被災した日本航空石川、温暖な徳島で選抜直前合宿へ 地元住民も応援
能登半島地震で被害が出た石川県から第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する日本航空石川が、徳島県阿南市で5日間の直前合宿をする。 「野球のまち」を掲げる同市が、温暖な地の利を生かして、雪深い地域のチームの合宿を受け入れてきたのがきっかけ。地元の受け入れ準備は万全で、選手たちの到着を心待ちにしている。 太平洋に面する阿南市は、2007年に完成した両翼100メートルを誇るJAアグリあなんスタジアムを核として、全国規模の大会誘致など「野球で町おこし」というユニークな地域振興に取り組んできた。 その一つが、積雪で思うように練習できない、北信越地域の選抜大会出場校の直前合宿の誘致だ。新潟県の高野連関係者から「豪雪地帯で、冬場は外でキャッチボールもできない」といった悩みを聞いたのがきっかけだった。 同様の環境にある日本航空石川は18年の選抜出場直前にも市内で合宿しており、6年ぶり2度目となる。水害時に義援金、「恩返ししたい」 阿南市の関係者は特別な思いで準備を進めてきた。 「地震が起きた時は選手たち…この記事は有料記事です。残り999文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル