社会

「124歳」の推し活が結んだ縁 最前列、89歳の母も一緒にコール

 9月3日、日曜日。東京都内にある老舗CDショップ内のステージに、女性アイドルデュオ「myun(ミュン)とyayo(ヤヨ)~」が登場した。 いつものように、会場の最前列には久津間博さん(60)とめぐみさん(50)夫婦の姿があった。 「2人合わせて124歳。天国に一番近いアイドルです!」 myun(62)とyayo(62)のお決まりのキャッチフレーズを披露し、ライブが始まった。出会いの場は… 夫婦の隣には、博さんの母・…この記事は有料記事です。残り610文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

ママ友→ばあば→天国に一番近いアイドルに 高み目指す「124歳」

 9月3日、日曜日。赤いミニスカートの衣装に身を包んだ2人が、東京都内にある老舗CDショップ内のステージに立った。 「2人合わせて124歳。天国に一番近いアイドルです!」 お決まりのキャッチフレーズを披露するmyun(62)とyayo(62)。客席から大きな歓声が上がり、ライブがスタートした。 キャンディーズや松田聖子をはじめとした昭和世代のスターのヒット曲のほか、オリジナル曲を歌う。振り付けは自己流だ。 会場では、おそろいのポロシャツを着たファンが頭にはちまきを締め、大きなかけ声で応援していた。ファンをとりこにする理由 「ミュンちゃ~ん!」…この記事は有料記事です。残り1204文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「VIVANT」ロケ地で盛り上がる島根、「ごっこ」で便乗する鳥取

 モンゴルの砂漠での撮影や壮大なストーリーが話題を集めるTBS系の日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」。17日に最終回を迎えるが、ロケが行われた島根県内では、ドラマに登場する観光名所の来訪者が増えたり、県がロケ地マップを作ったりと盛り上がりを見せている。一方、お隣の鳥取県も、ドラマとは一見無関係だが、「便乗」作戦に乗り出した。 堺雅人さん演じる主人公・乃木憂助の父親の生家の撮影が行われたのが、国重要文化財に指定されている島根県奥出雲町上阿井の「櫻井家住宅」だ。ドラマでは「乃木家」として、8月13日放送の第5話と今月10日放送の第9話に登場した。 住宅の隣にあり櫻井家の資料を紹介する可部屋集成館によると、第5話放送後の8月中旬から来訪者が急増。土日はほぼ100人を超え、平日でも数十人が訪れるようになった。特に若い人たちが目立つという。 櫻井家はかつて、日本古来の製鉄法「たたら製鉄」を営み、松江藩の鉄師を務めた。奥出雲は良質の砂鉄が取れ、砂鉄を原料とするたたら製鉄が盛んだった。 ドラマの中でも、乃木家がたたら製鉄を営んでいたという設定で、第9話では役所広司さん演じる主人公の父ノゴーン・ベキが過去を回想し、「奥出雲は古来から米作りとたたらで栄えた地域だ」と紹介した。 ノゴーン・ベキはさらに、たたらについて、「砂鉄と木炭を炉に入れて空気を流し込み、砂鉄を溶かして鉄をつくる方法だ」と説明。「奥出雲の山々は上質な砂鉄が豊富でな。その場所の砂鉄を採り終わると、今度はそこに棚田をつくって稲作を行う。いわばたたらと稲作が連動して発展していったんだ」とふるさとの歴史を語った。 可部屋集成館の尾方豊専門員(69)は「ドラマで、鉄とともにあった奥出雲の暮らしをわかりやすく発信していただいて感謝しています」と喜ぶ。 ドラマには、櫻井家住宅のほか、主人公が幼少期を過ごした養護施設のシーンに「旧大谷小学校校舎」(松江市)、結婚式の場面に「出雲大社」(出雲市)など多くの島根県内で撮影したシーンが登場する。 なぜ、島根県なのか…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【写真まとめ】天皇、皇后両陛下 海づくり大会で放流行事に出席

2023年9月17日 18時00分 北海道を訪問している天皇、皇后両陛下は17日、第42回全国豊かな海づくり大会の式典に出席しました。 式典では、両陛下がホタテガイやマガキの稚貝などを水産関係者へと手渡しました。式典後には、厚岸町カキ種苗センターなどでカキ種苗の生産状況などを視察。その後の放流行事では、大型のカレイのマツカワとホッカイエビも放流しました。 この日の様子を写真で振り返ります。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

祖父から孫へ、母から娘へ「歌い継ぐ」 江差追分全国大会

野田一郎2023年9月17日 22時30分 北海道を代表する民謡「江差追分」の全国大会が15~17日、北海道南部の江差町であった。コロナ禍を経て4年ぶりに観客を入れて開催され、約300人の歌い手が日頃の鍛錬の成果を披露した。 江差追分は、江戸時代にニシン漁で栄えた江差町に、北前船によって今の長野県軽井沢町周辺で歌われていた追分節などが伝えられ、現在の形になったという説がある。「ソイ」というかけ声に合わせ、「かもめの鳴く音(ね)に ふとめをさまし あれがエゾ地の 山かいな」と悲哀を込めて歌う2分50秒ほどの歌だ。 17日は中学生までの部門に35人が出場した。優勝したのは札幌市立伏古小学校6年の内村月菜さん(12)。4歳から祖父の徳蔵さん(74)=北海道函館市=に習い、最近は録音した歌をスマートフォンに送って指導してもらう。 ふだんはKポップのBTSなどを聴き、学校では「(民謡を歌っていることは)恥ずかしくて言っていません」と話す内村さん。本番では「歌詞の風景を思い浮かべながら歌いました」。 一般の部には予選会を通過した50人が出場した。札幌市手稲区の安井静穂さん(36)は、小学生になる前に祖母の勧めで習い始め「息を切らずにこんなに長く歌えるんだ」と引き込まれた。結婚を機にいったんやめたが、長男が小学校に上がってから再開した。今では中学1年の長女が歌ってくれるのがうれしい。「歌い継げることがいいなと思っています」 一般の部では札幌市の山本恵美さん、70歳以上の熟年の部では北海道せたな町の道高勉さんが優勝した。 全国大会は今回で59回目で、最も古い歴史のある民謡大会といわれる。江差追分会には国内120支部とブラジル、サンフランシスコなど海外に5支部があり、約2千人の会員がいる。(野田一郎)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

【写真まとめ】浅草に帰ってきたサンバ 4年ぶりにカーニバル開催

岩下毅2023年9月17日 19時00分 新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりとなる「浅草サンバカーニバル」が17日、東京都台東区で開かれた。18団体約3千人の老若男女が軽快な音楽と踊りを披露し、雷門前の大通りはたくさんの見物客でにぎわった。 熱気あふれるカーニバルの様子を写真でお伝えします。(岩下毅)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

横浜ラーメン店長殺害 店員で親族の男を殺人容疑で逮捕、容疑認める

中村英一郎 手代木慶2023年9月17日 21時54分 京急上大岡駅(横浜市港南区)近くのラーメン店内で15日、店長の大橋弘輝さん(33)を刃物で殺害したとして、神奈川県警は17日、親族でこの店の店員、大橋昭仁容疑者(35)=同区大久保2丁目=を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。「私がやったことに間違いない」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は15日、横浜市港南区上大岡西1丁目のラーメン店内で大橋さんを刃物で突き刺すなどして殺害したというもの。県警の司法解剖の結果、大橋さんの死因は失血死で、抵抗した際に出来たとみられる傷があったという。 県警によると、昭仁容疑者は数年前から大橋さんの店で働いていた。大橋さんを刺した際に「包丁を使った」と説明しているという。17日、名古屋市内のホテルに1人でいた昭仁容疑者を捜査員が見つけ、その後任意で事情を聴いていた。 15日夜、大橋さんと連絡が取れないことを心配した親族が店を訪れ、大量の血を流して客席の床に倒れている大橋さんを発見した。消防によると、大橋さんは腹部と背中を複数箇所刺されており、近くには数本の包丁があったという。 捜査関係者によると、店は事件当日の昼は営業していたが、発見時には臨時休業の看板がかかっていたという。(中村英一郎、手代木慶)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

ジャニーズ事務所の名称「変えるべきだ」55% 朝日世論調査

有料記事渡辺康人 四登敬2023年9月17日 22時00分 朝日新聞社が16、17の両日実施した全国世論調査(電話)では、創業者による性加害問題でジャニーズ事務所が会見などで示した対応を評価するか尋ねた。「評価しない」が54%で「評価する」35%を上回った。事務所名を変えるべきかの問いには「変えるべきだ」が55%と過半数で、「変えなくてよい」は36%だった。 事務所の対応には男性が「評価する」29%、「評価しない」63%と大差がつくのに対し、女性は41%対47%と差が縮まる。世代による差は小さかった。 事務所名の変更については男…この記事は有料記事です。残り296文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「証明した」52年前のイングランド戦 世界と逆の日本ラグビー戦術

 ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、日本の次戦の相手はイングランドだ。イングランド戦といえば、ラグビー界で名勝負として語り継がれる52年前の試合がある。 1971年9月24日、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)。大西鉄之祐監督(故人)が率いる日本は、イングランドを迎え、親善試合を行った。68年にオールブラックス・ジュニア(23歳以下ニュージーランド代表)を破ってはいたが、世界トップクラスの代表チームと対戦するのは、これが初めてだった。 「オールブラックスよりでかいなあ」 主将を務めたバックスの横井章さん(82)=当時、三菱自動車京都=は、イングランドの選手たちを見て思った。横井さんの身長は163センチ。190センチ前後で、走力と体力に優れる相手のバックスが攻めてきたら、まずいなと感じた。 だが、こうも思った。「タックルすれば、(身長が高い分)一番弱いとされる腹に肩が当たる。だったらそんなに怖くない。いけるな」 横井さんは早大でも大西監督のもとでプレーした。監督が言う「接近」の理論に自信を持っていた。それをグラウンドで実践するのが横井さんの役割だった。瞬発力を生かした大西鉄之祐監督の理論 「接近」とは…この記事は有料記事です。残り1223文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

土砂降りでも願う「雨上がりの札幌は美しい」 性的少数者らパレード

上保晃平 古畑航希2023年9月17日 19時30分 性的少数者への理解や差別解消を呼びかけるイベント「さっぽろレインボープライド」が16、17の両日、札幌市中心部であった。17日のパレードには性的少数者や支援者など900人以上が参加。多様な性を象徴する虹色の旗やプラカードを掲げて街を歩いた。 「さっぽろレインボープライド」は2018年に始まり、今年で6回目。今回のテーマは「#雨上がりの札幌は美しい」で、性的少数者などへの土砂降りのような差別がなくなり、晴れた空に虹がかかってほしいとの願いを込めた。 パレードは午後2時すぎにスタート。「レインボーフラッグ」やメッセージが書かれたプラカードを掲げ、大通公園周辺や札幌市時計台前など約3キロを1時間ほどかけて歩いた。途中で小雨が降ったが、沿道にも多くの人が集まった。 虹色の傘を差して沿道から手を振った札幌市豊平区の山口たかさん(73)は「いろんな性のあり方があって、誰もが尊重されるべき。応援している人はたくさんいると伝えたかった」と話した。 終了後、参加者らは雨上がりの空にシャボン玉を飛ばし、多様な生き方を認める社会の実現を願った。(上保晃平、古畑航希)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル