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ハロウィーンの偽パトカー、書類送検 「再生回数を…」

 ハロウィーンの夜に偽パトカーを札幌市の繁華街・狸小路付近で無許可で走らせたとして、北海道警は15日、同市清田区の30代と40代の男を、道路運送車両法違反と道路交通法違反の疑いで札幌区検に書類送検し、発表した。2人は容疑を認め、30代の男は「過激な動画をネットで流して再生回数を上げたかった」と供述しているという。  札幌中央署によると、2人の書類送検容疑は、10月31日午後8時5分ごろ、同市中央区南2条西5丁目の市道で、撮影用パトカーを「仮ナンバー」(臨時運行許可番号標)をつけないで運転したというもの。また、30代の男は道警の許可を得ないで道路を動画撮影に使用し、偽パトカーを運転した40代の男はその手助けをした疑いがある。  30代の男は偽パトカーの動画を撮影し、動画配信サイトYouTube(ユーチューブ)で公開しようと計画。同市北区のレンタル会社に勤める40代の男に、「劇用車」と呼ばれる撮影用パトカーの貸し出しを頼んだ。車は車検が切れていたため、自治体が貸し出す仮ナンバーをつけて走行する必要があった。2人は仮ナンバーを取得したが、私有地の駐車場で偽造ナンバーに付け替えて撮影。30代の男の求めで、そのまま公道でも走行したという。  40代の男は「無許可で公道を走れないとわかっていたが、少しの距離なのでばれないと思った」と供述しているという。  30代の男が11月2日に「自分がやった」と同署に出頭した。署は両罰規定を適用し、法人としてのレンタル会社も両容疑で書類送検した。(前田健汰) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

マンションに女性2人の遺体、母娘で餓死か 大阪・港区

 大阪市港区築港3丁目のマンションの一室で11日、女性2人の遺体が見つかり、司法解剖したところ、2人とも餓死したとみられることが大阪府警への取材でわかった。1人は住人の職業不詳の女性(42)と判明。もう1人は同居している60代の母親とみて確認を進めている。  港署によると、42歳の女性の死因は低栄養症による心機能不全。母親とみられるもう1人は飢餓による低栄養症で体重は約30キロだった。それぞれ死後数カ月とみられる。  現場の部屋はメゾネットタイプで、2人はそれぞれ1階と2階の床の上で仰向けに倒れていた。室内には食べ物がほとんど残されていなかったという。  管理会社から「郵便物がたまっている」と連絡を受けた親族が、11日午後2時半ごろに署に安否確認を依頼。駆けつけた署員の呼びかけに応答がなく、ドアが施錠されていたため、消防隊がベランダの窓から室内に入ったという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

まるで魔法の呪文のよう…生保の「女帝」繰り返した言葉

 集ったのは、市長や企業経営者、銀行幹部ら地元政財界の名士250人以上。緑に囲まれた小高い丘にある催事場で、眼下には美しい夜景で知られる石油化学コンビナートが広がる。2016年2月25日、山口県周南市でのことだ。一人の高齢女性が壇上に立ち、参加者へこう語りかけた。  「地道に今まで努力を重ねた結果でございます。皆様のおかげでございます」  女性は第一生命保険で働く営業社員。勤続50周年を祝うパーティーだった。出席したある参加者は、マイクの向こうの満面の笑みが印象に残っているという。  その「栄華」は、4年後に一転する。  今年10月2日、第一生命は女… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

日本海側に寒気、大雪のおそれ 気象庁が警戒呼びかけ

 西日本は15日、日本海側を中心に雪が降り、滋賀県長浜市で市街地が一面雪に覆われるなど平野部でも積雪を観測した。気象庁によると、17日にかけて北日本から西日本の日本海側を中心に強い寒気が入り込み、山間部だけでなく平野部でも大雪のおそれがあるという。  積雪は15日午後8時の時点で、鳥取県大山町の大山で58センチ、兵庫県香美町の兎和野高原で55センチに達しているほか、滋賀県米原市と富山市では、いずれも11センチとなっている。  降雪量は多いところで、16日午後6時までの24時間に、北陸で100センチに上り、近畿で70センチ、中国でも40センチと予想されている。17日午後6時までの24時間にはさらに、北陸で70~100センチ、近畿で50~70センチ、中国で40~60センチになる見込みだ。  大阪管区気象台によると、今回の寒気は15日夜と16日夜、2回のピークがある。その間も雪が降り続く見込みで、予想より降雪量が増えれば、近畿地方にも大雪警報を発表する可能性もあるという。  同気象台の担当者は「積雪や路面凍結によるスリップなどの事故に注意が必要だ。ビニールハウスやカーポート、老朽化している建築物は倒壊のおそれがあり、近寄らないようにしてほしい」と話している。(千種辰弥) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

EV補助、最大80万円 再生エネとセットでよりエコに

 環境省は、走行時に温室効果ガスを排出しない電気自動車(EV)の普及を促すため、EVを購入するときの補助金を現在の2倍である最大80万円にする。車体価格が高いEVへの乗り換えを後押しし、2050年実質ゼロに向けたライフスタイルの転換を進める。15日に閣議決定された20年度第3次補正予算に80億円を盛り込んだ。  補助対象は、EVとプラグイン… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

クロヒョウに襲われ飼育員けが 鹿児島・平川動物公園

 鹿児島市平川町の鹿児島市平川動物公園で15日午後3時20分ごろ、園内で20代の女性飼育員がクロヒョウに襲われ、けがを負った。救急車で病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はないという。  園によると、クロヒョウは2歳のメス。女性飼育員がえさを与えた後、オリの外から様子を見ていたところ、オリの隙間からのばしてきた前脚に側頭部と両手をひっかかれたという。  同園では2018年10月に、飼育員の男性がホワイトタイガーに襲われ、死亡する事故が起きている。(三沢敦) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

戻らない9人の命 「衝撃や不安与えた」被告に死刑判決

 「疲れた」「寂しい」「死にたい」――。ネットでそうつぶやいた被害者9人の命を、神奈川県座間市のアパートで次々に奪った事件。東京地裁立川支部は、「SNS社会に大きな衝撃や不安感を与えた」と述べ、被告に極刑を言い渡した。  「主文は最後に告げることとします」  矢野直邦裁判長は証言台の前に立った白石隆浩被告(30)を座らせ、判決の理由から朗読を始めた。主文を後回しにするのは極刑を言い渡すときの慣行だが、白石被告は取り乱すそぶりを見せなかった。  そして1時間20分後、「被告人を死刑に処する」。黙ったままの白石被告に矢野裁判長が「聞こえましたか?」とたずねると、「はい、聞こえました」。被害者遺族が座る傍聴席からは、鼻をすする音が聞こえた。 「楽して暮らす」犯行計画  裁判の焦点は、SNS上で死を受け入れるような気持ちを発信していた被害者たちが、事件の時までその意思を持っていたと言えるかだった。起訴罪名の強盗・強制性交殺人の法定刑が死刑と無期懲役しかないのに対し、被害者の同意を得て加害者が手をかける承諾殺人は6カ月~7年の懲役か禁錮で大きく異なる。  判決は、犯行状況を自ら明かす白石被告の話はおおむね信用できると判断し、これをもとに検討した。  被害者たちは、確かに自殺を望んで被告に近づいた。だが会話を重ねる中で、被告と暮らすために不動産屋をめぐったり、「色々考えた結果生きていこうと思います」というメッセージを被告に送信したりしている。こうした被害者たちが突然背後から襲われて首を絞められるという一方的な方法で殺害され、性的暴行まで受けることを承諾していたはずがない、と述べた。  金銭を得る、性欲を満たす、口封じ。判決は動機をこう認定したうえで、「犯罪史上まれにみる悪質な犯行だ」と非難を込めて量刑理由を説明した。  そこに至った経緯について、白石被告は公判でこう語っている。「SNSで女性と知り合って、ヒモになりたいと考えた」「『寂しい』『死にたい』とつぶやく女性とつながろうとした。悩みを抱えた女性のほうが口説きやすいと、スカウトの経験からわかっていた」  かつては「虫も殺せない気の小… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 -…

免許更新のオンライン講習、4道府県で来秋にも試行へ

 運転免許の更新時に受ける講習をオンライン化するモデル事業について、警察庁は来年度、北海道、千葉、京都、山口の4道府県警で始める方針を決めた。マイナンバーカードと免許証の一体化を見据え、対象者は優良ドライバーのうちマイナンバーカードを持つ人に限るという。  警察庁は今年度の第3次補正予算案に関係予算約2億6千万円を計上した。  免許を更新する人は運転免許センターなどに出向き、視覚検査や顔写真撮影とともに、講習を受ける必要がある。オンライン化するのは、直近5年間に事故や違反がない優良運転者向けの30分間の講習で、来年秋ごろから始まる見通し。更新時期を迎えた人に送る連絡はがきに、専用アプリをスマートフォンに入れる方法などを記載し、希望者がそのアプリで受講。その後免許センターなどで受講終了を示すスマホ画面を示し、免許更新する。  他人に渡す恐れが少ないといった理由から、受講はスマホに限る。パソコンでは受けられない。また、マイナンバーカードがもつ個人認証機能を使って受講者の本人確認をするため、同カードをもつ人しかオンライン講習を受けられないという。免許証とマイナンバーカードの一体化は2024年度末に始まる計画で、警察庁は一体化にあわせてオンライン講習を全国で本格導入する考えだ。  また、警察庁は一体化されたマイナンバーカードから免許情報を読み取るためのスマホ型端末2万台を全都道府県警に配備する方針を決めた。その費用などとして約61億4千万円を補正予算案に盛り込んだ。端末は映像伝送機能などがあり、既に警視庁など一部の警察に約4万6千台配備。読み取り用アプリの開発とともに、端末の配備をさらに進める。(編集委員・吉田伸八) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

朝鮮総連HPにウイルス 官公庁や警察の情報狙った疑い

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)のホームページ(HP)にウイルスを仕掛け、閲覧者のパソコンの情報を盗み出そうとしたとして、警視庁は15日、海外に住む韓国籍の20代の男を不正指令電磁的記録供用(ウイルス供用)未遂容疑で東京地検に書類送検し、発表した。官公庁や警察の情報を入手しようとした可能性があるとみている。  公安部によると、男は韓国在住だった2017年4月10日、朝鮮総連のHPにアクセスし、閲覧者の端末から情報を盗み取れるようにするウイルスを仕掛け、HPを見た人のパソコンからデータを抜きだそうとした疑いがある。被害に遭った端末がウイルスを検知したためデータは盗み取られずに済んだ。直後に公安部が把握し、捜査していた。  男は当時、韓国の大学でサイバーセキュリティーを専攻する学生だったという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「実質ゼロ」達成は再生エネ比率4割が必要 小泉環境相

 小泉進次郎環境相は15日の閣議後会見で、2030年度の電源構成の目標について「再生可能エネルギー比率40%以上を目指す」と述べた。現行のエネルギー基本計画では22~24%が目標だが、日本の国際公約にもなった「50年に温室効果ガス排出の実質ゼロ」を達成するには、倍の目標設定が必要との認識を示した。  エネルギー政策は経済産業省の所管だが、小泉氏は再生エネの主力電源化に向け「比率を少しでも引き上げたい。この10年が勝負。あらゆる施策を打ち込んでいきたい」と話した。  18年にできたエネルギー基本計画は来年に改定される予定。50年実質ゼロを踏まえたものになる見通しだ。小泉氏は「経産省が再生エネ比率を少しでも上げられるような貢献をほかの省庁も一緒にやる。これは間違いなく前向きなことだ」と話し、議論を後押ししたい考えだ。  環境省によると、日本の再生エ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル