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全国で新たに3447人が感染 2日連続で3千人超える

 新型コロナウイルスの国内感染者は8日午後8時半現在、新たに3447人が確認され、2日連続で3千人を超えた。また、大阪、奈良、福島の3府県で、1日あたりの感染者が過去最多となった。  大阪府は905人で、3日連続で過去最多を更新。奈良県は88人で、4日連続で過去最多を更新した。福島県は60人。いわき市の東日本国際大の野球部ではクラスター(感染者集団)が発生した。また、愛媛県は8日、県独自の警戒レベルを3段階のうち最高の「感染対策期」に引き上げた。  東京都では545人の感染が確認され、2日連続で500人を超えた。1週間前の木曜日(1日)の475人より70人多かった。8日までの1週間でみると、1日あたりの平均感染者数は427・0人で、前週比は114・7%だった。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「進撃の巨人」ついに完結 掲載誌、通常の2倍発行

 人間を襲う巨人と人類の戦いを描いた人気漫画「進撃の巨人」が9日発売の別冊少年マガジン5月号(講談社)で完結した。講談社によると、最終回を受けて通常号の2倍ほどの部数を発行したという。  「進撃の巨人」は大分県日田市出身の漫画家諫山創さんの作品で、2009年9月に連載が始まった。壁に囲まれた世界で暮らす少年エレン・イェーガーらが、人間を食べる巨人たちと戦うダークファンタジー。謎が謎を呼ぶ展開や、巨人との戦いだけにとどまらない人間ドラマなど壮大な物語が話題を集め、11年半にわたる長期連載となった。アニメ化、実写映画化もされた。  講談社によると、電子書籍を含む単行本の累計発行部数が全世界で1億部以上という。最終巻となる34巻が今年6月9日に発売予定。  完結が発表された1月、諫山さんは「決して編集部に引き伸ばされたわけでもなく、むしろ『いつ終わるのか』と急(せ)かされ続けての晩年でした。すいません、ようやく終わります。今まで読んできてよかったと思っていただけるように、最終回に向けて頑張ります」とのコメントを出していた。(黒田健朗) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自転車で近づき、口元のマスクひったくる 容疑の男逮捕

 通行人からマスクをひったくったとして、警視庁は8日、東京都大田区本羽田2丁目の会社員、片桐弘貴容疑者(32)を窃盗容疑で逮捕した。「身に覚えがない」と否認しているという。  蒲田署によると、片桐容疑者は3月12日午前1時ごろ、同区蒲田3丁目の路上で、歩いて帰宅中だった20代の会社員女性がつけていた布マスクをひったくった疑いがある。  自転車で女性の後ろから近づき、追い抜きざまに口元の布マスクだけを奪い、そのまま逃走していたという。女性にけがはなかった。現場周辺の防犯カメラの映像から、片桐容疑者が浮上したという。  JR蒲田駅周辺では昨年から、夜間に1人で歩いていた女性がマスクをひったくられる被害が、署が把握しているだけで数件あり、関連を調べている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「認定取り消しない」根拠どこに フジ会見、なお不透明

 フジ・メディア・ホールディングス(HD)が外資規制違反に気づいた2014年、総務省側にその事実を伝えていたことが明らかになった。ところが、当時の総務省側の反応を受け、同社は違反を公表せず、開示書類の間違いも訂正しなかった。当時のやりとりとはどんなもので、判断にどう影響したのか。不透明さがなお残る。  「認定取り消しになるという判断なら、適時開示しないといけない。そうでない限り、開示する必要はないと考えた」  8日夕、急きょ開かれたフジ・メディアHDの記者会見。外資規制違反を発覚当時に公表しなかった理由を問われた金光修社長はそう説明した。放送法で禁じられる外資比率に達していたのに、認定の取り消しにはならない。そんな判断の根拠となったのが、当時、自らが行った総務省への2度の相談だったという。  同社が議決権数の算定ミスに気づいたのは14年9月。2カ月後の11月ごろには、過去2年分にもミスがあり、外資規制に抵触することも把握し、「違法の状態(だった)という認識はあった」という。 社長「総務省に行った記憶あったが…」  会見での説明によると、当時常… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

学術会議、任命拒否の解決求め決議へ 梶田会長が表明 

 日本学術会議の会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、梶田隆章会長は8日、記者会見で、「6人が任命されないままになっていることを残念に思う」と述べ、21日から始まる総会で任命拒否問題の解決を求める決議をする考えを示した。また、この日の幹事会で、「現在の国の機関としての形態がふさわしい」などとする組織の見直し素案をまとめた。こちらも総会で正式決定する。  梶田会長は、会員の欠員が続く状況を「重大な問題」とし、引き続き6人の任命を求めていく。その上で、会員候補の選考方法について「(国との)事前のすりあわせや、定員を超えた推薦のような法的に規定されていないことについて、少なくとも現段階では考えていない」と述べた。  素案は、現在の国の機関としての形態は、ナショナルアカデミーの役割を果たすのに「ふさわしく、変更する積極的理由を見いだすことは困難」とした。一方、国の機関以外を採用する場合は「個別の法律を制定して特殊法人とする余地がある」と加えた。(桜井林太郎、嘉幡久敬) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

フジHD、外資規制違反は2年間 総務省に相談していた

 フジ・メディア・ホールディングス(HD)の金光修社長は8日、同社で記者会見を開き、2014年9月までの約2年間に放送法の外資規制に違反していたことを明らかにし、「大変申し訳ありません」と陳謝した。同年12月に違反の事実を総務省に相談したことも認めた。同省は同社の認定の取り扱いについて検討を本格化させる。  金光社長によると、当時、総務省側からは二度と起こさないよう注意を受けたという。放送法は、外資規制に違反した場合は総務相は認定を取り消さなければならないと定めている。  同社は、12年4月に完全子会社化した会社の出資先である番組製作会社が保有するフジ・メディアHD株について、本来議決権がないのに、誤って議決権総数に算入。正しく計算すると、外資比率が20%を0・0004~0008%超過していた。  同社は放送法の「認定放送持ち株会社」の認定を受け、複数の放送局を子会社として持つ。同法は議決権の外資比率が20%以上の事業者は認定を受けられないと定める。  同社は14年9月に議決権の算入ミスに気づいた際に外資規制違反を把握。金光社長は「違法の状態にあると認識した」と話した。だが、当時は公表せずに同月末時点の公表資料では違反状態を解消していた。  金光社長によると、14年12月に2度、総務省に相談した。1度目は「認定がどうなるかの感触を取りに行った」と説明。再び相談に赴いた際、総務省からは口頭で厳重注意を受けるにとどまったことで「こちらとしては認定取り消しにならないと判断した」という。当時は対応した担当者の名前は明らかにしなかった。  有価証券報告書は「微少」であることを理由に訂正しなかったという。また、違反状態にあったことを公表しなかった理由については、「認定の取り消しになると判断すれば、適時開示をしなければいけない。ただ、そうでない限りその開示をする必要はないと考えた」と語った。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「僕はフィリピン人だったんだ」国籍取得、母を探す職員

 「僕はフィリピン人だったんだね」  2009年春、東京都港区のフィリピン大使館。長野県内の児童養護施設から国籍取得の手続きに来た男児(当時6歳)はつぶやいた。  男児の父親はイラン人、母親はフィリピン人。だが、母親が出生登録の手続きを大使館にしなかったため、無国籍状態になっていた。  母親は自らの手で育てることができず、男児は生後すぐに甲信越地方の乳児院に預けられ、その後、児童養護施設で育った。  施設職員の男性(45)によると、当初は「お母さんはどこにいるのだろう」「お父さんはどんな人だろう」などと口にすることが多かったという。それは、施設のほかの子どもたちも同じだ。  物心がつき始めた3~4歳になると、男児は自分の外見が周りの子どもたちと違うと感じ始めたという。「どうしてみんなと違うの?」と言うようになった。  無国籍のまま施設で18歳まで育てることはできる。でも、国籍がないまま大人になっても、パスポートは持てず、結婚の手続きにも支障をきたす。男性職員は「この子が大きくなった時が心配だ」と感じていた。  小学校への入学が近づいた09年3月、男児に国籍を取らせるために動きはじめた。 迅速に対応した事業団  地元の児童相談所に助けを求め、まず母親探しから始めた。  自治体のデータベースなどから… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会…

「ハイボール飲みながら更新」 リストについて克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区をめぐり、100人に計約2900万円を配ったとして公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)の公判が8日、東京地裁であった。買収結果を記したものだと検察側が主張するリストについて、「(現金を)渡すとすればいくらかなど頭の整理をしたもの」と述べ、買収の実態をあらわしていないとした。 計8回の被告人質問は同日で終わり、検察側の論告求刑は30日に決まった。 検察側は、克行被告の議員事務所のパソコンや自宅から地元議員らの名前と金額が記載されたリストを押収。8日の被告人質問で、現金を渡した相手や金額がリスト内容とほぼ一致したことや、リストを何度も更新したことをふまえ「買収した結果を記した」と指摘した。 だが、克行被告はリストは「…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

小室圭さん「結婚に対する思いに変わりない」 文書公表

 秋篠宮家の長女眞子さまと婚約が内定している小室圭さんが8日、週刊誌などで報道されてきた母親と元婚約者男性の金銭トラブルについて説明する文書を、代理人弁護士を通じて公表した。小室さんが文書を出すのは2019年以来で、金銭トラブルについて「もらったものだから返済しなくてよい」という主張はしていないとした上で、「結婚に対する思いに変わりはありません」と記した。  小室さんは今回文書を出すことにした理由について、「金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する」こととしている。そう考えた経緯は、昨年11月に秋篠宮さまが、トラブルへの対応が「見える形になるというのは必要なことではないか」と述べたこと、同月に元婚約者の主張の記事が週刊誌に掲載されたことがきっかけという。  その記事中で、「小室家が一貫して元婚約者から受け取った金銭は『借金ではなく贈与だから解決済み』と主張してきた」とされていることなどについて、小室さんは「事実ではない」と主張。小室さんは今後も、元婚約者とお互いの認識を話し合い、理解を得た上での解決を目指しているという。  これまで小室さんは会見などを… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

サザン所属事務所が富士山麓へ 絶滅種クニマス泳ぐ湖畔

 大手芸能事務所のアミューズ(東京都渋谷区)は、7月から本社機能を富士山麓(さんろく)に創設する「アミューズヴィレッジ」に移転すると今月1日に発表した。移転先は富士河口湖町の西湖のほとり。そばに貴重なクニマスをはぐくむ清流が流れている。同社が移転の理由として挙げる「自然との共生」が注目されている。  アミューズはコロナ禍で休館した大型ホテル「レイクホテル西湖」を改修して本社機能を移す。ホテル側と賃貸契約を結び、屋内と屋外に宿泊施設やレッスンルーム、撮影ルーム、多目的ルームなどを備える。敷地面積は約8800平方メートル。  移転の目的についてアミューズは公式サイトで「心身の浄化」「自然との共生」「常時接続からの解放」などを挙げ、新時代の文化を世界へ発信するとしている。  アミューズは創業1978年。グループの従業員数は約500人。サザンオールスターズや福山雅治さん、星野源さん、ポルノグラフィティといったアーティストや俳優らを多数、抱える。マネジメントを通じて番組・舞台・CM制作を手がけるほか、デジタル時代の新たな音楽や芸能の楽しみ方を追求している。  移転先に近い西湖の湖底には、環境省が「野生絶滅種」に指定するクニマスの産卵場がある。ホテル裏山の渓流が産卵場の伏流水につながっている。  クニマスは本来の生息地、秋田県の田沢湖で絶滅したが、2010年、約70年ぶりに西湖で生存していることがわかった。戦前、西湖に放流されたクニマスの卵が子孫をつないでいた。 町長「大歓迎」、アミューズ「環境保護に関わる」  産卵場はホテルの建つ扇状地の沖合約40メートル、水深約30メートルの湖底。クニマスの生態を調査する県水産技術センター忍野支所の青柳敏裕支所長は「西湖で確認されている唯一の産卵場」とし、「伏流水は清潔な産卵環境を維持し、稚魚の孵化(ふか)に欠かせない酸素を供給している」と発表している。  ホテルを経営するHAMAYOUリゾートは17年末、ホテルがクニマスの種保存に関わる重要な環境にあることを宿泊する小中学生に知ってもらおうと、「クニマス教育プログラム」を作った。生態や伏流水の役割を学ぶ講習会、ホテル裏山の渓流観察会など約2時間半の内容だ。  コロナ禍の前、首都圏などから修学旅行や合宿で大勢の小中学生が訪れ、約3万人がプログラムを受講した。ホテルはクニマス保護の情報発信基地だった。  HAMAYOUリゾートの和田敬吾専務(39)によると、教育プログラムは今後、経営するもう一棟のホテルで継続する計画で「クニマスをはじめ、様々な生物との共生を引き続き目指していく」と語った。  伏流水を研究し、プログラムを監修した県立大の輿水達司特任教授(地質学)は「アミューズに自然の仕組みを理解してもらい、現地の特性を生かした運営に務めて欲しい」と話した。  地元は、この移転を歓迎している。富士河口湖町の渡辺喜久男町長はクニマスについて「建物の改修にとどまり、産卵場の伏流水には影響しないと考えている」との見方を示し、「文化・芸術を担う有名企業の進出を歓迎します。西湖畔がタレント養成の場になり、町の活性化につながる」と述べた。  アミューズの広報担当者は、クニマスの産卵場所近くへの移転についてメールで「地域活動の連携や自然環境の保護に関わるのは非常に重要なこと」とコメントした。(河合博司) Source…