で6月19日午後3時5分に前編、午後4時35分に後編。BS4Kでは7月3日午後2時と午後3時半。たこ焼き理論の音楽 手がけたのは、のこぎり奏者で作曲家のサキタハヂメ(49)。求められたのは、泣きと笑いのはっきり出る音楽だった。「外はカリッ、中はトロッのたこやき理論でした。すげえオーダーやと思いましたね」 のこぎりは、弓でこすると天使のような音が出る。マレット(バチ)でたたくと急にあほな音になる。ボヨォ~ン。「天使からあほって、えらい音楽ですよ」。 ドラマのために作った曲は150ほど。チェロ、トランペット、トロンボーン、ピアノ、ビオラなどとのこぎりは共鳴し、えもいわれぬ旋律で喜劇の世界観を彩った。まさに陰の立役者なのだ。 その一つが、主人公の旅立ちの場面。父テルヲの借金から逃れようとする千代が、小舟から夜の街灯の映る川面を見つめ、「こないなどぶ川にも、花が咲くねんな」とつぶやく。そのときのこぎりは、ピアノ、チェロの音色と相まって、哀愁ある旋律を奏でた。 一方、テルヲの登場シーンはポワーンとユーモラスに。ろくでなしおやじの“んなあほな”感じを際立たせた。知らんけどサウンド こだわりはのこぎりだけではない。大阪独特のクセや派手なぶつかい合いを表現したい曲では、大阪のミュージシャンに演奏に加わってもらった。これまでの朝ドラは、大阪制作であっても音楽は東京に任せることが多かったといい、新たな試みだった。 大阪らしい音を、サキタは「知らんけどサウンド」と呼ぶ。「大阪人は、あほなこと言うてからええこと言うたり、ええこと言うても最後に栓緩めたり」。音にもそれがあらわれるらしく、「特に管楽器奏者は、出身地によって音のイントネーションが違う気がする」。いいシーンにあほな曲 ドラマの場面と音楽を、あえてあべこべにすることにもこだわった。美しいシーンや涙を誘う局面で、「あほな曲を入れる」。千代の父テルヲが死ぬ場面も、「お父ちゃん、おおきに」というしっとりした曲を作りはした。でも、採用されたのは「Life(ライフ) is(イズ) Comedy(コメディー)!」というにぎやか系。対極にすることで、涙と笑顔の輪郭を際立たせた。 泣き笑いの喜劇。それは、のこぎりを音楽活動の相棒にしたサキタの人生そのものでもある。なぜ、のこぎりで食べていくことにしたのか。記事後半では、サキタさんがなぜのこぎり音楽を始めたのかを語ります。■ちんどん屋の巡業で…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

柴犬のルーツを訪ねて 山間に残った「祖」となる2匹

 精悍(せいかん)な姿で愛される柴犬。今いるすべての柴犬の「祖」と言われる2匹の犬がいます。資料や証言をもとに、記者が島根県と高知県で、その痕跡をたどりました。拡大する石が飼われていた下山信市氏の家。2019年に石像が建てられた=島根県益田市、太田匡彦撮影 日本海に注ぐ益田川とその支流に沿うように国道191号を走り、中国山地へと入っていく。左手に、長く一帯を支配した益田氏によって築かれた四ツ山城跡が見える頃、山が深くなってきたことに気付く。 萩・石見空港(島根県益田市)からだと車で1時間弱。いくつかトンネルを過ぎた先に、かつて二川村と呼ばれた、古い街並みを残す一角が開けていた。 一帯で人が集まる場所といえば、ふるさと創生資金で掘り当て、1991年に開業した「美都温泉」くらい。そんな山間の地が最近になって「柴犬(しばいぬ)の聖地」として盛り上がっている。地域の自治組織「ぬくもりの里二川」の潮隆人(うしおたかと)会長(71)も「めったにない明るい話題だ」と喜ぶ。 話は昭和初期にさかのぼる。1948(昭和23)年4月、1匹の柴犬が生まれた。雄で、「中(なか)」と名付けられた。第2次世界大戦中の食料難や毛皮としての需要により激減していた戦後の柴犬にとって、「中興の祖」といわれる犬だ。「天然記念物柴犬保存会(柴保)」会長の照井光夫さん(66)は「今いる柴犬の血統の中心。戦後の柴犬発展の原点と言える」と説明する。 さらに10年以上前、中の曽祖父母にあたる犬が誕生している。30年に生まれた雄犬「石(いし)」と、35年に生まれた雌犬「コロ」。実はこの2匹こそ、「現在の柴犬のすべての祖と言える。血統図を見れば明らかです」と「日本犬保存会(日保)」顧問審査員の金指光春(かなさしみつはる)さん(85)は言う。生家が判明した雄犬「石」 2017年、石の生まれた家がにわかに特定された。もともと日保に残された血統書から、「島根縣(けん)美濃郡二川村字種ケ山」の「下山信市(しもやまのぶいち)」氏が石の繁殖者であることは、日本犬に詳しい一部の人の間ではわかっていた。ところが「地元では全く知られていなかった」(潮さん)。 そんな中、島根県内で地域振興活動などに携わってきた河部真弓さん(63)が、地元出身の柴犬を飼い始めたことを機に石の存在を知り、文献の調査や、県内の日本犬関係者らへの聞き取りを重ねた結果、下山信市氏の子孫と、いまも残る生家が判明したのだ。 その家は、美都温泉のそばで国道191号に交わる県道34号を10分ほど走った場所にあった。県道を折れ、車1台がやっと通れる山道を進むと、わずかに開けた場所に出る。 棚田に水が張られ、初夏の青…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ライチョウの卵確認 中央アルプスで半世紀ぶり自然繁殖

近藤幸夫2021年6月19日 12時12分 中央アルプスでは絶滅したとされてきた国の特別天然記念物・ライチョウの「復活作戦」を進める環境省信越自然環境事務所(長野市)は18日、木曽駒ケ岳(2956メートル)周辺などで巣と卵を確認したと発表した。今月中旬までの生息調査で3つがいの巣を見つけており、半世紀ぶりに自然繁殖による産卵、抱卵が確認された。順調にいけば来月上旬にも孵化(ふか)し、ケージ保護を実施する。 公開された卵は、2018年に飛来が確認され、「復活作戦」のきっかけとなったメスが産んだ。環境省は、19年には生息地の北アルプス・乗鞍岳から、20年には動物園などから移送した有精卵と、このメスが産んだ無精卵を入れ替えて孵化(ふか)させる作戦を実施。しかし、いずれも孵化には成功したが、10日以内にヒナが全滅していた。 一方、同省は昨夏、乗鞍岳から3家族計19羽(母鳥3羽、ヒナ16羽)を移送して中央アルプスで放鳥。すると、今年4~6月の生息調査で5つがいが確認できた。このうち1つがいは、18年に確認されたメスと若鳥のオスのペアだった。 5つがいのうち、4つがいは木曽駒ケ岳周辺で、1つがいは宝剣岳~空木岳の間で生息が確認された。同省は今年産まれた卵の孵化後、木曽駒ケ岳周辺の4家族を木枠と金網で作ったケージで保護して「個体群復活」の足がかりとする予定だ。(近藤幸夫)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

五輪有観客なら「最大限の対応措置が前提」 秋田知事

 秋田県の佐竹敬久知事は18日、東京五輪・パラリンピックについて「(観客を入れて開催するなら、新型コロナウイルスへの)最大限の対応措置を取ることが前提だ」と報道陣の取材に述べた。佐竹知事は以前から「開催するなら無観客が望ましい」と主張している。 佐竹知事は、開催地のほとんどが感染の多い地域であることを指摘。「多くの人が移動し、宿泊や飲食をする。感染の増加要因は絶対あり、どう抑えるか難しい」と話した。また「(人口の)約3割の高齢者全員がワクチン接種を終えても、実際に動く(競技場へ行く)のは若い人だから、感染確率が減るのはせいぜい1割だ」とも述べた。 9都道府県の緊急事態宣言が20日に解除されることが決まったことについては「(まん延防止等重点措置に切り替わる)7都道府県は緊急事態とそう変わらないと認識しているので、この地域との往来は、真にやむをえない場合を除いて控えてほしい」。7都道府県以外でも連続的に感染者が出ている所との往来には十分に注意し、会食などはなるべく避けるよう呼びかけた。 20日から大潟村でデンマークの五輪ボートチームが始める約1カ月間の事前合宿について「日本で最も『3密』になりにくい環境なので、しっかり練習して良い成績を残し、秋田に良い印象を持ってもらえばいい」と語った。(増田洋一)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

私が夢を仕事にしない理由 タラレバ娘の東村アキコさん

会員記事聞き手・笠井正基2021年6月19日 9時00分 あなたの夢は? こう問われ、即答できる大人は案外多くありません。夢がキーワードの「東京タラレバ娘 シーズン2」を連載中の漫画家、東村アキコさん(45)は夢は大切だけれど、仕事と結びつけてはいけない、と説きます。その理由を聞きました。1975年生まれ。99年デビュー。著書に「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」。「東京タラレバ娘 シーズン2」は「Kiss」(講談社)で連載中。会社員は安定した職業ではない 小学生になりたい職業を聞いた第一生命保険による「大人になったらなりたいもの」の調査で、男子の1位が会社員というのは信じられません。クラスで1人、眼鏡をかけたマジメな子がなりたいというのなら分かりますが……。「大人向けに用意した答え」で、本音はSNSで語っているような気もしますね。 もしかしたら、コロナ禍で在宅勤務する親を間近に見て「ラクそうだ」と思ったのかもしれません。でも、会社員は決して安定した職業ではありません。知り合いの会社員は、会うたびに会社が変わっています。スキルアップしながら、転職を重ねていく。「濁流の中にある岩をぽんぽん渡り歩く」。私にとってはそんな危ういイメージです。記事の後半では、東村さんが漫画家を志した理由や、アラサー女性たちの夢について語っています。 会社員志向は、職業や肩書で…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:1257文字/全文:1703文字Source : 社会 - 朝日新聞デジタル