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「小5で一度死んだ」 いない存在にされた過去と生きて

「いじめを受けた」と感じ、学校に通えなくなった少年が、どんな思いを抱え、何を考えてきたのか。※5月に紙面掲載し、反響が大きかった連載をデジタル版向けに配信します。後編です。(少年の名前は仮名) いま子どもたちは:いじめの過去と闘う【後編】  千葉市立の小学校5年の秋。2階の教室の窓から、ぼんやりとグラウンドをながめていた。  《死んだらそのままグラウンドの端に埋められるのだろう》  そう思っていたことを、エイジさん(18)はいまでも鮮明に覚えている。同じクラスの男の子から集中的に暴力やいやがらせを受け、自分がクラスの一員ではないように感じていたころだ。先生は見て見ぬふりをしているように、自分には見えた。 拡大する学校に行けなくなって、家で暴れるなどしていたエイジさん。当時の慰めは、父母と自転車で出かけることだった=2020年4月、千葉市、大久保真紀撮影  「あのころは『死にたい』というより、僕はいつか学校の中で死ぬんだろうと思っていた。死んでも『そもそもこの学校にいなかった』と言われ、存在さえ消されてしまうんだろうと」  当時は、その日1日を生きるこ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「あいつの親、コロナに…」 動画で断ち切る差別の連鎖

 きみのやさしさは、ウイルスとたたかう力になる――。新型コロナウイルス感染者らへの差別や偏見をなくそうと、文部科学省は、学校向けの動画や教材、ポスターなどを作成した。病気、不安、差別を「三つの感染症」とし、それらの連鎖を断ち切る方法を考えさせる内容となっている。  動画の一部は16日から同省ホームページで公開し、教材などは各学校に届ける。  動画は約6分で、タレントの渡辺裕太さんが出演。「『あいつの親、コロナに感染したらしいよ』。こんな声が聞こえてきたら、キミはどう思う?」と問いかけ、感染症に対する不安から差別や偏見が生まれると指摘。「感染症は誰でもかかる可能性がある。戻ってきた時は温かく迎えてあげよう」と呼びかける。  動画のほか、教員向けの指導例や保護者向けの手紙、子どもが書くワークシートも作成。ポスターは小学生と中高生向けに各3種類を用意した。文科省は各学校からの申し込みに応じて直接届ける。  文科省が8月に小中高校の養護教員計3552人にアンケートしたところ、13・4%が「(新型コロナに関連した)差別や中傷を見聞きしたことがある」と答えたという。健康教育・食育課の平山直子課長は「今後も感染症とともにある学校で、差別防止の教育に深く踏み込んで欲しい」と話している。(伊藤和行) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

天才か異端か 「奇才」の絵師が開いた絵画史の最前線

 まさに異端と天才は紙一重。そう痛感させるのが、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)の「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」展だ。一癖も二癖もある絵師たちがおのれの個性全開で、これでもかとしのぎを削っている。  ここでいう奇才の「奇」とは、思いがけない、との意味らしい。「新たな表現を求めた人々を奇才ととらえた。俵屋宗達も円山応挙も、思いもよらない表現を残した。そんな視点で眺めれば、全国各地に奇才はたくさんいます」と、監修の安村敏信・北斎館長はいう。  京都、大坂、江戸に「諸国」を加えた有名無名35人の奇作怪作が、会場を妖しく埋め尽くす。意表を突く斬新な表現や大胆な構図のオンパレードに、見る者の感覚はもう麻痺(まひ)状態だ。  猛々(たけだけ)しい虎がふす… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「雪虫」 記録的残暑で今年も大量発生か アレルギー予防のためには「つぶさないことが重要」(FNNプライムオンライン)

冬の到来告げる風物詩「雪虫」 ことしの発生数は?空を飛び交う無数の白い物体「雪虫」。アブラムシの一種だ。 服や顔にくっつくため、厄介な存在だが、雪が降る前に飛ぶため、冬の到来を告げる風物詩にもなっている。 【画像】初雪前の風物詩「雪虫」札幌市内でも目撃が増えている 吉井庸二気象予報士: 秋になると、トドマツの根から出てきてヤチダモの木へ移動する雪虫。飛び出すと厄介者ですが、果たして2020年の数はどうなるのでしょうか? 北海道・札幌市内でもここ数日、目撃が増えている。 吉井庸二気象予報士: いたいたいた。ここです。ここです 夏から秋にかけての気温が高かったことから、大量発生する可能性が高いとみられている。 北海道大学農学研究院・秋元信一教授: 昆虫の産卵や出産、成長は、温度に依存して決まるんです。(気温が)高いと成長が早くなり、子供をうむのも早くなる。全体にたくさんの子供がうまれてきます 2020年は記録的な残暑となり、9月上旬の北海道内の平均気温が観測史上1位と、雪虫発生に格好の条件がそろった。 北海道大学農学研究院・秋元信一教授: 世代の間で、気温が高いとそれぞれたくさんの子供を産むので、ねずみ算式に大量に個体が発生することになります。2020年も雪虫の発生は多いと思います今年も大量発生のおそれ 健康への影響は?大量発生しそうな雪虫。私たちの体にも影響を与える可能性がある。…

東海大硬式野球部が無期限活動停止 午後に記者会見(産経新聞)

 東海大学は17日、硬式野球部で不祥事が判明したとして、無期限活動停止とすることを発表した。大学関係者によると、薬物に関連した不祥事という。  東海大は同日午後、緊急の記者会見を開いて説明するとしている。  東海大硬式野球部は昭和39年に創部、首都大学リーグに所属する名門校。巨人の原辰徳監督や菅野智之投手ら数多くのプロ野球選手を輩出している。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「ボディーブローのように政権に効いてくる」 首相、学術会議と「対話」演出も…(西日本新聞)

 16日、日本学術会議の会員候補の任命拒否を巡る菅義偉首相と梶田隆章会長の初会談は、平行線に終わった。首相は判断を変えるつもりはないが、対話の窓を開いている姿勢を世論にアピールすることで「強権的」「説明不足」との批判をかわす狙いがあるとみられる。ただ、一連の対応は内閣支持率に影響しており、与党内からは不満も漏れ始めた。 【写真】「政治主導ではなく独裁」学術会議問題を語る元官僚  会談後、記者団の取材要請に応じた首相。梶田氏から「未来志向で学術会議の在り方を政府と共に考えたい」との提案を受けたと明かし、「コミュニケーションを取り、進めていくことで合意した」と強調してみせた。  任命拒否問題に加え、学術会議を「行政改革の対象」に据え、約10億円の国費支出などの妥当性を検証していくと畳み掛けたこともあり、衝撃は広がっている。トップ会談はさらなる火種になりかねないとの見方もあったが、首相は「こそこそして対話を避ければ『逃げ』と見られ、世論に負のイメージを与えてしまう」(周辺)として、梶田氏の申し入れに応じた。政府関係者はもう一つの側面を解説する。「長引かせたくない官邸にとって、学術会議側を懐柔し、全面対決回避を演出する会談だ」説明不足に与党から異論も 別の政府関係者は「官邸の危機感はまだ薄いが、与党サイドは世論の反応に神経をとがらせている」と話す。NHKが9~11日に実施した世論調査では、内閣支持率は55%と発足直後から7ポイント下落。また、約半数が政府の説明を「納得できない」と回答しているためだ。  自民党の稲田朋美元政調会長は、日本記者クラブでの記者会見で「こういう判断基準で任命しなかった、との説明は必要だ」と疑問視。公明党の石井啓一幹事長も16日、自民が学術会議の在り方検討を目的に立ち上げたプロジェクトチームが、出発点である任命拒否を取り扱わないとしていることを念頭に「『任命問題の論点ずらし』と誤解されぬよう対応すべきだ」と注文を付けた。  野党側は、26日召集予定の臨時国会で徹底追及する構え。立憲民主党の枝野幸男代表はこの日、「(任命拒否の理由を)何も説明しないこと自体が、政権の『上から目線』。その姿勢は安倍政権以上だ」。立民幹部は「これからも、ボディーブローのようにじわじわ菅政権に効いてくるだろう」と笑みを浮かべた。 (一ノ宮史成、前田倫之、川口安子)Source : 国内 - Yahoo!ニュース

東海大学硬式野球部で不祥事 無期限活動停止を発表(テレビ朝日系(ANN))

All Nippon NewsNetwork(ANN) 東海大学は硬式野球部で不祥事が判明したため、無期限の活動停止にすると発表しました。17日午後1時から緊急で記者会見し、事情を説明するということです。東海大学湘南キャンパス硬式野球部は2019年の首都大学秋季リーグで全勝で73回目の優勝を果たしています。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

中洲に戻らぬ“社用族” 名店や老舗も閉店…常連は「行けなくてごめん」(西日本新聞)

 歓楽街・中洲(福岡市博多区)の目抜き通りの交差点。その片隅で、ダークスーツに身を包んだ白髪の男性が行き交う人々をじっと見つめる。60代。高級クラブの幹部従業員。30代前半から店の“黒服”として働く。 【写真】開店したスナックで客と談笑する秋月みなみさん  店の仕事がないときはこの場に立ち、一度でも来店した企業人を見つければ深々とお辞儀する。20年以上続ける仕事の流儀だ。  交差点の風景は新型コロナウイルスによって一変。緊急事態宣言が出されると人通りは消えた。6月から中洲の多くの飲食店が再開。一部で感染者が発生した危機は乗り越え、政府の観光支援事業「Go To トラベル」で持ち直した感はある。それでも人出はコロナ前の半分以下だと感じる。   その中で目につくのは若い世代。男性の店を利用するような、接待や会合で歓楽街を訪れる背広姿の“社用族”が少ない。「コロナ前は20人以上にあいさつした。でも、今は1人いるかどうか…」   地場経済界の重鎮とも交流し、接客業のイロハを学んできたと自負する男性は中洲の現状に危機感を抱く。「このままだと社交場文化が廃れてしまう…」「ここに残る」新規開店も 男性はバー店員だった30年近く前、知り合った大企業の幹部に「良い仕事がある」と誘われ、高級クラブで働きだした。  そこは女性たちが潤滑油となり、多様な企業の幹部らが交流する場所だった。会合や接待で築いた人脈は新たなビジネスにつながる。「企業と店で中洲の社交場文化をつくってきた」と男性は言う。しかし今、店に企業人たちの姿は少ない。  中洲では、営業再開後の7月中旬にキャバクラ店で新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生。その数は1カ月で計8件に及んだ。ただ9月以降、福岡市内で新たな感染が330人(10月15日現在)確認されたのに対し、中洲関連は2~3人。クラスターはない。市の感染症対策担当は「それぞれの飲食店が対策に努めた成果だ」と評価する。  それでも、男性の店に来ていた企業人の戻りは悪い。ある言葉の印象が影響しているようにも思える。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

カフェの飼い犬にかまれ客が軽傷 容疑で経営者らを逮捕

 神戸市のカフェの店内で飼い犬が客2人をかんで軽傷を負わせたなどとして、カフェの女性経営者(42)と従業員の夫(49)が16日、兵庫県警に業務上過失傷害と動物愛護法違反などの疑いで逮捕された。経営者は容疑の一部を否認しているという。  生田署の発表によると、夫婦は神戸市中央区栄町通3丁目のカフェ「ココシカ」で、動物取扱業の登録を受けずに、飼い犬のゴールデンレトリバー(メス、5歳)を展示。犬が人に危害を加えないよう注意する義務を怠り、2月24日に客の女性(49)の右手を犬がかみ、5月28日には別の客の女性(37)の左手をかんで、それぞれ軽傷を負わせた疑いがもたれている。  動物愛護法は、動物とのふれあいを提供する施設に動物取扱業の登録を義務づけている。市保健所は2~3月に計3回、夫婦に登録するよう警告したが、していなかったと、署は説明している。  経営者は「客を最初にかんでから、犬は顔なじみにしか見せておらず、展示はしていない」と、容疑の一部を否認しているという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

筒美京平と歌謡曲の黄金時代 好敵手、都倉俊一が語る

 「また逢(あ)う日まで」「魅せられて」……。洗練されたサウンドで、日本のポップスの表現領域を広げた希代のメロディーメーカー・筒美京平さんが7日、80歳で死去した。ピンク・レディー、山口百恵などを手がけ、同時代に競い合った作曲家・都倉俊一さんが、筒美サウンドの魅力と歌謡曲の黄金期を語った。     ◇  「こうきたか!」「やられた……」。(筒美)京平さんと同じ時代にいて競い合うとき、そういうことがしょっちゅうありました。非常に尊敬し、意識していた。日本のポップスの先駆者であり、第一人者だった。  1960年代後半~70年代。… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル