社会

札幌オリパラ招致、東京・札幌・長野・平昌の反対派が札幌で集会

 札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックに反対する市民グループが18日、同市内の公共施設で集会を開いた。過去に五輪が開催された東京、札幌、長野、韓国・平昌(ピョンチャン)の市民が体験や五輪の問題点を討議した。 主催したのは札幌市の「札幌五輪対策室」と東京の「反五輪の会」。約100人が来場し、約50人がオンラインで参加した。東京都の吉田亜矢子さん(39)は「東京ではスタジアムの建設で、都営アパートから住民が立ち退かされた。明治公園などの木も相当数切られた」。長野市の江沢正雄さん(72)は「市民の知らない間に、五輪招致が県民の悲願かのように言われるようになった。金もかかった」と訴えた。 匿名で参加した平昌の市民は…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

元警視総監が語る警察の「失敗」 銃撃事件「ローンウルフに備えを」

 複数の警護員が配置されていながら、車道を歩いて背後に近寄ってきた男による銃撃をなぜ防げなかったのか。安倍晋三元首相が銃撃され殺害された事件は、警察の警備・要人警護の不備を浮き彫りにした。 どこにどんな問題があったのか、立て直しを迫られる警護警備の課題は何なのか。警察官僚として長く警備畑を歩んだ高橋清孝・元警視総監は、組織に属さない「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型の事件に対する備えの必要性も指摘する。 ――参院選の遊説中に起きた今回の事件では、警察による警備、警護に問題があったと言わざるを得ません。問題点をどう見ていますか。 すべての点で問題だったと考えています。現職時代に長年、警備警察に身を置き、選挙中の政治家の警護も経験してきました。何事もなく終わらせるのが警護警備の任務、目的で、今回、重大なことが起きてしまったことは警察の大きな失敗であり、負けと言えます。負けの原因、要因は多くあります。 ――失敗の要因を具体的にはどう見ていますか。 まず、選挙中の街頭演説の場所の設定の問題があります。 場所は基本的に候補者や政党…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

プール授業の着替え、今も男女同室? 「嫌と感じる子がいるなら…」

 プール授業の時期です。気になるのが、体育の前の着替え。特に小学校低学年では、男女同室で着替えている学校が少なくありません。各地の議会でも取り上げられ、国もながらく対応を求めてきました。専門家は、男女に分けるだけでなく、一人一人のプライベートゾーンが守られるよう、配慮すべきだといいます。 浜松市の女性(47)は昨夏、小学1年生だった娘(7)がプール授業の前に、教室で泣き出してしまったと担任から聞いた。 本人に聞くと、男子もいるなかで着替えることがずっと嫌だったという。この小学校では、3年生まで男女一緒に教室で着替えをしていた。 当時は小学校に入学したばかりで手先も器用に動かず、タオルを巻いて隠しながらうまく着替えるのは難しかった。最初は難色を示されたが 女性が担任に相談すると、別室にすると教員の目が届かないことやスペースがないことを理由に、難色を示された。 しかし、ほかの先生も含めて粘り強く話し合いを続けると、2カ月後に廊下の一部をカーテンで囲って女子の着替えスペースを作ってくれた。同室のままでいいという子はそのままに、別室がいいという子はこのスペースに移ることになった。 女性は、「うまく隠して着替えられるという子もいると思うので、嫌な時は子どもが自分で判断して専用スペースに移れるようになってよかった」と話す。一方で、自分たちが交渉しなければとずっとあのままだったのかとも考えるという。1~2年生では別室化進まず? どれほどの学校で、男女同室の着替えをしているのか。 浜松市では、昨年8月時点で、市内の公立小学校の8割で、1~2年生が男女同室で着替えをしていた。川崎市では、昨年6月時点で、市内の公立小の1~2年生の7割が男女同室で着替えをしていた。 何年生から着替えを男女別室にすべきかについて、国は特に基準を示していない。 ただ、男女同室の着替えについて問題視はしてきた。文部科学省は2006年、男女同室の着替えについて「児童生徒に羞恥(しゅうち)心や戸惑いを感じさせる恐れがある」として各教育委員会に対応を求める通知を出した。 同省が今年6月に出した小学校の施設整備指針でも、「男女別に更衣できるよう、ロッカーの必要な数及び配置に留意した面積、形状等とすることが重要」としている。スペースや人手の面をどうカバーし、どう配慮していけばいいのでしょうか。産婦人科医で埼玉医大助教の高橋幸子さんにも聞きました しかし、担当者によると、別…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

社会問題の解決へ 東京外語・東京農工・電気通信の3大学が連携組織

 東京都西部の多摩地域にある東京外国語、東京農工、電気通信の国立3大学が、連携して新たな組織を設置した。研究上の連携に加え、研究成果を社会で活用することについても協力していくためだ。3大学の学長はそろって記者会見し、「各大学の強みを融合し、資本主義で負の影響を受けた地域や人々の課題の解決を後押しする活動に取り組みたい」などとアピールした。 3大学は2017年に基本協定を結ぶなど、教育や研究上の連携を進めてきた。19年には、各大学の大学院博士課程にまたがる「共同サステイナビリティ研究専攻」を設置。SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向かって、開発や環境、平和といった、人類が直面するグローバルな課題解決への研究をともに進めてきた。 そうして得た研究成果を、実…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

九州で20日にかけて大雨の恐れ 長崎・壱岐全域などで避難指示

西岡矩毅、伊藤隆太郎2022年7月18日 21時58分 低気圧からのびる前線が近づく影響で、九州・山口の広い範囲で20日にかけて大雨になる恐れがある。気象庁は18日午後11時59分、山口県西部で線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていると発表した。九州各地の大雨のピークは19日昼前までとみられ、土砂災害や洪水に警戒を呼びかけている。 長崎県の壱岐・対馬では18日午後、線状降水帯が発生して激しい雨となり、記録的短時間大雨情報が発表された。対馬市美津島で1時間に95・0ミリの雨が降り、観測史上最大を更新した。 福岡管区気象台によると、19日午前0時現在、福岡県と山口県、佐賀県に洪水警報や土砂災害警戒情報が出ている。福岡県朝倉市は2910世帯(6606人)、同県那珂川市は463世帯(1034人)に避難指示を出した。避難指示は山口県下関市、同県宇部市、佐賀県江北町、同県有田町などにも出ている。 19日午後6時までの24時間雨量は長崎、熊本、宮崎、鹿児島の各県で250ミリに達するとみられるほか、福岡、佐賀、大分の各県が200ミリ、山口県150ミリと予想。午前中にかけても九州で線状降水帯が発生する可能性があると発表した。その後の20日午後6時までの24時間でも宮崎県と鹿児島県で200~300ミリと予想している。 福岡管区気象台の担当者は「九州南部と北部は6月下旬に梅雨が明けたが、先週後半から再び梅雨期に似た気象状況になっている」と説明。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)の恐れがあるほか、落雷や竜巻にも注意が必要としている。(西岡矩毅、伊藤隆太郎)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福岡・大分で線状降水帯発生 災害の危険度、急激に高まる 気象庁

2022年7月19日 4時23分 気象庁は19日午前3時50分、福岡県、大分県で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。土砂災害や洪水などが発生する可能性が急激に高まっているという。 線状降水帯は積乱雲が次々とできて帯状に連なり、数時間にわたって同じ場所に豪雨をもたらす現象。2017年の九州北部豪雨や、20年7月に熊本・球磨川が氾濫(はんらん)した豪雨の要因となった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

KDDIからの110番通報45%減 通信障害の2日間の前週比

 携帯電話大手KDDIの大規模な通信障害が発生した今月2日と翌3日に、全国の警察が受けた110番通報のうちKDDIの基地局を通じた通報の合計は、前週の同じ曜日と比べて45・1%減っていた。すべての通報に占める割合も、23・0%から13・1%に約10ポイント減少していた。警察庁への取材でわかった。 警察庁が全都道府県警に報告を求め、集計した。それによると、通信障害が発生した2日の110番入電件数のうち、KDDIの回線による通報は1週間前より63・7%減の3250件、3日は同じく25・1%減の6263件。合わせた9513件は、前週の計1万7325件と比べて45・1%少なかった。 すべての通報に占めるKDDIでの通報の割合は、2日が8・6%、3日は18・0%で、2日間合計では計7万2465件中13・1%だった。前週の2日間は7万5262件のうち23・0%だったため、大きく減っていた。 一方で、公衆電話からの通報は2日間で2379件と、前週より20・8%多かった。 通信障害による影響があった…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

2等陸佐が特殊詐欺の「出し子」か 大阪府警、窃盗未遂容疑で逮捕

2022年7月19日 0時30分 だまし取ったカードで現金を引き出そうとしたとして、大阪府警は18日、陸上自衛隊朝霞駐屯地の2等陸佐、竹尾秀樹容疑者(43)=埼玉県朝霞市栄町5丁目=を窃盗未遂の疑いで逮捕し発表した。容疑を認めているという。府警は、竹尾容疑者が特殊詐欺グループでATMを使って金を引き出す「出し子」などの役割を担っていたとみている。 特殊詐欺捜査課によると、竹尾容疑者は他の人物らと共謀し、5月1日、大阪府四條畷市の70代女性のキャッシュカード2枚を不正に使い、大阪市内の3カ所のATMで現金を引き出そうとした疑いがある。 同課によると、この日午後2時ごろ、女性宅に「元銀行員が偽のキャッシュカードを作って悪用している」などと電話があった。その後に警察官を名乗る男が訪れ、カードを持ち去ったという。 女性の娘が四條畷署に通報してカードの利用が停止されたため、金は引き出されなかった。竹尾容疑者は府警に対し、「自分がカードを受け取った」とも説明しているという。朝霞駐屯地によると、竹尾容疑者は陸上総隊司令部の所属。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

北九州市が全7区の5万6千世帯10万人に避難指示 土砂崩れの危険

西岡矩毅2022年7月19日 1時35分 北九州市は19日午前1時5分、市内全7区の土砂崩れの危険がある地域に避難指示を出した。対象となるのは5万6443世帯(10万7302人)。市は避難所120カ所を開設したという。 市は避難所に向かうだけではなく、自宅が安全であればそこにとどまるほか、ホテルや親戚宅などの安全な場所に移るなどして身の安全を守るよう呼びかけている。 市の担当者は「深夜の避難指示なので、気をつけて安全を確保してほしい」と話した。(西岡矩毅)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福岡県福岡、筑豊、筑後、佐賀県南部の各地方に線状降水帯、激しい雨

2022年7月19日 1時41分 気象庁は19日午前1時20分、福岡県と佐賀県で線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていると発表した。 線状降水帯が発生した地域は、福岡地方、筑豊地方、筑後地方と佐賀県南部。土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして、厳重な警戒を呼びかけている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル