社会

近畿大、サッカー部員ら9人処分 大麻問題で退学などに

 近畿大(大阪府東大阪市)は2日、サッカー部の大麻使用問題で、3年の男子部員1人を退学処分にし、2~4年の男子部員7人と体育会に所属していない男子学生1人を停学1~3カ月の処分にしたと発表した。1日付。  近畿大によると、3年の部員は2019年7月~20年9月、SNSを通じて購入した大麻を8回以上にわたり自宅で使ったうえ、部員らに広めた。他の学生8人はそれぞれ1~4回、大麻を使用したという。大学側は、松井清隆監督に退任勧告を通達し、監督は2日付で辞任した。  全部員64人に聞き取り調査をした結果、19年ごろから部内での大麻使用が知られていたことがわかり、「自浄作用が働かなかった」として部を無期限の活動停止とし、推薦入試制度の対象から外した。再発防止のため、今月から部員に研修を受けさせるという。(花房吾早子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

石垣市長、宮古島で複数回の会食 感染防止の呼びかけ中

 沖縄県石垣市の中山義隆市長は2日、宮古島市長選(1月17日投開票)の候補者応援のため同市を訪れた際、地元の支援者と接待を伴う飲食店などで会食していたことを明らかにした。  石垣市は1月6日、島外の人との飲食を伴う会合や不要不急の外出を控えるよう市民に呼びかけていた。中山氏によると、宮古島市での会食は複数あり、居酒屋や接待を伴う飲食店もあったという。宮古島市では1月、新型コロナウイルスの感染が急拡大。市長選の選挙運動が影響した可能性も指摘されている。  中山氏は「石垣市民の皆様に感染対策に不安を与えてしまったこと、また宮古島市の皆様にご迷惑をおかけしたことに対し心よりお詫(わ)び申し上げます」とコメントした。(岡田将平) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「早く方針示して」宣言解除の栃木、飲食店から不安の声

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が、10都府県で延長されることになった。対象地域で唯一、宣言解除が決まった栃木県でも、不安はぬぐいきれない。  「宣言が解除されても客足がすぐ元に戻るわけじゃない。どう受け止めていいのか」。宇都宮市の居酒屋「陣谷」代表の笹谷光正さん(54)は困惑ぎみだ。年末からの売り上げは例年の1、2割程度。昼食時も外食を控える企業が増え、客足は減る一方だという。時短に協力した店への協力金が解除後にはなくなってしまうのか心配だ。「早く方針を示してほしい」  一方、人気ギョーザ店が集まる「来らっせ本店」を運営する宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長(48)は「栃木だけが解除されると『栃木は安全』というメッセージを伝えかねない。関東圏から人が集まってくると『Go To』の二の舞いになってしまうのではないか」と懸念した。  那須塩原市の塩原温泉街では、2日もほぼ人が歩いていなかった。観光関係者は「例年なら泊まりがけのスキー客でにぎわう時期。これだけ人がいないのは初めて」。塩原温泉旅館協同組合の田中三郎理事長によると、大半の宿泊施設は週末だけの営業にしているという。「栃木が解除になっても、首都圏で宣言が続けば、宿泊客増にはつながらないだろう」ともらした。  佐野駅前で佐野ラーメン店を営む五箇大也さんは「最近はサラリーマンやお年寄りの客をあまり見かけない。解除された後も人の流れは変わらないと思う。これからの方が経営が大変になる店が多いのではないか」と語った。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

緊急事態宣言後の人出減少、1週間で増加に 首都圏 

 政府は2日、10都府県で緊急事態宣言を延長することを正式に決める。首都圏の1都3県には1月7日に宣言が出たものの、1月の人出は前月に比べて最大でも3割程度しか減らなかった。  特に首都圏では、最初の週は人出が減少したものの、その後は増加に転じ、宣言の効果は限定的だった。  宣言は3月7日まで延長される見通しだが、「自粛疲れ」も広がる中で、どこまで効果があるのか注目される。  ソフトバンクの子会社アグープのデータをもとに、主要駅の半径500メートルの人出を分析した。  1月8日(金曜日)を基点とした1週目と、昨年12月に最も多かった週の人出を比べると、東京33%減、銀座32%減、新宿31%減、横浜28%減など3割前後の減少が目立った。  しかし、2週目になると、1週目と比べて、新宿が8%増、東京が7%増など1割弱の増加に転じ、3週目も微増となるところが目立った。  首都圏以外では、12月の多か… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

岐阜城の一ノ門建造、信長ではなかった 斎藤道三説浮上

 戦国時代に織田信長が攻略した山城として知られる岐阜城。山上部の発掘調査を続けている岐阜市は、城郭の入り口にあたる「一ノ門」は信長の3代前の城主だった斎藤道三が築いたことが確認できた、と発表した。岐阜城の構造は信長による独創性の高いものと考えられてきただけに、専門家は「これまでの岐阜城の姿を塗り替える発見」と評価している。  今年度の調査は、一ノ門(約180平方メートル)と天守台周辺(約260平方メートル)の2カ所を対象にした。  信長は1567年、道三の孫、斎藤龍興の稲葉山城(現・岐阜城)を攻め落として入城、地名を岐阜に改めた。岐阜城の天守台は信長の時代に築かれたとみられている。通説では、城郭の入り口にあたる一ノ門も、信長が造ったと考えられていた。  今回の調査で、一ノ門は高くな… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

元農水次官側の控訴棄却 「差し迫った危険はなかった」

 東京都練馬区の自宅で2019年、引きこもり状態だった長男(当時44)を刺殺したとして、殺人罪に問われた元農林水産事務次官・熊沢英昭被告(77)に対する控訴審判決が2日、東京高裁(三浦透裁判長)であった。弁護側は正当防衛の成立などを主張したが、高裁は「危害を受ける差し迫った危険はなかった」と判断し、懲役6年とした一審・東京地裁判決を支持して控訴を棄却した。  控訴審で弁護側は「長男に殺されると直感し、反射的に包丁で刺した」と訴えた。だが、高裁は「長男は一定の間隔を空けて立ち、攻撃する動きは見せていなかった」と指摘。「抵抗を受ける前に一方的に攻撃を加えた」とした地裁の認定に誤りはないとした。(根津弥) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

岡山城を傷つけた容疑で男逮捕 天守閣に自分の名前も

 岡山城(岡山市北区)の月見櫓(やぐら)(国指定重要文化財)や天守閣などで多数の傷が見つかった事件で、岡山県警は2日、愛知県清須市西市場6丁目の無職加藤丈晴(たけはる)容疑者(47)を文化財保護法違反や建造物損壊、器物損壊の容疑で逮捕し、発表した。「全く知りません」と容疑を否認しているという。  城を管理する市によると、傷は1月18日、計30カ所で確認された。逮捕容疑は1月13日から18日までの間、岡山城の月見櫓や天守閣など数十カ所に線状の傷をつけたというもの。県警によると、このうち天守閣の傷には「加藤」と彫られたものもあった。  高知城(高知市)や松山城(松山市)、福山城(広島県)のほか、桃太郎のモデルとされる吉備津彦命(きびつひこのみこと)をまつる吉備津神社(岡山市北区)の国宝の拝殿などでも似た形状の傷が見つかり、県警は関連を調べる。  加藤容疑者は1月23日、岡山市内の駐車場で車を硬貨で傷つけたとして、器物損壊容疑で現行犯逮捕されていた。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

美術館に映える大胆なフォルムと装飾美 ヴァレンティノ

 ヴァレンティノは、創業の地ローマにあるコロンナ美術館を会場に、2021年春夏オートクチュールコレクションの無観客のショーを映像で配信した。美術品が並ぶ豪華な内装に溶け込むように、凝った手仕事を満載した大胆なフォルムのドレスやスーツが並んだ。デザイナーはイタリア生まれのピエール・パオロ・ピッチョーリ。  たくさんの布片を手でつなげたようなドレスや、スパンコールがびっしりと刺繡(ししゅう)されたフレアースカート。おなかの部分でゆったりと優雅に布が垂れ下がるスレンダーなドレス。大きなタックを取ったすそ広がりのロングスカートなど、いかにもオートクチュール的でドラマチックな印象の服に、ニットなどカジュアル感のあるアイテムを合わせて現代的に見せる。サテン風などエレガントな素材にもあえて軽くしわが寄せられている。  色はライラックやオレンジ、イエロー、淡いブルーなど花を思わせる明るさがあるが、どれも微妙な色合いで印象深い。ぽっくりげたのように高い厚底のシューズがスタイリングに迫力を添える。  ブランドによると、「思考する心、ものを生み出し価値を与える手。これは人間をたたえるコレクション」とのこと。映像の最後に、アトリエの職人も白衣にマスク姿でランウェーに並んだ。  新作発表の数日後、このオートクチュール作品を作る過程や職人の手仕事などを追った映像も発表された。人工知能にヴァレンティノのオートクチュールについて学習させ、制作した映像だという。(編集委員・高橋牧子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

聖火リレー、観覧自粛を検討 公道リレー中止の地域も

 3月25日に始まる東京オリンピック(五輪)の聖火リレーについて、大会組織委員会や政府が、新型コロナウイルスの感染が収まっていない地域では、沿道での観覧自粛を求める方向で調整していることが2日、大会関係者への取材で分かった。今後の感染状況をふまえて最終判断し、テレビ中継などでリレーを見てもらうよう求めるという。  また、3月25日に福島県のJヴィレッジ(楢葉町、広野町)で開かれる出発式では、入場を関係者や招待客に制限し、一般客の入場を取りやめる方向で調整している。来場者を絞り、規模を縮小するという。  大会関係者によると、沿道の密集を防ぐため、聖火リレー開始後も当面の間、観覧自粛を求める方向で調整。緊急事態宣言が自治体に出ている場合は、公道のリレーは中止し、その日の終わりに行われる聖火到着式典のみ行う予定だ。最終的にどのような形で実施するかは、組織委と各都道府県の実行委員会が実施30日前と2週間前に感染状況をふまえて判断していく。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

民家から出火、焼け跡から2人の遺体 流山、親子が生活

 2日午前3時10分ごろ、千葉県流山市宮園3丁目の住民から「(近くの)家の1階から煙が出ている」と119番通報があった。県警流山署によると、木造2階建て住宅から出火し、焼け跡の1階廊下部分と玄関の外側から性別不明の2人の遺体が見つかった。  署によると、この家には90代の母親と60代の息子が住んでいるとみられ、2人と連絡がとれていないという。署が遺体の身元を調べている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル