社会

ジブリパーク、チケット販売を8月10日に開始 愛知県

2022年7月20日 19時41分 11月開園予定の「ジブリパーク」(愛知県長久手市)について、愛知県は20日、11月分のチケットを8月10日に発売すると発表した。10~22日は先行抽選販売として、オンラインチケット販売サービス「Boo―Wooチケット」で申し込む。先着順での一般販売は9月10日午後2時から、同サービスのほか、ローソンやミニストップの端末「Loppi」でも購入できる。 また、現在の愛知県ができた1872年11月27日にちなみ、毎月27日を「県民デー」に指定し、県民限定でチケットを先行販売。さらに今年11月は県政150周年を迎えるため、27日に加え7、17日も県民デーとして、7月25~29日に抽選の申し込みを受け付ける。問い合わせは平日午前10時~午後5時にジブリパーク(0570・089・154)へ。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

沖縄県で過去最多5160人の新規感染 5千人超えは初めて

 沖縄県は20日、新たに5160人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。17日の4165人を超え、過去最多となった。県内で1日の新規感染者数が5千人を超えたのは初めて。 県の集計によると、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数(19日時点)は、1525・74人で全国平均の約3倍となっている。 県内では今月に入り、新規感染者数が5日連続で3千人を超えるなど急増。家族や自身の感染などで出勤できない重点医療機関の医療従事者が、20日時点で939人と過去最多となっている。一方で上昇傾向にある病床使用率は20日時点で75・3%に達している。(国吉美香)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

愛知県、過去最多の1万3628人の感染を確認 1万人超えは初

 愛知県は20日、1万3628人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表した。初めて1万人を超え、過去最多を更新した。これまでの最多は16日の7269人だった。 大村秀章知事は20日の会見で「驚異的な数値だ」と述べた。感染急拡大の要因として、オミクロン株の変異系統「BA.5」への置き換わりが進んだことや、三連休などで人の移動が多くなっていることなどを挙げ、感染対策を徹底するよう改めて呼びかけた。 県内では名古屋市(4953人)、岡崎市(644人)、一宮市(433人)などの自治体で過去最多の感染確認となったという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「パソコンつながらない」と客に呼ばれたら…ネットカフェで防犯訓練

 埼玉県のインターネットカフェで昨年6月以降、店員が人質にされる立てこもり事件が相次いだことを受け、同県熊谷市のネットカフェ「自遊空間 熊谷籠原店」で20日、同様の事件を想定した防犯訓練があった。店の幹部や店員が県警から、被害を防ぐためのポイントについて習った。別の系列店の県内の関係者も見学し、知識を共有した。 訓練は、「パソコンがつながらない」と客が店員を個室に呼ぶ想定。女性店員が安全を確認するため、客を個室の外に出るよう求め、中を確認した。講師役の警察官は「間合いをもう少しとった方がいい」と助言した。店員の指示に応じない高圧的な客がいた際、防犯ブザーを鳴らす訓練もした。 警察官らはこのほか、客とト…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ライオン、トラがいたかも…都立井の頭自然文化園「幻の大改造計画」

 東京都立井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)内の「井の頭自然文化園」が今年、80周年を迎えた。身近な動物や水生生物を楽しめる「小さな動物園」の節目の年を、地域をあげて盛り上げている。 約170種の動物が飼育され、リスが放し飼いにされた「リスの小径(こみち)」や、来園者がモルモットを抱ける「ふれあいコーナー」(休止中)が人気の同園。開園は戦時中の1942年5月17日。自然文化園との名は時節柄、娯楽施設的な「動物園」を避け、動植物の生態を観察する施設の体裁をとったためという。 開園のきっかけは、その8年前にできた現在の水生物園(分園)が、小動物園として人気を博したこと。当時の上野動物園も入園者が多く手狭となり、新たな郊外の動物園として生まれ変わらせることになった。 オープン時の目玉は、「クジャク園」。5千平方メートルに約60羽を放し飼いにした。開園初日は9700人、翌週日曜日も1万8千人が訪れてにぎわった。■戦時中の開園で「計画」白紙…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

障害者施設を運営するNPO法人理事長らを逮捕 中学生に暴行か

 中学生を脅して拘束し、福岡県久留米市の障害者施設に監禁したなどとして、県警は20日、施設を運営する福岡市のNPO法人「さるく」理事長、坂上(さかうえ)慎一容疑者(57)=同市早良区西新5丁目=と、同県志免町立小学校の教員、松原宏容疑者(37)=同県篠栗町中央5丁目=を逮捕監禁と強要の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。県警は、他の未成年者らへの同様の行為も約10件確認しているという。 捜査1課によると、2人は昨年10月9日午前0時ごろ~11日午後7時半ごろ、長崎県内の中学生の男子生徒(14)=当時=宅で、この生徒の手足を結束バンドなどで拘束。「暴れたら殴るぞ」と脅して頭に袋をかぶせて殴り、車で坂上容疑者が運営する施設などに連行して監禁したうえ、生徒が自分の非を認める文章を書くよう強要した疑いがある。坂上容疑者は、生徒の親から報酬約100万円を受け取ったという。 捜査関係者によると、昨年11月、この施設の女性職員(当時)が、通所していた小学生男児に対する暴行容疑で逮捕=処分保留=され、「施設内で暴行は許容されていた」と供述。坂上容疑者は、県警の任意の事情聴取に対して関与を否定していたが、家宅捜索で今回の容疑などを裏付ける動画が押収された。 坂上容疑者は「長瀬慎一」と…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

消波ブロックの間に「人の太もも?」 釣り好き兄弟が救った命

 天気の良い日曜の昼下がり。海沿いの護岸で釣りをする場所を探していた兄弟は、消波ブロックの間から見える、人の太ももに気づいた――。 トラック運転手の八塚(やつづか)勝さん(33)と、プラント工事業の勇二さん(29)=いずれも愛媛県松前町北川原=の兄弟は、5月29日午後3時ごろ、松山市西垣生町の広大な工場を囲む護岸を歩きながら、糸を垂らす場所を探していた。あまり知られていないが、マダイが狙える好釣り場だ。 海に突き出した防波堤の先端に行こうとしたが、すでに釣り人がいたため引き返していた。すると前方にある、十字を二つ組み合わせた形をした消波ブロックの間から、人の太ももの一部が見えた。誰かがブロックの陰で横になっているようにも推し量れた。 勝さんは、勇二さんに話しかけた。 「人の足やないんか」 「寝よるだけやろ」 「やっぱちょっと気になるけん見てくるわ」 勝さんが近くまで行くと、海ぎわのブロックとブロックの隙間に、短パンに釣り用のベストをはおった男性が仰向けの状態で頭から肩まではまっていた。左肩が血だらけで顔をしかめ、うめき声をあげている。呼びかけるとろれつが回らない返事があった。そばには折れた釣りざおと保冷バッグがあった。 2人で男性を引き抜こうとしたが、両肩が隙間にぴったりと挟まって抜けない。 勇二さんがスマートフォンで119番通報し、勝さんは消防を誘導するために護岸の出入り口へ向かった。勇二さんは「救急車呼んだんで頑張ってください」などと呼びかけ、男性の肩を手で軽くたたきながら励ました。 通報から15分後、消防署員が到着。男性を隙間から引き抜き、病院に運んだ。消防は、この60代の男性は足を滑らせて頭を打ち、隙間に倒れ込んだとみている。脳内出血を起こしていたという。 松山市西消防署は7月4日、兄弟に感謝状を贈った。署は「護岸は当時干潮で人通りも少なく、男性を発見していなければ満潮時に海に流され、大切な命を亡くしていたかもしれない」とたたえた。感謝状を受け取った勇二さんは「命に別条がなくて良かった。焦らずに落ち着いて、できることをやれた」と話した。 勝さんになぜ気になって見に行ったのかと尋ねた。「僕らも釣りするんで、もし、ということがあったら」。消波ブロックで足を滑らせやすいことは、体験からよく知っていた。「みんなで楽しくできる釣り場で、人を救えたのは良かったなあと思う。今回の男性も釣りをする方やけんこそ、余計にそう思います」(中川壮)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

電動キックボードって? 飲酒運転・歩道・2人乗り…いずれも禁止

 大阪市内の路上で最近よく見かけるようになった「電動キックボード」。一体どんな乗り物なのか。スピードは? 乗り心地は? 交通ルールは? 記者(29)が市内のシェアサービスで体験してみた。 ゴールデンウィーク直前のある日、仕事を終え、取材を担当する大阪市役所(同市北区)を出た。「今日は歩いて帰ろうか」。だが自宅までは徒歩で30分。疲れた体には少し遠い。近くで「電動キックボード」を貸し出していたと思い出し、行ってみることにした。乗ったことはないが、よい機会だ。 大阪や京都、東京などでシェア事業を展開する「Luup」(東京都)によるサービス「LUUP」。国の認可を受け、個人所有の車両とは交通ルールが異なる特例の電動キックボードだ。京阪なにわ橋駅近くの駐輪場に併設されたエメラルドグリーンの看板が目印の無人シェアポートで案内に従い、スマートフォンに同社のアプリをインストールした。ポートでは車両を借りたり、返したりできる。 アプリに登録し、電動キック…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

車道に座る3歳のもとへ車が… 迷子のきょうだい救った中学生3人組

外尾誠2022年7月20日 9時59分 事故の危険があった迷子の幼いきょうだいを適切に保護したとして、福岡県大牟田市立白光中学校の2年生3人に、大牟田署から感謝状が贈られた。 3人は木下那奈さんと坂本愛美さん、松尾舞さん。署によると、一緒に下校中だった5月30日午後5時ごろ、学校近くの路上で男児と女児が2人だけでいるのを発見。やがて女児が車道に出て座り込み、そこに車が近づくのが見えた。 「危ない」と感じた松尾さんはとっさに近づき、抱きかかえて歩道へ。3人で幼児2人を連れて学校に戻り、先生に報告した。その後、通園する保育園と連絡が取れ、無事に家族に引き渡された。 幼児は4歳の兄と3歳の妹で、自宅のすぐそばの公園に行くと言って外出したまま戻らず、心配した母親が署に連絡。署員が捜索を始め、警察犬の出動要請も検討していたという。 6月16日、3人に感謝状を手渡した古賀和元署長は、発見場所の近くに線路があった点にも触れ、「大きな事故になる可能性もあったが、皆さんのお陰で未然に防ぐことができた。困っている人がいたら、今後も声をかけてあげてください」とお礼を述べた。 3人は「当たり前のことをしただけ。(幼児が)無事でよかった」と笑顔をみせた。(外尾誠)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

学校のいじめ対応、なぜ遅い 「お手上げ」「報告書が…」現場の声は

 子どものいじめ問題に絡み、学校や教育委員会の対応の遅さが問題になることが各地で後を絶たない。埼玉県内のNPOによるアンケートで、小中学校や教委、それぞれの職員の3割がこの原因について「余裕のなさ」を挙げた。教育現場は「ブラック職場」と揶揄(やゆ)されるが、現場の日常業務で手いっぱいになっている実態が改めて判明した。 アンケートをしたのは川口市のNPO法人「Protect Children~えいえん乃えがお~」。昨秋、全国の150小中学校と100教委に協力を求め、団体や職員から計486の回答を得た。方法は選択式と自由記述。 対応が遅れる理由については、30%が「他業務があるため時間が取れない」を選んだ。学校側の自由記述でも、「教員が多忙で助けを求めにくく、抱え込む」「人員不足」「参考にするガイドラインの種類や量が多く、理解することが困難」「丁寧に進めている作業が遅いと受け止められる」など、教員の勤務環境に関係する回答が並んだ。 いじめの対応で「難しいと思う点」については、16%が「他業務があり、対応に時間をかけられない」を選んだ。教委や学校がすぐに「いじめ」「重大事態」と認めない理由についても、8%が「認めたら業務が増える」を選択した。 また、調査委員会を設置する際の問題点を問う設問でも、22%が「業務が増える」を選んだ。学校側の自由回答では、「話し合いや聞き取り、資料作成、支援などをするため、他業務に支障を来す。複数の事案があればさらに対応が困難」といった訴えがあった。 一方、アンケートでは、保護者に説明しても納得を得られない▽無謀な要望をされる▽一方的に責められて会話にならない――といった悩みを一定の学校や、教員らが抱えていることも判明した。当事者の声は 教員はいじめ問題にじっくり対応する余裕があるのか――。記者は埼玉県内で奮闘する当事者に話を聴いた。 ある小学校の若手教員は午後…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル