社会

嵐コンサートチケットを転売 容疑でファンの女を書類送検 身分証偽造し入場(産経新聞)

 人気アイドルグループ「嵐」のコンサートチケットをSNSで転売したとして、大阪府警は24日、チケット不正転売禁止法違反などの疑いで、札幌市白石区栄通の保育士の女(24)を書類送検した。同法はチケット転売対策として6月に施行されたばかりで、適用は全国初という。 女は嵐のファンといい、インターネットで転売されていたチケットを複数枚購入。自身の席を確保した上で残りをさらに高値で転売しており、「1月に嵐が活動休止を発表したので全てのコンサートに行きたかった。コンサートを巡る資金がほしくて転売した」などと供述しているという。 書類送検容疑は今年6~9月、SNSで転売を持ちかけ、10~20代の女性3人に嵐のコンサートの電子チケット4人分を計42万3千円で転売したなどとしている。転売価格は定価の最大14倍超で、最高1枚13万3千円だったという。 府警によると、電子チケットには入場可能な人の名前があらかじめ記載されており、入場時に写真付きの身分証で本人確認が行われ、その際に初めて会場の座席が指定される仕組み。女は実在する会社の社員証を模したカードを自分だけでなく、転売相手の分まで偽造して用意。当日は一緒に入場し、指定された中で最もいい座席を自分の席にしていたという。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

気持ち打ち明けた4時間、結束の銀 日進西 吹奏楽コン

 名古屋国際会議場で19日にあった第67回全日本吹奏楽コンクール中学校の部。5年連続の出場で前半の部の最後を飾った日進市立日進西(愛知)は、個性派ぞろいのメンバーが一つにまとまり、昨年を上回る銀賞を受けた。  地区大会の本番が目前に迫った7月。急きょ練習を中断し、正副部長の3年生5人が呼びかけ、部員たちだけでミーティングを開いた。「集中力が続かず、モチベーションの低さを感じた」と副部長の奥田鈴香さんは振り返る。「今年は(全国は)無理かも」との雰囲気もあったという。  全員が一人ずつ、順番に気持ちを打ち明けた。全国大会を目標に一生懸命練習したいグループと、厳しい練習でつらい思いをしてまでコンクールをめざしたくない、と考えるグループに分かれた。  話し合いは約4時間に及んだ。… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

白+黒→色とりどり 新たな染料になる? 名古屋大開発

 砂などに多く含まれる白い物質「非結晶性シリカ」と、黒い物質「タンニン酸鉄」を使い、多彩な色をつくり出す手法を名古屋大のチームが開発した。人体に害はないといい、チームは安価な染料の材料になると期待している。  チームは、南米などに生息するチョウ「モルフォチョウ」の羽根が、青い光を散乱することによって青く見える仕組みに着目した。髪の毛の直径の1千分の1ほどの大きさの球状の非結晶性シリカに、タンニン酸鉄をコーティング。球の大きさによって散乱する色が異なり、直径220ナノメートルでは青色に、直径250ナノメートルでは緑色に、直径290ナノメートルでは赤色になった。さらに、様々な大きさの球を混ぜることで、多様な色ができたという。  従来の染料には重金属や発がん性物質が含まれるものがあり、安全な代替品が求められている。研究チームの竹岡敬和・名大准教授(コロイド科学)は「非結晶性シリカもタンニン酸鉄も、食品添加物やお歯黒などに使われてきた。多彩な色が安くつくれるようになる」と話している。  米国の化学会が発行する専門誌に論文(https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acssuschemeng.9b03165)が掲載された。(木村俊介) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

260小節目、指揮は止まった 急逝した先輩に捧げた銀

 第67回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の高校・後半の部に出場した東海支部代表の愛工大名電(愛知)。自由曲に選んだ「ブリュッセル・レクイエム」は、ベルギーで起きたテロ事件の犠牲者をしのぶ鎮魂の曲だ。愛工大名電の吹奏楽部にとっては、特別な思いの詰まった曲でもあった。  8月、東海大会出場校を決める県の選考会の2日前、合奏練習で突然、伊藤宏樹顧問の指揮が止まった。こらえきれないという表情で伊藤顧問が部員に伝えたのは、2年前に吹奏楽部を卒業した先輩が脳腫瘍(しゅよう)で亡くなったという知らせだった。  今の3年生が1年生のとき、指導してもらった。打楽器担当で、コンクールの全日本大会にも出場。明るくいつも笑顔で、部活の指導では言葉をはぐらかさず、真正面から向き合ってくれた。後輩によく話しかけ、打楽器担当でなくとも、みんなそれぞれに先輩との思い出があった。  6月、いつも通りの明るい様子… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

いじめ加害教員の給与差し止めへ 神戸市が条例改正検討

 神戸市立東須磨小学校の教員間暴力・暴言問題で、学校業務から外されている加害側の4教諭について、市が給与の支払い停止を可能にする条例改正をめざしていることが市関係者への取材でわかった。市は開会中の市議会に関連議案を提案する。  市教育委員会が給与停止を検討しているのは、同僚で20代の男女教員4人に暴力や嫌がらせを繰り返したとされる30~40代の男女教諭。問題発覚後の10月1日から学校現場を外され、事実上、謹慎するよう市教委から指示されていた。  市教委は4教諭の懲戒処分を検討中だが、処分を前提とした出勤停止に相当する制度がなく、加害教諭は有給休暇をとる形で休んでいる。  市の場合、有休は年20日与え… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

喫茶店に車が突っ込み9人けがの模様 75歳の男が運転

 24日午前10時15分ごろ、愛知県あま市丹波の喫茶店「珈琲庵」から、車が店に突っ込んだと110番通報があった。愛知県警によると、外壁や窓ガラスが割れ、店内にいた客の男女9人がけがをしたが、命に別条はないという。  県警は、乗用車を運転していたあま市の自称自営業の男(75)を、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。店の駐車場に後退しながら車を止めようとしていたところ、車が前進して店に突っ込んだといい、男は「なぜ前進したのか覚えていない」などと話しているという。  現場はあま市役所から西に500メートルほどで、住宅などが点在する地域。近くに住む40代の女性は「ドンという地響きのような音がして振り向くと、悲鳴が聞こえた」と話した。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

環境に負担少ない観光 地域に貢献、旅行者には学び

 旅人が訪れることで自然破壊が進んだり、地域コミュニティーが成り立たなくなったりしないように、「サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」という考え方に基づいた旅行プランを、提案する地域が出てきた。国連の関係機関も「責任ある旅行者になろう」と呼びかけている。  まるで鏡のように、水面に木々が映る御射鹿池(みしゃかいけ)(長野県茅野市)。東山魁夷の名画「緑響く」のモチーフになったとされるこの池から流れ出た水を、地元のガイド関誠さん(70)がコップですくい、pH(水素イオン濃度指数)を測った。「3・7。水田にはpH5~6が最適。この水が流れる先を見に行きます」  9月下旬、関さんが案内したのは、昨年から開かれているバスツアーの参加者20人。ツアーでは池の水が下流で別の沢と合流してpHが上がり、ふもとの笹原地区で農業用に利用される様子を2時間かけて見て回った。  地元の人たちは1933年にこの池をつくり、土手の整備などを続けてきた。八ケ岳山麓(さんろく)の強酸性で冷たい沢の水を、この池で温め、農業に使う。そんな営みによって、景観は維持されてきた。  その一方で、10年以上前、シャープの液晶テレビのCMで、東山魁夷の絵とともに紹介され、観光客が増えた。「インスタ映え」すると話題になり、旅行者が近年さらに急増したが、15分ほど池を見て、写真を撮るだけで帰る観光客がほとんどだった。  ツアーを始めたのは、景観を楽しむだけでなく、その背景にある暮らしや文化を知ってもらうためだ。景観を生み出すストーリーを知ってもらい、御射鹿池の水で作った米などの農産物を手にしてもらう機会を増やす。地元にはガイド料も入る。持続的に景観と観光を両立させるのが狙いだ。  地区で生まれ育った関さんは「これまでは観光客には道を聞かれるだけで、地区の周辺は車が通り過ぎていた」と話す。  仕掛けたのは、ちの観光まちづくり推進機構の矢部俊彦さん(36)。2年前に横浜市から移住し、「地域おこし協力隊」として各地区を回って、滞在・交流型のプログラムを住民と一緒に考えてきた。茅野市では御射鹿池のほか、農家や職人を訪ねる企画が20種類ほどある。矢部さんは「見るだけでなく、知る旅をお客さんも求めるようになっている。地元の人のためになる、持続可能な観光ができるようしたい」と話す。 「責任ある旅行者」への手がかりは  環境負荷を減らし、地域住民にも恩恵がある観光は「サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」と呼ばれる。国連の関係機関GSTCは2008年以降、観光産業と観光地それぞれに向けた国際基準をつくり、認証する制度を始めた。日本でも観光庁がこの基準に沿った日本版の指標づくりを検討している。  背景には世界的な観光産業の急成長がある。国連世界観光機関によると、宿泊を伴う旅行者数は1980年には2億7800万人だったが、00年には6億7400万人、昨年は14億人に。一方、例えばクルーズ船は大量のトイレ排水などで海洋を汚染し、観光地のごみ処理量も増やす。イタリア・ベネチアでは巨大客船の寄港に反対するデモも起きている。  国際基準は生物多様性保全への取り組みや地域住民の雇用などを求める内容で、観光地向けは100以上の項目がある。普及に取り組むNPO法人日本エコツーリズムセンターの森高一・共同代表理事によると、日本では岩手県釜石市が初めて認証に向けて取り組んでいる段階だ。茅野市は認証に向けた具体的な取り組みには至っていない。森さんは「認証のハードルは高い。旅行者が認証を参考に選択できれば理想だがそこまで達していない」と話す。  観光産業向けは、訪日旅行を扱うJTBグローバルマーケティング&トラベルが昨秋認証取得のための専門チームを立ち上げた。担当者は「海外の企業や団体が宿泊先の条件として、環境保全やサステイナビリティーを求める傾向が高まっている」と説明する。  現状で持続可能性に配慮した旅をするには何に留意すればよいか。国連世界観光機関は「責任ある旅行者になるためのヒント」を公開している。旅先に住む人々に敬意を払おう、地域経済をサポートしよう、旅先の情報に通じた旅人になろう、などの呼びかけで、ホームページ(https://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2017/10/Tip-for-Travellers_web.pdf)で日本語訳をみることができる。  森さんは「地元のガイドがいるか、少人数ツアーか、地域ならではの食材、体験や宿泊かどうかをチェックしてみるのも一つの方法」だという。(合田禄)…

リチウムイオン電池正しく処分を ごみ収集車で火災の恐れ(共同通信)

 製品評価技術基盤機構(NITE)は24日、携帯電話充電用のモバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池やスプレー缶、カセットボンベが原因となったごみ収集車の火災が相次いでいるとして、注意を呼び掛けた。 NITEによると、リチウムイオン電池は可燃性の電解液を含んでおり、一般ごみとして出すと、バッテリーが割れて発火する可能性がある。メーカーや自治体によって処分方法が異なるため、廃棄する際に確認が必要だ。 スプレー缶やカセットボンベは、ガスを使い切らないまま出すことで火災につながる。必ず使い切ってから処分するよう求めている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

2025年大阪・関西万博の誘致は、若者に夢や希望を持ってほしいから(ニッポン放送)

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(10月20日放送)に、元東レ株式会社社長で日本経済団体連合会名誉会長・2025年国際博覧会担当大使の榊原定征が出演。万博にかける想いについて語った。 自見はなこ:2025年の万博の、誘致委員会会長になってほしいと依頼されたときの心境はどうでしたか?榊原:いまの時代は、若い人が将来に向けてなかなか夢や希望、展望を持ちにくい。そこで我々は万博を誘致し、若者が夢や希望をもてる場を作ろうではないかと思いました。同時に万博は、大きな経済効果をもたらします。2020年に東京オリンピック・パラリンピックがあって、多くの場合は1度、経済が停滞します。それが起きないように、経済成長が続いて行くという意味で、経団連の会長という立場からも日本に誘致をしなくてはならないと。自見:夢は大事ですものね。淵澤由樹(アシスタント):楽しみが増えますね。誘致委員会の会長になられて、プレッシャーはありましたか?榊原:誘致に向けて、ロシアとアゼルバイジャンの2ヵ国が立候補し、大変な激戦が予想されていました。誘致に立候補するからには、必ず勝ち取らなくてはいけない。ただ、私は最初から勝てるという自信はありました。淵澤:勝てる自信というのは、どこから?榊原:国や政府ですね。そして大阪、関西という地方公共団体。さらに我々、経済界。それから国民の皆様が一致して誘致しようという、オールジャパンの体制ができました。これは非常に大きいです。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の内容は、いま日本が進めている「Society5.0」という未来社会を実現する場です。そのなかで、国連が推進しているSDGs(持続可能な開発目標)。これを実現するため、その姿を世界の人々に万博の場から発信する、そういったコンセプトなのです。すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクトFM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

いじめや虐待から身を守る「こども六法」異例の15万部超(産経新聞)

 いじめや虐待に悩む子供たちに法律の知識や考え方を身につけてもらおうと、難解な条文を軟らかな文章やイラストで紹介する「こども六法」(弘文堂)が話題だ。発売から約2カ月で、法律書としては異例の約15万部を売り上げている。ベースにあるのは、著者で教育研究者の山崎聡一郎さん(25)による過去のいじめ被害体験。「苦しい思いをしている子供たちに、身を守る手法やSOSの出し方を伝えたい」との願いを込めたという。 ■難解な用語を分かりやすく 「なぜ法律があり、なぜ守らなければいけないのか。法律的な考え方や知識は、子供自身を守るためにきっと役に立ちます」 梅田蔦屋書店(大阪市北区)で6日に開かれたトークイベント。山崎さんは来場者を前に、著書に込めた思いや問題意識を熱く語った。 こども六法はA5判202ページで構成。通常の六法(憲法、刑法、刑事訴訟法、民法、民事訴訟法、商法)のうち、商法の代わりに少年法といじめ防止対策推進法を加え、子供たちに知ってほしい内容を取り上げた。全ての漢字にはふりがなをつけたほか、難解な法律用語などを分かりやすい言葉や表現に言い換えた。 動物のキャラクターなどを使い、子供たちの日常に起きうる法的トラブルを紹介。例えば、スマートフォンで「死ね」と友達にメッセージを送ることは、刑法202条が定めた自殺を唆(そそのか)す自殺教唆罪に、相手がけがをしなくとも、バケツで水をかける行為は同208条の暴行罪に、それぞれ該当する可能性があることなどを描いた。 ■身を守る方法を 著者の山崎さんは小学生時代、手首を骨折するなど暴力を伴ういじめを受けた。当時は分からなかったが、中学生のときに読んだ法律書で、自身の被害は犯罪にあたると初めて気づいた。 「自分と同じ立場の子供たちに、どうすれば身を守る方法を伝えられるか」。こうした問題意識を持ちながら進学した慶応大、一橋大大学院で法教育といじめ問題解決をテーマとした研究を続けた。インターネットで寄付を募る「クラウドファンディング」で資金を集め、周囲の人々の支援を受けながら今年8月下旬、出版にこぎ着けた。 子供の自殺や不登校が増えるとされる時期と発売が重なり、反響はSNSを中心に広がった。各地の書店やインターネットで注文が相次ぎ、弘文堂によると、売り上げはすでに15万部を突破。数万部の売れ行きでベストセラー級という法律書の中では、異例のヒットといえる。 ■「助けてくれる人はいる」 本の後半では、「いじめで悩んでいるきみに」と題し、受けた被害を日記に記録したり、壊された物を取っておいたりして証拠を残す具体的な方法を紹介。警察や弁護士、児童相談所などが開設している相談窓口も掲載した。「助けてくれる大人は必ずいるはず。いじめから逃れることを諦めないで」とのメッセージも添えた。 子供を取り巻く環境は刻々と変化する。山崎さんは「悩んでいる子供の問題解決につなげるため、法教育の大切さを紹介する取り組みを続けていきたい」と話した。1320円。(杉侑里香) Source : 国内 - Yahoo!ニュース