社会

家族一丸、シフトを組み母親を介護 あっぱれな最期

向日葵クリニック院長 中村明澄さん 今回取り上げる方は、Y子さん(享年85)です。膀胱(ぼうこう)がんと胃がんを患っていました。今年1月25日に初めて訪問しましたが、1カ月弱で旅立たれました。 昨年10月ごろから、おなかが痛いとの訴えがあり、検査の結果、膀胱がんだとわかりました。膀胱がんは手術しましたが、その後、みぞおちの痛みが出てきて検査をしたところ胃がんと診断されました。 手術は難しく、12月には余命3カ月と宣告を受けました。痛みと吐き気で通院することがつらくなって、訪問診療と訪問看護で関わることになりました。 つい最近まで本当にお元気だ…この記事は有料会員記事です。残り996文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自動ドア突き破りクマが店内に 「サルもイノシシも来ないのに」驚き

菅沼遼2022年6月19日 9時36分 18日午後3時半ごろ、新潟県阿賀町石間の道の駅「阿賀の里」の売店で、体長1メートルほどのクマが、自動ドアの厚さ5ミリのガラスを突き破って店内に入り込んだ。クマは店の中を走り、別の自動ドアが開いたところから外に出て行った。津川署によると、当時、店内に数十人の客がいたが、けが人はいなかった。署や町は周囲に注意を呼びかけた。 道の駅の運営会社の関仁代表は「店外にいたら『ガシャーン』とガラスが割れる大きな音がして、事故か事件かと思った。サルもイノシシも来たことないのに、クマなんて驚きです」と話していた。(菅沼遼)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

核禁条約締結国会議「参加を」 原爆ドーム前で集会、80人が訴え

 オーストリア・ウィーンで21日から核兵器禁止条約第1回締約国会議が開かれるのを前に、広島からも声を上げようと18日、広島市中区の原爆ドーム前で集会があった。約80人が参加。「核の危険を除去するには廃絶以外にない」と訴え、オブザーバー参加を見送る日本政府に抗議し、今からでも参加するよう求めるアピールを採択した。 県原爆被害者団体協議会(県被団協)と原水爆禁止県協議会(県原水協)が呼びかけた。県被団協の佐久間邦彦理事長(77)は「締約国会議を成功させるために、ウィーンだけではなく、広島から大きなメッセージを送らなきゃならない」と語った。 「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)共同代表の田中美穂さん(27)もマイクを握り、岸田文雄首相にオブザーバー参加を改めて求めるオンライン署名(https://chng.it/sgZ57LnTkx)を前夜から始めたことを紹介。「最後まであきらめずに求めようと思う。会議に参加してほしいと思っている人がこれだけいると可視化することは、無駄ではない」と話した。(岡田将平)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

集合住宅の一室から27億円分の乾燥大麻 年間押収量上回る量を押収

 埼玉県狭山市の集合住宅の一室で大麻を持っていたとして、県警は指定暴力団住吉会系の幹部、小平永吉容疑者(41)=同市=ら男3人を大麻取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕したと、18日発表した。この部屋で乾燥大麻約465キロ(末端価格約27億9千万円)を押収したという。 県警によると、昨年1年間に、全国の警察が押収した乾燥大麻計約329キロを上回る量といい、県警は組織的に密売していた可能性があるとみて、入手経路や転売先などを調べている。 ほかに逮捕されたのは、同じ…この記事は有料会員記事です。残り210文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

酒蔵でビジネス学ぶ 小樽商科大生が上川大雪酒造を見学

 北海道上川町の上川大雪酒造を18日、小樽商科大の学生や教授らが訪れ、酒造りの様子を見学した。同社の親会社、緑丘工房(札幌市)が進める教育機関との提携の一環。帯広畜産大学や函館工業高等専門学校は同社との提携で、酒造を通じて学生が醸造学や発酵学を学んでいるが、小樽商大の学生は、何を学ぶのだろう。 同大が設けた講座「上川大雪酒造ゼミ」は今年度から単位の取れる講座となり、38人が履修。18日から上川町で始まった2泊3日の合宿に参加した32人が18日、上川大雪酒造の工場「緑丘蔵」を見学し、川端慎治総杜氏と蔵の設計者、大島有美・同社地方創生コンサルティング取締役の講義を受けた。 川端総杜氏は、蔵人たちが蒸した米とこうじを混ぜる酒造りの様子を案内したあと、「日本中で酒造業が衰退している中で、新しい蔵が増えたのは北海道だけ。休業中の本州の酒造会社を買い取って移転する形で創業した私たちがビジネスモデルになった」と説明した。大島取締役は「作り手と住民の接点となるショップが、酒造りの世界観を伝える場所になるよう、神秘的な雰囲気にこだわった」と語った。 「上川大雪酒造ゼミ」を昨年…この記事は有料会員記事です。残り318文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

早稲田、明治はリアル型へ 青山、立教、法政は オープンキャンパス

 コロナ禍がやや落ち着き、今年のオープンキャンパスを来場型に戻す大学が増えている。同時に、オンラインを併用したり、昨年の動画を引き続き公開したりする大学もある。高校生は、どんな準備をすればオープンキャンパスを最大限活用できるのか。 「農工大の魅力は先生と学生の距離が近いところ」「一人ひとりの研究の面倒見がいいよね」――。東京都小金井市の東京農工大学小金井キャンパスで11日、来場型のオープンキャンパスが開催された。在校生による座談会では受験生らが真剣な表情で聞いていた。 例年、同大は農学部(府中市)と工学部(小金井市)のキャンパスで年に計5回、来場型で実施していたが、コロナ禍で一昨年は5回すべて、昨年は4回をオンラインに変更せざるを得なかった。 今回、工学部では定員を80人に限定した事前予約制で開催。会場では在校生らが、研究内容や活躍する卒業生を紹介。オンラインでも配信した。キャンパスツアーは感染防止のために取りやめ、代わりに人気ゲーム「フォートナイト」内のバーチャル空間に再現された「キャンパス」を案内した。参加した都立高3年の男子生徒(17)は「実際にキャンパスで校内や在校生の雰囲気を見て、自分が登校するイメージがわいた。受験勉強を頑張ります」と笑顔で語った。 農学部では8月に各学科の説明会、秋にはキャンパスを歩くツアーを開催するという。同大学広報担当の笹原弘之教授は「学内の雰囲気を感じられるリアル(来場型)、遠隔地の受験生にも伝えられるオンライン。今後も両者の利点を併用して、多くの受験生を引きつけたい」と話した。記事後半では、オープンキャンパスを最大限利用するための専門家のアドバイスも紹介しています。 早稲田や明治、中央の各大学…この記事は有料会員記事です。残り1814文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大阪府で新たに1255人感染、延べでは99万7541人に コロナ

 大阪府は18日、新たに1255人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週の同じ土曜日(11日)と同数だった。90代の男性の死亡も新たに確認された。 府内の感染者は延べ99万7541人に、死者は計5102人になった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都小学校PTA協議会、全国組織から退会を決議 7月に最終決定

2022年6月18日 18時58分 東京都小学校PTA協議会(都小P)の定時総会が18日に都内で開かれ、全国組織「日本PTA全国協議会」(日P)からの退会に向けた準備を進めることを賛成多数で決議した。今後は日Pと協議を進め、7月の理事会で最終決定する。日Pから加盟団体が直接退会するのは初となる。 都小Pによると、出席した35人のうち賛成が29人、反対1人、棄権2人、無効3人だった。退会の理由として「(日Pの活動は)都小Pの活動に資するものがない」と説明。都小Pの会員約9万人(児童数ベース)の会費から日Pに支払う年約90万円について「会員に納得できる説明ができない」とした。 総会は非公開。関係者によると、出席者からは各校のPTAへの丁寧な説明や、日Pとの慎重な協議を求める意見が出たという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

行方不明の女性、遺体で発見 監禁容疑の男の別荘から離れた山中

2022年6月19日 0時49分 東京都文京区に住む新野(あらの)りなさん(23)が今月5日から行方不明になり、警視庁が新野さんを茨城県内の別荘で監禁したとして、会社員の男を14日に逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかった。同庁は18日午前に別荘から約1キロ離れた山中で新野さんの遺体を発見した。 逮捕監禁容疑で逮捕されたのは三瓶博幸容疑者(33)=神奈川県南足柄市。捜査関係者によると、SNSで新野さんと知り合い、5日に茨城県内の駅で合流後、別荘に連れて行ったとみられている。「監禁ではないと思っている」と容疑を否認しているという。 駅周辺の防犯カメラには新野さんが三瓶容疑者のものとみられる車に乗り込む姿が映っていた。三瓶容疑者の所持品の中にあった新野さんの携帯電話の移動履歴などをたどったところ遺体が見つかったといい、同庁が関連を調べている。 新野さんの家族が「家に帰ってこない」と同庁に8日に行方不明届を出していた。 別荘があるのは、茨城県常陸太田市内の住宅地。近くに住む男性(79)は三瓶容疑者について「口数は少ないが、暗い印象はない。こんな事件を起こすのだろうか」と話した。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

用水路で流され2人心肺停止、母子か 母は救助試み 石川・白山

2022年6月18日 22時03分 18日午後5時35分ごろ、石川県白山市森島町の用水路「中村用水」で、「子どもが流された」と親族の女性から110番通報があった。小学生ぐらいの男児が足を滑らせて転落し、助けようとした母親とみられる女性も流された。白山署によると、2人は通報から約20分後に約1・5キロ下流で消防隊員に救助されたが、いずれも心肺停止状態という。 男児が転落した付近の用水路の幅は約3メートル、水深は約1メートルという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル