社会

マニア垂涎? 本物仕様のカラーマンホール、ふるさと納税返礼品に

伊藤良渓2022年11月25日 16時37分 京都府長岡京市が、ふるさと納税の返礼品にマンホールのふたを用意した。本物と同じ製法で受注生産し、直径60センチ、重さは42キロ。専用スタンドつきだ。 手作業で14色に彩られたカラー仕様。市内の寺の花手水(ちょうず)に着想を得て、市の木であるモミジが水面に浮かぶ絵柄にした。本物は市内10カ所にある。 マンホールは全国に色々なデザインがあり、ファンは多い。「マニア垂涎(すいぜん)のはず」と市の担当者。31万2千円と高額だが、ふたを開けたら大人気となるか。(伊藤良渓)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

76ミリ砲を搭載か、中国公船が尖閣諸島の領海侵入 海保が初確認

古城博隆2022年11月25日 12時48分 25日午前10時ごろ、沖縄・尖閣諸島の大正島の沖合で、中国海警局所属の公船「海警」2隻が相次いで領海に侵入した。海上保安庁によると、このうち1隻はこれまでで最大の砲を積んでおり、15日に初めて接続水域に入り、今回初めて領海に侵入した。海保の巡視船は退去するよう求めた。 関係者によると、これまで海警が搭載していた砲は最大でも40ミリ程度だったが、この船の砲は76ミリとみられる。石井昌平・海保長官は16日の定例会見で、「相手勢力を上回る巡視船で万全な体制を敷いている。この船に対してもしっかりと対応していきたい」と述べていた。 また、25日午前2時半過ぎ、別の海警2隻が南小島の沖合で領海に侵入した。日本の漁船1隻(9・1トン、乗員3人)に近づこうとする動きをみせ、巡視船が退去するよう警告した。(古城博隆)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

復刻版の駅弁を販売、「鉄くじ」も 金沢駅で鉄道150年イベント

朝倉義統2022年11月25日 13時01分 【石川】JR金沢駅で26日、鉄道開業150年イベント「鉄道の歩みと地域の魅力を再発見!」が開かれる。写真展のほか、駅員の制服の着用体験や、記念グッズや特製駅弁が販売される。午前10時~午後5時に改札前コンコースで楽しめる。 昭和から令和までの金沢駅や北陸線などの写真を通し、鉄道の歩みを振り返る。子ども向けには、駅員の制服を着て駅長気分の写真撮影ができる企画も。着ぐるみマスコットの「ストッピーくん」と一緒に踏切で列車の緊急停止ボタンを押す体験もできる。 付箋(ふせん)やクリアファイルセットなどの記念グッズも販売。10月末まで販売していた富山の「ますのすし」や福井の「越前かにめし」の復刻版も並ぶ。いずれも昔の包み紙にくるまれた特製駅弁だ。金沢駅と加賀温泉駅では鉄道150年を記念した駅弁「北陸めぐり」も12月末まで限定販売中。レアな鉄道アイテムが当たる「鉄くじ」やガチャガチャのコーナーもある。(朝倉義統)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

秋葉復興相、旧統一教会友好団体と同住所の団体に「会費」2万4千円

2022年11月25日 13時19分 秋葉賢也復興相が代表を務める自民党宮城県第二選挙区支部が2021年7月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体と同一住所に事務所を置く「世界平和連合宮城県連合会」に会費を支出していたことが、政治資金収支報告書でわかった。秋葉氏は8月の復興相就任会見で「(教団の)関係団体に会費を支払ったり、選挙応援を受けたりということも一切ない」と話していた。 25日に公表された21年分の収支報告書によると、同支部は21年7月21日、仙台市青葉区内のマンションの一室にある「世界平和連合宮城県連合会」に会費2万4千円を支出していた。この部屋には、教団友好団体で政治団体の「国際勝共連合宮城県本部」の事務所が置かれていると、同本部の収支報告書に記載されている。 朝日新聞社が実施した教団との関係を尋ねるアンケート(8~9月)に対し、秋葉氏は「旧統一教会や関連団体のイベントの会費を支出したことがありますか」との質問に「いいえ」を選択して回答していた。 自民党は今年8月以降、旧統一教会や関連団体との関係について党所属の国会議員に点検調査をした。党が9月に2回にわたり公表した結果には「旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」などという項目もあったが、秋葉氏の名前はなかった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

震災で消えた地酒が復活、計1600本を限定販売 岩手・大槌町

 震災で消えた、地酒が復活した。岩手県大槌町の豊富な地下水と町産の米でつくった純米吟醸酒が19日、新発売された。その名も「源水」。販売地域限定の「地域おこし酒」として、交流人口拡大の「呼び水」にと関係者は期待をかけている。 銘柄の名前の「源水」は大槌川の支流「源水川」がある地区名からとった。源水川には希少種の魚・イトヨが生息するほどのきれいな水が流れる。ラベルには源水川に生息する水草「梅花藻(ばいかも)」をデザインした。 震災前、町には「浜娘」をつくっていた「赤武酒造」があったが、津波で酒蔵が壊滅。盛岡市に移転して以来、地酒がなかった。 今回、新たな酒を発売したのは、町に隣接する釜石市の酒造会社「浜千鳥」。同社が20年前から町産米も使って酒をつくっている縁で、町内で地域資源の掘り起こしをしている株式会社「ソーシャル・ネイチャー・ワークス」が地酒づくりを提案した。地区の地下40メートルからくみ上げたきれいな水で仕込んだのが特徴だ。 杜氏(とうじ)の奥村康太郎さん(42)によると、地区の地下水はミネラル成分のバランスがよく、発酵に適しているという。甘みに適度な酸味もあり、さらりとした後味で、地元産の魚やジビエ肉に合うという。 発売初日の19日には町のショッピングセンター「マスト」で試飲会が開かれ、町民が長い列をつくった。試飲した大槌町吉里吉里の佐野智則さん(26)は「なめらかで飲みやすい酒。ふるさとの味ができてうれしい」と買って帰った。 今年は1・8リットル(税込み3344円)700本と、720ミリリットル900本(同1672円)を限定販売。大槌町と釜石市内の酒店や宿泊施設、飲食店、ふるさと納税の返礼品でのみ販売・提供する。(東野真和)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

秋葉復興相、買収疑惑は「事実誤認」 「秘書が不正確な回答」

今泉奏2022年11月25日 10時38分 秋葉賢也復興相が昨秋の衆院選で公設秘書に選挙活動の報酬を支払っていたとする報道について、秋葉氏は25日の記者会見で「事実誤認を前提に書かれた記事だ」と反論した。与野党から進退を問う声が出ているが、辞任は否定した。 「FRIDAYデジタル」が23日、「『選挙運動員買収』疑惑」などと報じた。秋葉氏の2021年衆院選の選挙運動費用収支報告書によると、公設秘書を務めた2人に対し、選挙運動の報酬として12万円と8万円が支払われていた。 秋葉氏は、報酬は「選挙管理委員会に届け出を行ったうえで、車上運動員として活動した日数分について、法令で認められた報酬を支払った」と述べ、問題はないとの考えを示した。 報道では、秘書が報酬を得ながら車上運動員以外の選挙活動をしていたと認める発言があり、選挙買収にあたる可能性も指摘されている。この点について秋葉氏は「不正確な回答を秘書の方で行ってしまった」と弁明した。 相次ぐ「政治とカネ」の問題に関する報道に、与野党から進退を問う声も出ている。秋葉氏は「誤解を含めて払拭(ふっしょく)できるように丁寧に説明して参りたい」として辞任は否定した。(今泉奏)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

成田空港、2年ぶりに国際線100万人超 国内線も10月過去最高

上沢博之2022年11月25日 10時43分 【千葉】成田空港の10月の国際線旅客数は前年同月の約6・2倍の約103・9万人で、2年8カ月ぶりに100万人を上回った。成田国際空港会社が24日発表した。10月11日の水際対策の大幅緩和が影響した。国内線は旅行需要の回復で、旅客数、旅客便発着回数ともに10月の過去最高を記録した。 国際線では、入国者上限の撤廃や海外からの個人旅行解禁などの大幅緩和により、外国人旅客が前年同月比約7・3倍の約43・4万人に増えた。日本人旅客も同6・9倍の約29・9万人となった。乗り継ぎの通過客は同4・7倍の約30・7万人。円安も、外国人のインバウンドの増加に寄与しているという。 ただ、コロナ禍前の2019年10月と比べると、国際線旅客数は35%にとどまる。国際線旅客便の発着回数も19年同月の47%の6887回(前年同月の約1・5倍)だった。 国内線は旅客数が前年同月比約1・7倍の約61・9万人、旅客便発着回数が同1・6倍の4524回で、コロナ禍前も上回った。 10月の国際線貨物便発着回数は21年、20年に次ぐ3307回。国際航空貨物量は約19・2万トンで好調が続いている。(上沢博之)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自死の夫に妻「ようやく良い報告」 市へ賠償命令、15年の思い届く

有料記事宮坂知樹、友永翔大2022年11月25日 7時30分 新潟市水道局の男性職員(当時38)が自殺したのは上司のパワハラが原因だったとして、遺族が市に約7900万円の損害賠償を求めた訴訟で、24日の新潟地裁(島村典男裁判長)の判決は、上司が「厳しい対応」を改めなかった注意義務違反を認定し、市に約3500万円の支払いを命じた。夫の突然の死から15年余り。パワハラの主張は退けられたものの、妻は市の責任が認められたことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。(宮坂知樹、友永翔大) 男性が2007年5月に自殺したことをめぐっては、地方公務員災害補償基金新潟市支部審査会が11年11月、上司のパワハラが原因として公務災害に認定し、その行為を「著しく理不尽な『ひどいいじめ』」と指摘。訴訟では、内部の聞き取り調査の結果としてパワハラはなかったと否定する市側に対し、遺族側は、市が聞き取り調査で関係職員に圧力をかけ隠蔽(いんぺい)を図ったとも主張していた。 遺族側は、公務災害の審査で使われた同僚の陳述書を、パワハラがあったとする根拠とした。この日の判決は、同僚から市が聞き取った内容が陳述書と大きく変わっている点を挙げ、同僚が「事実上圧力を感じた可能性の有無を考慮する必要がある」としたものの、同僚が法廷で証言していないことなどから、陳述書を証拠に「採用するのは困難」と判断。ほかに有力な証拠がないため、「パワハラやいじめを認めるに足りる証拠はない」と結論づけた。 一方、「厳しい対応」や「かたくなな対応」を取る傾向があった上司の影響により、部署は「緊張感のある雰囲気」で、男性は初めての業務なのに周囲に助言を求められなかったと指摘。上司は、男性の仕事の進み具合を確認しながら必要な指導をしたり、部署内の意思疎通を活性化させ、男性が相談しやすい環境を整えたりする注意義務を果たさなかったとした。 新潟市の中原八一市長は「亡くなられた元職員に心より哀悼の意を表します。判決内容を精査のうえ対応したい」とするコメントを出した。顔を伏せ、体を震わせて聞いた裁判長の声 判決を受け、男性の妻(53…この記事は有料記事です。残り769文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

夜間診療もOK 東京農工大が高度医療の動物救急医療センター開所へ

 東京農工大学の小金井キャンパス(東京都小金井市)に、犬と猫を診る新たな動物病院が28日にオープンする。飼い主のニーズが高い土日祝日や年末年始の診察に加え、救急診療も実施。CT(コンピューター断層撮影)などの装置も導入し、高度な動物医療に対応する。 「小金井動物救急医療センター」という名前で、同大の動物病院としては府中キャンパスの動物医療センターに続く2カ所目。24日に催された開所式で千葉一裕学長は「一つの大学で二つの動物病院を持つのは全国初」と意義を語った。 かかりつけの医療機関からの紹介を受けて診察する。府中が専門医療なのに対し、小金井は専門に特化しない総合診療と救急・夜間の対応を特色とする。夜間診療は来年度中の開始を予定。2年後には、がんなどの放射線治療にも乗り出す計画という。 3階建ての1、2階が病院エリア。細密な断層画像を撮影できるCTスキャナーのほか、カテーテル治療などの際に使うX線装置「Cアーム」などの最新設備をそろえた。3階は企業などとの産学連携で新たな動物医療の技術を生み出す研究室として活用する。 救急医療センターの福島隆治教授は「飼っている動物が我が子のような存在となりつつある。高度医療を求めるニーズの高まりに応えていきたい」と話している。(井上恵一朗)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「死ね」「ウザい」ホースで水 秋田県立高でいじめ、第三者委が認定

井上怜2022年11月25日 7時44分 秋田県内の公立高校の生徒からいじめを受けたという訴えがあり、県が設置した第三者委員会は、いじめがあったと認定する報告書をまとめた。24日、県教育庁が県教育委員会に報告した。 報告書によると、県立高の当時1年生だった生徒は2020年6月ごろから、同学年の3人から暴言などを受けるようになり、21年1月に学校側に被害を申告。その後、重いストレス反応で通学ができなくなった。遺書とも解釈できる文書があり、自殺を図った可能性もあるとして、県教委は同3月にいじめの重大事態と認定した。 弁護士や精神科医らでつくる第三者委が関係者らへの聞き取りを進め、生徒がいじめを受けたと訴えた12項目の行動のうち、「死ね」「ウザい」などの暴言を受けたことや、学校内でホースで水をかけられたこと、「パンやジュースを買ってこい」と言われたことなど、9項目についていじめと認定した。 第三者委は報告書で、学校の初期対応が遅れ、保護者との信頼関係を築くことができなかったと指摘。再発防止のために、教職員への研修の義務づけや、生徒に対する予防教育の実施などを提言した。 県高校教育課は「二度と起きないように、再発防止に向けて各校に指導していきたい」としている。(井上怜)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル