約13億人の信者がいるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が23日、来日しました。日本訪問は1981年以来、38年ぶり2回目。被爆地の広島と長崎などを訪れます。教皇のスピーチなど、タイムラインでお伝えします。 18:15首相と会談 安倍晋三首相とフランシスコ教皇が首相官邸で会談した。安倍首相は、2014年にバチカンで面会した時のお礼を伝え、「日本とバチカンは平和、核なき世界の実現、そして貧困の撲滅、人権、環境などを重視するパートナー。教皇台下の訪日を契機として、バチカンとの協力をさらに拡大していきたい」と話した。 15:40ミサ会場に教皇 ミサ会場である東京ドームに、フランシスコ教皇が姿を現した。場内は歓声で包まれ、参列した人たちは日の丸とバチカンの小旗を振って歓迎した。教皇専用のオープンカー「パパモービレ」でゆっくりと場内を巡った。少しでも近くで見ようと、通路際に駆け寄る人もいた。 14:30東京ドーム周辺、多くの人 ミサが行われる東京ドームの周辺は、多くの人でごったがえした。ドームには入れないものの、教皇を一目見たいという外国人の姿が目立った。グッズショップには長蛇の列ができた。 「フィリピンから来日して30年」という根本マリアさん(56)は、同郷の友人とフランシスコ教皇の写真がプリントされたTシャツを着込んでいた。 「ミサ会場までオープンカーで来られるなら、顔が見られると思ったけどしかたない」。麴町教会でミサの中継があるのでそちらに参加するという。 ベトナムから来日して7年という埼玉県川口市のグエン・ニウ・チンさん(29)も「入り口で一目だけでも見られるかと思って来たんです」と話した。 12:45アドリブ交えて講話 東京都文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂で開かれた「青年との集い」では、信者ら900人がフランシスコ教皇の講話に聴き入った。 集いでは、信者代表の20代の男女3人が教皇の前で、いじめや差別などを受けたり、見聞きしたりした経験を打ち明けた。 教皇は話を聞いた後、自分を助けてくれる他人とのかかわって生きることの大切さを説いた。用意された原稿ではなく、「鏡の中の自分だけを見ていてはいけません。あまり見過ぎると鏡が壊れますから」などとアドリブを入れる場面もあった。 講話の途中では、静かに耳を傾ける聴衆に対し、「退屈ですか? すぐに終わりますから」と話し、笑いを誘う場面もあった。…
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