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金品受領で福井県が調査委 歴代知事、副知事も対象(共同通信)

 福井県は15日、関西電力役員らの金品受領問題を受け、金品を渡していた同県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)と県職員との接点や、金品受領の有無などを調べる調査委員会を設置した。調査委は同日、県庁で非公開の初会合を開き、歴代の知事、副知事を含めた十数ポストの幹部を中心に、本人に聞き取り調査することを決めた。 委員は福井弁護士会に所属する県の顧問弁護士3人。知事など特別職のほか、人権教育や原子力、土木関係などの部長級を優先して調査を行う。在職期間は限定せず、存命している限りさかのぼる方針。県発注の公共工事について森山氏の影響がなかったかどうかも調べる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

小泉環境相の「セクシー」発言、「訳出は困難」と政府答弁(カナロコ by 神奈川新聞)

 気候変動問題への取り組みを「セクシーであるべきだ」とした小泉進次郎環境相(衆院11区)の発言について、政府は15日、「ニュアンスも含め、正確な訳出は困難」とする答弁書を閣議決定した。立憲民主党の中谷一馬氏(同比例南関東)らへの質問主意書に答えた。【動画】進次郎氏びっくり 孝太郎氏の投稿 「大好きなお父さん」 答弁書ではセクシーという言葉について、文脈により意味することが異なると説明。「ロングマン英和辞典(初版)によれば、『(考え方が)魅力的な』といった意味がある」とも指摘した。また、直近5年間で国務大臣がセクシーという単語を使って政府の政策を評価したり、形容したりした事例は見当たらなかったという。 中谷氏は質問主意書の提出理由を「意味不明という国民の意見が数多く報道されている」と指摘。答弁書を受け、「安倍政権では、質問をはぐらかす“ポエム答弁”が常習化されている。引き続き姿勢をただしていきたい」と述べた。神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

北陸新幹線、代車が使えない 専用設計・周波数など壁に

 台風19号による千曲川の氾濫(はんらん)で、北陸新幹線の多くの車両が浸水した痛手がJRにのしかかっている。水につかった車両が北陸新幹線全体の3分の1にのぼる上、「代車」を使えない北陸新幹線ならではの特殊事情もあり、完全復旧を遠ざけている。  浸水したJR東日本の長野新幹線車両センター(長野市)は、長野駅から10キロほど金沢方面寄りの線路沿いにある。JR西日本の白山総合車両所(石川県)とともに、北陸新幹線のメンテナンスを担う。北陸新幹線は、JR東の「E7系」19編成、JR西の「W7系」11編成の計30編成で運用されており、このうち車両センターに止めていたE7系8編成とW7系2編成が水につかった。  JR東によると、15日の段階で詳しい現地調査はできておらず、車両の被害状況も分かっていない。しかし、ある新幹線技術者は「床下には車輪だけでなく、モーターやブレーキを制御する電子機器も多い。半導体が水につかってしまえば、部品全体を交換するしかない」と話す。客室内でもシートなどが水につかっていれば、交換する必要性があるとみられる。  新幹線車両の寿命はおおむね15年とされるが、E7系、W7系とも2015年の北陸新幹線開業に合わせて開発された最新鋭車両。1編成12両の製造費は約33億円とされ、仮に被災した10編成がすべて廃車となった場合、損害額は車両だけで三百数十億円にのぼる計算だ。  復旧が難しい理由はそれだけではない。  全体の3分の1が被災したことによる車両不足も深刻だ。修理できたとしても、安全性の確認には慎重な点検が必要で、再び営業走行できるまでには相当な時間がかかるとみられる。新造するにしても新幹線車両は「注文製造」のため、1年以上はかかるという。  東北・上越新幹線から代わりの車両を手配するのも難しい事情がある。  新幹線は沿線の電力会社の周波数をもとに、東海道、山陽、九州は60ヘルツ、東北、上越は50ヘルツを採用している。ところが、北陸は東京電力(50ヘルツ)、中部電力(60ヘルツ)、東北電力(50ヘルツ)、北陸電力(60ヘルツ)と目まぐるしく沿線の周波数が切り替わるため、専用の切り替え対応システムを搭載した車両しか走れない。  さらに、かつて在来線の難所として知られた群馬・長野県境の碓氷峠越えにあたる安中榛名―軽井沢の区間は、全国の新幹線で最も急勾配だ。このため、E7系やW7系はモーター出力やブレーキ性能を高めた専用設計となっており、他の車両で置き換えられないという。  北陸新幹線は大幅に本数を減らして、東京―長野と金沢―上越妙高(新潟県)で折り返し運転している。不通区間のバイパスルートとして、信越線の長岡―直江津では臨時快速列車を17日まで走らせる。JR東によると、東京―金沢の直通運転は、冠水した線路や設備が復旧すれば再開できる見込み。ただ車両不足のため、長期間にわたり運転本数を減らした暫定ダイヤで走ることになりそうだ。(細沢礼輝) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

中央道、復旧に1週間 上信越道は10日ほどの見通し

 台風19号の影響で、高速道路は山梨県や長野県などと首都圏とを結ぶ中央道、上信越道の一部区間で通行止めが発生し、迂回(うかい)する車で周辺の一般道は渋滞している。  日本道路交通情報センターなどによると、15日正午現在、中央道は大月インターチェンジ(IC)―八王子ジャンクションが上下線とも通行止め。中日本高速道路によると、のり面の崩落が数カ所で発生し、相模湖東IC―相模湖ICでは幅約50メートル、高さ約20メートルにわたって土砂が堆積(たいせき)し、撤去作業などのため復旧には1週間程度かかる見通しだという。  上信越道は松井田妙義IC―佐久ICの上下線が通行止めで、復旧には10日ほどかかる見通し。  西湘バイパスも上りが早川分岐―大磯東ICで、下りが大磯東IC―国府津ICで通行止めになっている。  また、東北道や常磐道、圏央道などの一部のICも冠水などのため閉鎖されているところがある。(原田悠自) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

多胎育児、自治体で支援策に差 25%「特化支援なし」

 朝日新聞が全国の道府県庁所在地と東京23区に、双子など多胎児を持つ家庭への特別な育児支援策の有無を尋ねたところ、約25%の市区で「特化した支援はない」ことがわかった。多胎児は低体重で生まれるなど、家庭の育児負担が重くなりがちだ。愛知県豊田市では昨年、三つ子の母親が生後11カ月の次男を死なせる事件が起き、積極的な支援の必要性を指摘する声もある。  調査は9月、全国の計69市区に実施した。多胎育児に特化した支援策が「ない」と答えたのは、青森、千葉、静岡、岡山、熊本など16市と、東京都中央区の計17市区。いずれも「単胎児を含めた子育て支援策で対応」と答えた。  「支援策がある」とした52市区に複数回答で内容を尋ねたところ、「多胎家庭向けの育児教室や父母の交流会などを開催」が最多の42市区だった。さらに踏み込んだ支援は、前橋市など20市区で導入している「育児ヘルパー派遣の支援上乗せ」で、単胎児の家庭より利用期間や時間を優遇している。  また、支援事業があると答えた52市区には、2019年度の予算額も尋ねた。25市区は「単胎児向けと区別していない」「公的施設で職員が講師」などとして「ゼロ」や「回答不能」とした。金額を答えた27市区でも、数十万円程度の予算が多く、最高は「ヘルパー派遣事業の上乗せ」(京都市、240万円)で、最低は「(イベントの)案内状など郵送料」(高松市、数千円)だった。費用面で市区の負担は少なく、事業を実施していることが分かった。  一方で、多胎育児への支援事業があっても、行政として支援が十分に行き届いていないと認識する自治体もあった。津市は「祖父母がいても大変。支援者を確保する政策が必要」、東京都港区も「施策が追いついていない」。佐賀市は多胎育児の経験者を家庭に派遣する事業を実施するが、17年度に生まれた子どものうち、多胎の子は26人。「小規模自治体ではさらに難しい」とし、実際、佐賀県が17年末から1家庭2万円までのタクシー券の配布を始めている。また「多胎児数減で育児サークルの維持困難」(仙台市)という回答もあった。(編集委員・伊藤智章、大野晴香) 岐阜市、多胎支援策を初の予算化  岐阜市は今年度、多胎児家庭への支援策を初めて予算化した。多胎育児の経験者(ピア)による家庭訪問や乳幼児健診の際のサポートをする。健診を含め、1家庭に4回の利用を想定し、全体で61万1200円を予算計上した。ヘルパー派遣では、利用者の一部負担を求める自治体がほとんどだが、同市は自己負担ゼロで利用できるようにした。  岐阜県多治見市のNPO法人・ぎふ多胎ネットの取り組みを参考にした。同NPOは2006年から、研修を受けた多胎育児の経験者を県内各地に派遣する取り組みをしている。  経験者の訪問は母親たちに安心感を与える。岐阜市健康増進課の片桐真由美係長によると、「双子が同時に泣いても、1人しかだっこできなかった」といった経験談を交えて話すと、共感が得られやすいという。  岐阜市の場合、17年の出生数2914人のうち、多胎妊娠の母親は37人。核家族化や近所付き合いが少ない中で、同市でも多胎児家庭の虐待リスクが問題になっているという。 NPO法人「ぎふ多胎ネット」の糸井川誠子理事長の話  愛知県豊田市の事件の後でも、多胎児家庭向けの施策がない自治体があること自体、残念だ。有料のヘルパー派遣では効果があるかどうか疑問。無料にしないと母親が遠慮して使わない。多胎児は人数も少なく、支援が必要な時期もせいぜい3歳まで。巨額な費用はかからないので、支援をぜひ広げてほしい。 特色ある多胎育児支援をする主な自治体 仙台市  育児サークルへの支援 津市   双子育児経験者の母子保健推進員の赤ちゃん訪問…

中央線復旧は18日の見込み(共同通信)

10/15(火) 17:10配信  JR東日本は15日、線路への土砂流入などで不通となっている中央線高尾―大月間は18日に運転を再開する見込みと明らかにした。特急「あずさ」「かいじ」などの再開は10月末になる見通し。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

小2男児溺死で遺族嘆願書、高知 原因究明求め(共同通信)

 高知市の下田川で8月、友人4人と遊んでいた高知県南国市の小学2年岡林優空君=当時(7)=が溺れて死亡したことを受け、遺族らが15日、高知東署に原因究明を求める嘆願書と約7万6千人分の署名を提出した。 署によると、友人の1人は当初「(優空君が)川で流されるのを見たが、遊んではいけない場所だったので怒られると思い怖くなって帰った」と説明していた。署や南国市教育委員会が経緯を調べている。 嘆願書などを提出後、署の前で報道陣の取材に応じた父親の宏樹さん(46)は「あの日、優空に何があったのか知りたい」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

明日16日(水)の天気広く秋晴れ 関東・東海は雨が心配(ウェザーニュース)

■ 天気のポイント ■・広い範囲で気持ちの良い秋晴れ・北海道や関東・東海は傘の出番も・秋の体感 関東・東海は少し肌寒い 明日16日(水)の日本列島は移動性の高気圧圏内で広範囲で秋晴れとなります。弱い前線が通過する北海道や、雲が広がる関東・東海ではにわか雨に備えて折りたたみ傘があると安心です。南西諸島では一時的にザっと雨が強まるおそれがあります。 広い範囲で気持ちの良い秋晴れ 明日16日(水)の日本列島は移動性の高気圧圏内で秋晴れとなるところが多くなります。東北や北陸、西日本では秋らしく高い空が広がって洗濯物も良く乾きそうです。東北や信越などの台風19号の被災地でも復旧作業が進められそうです。ただ、晴れて砂埃が飛びやすくなるので、復旧作業の際はゴーグルやマスクなどを着用した方が安心です。 北海道や関東・東海は傘の出番も 弱い前線が通過する北海道日本海側ではサーっと雨が降る時間帯があります。関東や東海では、雲が広がりスッキリしない天気になります。雨がパラつく可能性があるので、折りたたみ傘があると安心です。台風19号の被災地では、少しの雨でも災害発生のおそれがありますので、急な崖や増水している河川などには引き続き近づかないでください。南西諸島では時々雨が降り、一時的にザっと強まるおそれもあります。 秋の体感 関東・東海は少し肌寒い 全国的にこの時期らしい気温で晴れる所はカラッとして気持ちの良い体感になります。日差しが乏しい関東や東海では少し肌寒く感じられそうです。南西諸島では雨が降ってもムシムシと汗ばむ暑さです。ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 -…

台風19号 今週末には堤防仮復旧 栃木県の福田知事、佐野の被災地視察(産経新聞)

 栃木県の福田富一県知事は15日、台風19号で決壊し、周辺の住宅などに被害を与えた佐野市赤坂町の秋山川の堤防を視察し、今週末には堤防が仮復旧する見通しを明らかにした。 県によると、現場から北に約30キロの同川源流では11日未明から13日までの2日間で、降水量480ミリを記録。昭和22年、渡良瀬川流域などで死者・行方不明2千人を数えたカスリーン台風の際の約2倍にも上ったという。 このため12日午後9時過ぎ、堤防の右岸の一部が崩れた。水流が堤防を越え、堤防の外側の土砂を浸食し決壊したとみている。そのため濁流が住宅地に流れ込み、佐野市全体で2600世帯以上が床上、床下浸水の被害を受けた。土嚢(どのう)を積むなどの復旧工事で13日夜には止水。今後、水勢をそぐためのブロック配置などの復旧作業を急ぐ。 福田知事は佐野市の岡部正英市長らと視察、県の担当職員から被害状況などの説明を受けた。福田知事は「被害の大きさを実感した。国の最大限の支援を得ながら、一日も早い復旧を目指す」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「なぜ、弱者を叩く社会になったのか?」相模原事件から考えた、不寛容な時代(ハフポスト日本版)

命の選別――。映画や小説といったフィクションの世界ではない。この日本で、リアルにそんな言葉を聞くことになるとは思ってもいなかった。2016年7月に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された(うち19人が死亡)「相模原事件」によって、この「命の選別」という問題が色濃くなり、恐ろしくなったことをよく覚えている。先日の台風19号の際にも、ホームレスの人たちが避難所への入所を断られ、この言葉がまた話題になっている。2020年1月に始まる相模原事件の植松聖被告の裁判を前に、6人の専門家と対話を重ね『この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代』を出版した雨宮処凛さんにその思いを聞いた。 インターネットなどを通じて、ばらまかれる悪意 ――雨宮さんは、ハフポストで掲載しているブログで何度もこの相模原事件について言及をしています。そして、今回は書籍を出版。この事件にとてもこだわりがあるように感じられますが、これほどまでにこの事件が雨宮さんの関心を引き寄せる理由はどこにあるのでしょうか。そう言われてみると、確かに関心が強いかもしれませんね。本の中でも言及していますが、例えば2008年に起きた秋葉原通り魔事件の加藤智大は、誤解を恐れずに言えば“わかりやすい”と思うんです。加藤自身がネットの掲示板で犯行に至るまでの思いを書き込んでいたり、動機や本人が身を置いていた環境など「人となり」がつかみやすかった。でも相模原事件の植松被告は、違います。一見ごく普通の若者ですし、悩みや心の叫びのようなものは聞こえてきません。「死刑になりたかった」「誰でも良かった」という自暴自棄になったうえでの事件とも異なります。だから、この事件、そして植松被告には、なんとも言えない不可解さのようなものを感じていると言えるでしょう。また今回被害に遭われたのが障害のある方たちということで、遺族も名前や顔を出しにくいという状況のなか、社会の中で忘れ去られるスピードがとても早かったとも感じていました。世の中での忘却のされ方も植松被告の望んだ通りにというか、生産性がない人間を抹殺することができる=殺しても忘れられるという図式になってしまっている気がしてなりません。更に言えば、そういった植松被告に社会がそれほど怒っていない印象すら受けるのです。 ――今回6人の方と対話をして、雨宮さんの抱えていた植松被告への不可解さは解消されましたか?本の中で、植松被告と何度か面会をしている、福岡のRKB毎日放送の記者で、現在は東京報道制作部長をしていらっしゃる神戸金史さんとお話ししました。その中で、植松被告はあの事件を起こしたことで「自分は役に立つ側の人間になった」と感じていること、「障害児を育てることに苦しんでいる母親を救いたい」という思いがあったということを聞き、びっくりしました。恐ろしいことにあの事件は彼にとって、「善意」に基づいていることになる訳です。そして、批評家で元障害者ヘルパーの杉田俊介さんと「べてるの家」の理事・向谷地生良さんが同じ出来事を指摘していたことも驚きでした。その指摘とは、相模原事件が起きたのと同じ年の3月に、マイクロソフトが開発したAI(人工知能)の実験で、インターネットにAIを接続したら勝手に学習して、ユダヤ人のホロコーストを否定したり、ヒトラーを礼賛するような発言をするようになったというニュース。つまり、植松被告もインターネットなどを通じて世の中に散らばる悪意をフィルタリングすることなく「学習」して、彼自身がその悪意を体現してしまったというか、植松被告がAIやBOTのようなものと近いのではないかとも考えられる指摘です。この視点はこの本を作るまで私の中になかったものなので、とても衝撃でした。 次ページは:無意識で「選別が始まっているんだな」と感じる 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース