衆院議員の任期満了まで21日で1年となる。産経新聞のまとめによると、埼玉県内の15選挙区では計39人が立候補の準備に入った。前回衆院選で13選挙区を制した自民党に対し、旧立憲民主、旧国民民主両党などが合流し発足した新「立憲民主党」がどこまで迫ることができるかが焦点となる。 自民党は前回、5区と6区を除く選挙区で党公認候補(追加公認含む)が当選し、両区の候補も比例復活当選を果たした。次期衆院選でも15人の現職が出馬を予定している。 とりわけ地盤の強さが際立つのは2区の新藤義孝氏(62)と8区の柴山昌彦氏(54)、13区の土屋品子氏(68)だ。9区の大塚拓氏(47)、11区の小泉龍司氏(68)、14区の三ツ林裕巳氏(65)らも野党系に先行する。 立憲民主党は5区の枝野幸男氏(56)、6区の大島敦氏(63)ら現職6人と元職2人、新人3人が立候補を予定している。県内には、旧立憲民主、国民民主両党の公認内定者が競合する選挙区はない。前回は比例復活当選に甘んじた7区の小宮山泰子氏(55)、12区の森田俊和氏(46)らは自民党現職と競り合う展開が予想される。 立憲民主党への不参加者が結成した新「国民民主党」は4区に新人を立てる。 共産党は2区、4区、9区、11区、13区、14区でそれぞれ新人を公認する。中でも2区は「必勝を期す選挙区」と位置づけ、共産党候補を野党統一候補に据えたい考えだ。 前回衆院選で旧希望の党の公認を受けて落選し、現在は無所属で活動する元職の小野塚勝俊氏(48)と鈴木義弘氏(57)は、それぞれ前回と同じ8区と14区で立候補する意向だ。小野塚氏は立憲民主党に公認を申請した。8区では他に、無所属元職の並木正芳氏(71)も立憲民主党からの出馬を模索している。 日本維新の会は2区と15区に新人を擁立する。 ◇ ■埼玉県内の選挙区の立候補予定者 ▽1区(2人) 村井 英樹40 元内閣政務官 自現 武正 公一59 元財務副大臣 立元 ▽2区(4人) 新藤 義孝62 元総務相 自現…
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