社会

練習試合中に「火事だ!」 ライバル野球部が消火で連係

 近くでトラックが燃えているのに気づき、消火活動にあたったとして、名古屋市の天白消防署は3日、いずれも同市立の天白中と萩山中の野球部に感謝状を贈った。両校は当時、グラウンドで練習試合中だったが、息の合った連係プレーで火を消し止めた。  火災があったのは11月7日夕方。天白中のグラウンドで、2校が試合を始めて間もない一回表の時だった。  萩山中の三塁走者が、学校脇の道路でトラックから火の手が上がっているのに気づいた。両校は試合を中断し、顧問らがトラックに駆け寄った。  燃えたのは古紙回収車だった。荷崩れした古紙が高温のエンジン部分に落ちて出火し、荷台にも燃え移っていた。  天白中の小川祐平主将(2年)は「大きな火になったら大変だ」と倉庫に向かい、他の部員らとバケツを探した。  バケツやペール缶に水をくんだ両校の部員が次々とトラックに駆け寄った。萩山中の伊藤真白(ましろ)主将は(2年)は「普段のダッシュがいかせた」と振り返る。  顧問が水をかけ続け、3分ほどで鎮火させることができた。トラックが全焼するのを防いだ。  両校は試合を毎年組む「ライバル校」同士。天白中顧問の宇都翔太教諭(33)は「他校の先生の指示も聞き、正しい行動がとれた」。  杉本昭博署長は「(元中日ドラゴンズ選手の)荒木・井端の鉄壁の二遊間に匹敵する連係プレーだ」とたたえた。(柏樹利弘) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

米ファイザー、年内のワクチン供給量半減か(共同通信)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は3日、米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの年内供給量を、当初計画の最大1億回分から5千万回分に半減させたと報じた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

家事代行サービスで「密室の性被害」どう防ぐ…AV見始め全裸になる顧客も(BUSINESS INSIDER JAPAN)

AVを見始め……全裸で2020年9月15日午後2時半、30代女性のNさんは、CaSyの「キャスト」として、ある男性の一人暮らし宅を訪問した。キャストとは実際に、顧客の自宅を訪ねて、家事代行を行うスタッフのことだ。 CaSyでは利用者が掃除等の依頼を希望すると、CaSyがマッチングをし、業務委託契約を結んでいるキャストに対してその仕事を受けるかどうかを確認。了解を得られればキャストを派遣するという仕組みになっている。 Nさんはそれまで派遣業者、個人請負、CtoCプラットフォーム……と、さまざまな形で10年以上にわたり家事代行をしてきた。CaSyでもこれまで数十件の仕事を受け、9割近くで満点の星5の評価を得てきた。 この日の利用者は、CaSyでの利用が初めてだった。 到着すると事前に知らされていた間取りとは異なり、ワンルームで、部屋の中は「下手したら数年掃除をしていないのではという状態」(Nさん)。 CaSyは、あらかじめ準備してもらいたい掃除道具などを利用者に提示しているが、あったのはハンディの先が細い掃除機のみ。食器も洗えないのでスポンジと洗剤だけでもとお願いし買ってきてもらった。 その後、Nさんが驚いたことに利用者男性は、6畳ほどのワンルームで脱衣場もない中、服を脱ぎ、入浴をし始めた。 その時点で少し怖くなったが、背を向けてもくもくと掃除を続けると、男性は裸で腰に手ぬぐい1枚を巻いた状態で浴室から出てきて、アダルトビデオを鑑賞し始めた。 この時に逃げ出していればよかったのかもしれない。しかし、どうしていいか分からず、Nさんは背を向けて洗濯物を畳み続けた。 気が付くと、男性は近づいて話しかけてきた。振り向くと手ぬぐいはなくなっており、全裸で仁王立ちをする男性がいた。全裸であることに気づかないふりをして会話に応じたが、どんどん近づいてくる。 「掃除機を取ってきてもらえますかなどと言って一度追い払ったのですが……。今度は自慰行為をしながら迫って来たんです。さすがに耐えかねて、『会社に連絡しますね』と言い残して、何とか部屋を抜け出しました」 訪問から1時間半程度経過した、午後4時頃だった。本来はもう30分ほど仕事をする予定だったが、CaSyの緊急電話につなぐと「そのまま家に帰って大丈夫です」と言われた。Source : 国内 -…

英、コロナ死者が6万人超え 世界で5番目、欧州最多(共同通信)

 【ロンドン、ローマ共同】英政府は3日、新型コロナウイルス感染による死者数が6万113人になったと発表した。欧州で死者数が6万人を超えたのは初めて。世界では米国やブラジルなどに次いで5番目に多い。英政府の統計は、陽性判定から28日以内に死亡した人のみが対象で、英紙によると、関連死を含むと7万6千人を超えるとの見方もある。  イタリア政府は3日、新型コロナによる死者が前日から993人増え累計5万8千人を超えたと発表した。1日の死者としては過去最多。欧州では新型コロナ感染が再拡大している。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

【動画】4日の天気 – 太平洋側は広く冬晴れ 洗濯日和 日本海側の雨雪 次第におさまる(4日7時更新)(ウェザーマップ)

ウェザーマップ きょうは、関東からの西の太平洋側は、冬晴れとなる所が多くなりそうです。日差しの下ではぬくもりを感じられるでしょう。一方、日本海側はどんよりとした空模様で、北日本では昼前まで雨や雪が降るでしょう。山陰は午後になっても、雨の残る所がありそうです。沖縄は一日を通して、雨雲が広がる見込みです。  北海道から北陸にかけての日本海側で降る雪は、次第に弱まっていくでしょう。山陰では午後も、雨が残りそうです。また、沖縄の南には前線が停滞しているため、先島諸島を中心に活発な雨雲がかかり、雨の強まる可能性があるでしょう。  日中の気温は、北海道や東北北部では5℃前後、関東甲信や北陸は10℃前後の見込みです。昼間でもコートが必要になるでしょう。一方で、東海と西日本は15℃を超える所も多く、日向では過ごしやすくなりそうです。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

安倍氏公設秘書ら略式起訴へ 「桜」3千万円不記載か

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)していた問題で、東京地検特捜部は、安倍氏の公設第1秘書で政治団体「安倍晋三後援会」の代表と事務担当者の2人を、政治資金規正法違反(不記載)罪で略式起訴する方向で検討に入った。罰金刑となり正式裁判は開かれない見通しとなった。  関係者によると、立件対象は2016~19年の4年分とし、安倍氏側の補塡分を含む総費用(支出)と参加者の会費(収入)で計約3千万円の不記載を認定するとみられる。安倍氏の関与については本人の認識を聴いて最終判断する方針で、安倍氏の任意聴取を要請した。  夕食会は年に1回、都内のホテルに支援者らを招き、1人5千円の会費制で開かれた。直近5年の15~19年では、計約2300万円の総費用に対し、会費分は計約1400万円で、安倍氏側が計約900万円を補塡した。ホテルは、安倍氏が代表の資金管理団体「晋和会」宛てに補塡分の領収書を発行していた。  ホテル側や秘書から事情を聴い… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「医療崩壊始まっている」 近畿大病院長、危機感あらわ

 「もう医療崩壊は始まっていると考えてもいい」  大阪府が新型コロナの感染状況で非常事態を示す「赤信号」を点灯させることを決めた3日、近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)の東田有智(とうだゆうぢ)病院長は大阪の医療状況をそう評価した。  府南東部では唯一の、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの重篤な救急患者を受け入れる3次救急病院(病床数計929床)で、4月から新型コロナ重症患者の受け入れを開始。確保した10床は2週間ほど前から満床状態が続き、患者の病状が落ち着いて転院しても、すぐに新たな患者で埋まるという。  重症病床では医師3人、看護師… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちらSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

架空債権で3億円詐取容疑 イベント企画会社代表逮捕

 自社の実在しない売り掛け債権(業務の対価として代金を得る権利)を売却し、決済代行会社から約3億円をだまし取ったとして、警視庁は3日、イベント企画会社「INI(アイエヌアイ)」(東京都台東区)の代表、色川渡容疑者(45)=東京都江戸川区=を詐欺容疑で逮捕した。売った架空の債権は100件を超え、総額約45億円に上るという。捜査関係者への取材でわかった。  被害に遭ったのは、今年初めごろまで旅行大手「エイチ・アイ・エス」の連結子会社だった決済代行会社「H.I.F.」(東京都新宿区、以下「H社」)。民間調査会社によると、主な事業は企業間の決済代行や債権を売買するファクタリング業という。  捜査関係者によると、色川容疑者の逮捕容疑は、今年2月、自社が売り掛け債権を持っていると装い、H社に販売を申し込んで約3億円で買い取らせたというもの。大手企業との取引を装い、問い合わせ用のメールアドレスを事前に用意。取引が実在するように信じ込ませるため、大手企業の社員のふりをしてH社とやり取りしていたという。  色川容疑者はだまし取った約45億円のうち約30億円を支払期日までに自分で支払っていたが、資金繰りに窮し、不正が発覚。十数億円が未払い状態という。警視庁は、色川容疑者が自身の会社の運転資金に充てていたとみている。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

通天閣「干支の引き継ぎ式」中止 60年以上続く行事も社長「苦渋の決断」(THE PAGE)

通天閣でクラスターが発生すると本末転倒、苦渋の決断です 「ずっと続けてきましたが、今年は中止にさせていただきます」━━。大阪市浪速区の「通天閣」は3日、年末恒例の「干支の引き継ぎ式」を中止すると発表した。現在の二代目・通天閣が完成した1956年から続けてきた行事だが、通天閣観光の高井隆光社長は「多くのみなさまをお招きして通天閣がクラスターになると本末転倒。ずっと続けてきましたが仕方がない。苦渋の決断です」と声を落としていた。 【映像】大阪モデル「赤信号」点灯 太陽の塔・通天閣が赤く灯った瞬間の映像1956年から続く干支の引き継ぎ、本物の動物が登場する この式典は、1956年から続く通天閣の縁起行事として親しまれている。毎年、動物園などから本物の動物を招き、動物同士がこの1年の反省と来年の抱負を「ダジャレ交じりの談話形式」で語り合うのが名物となっている。社長は今年の開催を悩みに悩み続けていた 高井社長によると、今年開催するかどうかは3日まで悩みに悩み続けていたという。「年末のひとときの話題提供をさせていただいて、お茶の間で少しダジャレの口上で笑っていただければと思っていましたが」  しかし、3日に新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府独自基準「大阪モデル」が非常事態を示す「赤信号」に引き上げることが決定。通天閣も赤色のネオンを点灯して周知させることが決まった。  そして、大阪府もすべての府民に対し4日から15日まで不要不急の外出を自粛するよう呼びかけることなども決まり、高井社長は「正直、ダブルパンチですよ」と力なく話した。赤信号点灯も悩んだが「痛みを分かち合う」ことを選んだ 通天閣では2007年度から長きにわたり年間100万人以上の来場者をキープしてきたが、今年2月ごろから新型コロナウイルスの影響を受け、緊急事態宣言による休業もあったため入場者数が激減。最近ではGoToトラベルにより入場者が増え、11月は前年比50%まで回復するなど、明るい兆しが見えかけていた時でもあった。  「GoToトラベルによって新世界にも人が増えてきて、期待を胸に年末年始を越えていけるかなとおもっていた矢先の急ブレーキ。赤点灯はインパクトはいいけど、地域経済に与える影響は計り知れない。通天閣も大ダメージなんです」と高井社長。  しかし、大阪府から重症患者病床のひっ迫感を聞くと「痛みを分かち合い、地域のランドマークとして通天閣が赤を点けないとアカン」と考え、苦渋の決断で赤いネオンを点灯させた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

中村哲医師の死、崩れ落ちた…“鬼婦長”それでも前に進んだ1年(西日本新聞)

 「ドクター・サーブ・ナカムラ・ワズ・シューティッド(中村先生様が撃たれた)」。アフガニスタン人スタッフの現地なまりの英語は震えていた。 【写真】アフガニスタン人スタッフと話す藤田千代子さん。後方に中村哲医師の姿も  昨年12月4日正午前。中村哲医師と共にアフガン復興を支援してきた非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の藤田千代子さん(61)は入院中の母を見舞うため、鹿児島県の実家にいた。現地の事情に詳しく、アフガン側との連絡や調整を担う。中村さんの傷は浅く、命に別条はないという。「とにかく先生の声を聞かせて」。福岡市の事務所に向かった。  「血圧が下がっている」「別の病院に搬送されることになった」。現地からの知らせは悪化の一途をたどった。夕刻、スタッフが泣き叫びながら死去を告げた。「不測の事態はいつも頭のどこかで想定していたけれど、信じられなかった」。鹿児島湾を渡るフェリーの通路に崩れ落ちた。  2日後、遺族と共に現地で中村さんと対面した。「顔色が良くないな」。見当違いの心配をした。実感が湧かないままに慌ただしく帰国。福岡県の自宅に戻ったひつぎの前で、来日した現地スタッフたちと誓った。「今後もやっていきます」  葬儀を終えてから、しばらく休んだ。どこで何をしていたか、ほとんど記憶がない。覚えているのは現地から何本も電話を受けたこと。「守れなかった」との謝罪、尽きることのない思い出。アフガン人たちの話を聞き、一緒に泣いた。  藤田さんは30年以上、看護師として、秘書役として共に働いてきた。大きすぎる柱を失いながら事業を守ってきたこの1年。「あったのは、やるしかない、という気持ちだけでした」「鬼婦長」それでも前へ 失った大黒柱、皆が代役 メールを開いた途端、思わずうめいた。「先生、生きていてくだされば」。故中村哲医師と共にアフガニスタンで用水路建設を続けてきた福岡市の「ペシャワール会」事務局。4月、現地から届いた取水堰(ぜき)の設計図を、藤田千代子さん(61)はぼうぜんと見つめた。  図面は、中村さんが生前に示していた計画とは全く異なっていた。川から水を引き込む堰の出来は、用水路全体の安全に直結する。現場は「狂った川」とも呼ばれるアフガン東部のクナール川。届いた図面は粗削りで、さらなる氾濫を招きかねなかった。Source : 国内 - Yahoo!ニュース