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稚内と釧路で桜開花 気象台観測地で最も遅く

2021年5月8日 17時19分 北海道内では8日、釧路と稚内で気象台が桜の開花を発表した。気象台の観測地ではともに日本で最も遅い開花宣言となった。 釧路地方気象台は、釧路市鶴ケ岱公園にあるエゾヤマザクラ(標本木)が開花したと発表。気象台の職員が午後3時すぎ、標本木に5、6輪の花が開いていることを確認した。 平年より9日早く、昨年より2日早い。1972年の統計開始以来3番目に早い開花という。 気象台によると、9日以降、気温が低くなる日も見込まれ、「満開までには1週間程度かかるのでは」としている。 稚内地方気象台も8日、稚内市で標本木のエゾヤマザクラが開花したと発表。平年より6日早く、昨年より2日早い。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大地真央が味わう名古屋 ゆかりも東山もオアシス21も

 林真理子原作のドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」(フジ系列、毎週土曜午後11時40分、8日は午後12時10分)が放送されている。 美容系クリニックの敏腕経営者・中島ハルコの痛快な名言の数々にSNSなどで反響が集まる。また、愛知県内が舞台のため、名古屋メシやお土産も登場し、「生しるこサンド」は放送後、オンラインショップで一時完売になり、現在も3カ月以上待ちという人気ぶりだ。 中島ハルコを演じる大地真央が、ハルコを演じること、ハルコの名言の中で刺さった言葉などについて話した。 主な一問一答は次の通り。「はまると楽しい」名古屋弁や、初体験のトースト、東山動物園のイケメンゴリラまで、大地さんが味わった「名古屋」を記事後半で紹介します。 ――林真理子さんの作品を初めて演じていかがでしたか 原作と今回の脚本は違っているんですけど、中島ハルコさんのパワフルな忖度(そんたく)のない名言集にみなさん「スカッとする」とおっしゃっていただけているので、うれしいです。 ――ハルコさんの名言で、大地さんが刺さった言葉はありますか 「くよくよ悩むだけ時間の無駄。すなわち、本来稼げるはずのお金の無駄なのよ」という言葉です。 ズバズバ言っているんですけど、「あ、そうか」と前向きにさせてくれるセリフがあるのかなと思いますね。ちょっと偏見もありますが、ズバズバ言うというところが面白いですよね。 ――見事な名古屋弁です ちゃんとできているかどうか…この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。残り:1077文字/全文:1637文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

時短応じない15店を公表 宮城県、過料手続きも視野

 宮城県は、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」に基づく営業時間の短縮要請に応じなかったとして、仙台市青葉区のキャバクラや居酒屋など飲食店15店に営業時間を短縮するよう命令し、7日に県のホームページで店名を公表した。県によると、重点措置を根拠にした店名公表は全国で初とみられる。 村井嘉浩知事は同日、報道陣に「協力してくださらなかった店も、ある意味で被害者。お客さんが減ったことは間違いないと思う。大々的に公表するのでなくホームページに載せることを考えたい」と話した。 県によると、これら15店は午後8時以降も営業。複数回の指導に応じなかったため、医師や弁護士らから意見を聞いた上で、命令が必要と判断した。今後は時短に応じればホームページから店名を削除するが、応じない場合は12日以降、20万円以下の過料を科すための手続きを進めるという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「島の皆さん、日々苦心…」憂慮の市長が直筆の看板設置

 「島の皆さんは日々苦心しています。その気持ちをおくみいただき、島へ渡る際には万全の態勢で……」。三重県鳥羽市の定期船乗り場、鳥羽マリンターミナルの出入り口にこんな看板が掛けられている。 新型コロナウイルスの感染拡大が危惧される中、離島への観光に「やんわり」と自粛を促す内容で、中村欣一郎市長が先月末、ペンキで書いて設置したという。コロナ禍での離島の医療態勢を憂慮して、市長が直筆の看板を立てるのは5度目。昨年末だと「来訪の際は、いつも以上の感染予防を……」だった。ただ鳥羽市の離島への年間観光客は約17万人(2019年)。民宿など観光にかかわる業者もいるため、文面の作成には毎度、慎重に検討を重ねているという。 一方、近くの市民の森公園では、ガリバーの遊具に巨大なマスクが取り付けられた。防水性のあるテントの生地でタテ1・3メートル、ヨコ2・6メートル。設置にあたった鳥羽ロータリークラブの中村和寛会長は「感染予防への協力呼びかけと収束への願いを込めています」と話した。台風シーズンを迎える8月末まで取り付けておく予定。(臼井昭仁)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

調教中に落馬、別の競走馬に蹴られ男性死亡 淡路島

2021年5月8日 12時56分 8日午前8時5分ごろ、兵庫県南あわじ市灘仁頃(なだにごろ)の競走馬育成施設で、男性が落馬して馬に蹴られた、と施設関係者から119番があった。南あわじ署や施設によると、男性は施設の従業員で、全身を強く打っており、搬送先でまもなく死亡が確認された。 南あわじ署によると、男性は施設内の坂路で競走馬を調教中だった。男性が乗った馬が、暴れて逆走してきた別の馬に驚き、男性を振り落とした。男性は地面にたたきつけられ、逆走していた馬に蹴られたという。 施設によると、2頭ともJRA(日本中央競馬会)所属の競走馬。この施設は、JRAや地方競馬所属の休養中の競走馬を預かり、リフレッシュさせるとともに、調教を施すなどして厩舎(きゅうしゃ)に帰すことを主な業務にしているという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

吹き矢の染料で犯人射止めろ 開発者「ボールより飛ぶ」

依光隆明2021年5月8日 14時13分 諏訪市発祥の健康スポーツ「マグネット吹き矢」をもとにした防犯グッズができた。矢の先端に特殊な染料とにおいをつけ、カラーボール代わりに逃げる犯人へ放つ仕組み。「カラーボールよりも簡単に、遠くまで飛びます」と開発者。今月末には下諏訪町のコンビニで防犯関係者に実演、普及を図る。 「マグネット吹き矢」は先端に磁石がついた矢をアルミのパイプから吹き、4メートル先の的を狙うスポーツ。高齢者も気軽にできる運動として、各地の介護施設で導入が進んでいる。 開発者は諏訪市の藤森常昭さん(80)。さらに普及を、と思案していて防犯への応用を思いついた。磁石の代わりに染料を盛ればカラーボールの代わりになるのではないか、と。 まず考えたのはパイプの長さ。標準の長さは1メートルだが、防犯のために常備するには長すぎる。机の引き出しに入れておけるように30センチ、40センチ、50センチを、立てかけておけるように70センチをそれぞれ試作した。 「30センチでも6メートル、50センチなら8メートル飛ぶことが分かりました」と藤森さん。「コンビニなら1メートルのパイプでも備えられると思いますが、それなら20メートル飛びます」 矢の先端に盛る染料も工夫した。「警察に聞くと、においがついていれば警察犬が追うことができるそうです」。蛍光染料や朱肉を使って赤い染料をつくり、においは今も工夫中。 「一番いいのはブタの血液の粉末だそうですが、染料が固まったらいけないので。1年は硬化しないように改良を続けています」 藤森さんによると、カラーボールの弱点は練習しづらいこと。「吹き矢なら気軽に練習できるし、練習すればうまくなります。投げるのが苦手な人も、矢を吹くことはできる。矢を入れたパイプをデスクの中やレジの傍らに置き、いざというときに使ってもらえれば」 今後、防犯訓練に使ってもらって普及を図る考えだ。問い合わせは、日本マグネット吹矢協会(0266・54・7050)。(依光隆明)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

倒れた支柱、32年前に設置か 児童2人死傷で市が調査

申知仁2021年5月8日 11時02分 白石第一小学校(白石市)で防球ネットの支柱が倒れて児童2人が死傷した事故で、倒れた支柱が1989年の5~8月に設置されたことが市教育委員会の調査で判明した。 市教委が7日に発表した。設置者は不明だが、同校の卒業アルバムに残っていたネットの写真などをもとに時期を割り出したという。一方で設置後に支柱を取り換えたかどうかは、記録が残っておらず不明だという。市教委の担当者は「今後は市教委以外が学校に整備した設備であっても、設置や更新の記録を残しておくよう検討したい」と話した。(申知仁)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「コロナを甘く見ていた」 4世代8人が感染した家庭で

拡大する変異株感染で祖母を亡くし、自らも感染した男性(44)。入院中、日々の体温などをノートに細かく記録していた。「看病してくれた医療従事者には感謝しかない」 感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株が広がり、家庭内の感染が深刻になっている。兵庫県内の男性(44)の周辺では、家族ら4世代8人が感染した。男性は「コロナを甘く見ていた」と悔やむ。 90代の祖母が通っていたデイケア施設から電話があったのは3月12日だった。「職員の感染が判明したので、PCR検査を受けて下さい」。祖母は男性の70代の父、60代の母と3人暮らし。検査の結果、祖母は陽性、両親は陰性だった。最初に感染がわかった祖母の死 「お迎えが…」 祖母はせきをする程度だったが、感染判明から4日後に病院で亡くなった。突然の身内の死に、男性は「お迎えが来たのだ」と受け止めるしかなかった。 祖母の感染が分かった後も、男性と両親は共に営む工場で働き続けていた。休めば収入が途絶えるだけでなく、20年以上にわたって築いてきたものが崩れ落ちそうな気がしたからだ。 妻は不安がった。自宅の手すりを触るたびに消毒するほど気を使っていた。家に帰らず工場に泊まってほしいと言ったが、男性は気に留めなかった。「病気も入院もしたことのない自分が感染するわけがない」と思っていた。 祖母の火葬は感染予防を理由に営業時間外に行われ、人数制限で立ち会うこともできなかった。翌日、遺骨に手を合わせるため実家を訪ねたが、父から「うつるかもしれないから」と促され、10分ほどで後にした。元気をなくした父 「気疲れ」と思ったら… 父は元気がなかった。「気疲れしたのだろう」。そう思っていたが、祖母が亡くなって6日後、高熱で動けなくなりコロナ病棟に入院した。急速に広がる家族らへの感染最初に感染がわかった祖母が亡くなってからまもなく、家族や親族が次々に体調を崩し始めた。感染と闘病生活を経験した男性と妻が、その経験の中から語る悔いや教訓、とるべき備えとは― 同じ日、男性も胸に違和感を覚えた。翌日には妻も発熱。すぐに保健所に連絡して検査を受けると、男性と妻、母の3人が陽性だった。 妻と母は入院したが、男性は…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熊よけスプレー、事件前に容疑者購入 茨城4人殺傷事件

2021年5月8日 11時22分 茨城県境町の住宅で2019年9月、夫婦が殺害され、2人の子どもが重軽傷を負った事件で、夫婦に対する殺人容疑で逮捕された岡庭由征(よしゆき)容疑者(26)が、催涙成分を含む熊よけ用のスプレーを事件前に購入していたことが、捜査関係者への取材でわかった。事件では催涙スプレーが使われており、県警は同一のものかどうかを慎重に調べている。 県警によると、岡庭容疑者は19年9月23日午前0時40分ごろ、住宅2階の寝室で寝ていた会社員小林光則さん(当時48)と、妻でパート従業員の美和さん(同50)の首や胸などを刃物で複数回刺し、殺害した疑いがある。 寝室から廊下を挟んだ子ども部屋では、当時中学1年の長男(14)が両腕や両足を切られ重傷を負い、小学6年だった次女(13)は両手に催涙スプレーをかけられ軽傷を負った。 捜査関係者によると、岡庭容疑者が事件の少し前に熊よけ用のスプレーを買った形跡があったという。 埼玉県警は昨年11月に殺人予備容疑で岡庭容疑者宅を家宅捜索した。両県警の捜査で、衣類やスマートフォン、刃物など約600点が押収されたが、その中に熊よけ用のスプレーはなかったという。茨城県警は、岡庭容疑者が入手したスプレーが事件で使われた可能性があるとみている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

平民宰相の遺品、没後100年で寄贈 行きつけの理髪店

 大正時代に首相として政党政治の礎を築き、「平民宰相」と親しまれた原敬(はらたかし)(1856~1921)の遺品の羽織が、衆議院憲政記念館(東京都千代田区)に寄贈された。今年は原の没後100年。行きつけだった理髪店が、原から贈られた品を1世紀にわたり大切に保管していた。 店は、東京・銀座の「理容華菱(はなびし)」。かつては「花菱」の名称で、原はほぼ20日ごとに自邸に呼んで髪を切ってもらっていた。養子の作家・原奎一郎(はらけいいちろう)氏の著書「ふだん着の原敬」によると、原は花菱の「出入り10年」を記念して、同店主人の酒井恒雄氏に羽織を贈ったという。 原は大阪毎日新聞社長や内務大臣などを経て1918年に首相に就任。立憲政友会総裁として政党内閣を率いたが、21年11月4日、東京駅丸の内南口改札前で18歳の青年に刺殺された。 原が暗殺されると、酒井氏は棺を載せた列車に同乗して、原の故郷の盛岡で営まれた葬儀に参列。原の散髪のときにだけ着たチョッキの織り目から白髪をピンセットで抜き取って小箱に入れ、遺髪として遺族に渡したという。作家・永井荷風の日記文学「荷風日歴」や国文学者・池田弥三郎の随筆「わが町 銀座」などにも言及がある。 花菱はその後、いまの「華菱…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル