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元家裁調査官の論文、プライバシー侵害を認めず 最高裁

 家庭裁判所の元調査官が担当した少年事件を題材に、論文を公表した――。これによってプライバシーを侵害されたとして、元少年が元調査官らに賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(岡村和美裁判長)は9日、プライバシー侵害を認めた二審・東京高裁判決を破棄し、元少年の訴えを退けた。  第二小法廷は、元少年の非行事実や成育環境など元調査官が得た情報は「少年法の趣旨に鑑みて秘匿性が極めて高い」と指摘した。ただ、執筆時には本人が特定されないように配慮があり、発達障害の正しい理解を広める論文には「重要な公益を図る目的があった」と認定。プライバシー情報を公表されない利益が、公表理由を上回るとまではいえないと結論付けた。  審理した裁判官4人の全員一致の結論だが、草野耕一裁判官は「結論に至る理由が異なる」と意見をつけた。その中で草野裁判官は、元少年の深刻な体験も論文には描かれ、仮に少年時に知ったら「いかほどの精神的苦痛を受けたか」と言及。公表について「改善更生という少年法の趣旨に抵触する」と記した。ただ、元少年が実際に知ったのは公表から7年以上後で「改善更生に悪影響を与える関係にない」とした。(阿部峻介) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

中公文庫「盤上の向日葵」に大量誤植 先手と後手が逆

 中央公論新社は、中公文庫として9月25日に発行された柚月裕子さん「盤上の向日葵(ひまわり)」下巻に、大量の誤植があったことを公表した。将棋が題材のミステリー小説で、先手(▲)と後手(△)を表す記号の大半が逆になっていた。  同社はホームページ上で訂正表を公開。誤植は100カ所以上あり、28ページから306ページに及ぶ。1ページあたり14カ所の訂正が入る箇所もあった。同社によると、編集作業の工程で、特殊記号を変換する際に誤った。読者から指摘があり、発覚したという。正しい表記の書籍を希望する場合は、同社に着払いで送れば交換するという。  同社はホームページ上で、著者の柚月さんや監修を務めた飯島栄治七段、解説を執筆した羽生善治九段へのおわびを掲載した。飯島七段の監修後、データ変換のミスが発生したという。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

台風14号、10日午前には近畿に接近 その後関東へ

 台風14号は9日午後、四国の南まで進んだ。気象庁によると、今後は東へ進み、10日昼前から昼過ぎに近畿に最も近づき、東海には10日昼前から夜、関東甲信には10日夕から11日明け方に接近する見通し。  台風14号の北東側には前線が延びており、積乱雲が発達しやすい状態になっている。台風14号は進む速度が遅く、伊豆諸島や房総半島、関東の南岸周辺では台風本体の雨に加え、活発化した前線が停滞して大雨になる恐れもあるという。  前線の影響ですでに大雨になっている地域もある。9日夜までの総降水量は東京都八丈町で500ミリを超えたほか、和歌山県新宮市や三重県尾鷲市で280ミリ以上となっている。  台風14号は10日午前0時現在、高知県室戸市の南約230キロをゆっくり北東へ進んでいる。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。暴風域を伴ったまま東進し、11日には伊豆諸島付近を通過するとみられる。  11日午前0時までの24時間降水量は多いところで、伊豆諸島300ミリ、東海250ミリ、近畿180ミリ、関東甲信140ミリの予想。伊豆諸島ではその後の24時間でも100~200ミリが予想されている。  10日にかけて予想される最大風速は、伊豆諸島30メートル、四国と近畿、東海25メートル、九州北部と関東甲信20メートル。11日は伊豆諸島25~29メートル、関東甲信20~24メートル。  空の便では、九州や四国を中心に台風14号による欠航が出始めている。9日昼時点で、日本航空は、徳島、高松、高知、宮崎の4空港の全発着便を含む計98便を欠航。約8200人に影響が出たとしている。全日空は、10日に八丈島空港を発着する全4便を欠航させる。約1360人に影響が出ているという。(山岸玲、贄川俊) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

今日10日(土)の天気 台風14号東進、東日本などで強雨に注意(ウェザーニュース)

今日10月10日(土)は、台風14号が紀伊半島沖から関東の南の海上を東進します。本州から離れた沖合を通るため東京や名古屋など主要都市への影響は小さいものの、強雨となる所があるため注意が必要です。伊豆諸島は明日朝にかけ荒れた天気に警戒してください。  ■ 天気のポイント ■ ・東日本などで雨、東北も天気下り坂 ・三重や千葉は強雨注意 伊豆諸島も大雨に ・西日本太平洋側は天気回復へ 気温上昇東日本などで雨、東北も天気下り坂台風14号は本州からはやや離れたところを東進するものの、東日本を中心に広範囲で雨が降ります。 ただ、東京や名古屋など主要都市も一時的に雨や風が強まるものの、生活に大きな支障が出ることはない見込みです。 また、台風の北側に伸びる秋雨前線の影響で、東北南部を中心に次第に雨が降り出します。東北北部や北海道道南も段々と雲が増えて、夜は雨が降る所が多くなる見込みです。三重や千葉は強雨注意 伊豆諸島も大雨に台風の東進に伴い、三重県南部や千葉県の外房では昼頃にかけて、それぞれ雨が強く降る可能性があります。これまでに降った雨で地盤が緩んでいる可能性があるため、土砂災害等に注意してください。 また、明日朝にかけ台風の中心が接近する伊豆諸島では、既に400mm以上の雨が降って大雨となっているところがあります。今夜にかけてさらに雨が降り、風も強まるため、安全な場所で過ごすようにしてください。西日本太平洋側は天気回復へ 気温上昇台風が離れる西日本は天気が回復に向かい、太平洋側では晴れるところもある予想です。日差しが届くと気温が上がって、最高気温が30℃前後になる所もあり、昼間は暑く感じられそうです。 日本海側は北から吹き込む風の影響で、雲の多い一日です。弱い雨が降ることもあります。ウェザーニュースSource…

動画解説 今日10月10日(土)の天気 ウェザーニュースお天気キャスター解説(ウェザーニュース)

ウェザーニュース おはようございます。台風14号は、今日の夜にかけて関東の南に進む予想です。近畿から関東の沿岸部を中心に雨風が強まり、特に紀伊半島や房総半島、伊豆諸島では断続的に雨が激しく降る恐れがあります。大雨による河川増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。東北南部は秋雨前線の影響で天気は下り坂。東北北部や北海道道南でもニワカ雨がありそうです。台風が離れる九州や四国エリアは太平洋側を中心に日差しが届いて気温が上昇します。一方で関東は肌寒い体感が続きます。あたたかい服装でお過ごしください。 それでは、今日も良い1日を! 解説:ウェザーニュースキャスター駒木結衣Source : 国内 - Yahoo!ニュース

台風14号 西~東日本で長雨 土砂災害に厳重警戒(ウェザーマップ)

 台風14号の接近や前線の影響により、西日本と東日本の太平洋側では大雨となっていて、伊豆諸島では土砂災害の危険度が極めて高くなっている所がある。きょう10日(土)からあす11日(日)にかけて土砂災害に厳重に警戒し、暴風やうねりを伴った高波、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。 台風14号は、きょう午前4時には、潮岬の南にあって、時速およそ15キロという自転車並みのゆっくりとしたスピードで東北東へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は40メートルで、暴風域を伴っている。  台風は、今後も東に進み、今夜には暴風域を伴ったまま東海道沖に達し、その後勢力を弱めながら次第に進路を南寄りに変える見込みだ。大雨・雷・突風 台風の東にのびる前線の活動が活発となり、四国や近畿、東日本太平洋側では強い雨が降っている。伊豆諸島では激しい雨が降り続き、土砂災害の危険度が極めて高くなっている所がある。  きょうは近畿や東日本太平洋側では激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、伊豆諸島ではあすにかけて非常に激しい雨の降るおそれがある。 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、近畿や東日本太平洋側では落雷に、伊豆諸島では竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。暴風・高波 西日本や東日本太平洋側では、非常に強い風が吹き、大しけとなっている所がある。台風の接近に伴い、西日本太平洋側ではきょういっぱい、東日本太平洋側ではあすにかけて非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込み。暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

台風14号 10日は伊豆諸島で大荒れ 本州も沿岸部は横殴りの雨(tenki.jp)

10日土曜は、台風が近づく伊豆諸島では土砂災害や暴風などに警戒が必要です。本州の太平洋側沿岸部も、雨や風が強く、横殴りの雨になりそうです。台風が本州から離れて進んでも、激しい雨や強い風に、十分お気を付けください。台風14号 10日土曜の夜以降 伊豆諸島へ台風14号は、発達のピークは過ぎましたが、本州の南の海上を、東へ進み、10日土曜の夜以降、伊豆諸島へ近づく予想です。伊豆諸島の八丈島では、台風本体が近づく前から、前線が停滞する影響などで、記録的な大雨になっていて、7日水曜からの雨量は500ミリを超えました。伊豆諸島では、すでに土砂災害の危険度が極めて高くなっている所がありますが、台風本体が近づくことで、大荒れの天気になるおそれがあります。 11日日曜6時までの24時間に予想される雨量は、伊豆諸島の多い所で300ミリ、さらに12日月曜6時までの24時間に予想される雨量は、伊豆諸島の多い所で50から100ミリとなっています。また、伊豆諸島では、11日日曜にかけて予想される最大瞬間風速は40メートル、波の高さは8メートルです。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の増水、暴風や高波にも警戒が必要です。竜巻などの突風にも、ご注意ください。全国の天気台風は本州から離れて進む予想ですが、本州の南岸沿いには前線が停滞する予想です。また、西日本や東日本の太平洋側には、台風の強風域がかかるでしょう。このため、近畿や東海、関東甲信、北陸、東北は雨が降りそうです。太平洋側沿岸部では、発達した雨雲がかかり、風も強まるでしょう。 11日日曜6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で東海地方で150ミリ、近畿地方、関東地方(伊豆諸島を除く)で120ミリとなっています。11日日曜にかけて予想される最大瞬間風速は、近畿地方、東海地方、四国地方で35メートル、関東甲信地方で30メートルです。 一方、南と北では、晴れるでしょう。沖縄は大体晴れて、九州は南部を中心に日の差す時間がありそうです。ただ、午後はにわか雨の所もあるでしょう。中国、四国は、雲が多く、昼頃まで所々で雨が降りそうです。北海道は大体晴れますが、午前中は、濃い霧の発生する所がありますので、車の運転は、いつも以上に慎重にしてください。全国の予想最高気温最高気温は、平年並みか高い所が多いでしょう。九州では30℃くらいまで上がる所もあり、昼間は、半袖になれる服装が良さそうです。中国、四国や近畿、東海は、25℃前後まで上がる所が多いでしょう。 一方、ここ数日、肌寒さが続いている関東甲信は、まだ20℃に届かないでしょう。風速が1メートル強まると、体感温度は1℃下がると言われていますが、北風が強めに吹きますので、体調を崩さないよう、お気を付けください。 東北と北海道は、20℃くらいの所が多いでしょう。北海道では、朝は内陸部を中心に冷え込んでいますので、朝と日中との「気温差」が大きくなりそうです。重ね着で上手に調節してください。日本気象協会 本社 望月 圭子Source : 国内 - Yahoo!ニュース

週間天気予報 関東は来週も雲の多い空模様 北海道は初雪の可能性あり(ウェザーニュース)

台風14号は明日11日(日)以降は本州から離れる見込みです。来週は東日本を中心に曇りの日が続く予想です。また、週後半には北日本に寒気が南下し、北海道では初雪となる所がありそうです。  ■この先1週間のポイント■ ・東日本は来週も曇りの日が多い ・肌寒さ解消 週前半は暑くなるところも ・北海道では初雪の可能性あり東日本は来週も曇りの日が多い台風14号が去った後、西日本の太平洋側などは晴れるところがありますが、東日本は台風一過の秋晴れとなる所は少なく、来週も雲の多い空模様となる見通しです。 湿った空気や気圧の谷の影響で、雨の降る日もあります。西日本も一時的に天気が崩れる可能性があるため、随時天気予報を確認するようにしてください。肌寒さ解消 週前半は暑くなるところも台風通過後は寒さが解消し、昼間は少し暑さを感じるほどの気温となる所もあります。特に週前半は、所により最高気温が30℃前後まで上がり、季節が逆戻りしたかのような体感となりそうです。 朝晩は秋らしく冷えるところが多いため、気温差で体調を崩さないようお気をつけください。 また、週後半には再び気温が低下傾向の所もあるため、今後の情報に注意してください。北海道では初雪の可能性あり13日(火)頃に北海道を寒冷前線が通過し、その後は来週後半にかけて北日本に寒気が流れ込みやすくなります。15日(木)から16日(金)頃が寒気の南下のピークで、降水があれば平地でも雪が混じるほどの強さの寒気が北海道付近を覆う予想です。稚内などで初雪となる可能性もあります。暖房器具など冬の準備などを進めておいてください。 また、標高の高いところでは積雪の可能性があります。峠道を通る場合などはスリップに注意が必要です。ウェザーニュースSource : 国内 - Yahoo!ニュース

越冬卵のために吸血…秋の蚊に注意が必要な理由(ウェザーニュース)

秋が深まるにつれて蚊に刺されることが減りました。「今年も蚊の季節が終わるのか」と思う人が多いでしょうが、秋の終わりに人を刺す蚊はいるし、都会では冬でも住居内で蚊が人を刺すこともあるのです。なぜ寒くなっても蚊は人を刺すのでしょうか。越冬卵のために吸血するヒトスジシマカ「ヤブ蚊と呼ばれるヒトスジシマカの成虫は、月平均気温10℃を下回り、昼間の時間が短くなると越冬用の卵を産み、死んでしまいます。本州なら10~11月ですが、産卵には人などを吸血する必要があるので、この時期に人を刺しに来るのです」と言うのはアース製薬研究部の有吉立さんです。 蚊が人を刺すのは卵を産むために、ほ乳類等の血液が欠かせないためです。寒くなる時期でもヒトスジシマカが人を刺すのは子孫を残そうと必死なのです。アカイエカは休眠、チカイエカは通年で活動ヒトスジシマカに加えて、アカイエカとチカイエカがいますが、この2種は冬の間はどうしているのでしょう。 「アカイエカは成虫で越冬しますが、秋に羽化した成虫は、洞窟や下水溝などで休眠に入って翌年の春を迎えます。家の玄関の下駄箱で休眠しているアカイエカが報告されています」(有吉さん) アカイエカは寒くなると休眠しているようですが、チカイエカはどうしているのでしょうか。 「チカイエカは文字通りビルの地下水槽・排水槽・地下鉄の構内・古井戸などで発生し、冬も休眠せずに活動しています。そのため発生源に通じている地下鉄や飲食店などでは冬でも刺されたり、地下水槽や排水槽がある都会の一般住宅でも蚊に刺されることがあります」(有吉さん)秋冬も出てくる蚊はどう撃退する?蚊は夏だけでなく、今や一年中出てくるようです。冬になっても出る蚊を撃退するにはどうしたらよいのでしょうか。 「夏は電気式蚊とり器や蚊とり線香をお使いの家庭が多いと思いますが、季節に関係なく有効ですので、寒くなっても蚊が出てくれば、ぜひお使いください」と言うのは、アース製薬研究部の浅井一秀さんです。 電気式蚊とり器や蚊とり線香の主成分は総称してピレスロイドと呼ばれています。ピレスロイドは、昆虫に効果がありますが、人間を含む哺乳類は体内分解酵素があるため毒性が極めて低いとされます。年間を通して使用しても健康に被害がないので、冬でも出る蚊は電気式蚊とりや蚊とり線香を利用してはどうでしょうか。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

イモリ、ネットで大量売買 ブーム過熱で準絶滅危惧種も

 池や川に生息する身近な両生類のイモリが近年、ネットオークションで大量に出品され、昨年までの約11年間で2万匹以上が取引されていたことが、保全研究家の調べで分かった。準絶滅危惧種に選定されているシリケンイモリも多く含まれていた。アクアリウムのように水槽でイモリを飼う「イモリウム」人気の高まりが一因とみられ、乱獲や生態系への悪影響が懸念されている。  調べたのは、サンショウウオなどの保全や研究に取り組む、団体職員の照井滋晴さん。2009~19年、国内最大手のオークションサイト「ヤフオク!」で取引された野生とみられるイモリの数を調べ、両生類・爬虫(はちゅう)類の専門誌「Caudata」に今月発表した。  調査では、この間に取引されたアカハライモリは1万4594匹、シリケンイモリは5939匹。アカハラは15年まで年100匹前後だったが、18、19年は5千匹超に急増。シリケンの取引量も似た傾向だった。18、19年はネットで「イモリウム」の検索量が大きく伸びていたといい、照井さんは、イモリ飼育ブームの過熱が取引急増の背景にあるとみている。  シリケンは環境省のレッドリス… 【10/13まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル