社会

岐阜・長良川鵜飼で観覧船が座礁、乗客2人軽傷

高絢実2023年8月20日 0時15分 19日午後8時50分ごろ、岐阜市岩倉町の長良川で、観覧船が浅瀬に乗り上げたと119番通報があった。岐阜県警岐阜北署によると、長良川鵜飼(うかい)の観覧船4隻が浅瀬に乗り上げ、このうち1隻に乗っていた乗客2人が軽傷を負った。この船には、十数人の乗客が乗っていたという。 市鵜飼観覧船事務所によると、当時は計30隻の観覧船が出ており、617人(速報値)の乗客がいた。午後8時ごろに急な雷雨があり、風も強くなっていたという。岐阜市の長良川鵜飼は、1300年以上続く伝統漁。(高絢実)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

大型バス横転、サッカー部の高校生10人けが 運転手「道間違えた」

2023年8月19日 19時48分 19日午前8時半ごろ、鹿児島市春山町付近の県道で、高校生ら31人が乗った大型バス(定員56人)が横転。市消防局によると、男子生徒1人が腰の骨を折る中等症、ほかに男子生徒9人が軽傷を負った。 鹿児島西署などによると、バスには男性運転手(62)のほか、鹿児島県立国分高校(同県霧島市)のサッカー部の男子生徒28人、マネジャーの女子生徒2人が乗り、学校から同県日置市のサッカー場に向かっていた。現場は道幅約3メートルの中央線のない平らな道で、バスはゆるやかな右カーブで右側に横転した。 運行するバス会社によると、運転手が道を間違えて現場の道に入ったという。 学校によると、顧問の教諭はサッカー場で落ち合う予定だった。福留和宏校長は取材に「まずは部員のけがの状況を把握したい。心のケアが必要であれば対応する」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

ホテルの部屋で客の寝顔撮影 マスターキーで入った疑い、従業員逮捕

2023年8月19日 20時17分 横浜中華街にある「ローズホテル横浜」(横浜市中区)の客室に侵入したとして、神奈川県警は19日、同ホテル従業員の男(21)を住居侵入容疑で逮捕し、発表した。マスターキーを使って客室に侵入し、宿泊中の女性客の寝顔を撮影していたとみられるという。 加賀町署によると、男は19日午前5時25分ごろ、20代の男性会社員ら男女2人が宿泊する部屋に侵入した疑いがある。男は、男性がスマートフォンのライトに気づいたため、部屋の外に出て「連絡があったので来ました」などと釈明したが、駆け付けた警察官に取り押さえられた。男のスマートフォンには他の宿泊客とみられる複数の女性の寝顔などの写真や動画があったという。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

自転車の中学生、ミキサー車にはねられ死亡 左折で巻き込みか 三重

2023年8月19日 20時47分 19日午前10時ごろ、三重県四日市市大矢知町の市道交差点で、自転車に乗っていた近くの男子中学生(13)が、同県木曽岬町中和泉、会社員男性(63)の大型ミキサー車にはねられ、市内の病院に運ばれたが死亡した。 県警四日市北署は、左折してきたミキサー車に中学生が巻き込まれたとみて調べている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

記者は考える クジラやイルカをどう扱うか 漁師が背負う大きな問い

 1月半ばの朝、漁師たちは海でイルカを追い込んでいた。 船が畠尻湾の近くまでさしかかったとき、漁師たちは空を見あげた。視線が1点に集まった。ドローンだ。黒い円盤のようなものがイルカの真上あたりを飛んでいる。 「こんな近くを飛ばれたら仕事にならへんで」。漁師のひとりが無線で言った。 ドローンは数分のあいだ海上を飛んだあと、湾のとなりの高台の方角へ消えていった。 漁師たちは撮られることに疲れきっている。仕事の最中に飛んでくるドローンはわずらわしいし、日々の行動を不特定多数に発信されるのは居心地が悪い。 「僕らはクジラを捕ることだけに集中したいのに、見られているんじゃないかという思いがいつも心のどこかにある」 海外からの反対派が町に姿を見せるようになったのは2000年を過ぎたころ。03年、追い込んだイルカを畠尻湾にとめおく網を反捕鯨団体のメンバーに切られた。 09年に公開された「ザ・コーヴ」は、漁師たちがイルカを捕殺する場面を描いた。翌年、米アカデミー賞を受賞して注目をあびた。海外から反対派が町に押しよせた。毎日の出航や追い込みの様子を撮影し、ネットで発信するようになった。 カメラが狙うのは、漁師たち…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「自分は大丈夫」の隙を突く手口 フィッシング詐欺、被害衰え知らず

 「宛先不明の為(ため)持ち帰りました」 大雨が降りしきる夜、佐賀県唐津市で飲食店を経営する河上彰範さん(46)の携帯電話に突然、こんなショートメッセージ(SMS)が届いた。送り主には、大手の宅配業者の社名があった。 ちょうど、取引先とのやりとりで慌ただしいさなかだった。 店には毎日2回、配達と集荷で業者が訪れる。ずぶぬれになりながら右往左往する配達員の姿が脳裏に浮かび、「早く返信しないと」と思った。 メッセージに記されたURLをタップすると、入力画面が表れた。1万4千円の課金が21回 iPhoneでアプリや音楽をダウンロードするときに必要な「アップルID」とパスワードを打ち込んだが、なかなか次の画面に進まない。何度も同じIDとパスワードを入力した。 それからわずか数分後。ネットショッピングの決済を知らせるメールが次々に届いた。中国人向けゲームとみられるアプリに1万4千円相当の課金が21回繰り返され、総額は29万4千円に上っていた。いずれも身に覚えはなかった。 「やられた」 河上さんはそこで初めてフィッシングの被害に遭ったと気付いた。2021年5月14日のことだった。 慌てて、IDにひもづけられたカード2枚について、それぞれのカード会社に連絡を取った。偽のサイトに誘導し、個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」の被害が減りません。「私は大丈夫」と思っていても引っかかる手口、情報が売り買いされる闇のサイトの存在……。国内で初めて確認されて20年近くが経っても衰えを知らない犯罪のリアルに迫ります。補償を断るカード会社も 1社はすぐに補償の手続きを…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

教室で9歳女児にわいせつ言動を強要、盗撮か 四谷大塚の元講師逮捕

大山稜2023年8月19日 14時43分 教え子の女子児童にわいせつな言動をさせて盗撮したとして、警視庁は19日、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師の森崇翔(そうしょう)容疑者(24)=東京都日野市=を強要と都迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕した。容疑をおおむね認め、「危害を加えるつもりはなかった」などと話しているという。 捜査関係者によると、同塾の社員として勤務していた5月上旬、都内の教室で「勉強しないとお仕置きする」などと教え子の女子児童(9)に言い、下着が見えるような姿勢を取らせて「おしりペンペンされます」などと言わせた疑いがある。その様子を自分の胸ポケットに入れたスマートフォンで撮影した疑いもある。 この日、女児は授業を受ける予定はなかったが、森容疑者から親を通じ、指導名目で教室に呼び出されたという。女児の親は「勉強をしない娘をしかってくれるのだと思っていた」と話しているという。 警視庁は、森容疑者が塾に通う複数の女児を盗撮していたとみている。その動画を複数の人間が参加するSNSのグループチャットに投稿したとする情報もあるという。 四谷大塚は1954年の設立で、関東で34の校舎を運営する。森容疑者は2022年4月から同塾の正社員として勤務し、事件発覚後の今月10日に懲戒解雇された。 四谷大塚は取材に、「このような人物を採用したことについて猛省し、使用者としての責任を痛切に感じている。ご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」とコメントした。今後の対策として、全ての校舎を対象に講師やスタッフが撮影機器を教室内に持ち込むことを禁止し、保護者が授業の様子をネットを通じてリアルタイムに確認できるシステムを導入するという。(大山稜)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

教室で9歳女児を盗撮容疑、四谷大塚の元講師を逮捕 強要の疑いも

大山稜2023年8月19日 14時43分 教え子の女子児童にわいせつな言動をさせて盗撮したとして、警視庁は19日、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師の森崇翔(そうしょう)容疑者(24)=東京都日野市=を強要と都迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕した。容疑をおおむね認め、「危害を加えるつもりはなかった」などと話しているという。 捜査関係者によると、同塾の社員として勤務していた5月上旬、都内の教室で「勉強しないとお仕置きする」などと教え子の女子児童(9)に言い、下着が見えるような姿勢を取らせて「おしりをたたかれる」などと言わせた疑いがある。その様子を自分の胸ポケットに入れたスマートフォンで撮影した疑いもある。 警視庁は、森容疑者が塾に通う複数の女児を盗撮していたとみている。その動画を複数人が参加するSNSのグループチャットに投稿したとする情報もあるという。 四谷大塚は1954年の設立で、関東で34の校舎を運営する。森容疑者は2022年4月から同塾の正社員として勤務し、事件発覚後の今月10日に懲戒解雇された。 四谷大塚は取材に、「このような人物を採用したことについて猛省し、使用者としての責任を痛切に感じている。ご心配、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」とコメントした。今後の対策として、全ての校舎を対象に講師やスタッフが撮影機器を教室内に持ち込むことを禁止し、保護者が授業の様子をネットを通じてリアルタイムに確認できるシステムを導入するという。(大山稜)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

軍国少年は阿修羅像の祈る姿に気づかされた 仏像疎開がテーマの物語

 第2次大戦中、戦火を避けようと、都市部の子どもたちだけでなく、奈良の仏像も疎開した。 あまり知られていない史実をベースに、軍国少年の心が敗戦で揺れ動く様を描いた児童文学が生まれた。主人公が相対するのが、自宅に逃れてきた奈良・興福寺の国宝、阿修羅像だった。 作品は「列車にのった阿修羅さん 土蔵に疎開してきた国宝」(くもん出版)。三つの顔と6本の腕、少年のような顔立ちで、天平文化を今に伝える興福寺の阿修羅像が終戦間際、奈良県吉野町に約10カ月間にわたって疎開した史実を題材にしている。 著者は東京都の児童文学作家、いどきえりさん。前作の取材で奈良を訪れていた2019年、仏像疎開の歴史を新聞記事で初めて知った。 京都市出身で、学生時代は修学旅行生のガイドのアルバイトをした。何度も目にした阿修羅像はきれいな顔立ちが好きな仏像だった。「お寺が身近な環境にいたにもかかわらず、疎開なんて聞いたことがなく、驚きとともに興味を持った」疎開先は町長宅 運搬を手伝ったのは 興福寺の日誌などによると…この記事は有料記事です。残り917文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

よみがえった芝居小屋 大衆の「永遠の楽しみ」は皿そばと共にあり

 はるか昔にタイムスリップしたかのようだ。眼前に迫る舞台、壁に並ぶ昭和30年代の広告看板、観客席から手が届きそうな花道、人力で回す舞台装置……。 兵庫県豊岡市出石(いずし)町にある「出石永楽館」は、近畿最古の芝居小屋だ。【撮影ワンポイント】出石永楽館16ミリの広角レンズで手前の看板を強調した。柱の垂直線がまっすぐ出るよう注意し、床を傷つけないよう手持ちで撮影した。(林敏行) 今年9月には、コロナ禍をはさみ4年ぶりに片岡愛之助さんが座頭を務める恒例の「永楽館歌舞伎」が開かれる。 館長の赤浦毅さん(47)は「永楽館は町に不可欠の存在。ここで上演される愛之助さんの歌舞伎は町の風物詩」と話す。その世界に入り込んだ私には、建物脇の道を走るトラックの騒音が「落雷」の効果音に聞こえた。なぜ一度は閉じ、なぜ再び開かれたのか 1901(明治34)年、地…この記事は有料記事です。残り727文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル