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世界中のカギ、民家から大量に 江戸時代のお宝だった

 江戸時代末期の日本や中国、インドなどで作られた約90組の鍵と錠が、愛知県あま市の民家で見つかった。構造が複雑なからくり錠や、精巧な文様が刻まれた錠など様々。所有者から引き取った市美和歴史民俗資料館(同市)は来月から一般公開をすることにしている。  この鍵と錠は、市内の60代の女性から「亡くなった実父の収集品だった」と相談を受け、同館が引き取った。亡父は画家で、世界各地を旅行した際に入手したらしい。  同館が、形状や文様を専門書などで調べたところ、日本のほか、朝鮮、中国、チベット、ネパール、インドなどで作られたもので、西アジアのものもあった。鍵を2本使って開けるからくり錠、鍵の先端でバネを狭めて押し出して開ける海老錠(えびじょう)、回転させて、「孟・六・坤」などと文字を組み合わせて開ける文字合わせ錠と、構造は多岐にわたる。  日本製の7組のうち、5組は江戸末期~明治に作られたものだった。100年以上前の中国・清の時代に作られたとみられる錠もあった。馬や牛、ネズミ、サソリなどの形をしていたり、表面に精巧な文様が刻まれていたりと様々。今も使える錠も少なくない。  11月1日から展示する予定。担当する市生涯学習課の渡辺彩希主事は「日本、そして国ごとに、それぞれ特徴があって面白い。貴重な機会なのでぜひ見て欲しい」と話している。問い合わせは、同館(052・442・8522)へ。(臼井昭仁) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

JR東、首都圏在来線17線の終電最大30分繰り上げへ

 JR東日本は21日、来春のダイヤ改定で、在来線の17線で終電時刻を30分程度繰り上げると発表した。首都圏の主な路線が対象となる。  終電繰り上げの対象となるのは、山手線、京浜東北線、中央線、東海道線など、東京駅を中心としたおおむね100キロ圏内を走る路線。一律に終電時刻を早めるのは、1987年のJR東の発足以来初めて。  JR東は新型コロナウイルスの感染拡大以降、深夜の乗客が大幅に減少したと説明。終電時刻を早め、線路の保守や点検に充てる時間を増やし、増加傾向にある工事に対応するとしている。人手不足が懸念される保守作業員を確保していくため労働環境を改善する狙いもあるという。  終電をめぐっては、JR西日本も来春のダイヤ改定での繰り上げを発表。首都圏の小田急電鉄、京急電鉄、西武鉄道のほか、西日本鉄道(福岡市)も繰り上げを検討している。一方、JR東海は慎重な姿勢を示している。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

地熱が生んだ“魔法”のサツマイモ 鹿児島からプリンセスのリポート(CBCテレビ)

 秋も深まり、寒い日が増えてきました。だんだん温かい食べ物が恋しくなる季節。今回は鹿児島県から甘くてホクホクの名物をご紹介します。  CBCテレビ『ゴゴスマ』の「列島生報告 今日はダレなんサー」。全国の名物アナウンサーがご当地の魅力を紹介するコーナーです。この日の担当はMBC南日本放送の山口真奈アナ。番組MCの石井亮次アナがスタジオから呼びかけると、「仮装が大好き」という山口アナがシンデレラのようなティアラと紫色のドレスで登場しました。山口アナは「今日この中継のために衣装を作ってきちゃいました!サツマイモのプリンセスということで、おイモの飾り、左胸にはゴゴスマのロゴを付けました!」と衣装をアピール。2週間かけて自作したというドレスに、スタジオは「素晴らしい!」とそのがんばりを称えます。 この日は地熱で温められた水蒸気がモクモクと昇る温泉地・指宿市からの中継。「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳の麓に広がる一面の畑が雄大です。山口アナは「今日は“魔法”のサツマイモというテーマでお送りしますが、まずはサツマイモを掘らせてもらいます!」と畑の土に手を入れます。立派なサツマイモが堀り出され、スタジオも「大きい~!」と感心。「これは『紅はるか』という品種です。生産者の方にお話を伺います」とカメラを振ると、今度はサツマイモの被り物をした男性が!「山口さんに合わせて作ってきました」と笑顔で登場したのは「元気ファーム光」の田畑光裕さんです。 田畑さんは「紅はるかは10年前からの新しい品種になります。ねっとりとした甘みがあり、根強い人気のある一番のサツマイモになっています」と解説。「この地域で栽培されるものは特に格別」と田畑さんが話すと、ここで山口アナ「なぜ格別か分かりますか?」とクイズを出題。石井アナが「地熱で中継に入っているし…地熱じゃないですか?」と推理し見事正解。サツマイモを格別にする“魔法”をかけていたのは地熱だったのです。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

伊藤詩織さんと杉田水脈議員の “いいね” 訴訟始まる。法的責任、司法はどう判断するか(ハフポスト日本版)

Twitterで伊藤さんを誹謗中傷する複数の投稿に「いいね」を押したとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが自民党の杉田水脈衆院議員に対し、220万円の損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論が10月21日、東京地裁(武藤貴明裁判長)であった。 訴状によると、杉田議員は2018年6~7月、元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたという伊藤さんの訴えについて、「枕営業の失敗」「日本を貶めている」「カネを掴まされた工作員」などと誹謗中傷した13件の投稿に「いいね」を押したとしている。 さらに、伊藤さんを擁護するツイートをした人物をバッシングする複数の投稿にも「いいね」を押したという。 杉田議員の公式Twitterは当時で約11万のフォロワー(現在は19.7万)がいたといい、誹謗中傷ツイートに好感を表明する「いいね」をした行為が、伊藤さんの名誉感情侵害行為にあたると主張している。 被告の杉田議員は出廷せず、請求棄却を求めた。「いいね」に法的責任は問えるか過去には、「リツイート」による名誉毀損が認められた判例があるが、今回の提訴は「いいね」が名誉感情を侵害するとして法的責任を問えるかが焦点となる。 裁判冒頭、 伊藤さんは、杉田議員が「いいね」した言葉や杉田氏自身が発信した自身への批判について「私の心に突き刺さっている」として、「法律を変える力のある国会議員からというものだったことに、衝撃、恐怖さえ感じている」と訴えた。 「今の社会では、被害を届け出た、訴え出た人への風当たりもいまだに厳しいものがあります」 「裁判官の方々には、このようなセカンドレイプに対して、私たちのような被害者がはっきりと『NO』と言えるようになるよう、このケースと向き合っていただけたらと思います」 元TBS記者の山口敬之さんからの性暴力被害を訴えていた伊藤さんは、2019年12月に東京地裁で開かれた民事裁判で勝訴した。山口さんは控訴している。 山口さんとの裁判の判決後、伊藤さんは自身に対するSNSでの中傷やセカンドレイプについて法的措置をとることを明言。 伊藤さんの告発を「枕営業」などと揶揄した風刺画を公開した漫画家のはすみとしこさんや、伊藤さんを「偽名」だと虚偽の内容で中傷した元東大准教授でAIベンチャーDaisyの大澤昇平社長らを相手取り、名誉を毀損されたとして提訴している。 【UPDATE 2020/10/21 14:00】…

自民、学術会議元会長から聴取 PT、組織形態や予算使途を検証(共同通信)

 日本学術会議の在り方を検証する自民党のプロジェクトチーム(PT、座長・塩谷立元文部科学相)は21日、党本部で会合を開いた。大西隆氏ら学術会議の元会長3人から、組織形態や予算の使途について意見聴取する。  会合には大西氏のほか黒川清元会長が出席。吉川弘之元会長はオンラインで参加した。大西氏は学術会議の任命拒否問題で政府対応に批判的な立場を取っている。  塩谷氏は、PTでは任命拒否問題は扱わず、年間約10億円の国費支出の妥当性などを検証する方針を示している。政府への提言を年内にまとめる意向だ。野党は論点ずらしだと批判している。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

菅首相「推薦の前例踏襲で良いのか考えた結果」 学術会議任命見送り(産経新聞)

 【ジャカルタ=田村龍彦】菅義偉(すが・よしひで)首相は21日、訪問中のインドネシア・ジャカルタで記者会見し、日本学術会議の新会員候補6人の任命を見送ったことについて「国の予算を投じる機関として国民に理解されることが大事だ。推薦された方々がそのまま任命されてきた前例を踏襲してよいのか考えた結果だ」と語った。  16日に会談した日本学術会議の梶田隆章会長とは「国民に理解されるように日本学術会議をよりよいものにしていこうと合意した」と説明した。  東京電力福島第1原子力発電所のタンク群にたまり続けているトリチウムを含む処理水の放出について「いつまでも方針を決めないで先送りすることはできない。政府として責任を持って処分方針を決めたい。決定時期を決めた事実はない」と述べた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

大阪都構想の是非を全国の皆さんに裏事情も含め解説します。 世論調査では賛成派の勝利だが…?(歴史家・評論家 八幡和郎)(選挙ドットコム)

大阪都構想の是非をめぐる大阪市民による住民投票が11月1日に行われる。維新にとっては、1995年5月17日の投票で49.6%の賛成という僅差で敗れた戦いの雪辱戦である。 前回は、世論調査では、10%ほど反対が多いということだったが、結果は僅差だった。今回は、前回反対だった公明党(20%程度の票を持っている)が賛成に回ったし、世論調査でも5~10%ほど賛成が上回っているので常識的には賛成派の勝ちであると考えられる。 私の意見は、前回の住民投票のときと意見は変わらない。府と市と二重行政は紛れもない事実だが、本来は、地方制度全体の再検討の中で解決すべき問題であろうと思うし、橋下徹氏が知事になったときも、道州制をめざすということだった。ただ、反対派が言うように、大阪市がなくなったらたいへんというのも説得力がない。 東京都知事選挙に立候補した宇都宮健児氏が14日にツイッターに投稿し、大阪都構想について「住民に近い自治体の権限と財源を強化するということは地方自治の原則である。大阪市を廃止して大阪市の権限と財源を大阪府に吸い上げる『大阪都構想』は、地方自治の原理・原則に反する愚行であると言わねばならない」と言っているが、それなら、東京都知事に立候補したとき、東京府に戻し23区を廃止して東京市を復活させると公約するべきであった。 そして、前回の時との比較で言えば、道州制などについての議論が低調になって実現性が薄くなり、府と市との実質的な一体化も進んでいるので、大阪都構想を実現するほうに合理性が増えたと思う。大阪府と大阪市の知事と市長が別々の党派になってしまうと名古屋のようになってしまう。政令指定都市は非論理的な妥協の産物そもそも、大都市と都道府県や道州の関係は、世界中どこでも悩ましい。そこで、中国や韓国では大都市圏を特別市にして省や道から切り離している。重慶特別市は四川省から独立しているし、釜山特別市も慶尚南道から切り離されている。 日本でも大都市が都道府県から独立する動きはあり、1947年制定の地方自治法に「特別市」が定められ、都道府県から独立できるようになった。しかし、周辺市町村の反対があって凍結され、1956年に「特別市」の条項は削除し、かわりに、政令指定都市の制度ができた。都道府県には留まるが、多くの権限を都道府県から譲られるという妥協の産物だった。 このために、都道府県知事と政令指定都市の二重行政の弊害はたしかに甚だしい。私は、制度としては、都道府県と市町村でなく、道州と人口20~30万以上の基礎自治体の二段階の制度にあらため、さらに、基礎自治体の連合のようなものを併用するのがいいのでないかと思っている。 そして、こういう大きな改革は、国家的に決断すべき問題だと思う。しかし、それが簡単にできそうもないなかで、大阪都のような考え方があってもいいし、それが大きな変革の呼び水になる期待もできないわけでない。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「自由で開かれたインド太平洋」でASEANと緊密連携 初外遊の菅首相が会見(産経新聞)

 【ジャカルタ=田村龍彦】菅義偉(すが・よしひで)首相は21日、就任後初めての外遊として訪問中のインドネシア・ジャカルタで記者会見を行い、「私自身が首脳外交を展開して東南アジア諸国連合(ASEAN)と緊密に連携する」と述べ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に取り組む考えを重ねて示した。  首相は「日本とASEANはインド太平洋で法の支配、開放性の基本原則の実現を目指している」と強調。南シナ海への進出を活発化させている中国を念頭に、法の支配に逆行する動きが起きており、懸念を持って注視しているとも語った。  また、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を踏まえ、サプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化を図りたいと述べた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

川辺川ダム「計画ありきの議論」、反対派が知事に意見

 熊本県南部を中心に甚大な被害が出た7月の記録的豪雨を受け、氾濫(はんらん)した球磨(くま)川流域の住民らから意見を聴いている蒲島郁夫知事は20日、川辺川ダム計画に反対する4市民団体の代表らと面会した。市民団体側からは「多くの犠牲者が出た原因の調査が不十分なまま、国や県などによる議論がダム計画ありきで進められている」との批判が出た。  県と国土交通省九州地方整備局(九地整)、球磨川水系流域の12市町村は今月6日の検証委員会で、2009年に計画が中止された川辺川ダムがあった場合、人吉市中心部などの浸水面積が6割程度減少できたなどとする推計結果を公表。その後、蒲島知事は治水策を検討するため、被災地の農林商工団体や住民らから意見聴取を重ねている。この日はダム計画に反対してきた団体に呼びかけ、11人が出席した。  「清流球磨川・川辺川を未来に… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

斜面からの木が直撃、キノコ採りの男性死亡 秋田の山林

 19日午後0時半ごろ、秋田県由利本荘市鳥海町猿倉の山林で、キノコ採りに来ていた無職佐藤由夫さん(68)に、山の斜面を滑り落ちた木が直撃した。佐藤さんは頭などを打ち、病院に搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。  由利本荘署によると、佐藤さんは午前11時ごろ、知人女性と一緒に入山。キノコ採りをしていたところ、根元が腐って倒れていたブナの木(直径約40センチ、高さ約7メートル)が斜面の上の方から滑り落ちてきて、下敷きになった。知人が入山地点まで戻り、市道を通りかかった車の運転手を介して119番通報。県警ヘリ「やまどり」が佐藤さんを搬送した。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル